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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★元祖エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』1000話(完)はこちら。
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
 

『自分のことをなんて呼びますか?』4750

 まさか「朕」とは呼ぶまい。
 朕と呼んでいいのは、あの人だけ。
 「吾輩」とも呼ぶまい。
 そう呼んでいいのは千円札の人の飼い猫だけ。
 「手前」と発するのは国定忠治だが、フツーは「わたし」「ぼく」「おれ」「わし」だろう。
 これが変化して「あたし」「あたい」「あちき」「あっし」など。
 方言になると「わ」「おい」「うち」など色とりどり。
 自分のことを「わたくし」と呼んでいる人は、案外いるようでいない。
 講演などのときを除けば「わたくし」と普段から自分のことを呼んでる人は少ない気がする。
 しかし、あのフーテンの寅さんは、「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発し・・・」と、自分のことを「わたくし」と言っている。立派な人だ。
 矢沢栄吉は「オレはいいけど、矢沢はどうかな?」などと言ったりするが、それはやはり「矢沢」だからのこと。
 小さいころは、自分のことを自分の名前で呼んでる子も多かった。
 歌にもある「さっちゃん」もそうだった。
 本当は幸子っていうんだけど、だけど、ちっちゃいから自分のことを「さっちゃん」と呼んでいたのだ。
 でも、この歌詞の最後は「おかしいね! さっちゃん!」だったところを見ると、いつまでも自分のことを自分の名前で呼ぶのはカッコ悪いことなのだ。恥ずかしいこと、大人げないこと、ばかのやることなのだ。
 そう思ってボクは生きてきた。
 しかし、ここに来てそれは間違いだったことに気付いた。
 あの「名探偵ポワロ」が自分のことを「ポワロ」と言っているのだ。
「ポワロはその料理は好みません!」とか言っているではないか!
 これからそれでいってみるかな。
「やっちゃん今日病気なの」とか。。。 

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『お茶のみの気持ち』4749

 子どものころ、ばあちゃんなどが縁側でお茶のみしていたものだ。
 そこにとなりのばあちゃんが来て宴は盛り上がる。
 お茶をすすり、がっこをポリポリ食べながら、延々と茶飲み話がはずむ。
 それを、子ども心にボクは、こんなふうに思っていた。
 何がそんなに面白いんだろ? 茶飲んで、がっこ食べて。。。
 それが今はどうか?
 お茶のみの気持ちがよく分かるようになってきた。
 お茶っておいしいねえ!
 それから、がっこもさいこーだねえ!
 できれば甘い羊羹もほしいねえ!
 せんべいでもいいよねえ!
 天野屋のこわれ歌舞伎揚げなんかちょーいいねえ!
 それから、お茶のお代りを飲み飲み、あることないこと、日が暮れるまでず〜〜〜っとおしゃべりしていたいもんだねえ。。。

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『人にものを頼むときの態度、人に感謝するときの態度』4748

 さっき、調べもの(『切り込み』と『切れ込み』の違い)をしようと、ヤフーの知恵袋を見てたらこんなやりとりが載っていた。
(質問者)切り込みと切れ込みの違いを教えてください。おなしゃす
(回答者)きりこみ [切り込み]1、刀を抜いて敵中に攻め込むこと。「斬り込み」とも。2、刃物を使って切れ目を入れること。
     きれこみ [切れ込み]1、刃物で深く切り込んだあと。また、そのような形。
(質問者)あざした!

 おなしゃす〜〜???!!!
 あざした!〜〜???!!!
 ヘイユー! ちょっとちょちょちょちょっと〜〜!!!
 今、この質問者の頭を、ボクは刃物で深く斬り込みたい衝動に駆られている。

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『なんでも活字で簡易に手元でプリントしときゃいいでしょ的風潮』4747

 これも、歩きながら妻と話題になったこと。
 最近のチケットってつまんないね、ということ。
 何といいますか、これってただの印刷物だよね。
 つい最近も、吉田拓郎さんのチケットが「ぴあ」から厳重に書留みたいなもんで郵送されてきたんだけど、ワクワクして開けてみると、「な〜んだ」というものだった。



 拓郎を思わせるものが何もない。デザインがなってない。
 コンビニなどで買うバアイなんかも、ただプリンターからダ〜ッと出てくるだけで、台紙はみ〜んな一緒である。
 プレイガイドで買うバアイだって、そういうただの文字印刷のが多い。
 昔はこんなんじゃなかったね。
 ちゃ〜んと写真だったね。
 コンサートが終わってからも、それを大事に大事に持っていたいと思わせる何かがあったね。
 それが今はどーでしょう。
 こんなもん、うちのプリンターでも印刷できるもんねえ〜だ。
 あ〜あ、夢がないなあ、けち臭いなあ、貧乏くさいなあ、しみったれだなあ。。。
 どうやらこの「なんでも活字で簡易に手元でプリントしときゃいいでしょ的風潮」は何もチケットに限ったことではないらしく、昨日妻が美容院で仕入れてきた情報によると、子どもの通信簿でさえ、最近では活字のプリントなんですってね。
 昔は先生がせっせときれいな文字で、いちいち一人一人手書きしてくれていたものだ。
 さぞ時間がかかっただろうなあ、と思わせてくれたものだ。
 さぞ夜なべをして、大変だっただろうな、きっと眠かっただろうなあ、ようし、来学期はもっと頑張って先生を喜ばせなくっちゃ! 
 そんなふうに思い、先生は偉大だなあと尊敬していたものだった。
 それが、今は印刷した文字で、学期末にわたされるファイルにさりげなく挟み込まれているらしい。
 もっとも、これはチケットや通信簿に限ったことではなく、世の中すべてがそうなってしまったのだから仕方がない。
 今どき、万年筆で手書き文字で手紙を書いている人は、うちの妻ぐらいだろう。
 彼女は天然記念物であり、生きた化石である。
 そうそう、妻に頼まれてアマゾンで買ったモンブランのカートリッジインク(ロイヤルブルー)が今日届くことになっている。
 モンブランの経営もさぞ大変だろうなあ、などと、はるか海の向こうの会社ことを心配しているボクである。

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『ニカウさんが先か? ブッシュマンが先か?』4746

 先日、妻と買い物にいく道中、こんな話題になった。
 ニカウさんといえばブッシュマンなのだが、もともとニカウさんが有名だったから映画『ブッシュマン』に抜擢されたのか、映画『ブッシュマン』に出たことでニカウさんが有名になったのか?
 そんな「玉子が先かニワトリが先か」、「玉子丼が先か、親子丼が先か」みたいな、ある種どーでもいい議論になったのだ。
 だが、どんな些細でくだらないことでも、いや、些細であればあるほど、くだらなければくだらないほど、どーしても調べたくなってしまう自称『世界一の調べスト』でもあるボクは、とうとう調べ上げたのである。
 ニカウさんが先か? ブッシュマンが先かを!
 それはいたって簡単な答えだった。
 解説にはこう書いてあった。
 映画『ブッシュマン』は、ニカウさんを一躍世界的なスター(日本だけか?)に押し上げた異色のコメディ。
 そうなのだ。ブッシュマンのほうが先だったのだ。な〜んだ。。。
 解説の続きを読む。
 あるセスナのパイロットがコカ・コーラのビンを空からポイ捨てする。  
 それがたまたまブッシュマン族の部落に落下、神様がくれた便利な道具と一族そろって大喜び。
 が、やがてビンをめぐる争いが起こり、部族の不和に怒ったニカウ。
 神様にビンを返すため世界の果てを目指して旅に出る……。
 ボクはあらすじを読み、がぜん見たくなってしまった。(同時に、なぜかムショーにビンのコカコーラが飲みたくなってしまった)
 コカコーラのビンが落ちてくるところは何となく知っていたが、そうか、そーゆーストーリーだったんだ。
 調べてみると、ブッシュマンは『コサイマン』という名前でビデオ化されている。
 アマゾンのプライムビデオでは400円で見られる。
 天然ボケのオンパレードと書いてある。
 コテコテギャグと書いてある。
 サイレント時代の喜劇を思わせるとも書いてある。
 洋紙! 
 用紙!
 いや、よ〜〜〜し!!
 これは見ずにはなるまいぞ!

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『10月10日の今昔』4745

 

 これは、3年前の今日、まだババメにいたころの写真である。
 この近所では物干しざおをあまり見ないが、ボクらはまだまだ物干しざお派。
 今もできるだけ天日で乾かすようにしている。
 今日もお天気なので、当然のように外に干す。
 日向ぼっこしてるのは、ケロちゃんたちではなく今はカナヘビ君たち。
 のどかな秋晴れの10月10日。
 今朝も6時に起き、せっせと朝から仕事です。

 (2016.10.10)   △このページのトップへ

 

『ゆっくり寝てられる朝』4744

 10月に入って毎朝6時前に起きていたような気がする。
 だが、今朝は気合を入れて寝てられた。
 2人とも3連休の初日の朝ぐらい、寝ていたいと思ったからだ。
 何しろこの3連休は山のような仕事をお互い抱えているからね。
 そろそろ仕事しなきゃいけないのだが、もう少しこうしてウダウダしてよう。
 あ、いけねえ!
 今日はサックスのレッスンだった!
 おお、いそがし、いそがし!!

 (2016.10.08)   △このページのトップへ

 

『黄色いさくらんぼ』4743

 ありそでウッフン!
 なさそでウッフン!
 と言えば、黄色いさくらんぼである。
 黄色いさくらんぼと言えば、エバである。
 エバよりもマリアのほうが少し美人だったが、「黄色いさくらんぼ」とくればまず「エバ」だ。
 この見解は妻もまったく同じで、マリアよりもエバが先に思い浮かぶらしい。
 そして、その後に初めて「ゴールデンハーフ」というグループ名が浮かぶ。
 なぜそうなのか?
 それはこういう理由からだろうと思う。
 マリアよりもエバのほうがアホくさくて面白かったからだ。
 やっぱりずっと印象に残るためには「アホくさくて面白い」ということが欠かせないと思う。
 ブログもそう・・・。
 思いたいものだ。
 だめ?

 (2016.10.08)   △このページのトップへ

 

『イカ大根旅館』4742

 昨日のイカ大根はすごくおいしかった。
 同時に作った「鶏肉とひじき煮」もうまかった。
 もう、怒るほどおいしかった。
 その甘い匂いを逃がしたくないと思った。
 そして、今朝になってボクらは気付いた。
 全館甘〜〜い匂いに包まれていることに。
 イカ大根旅館と呼んで!

 (2016.10.08)   △このページのトップへ

 

『柿の種に学べ』4741

 いやあ、柿の種には教えられることが多過ぎる。
 柿の種の袋と言うべきか。
 昨日レッスンを受けたのは『サンデーとパフェ』についてである。
 今朝、得意になってそれを妻に言うと、「鼻穴膨らんでるよ」と言われた。
 皆さんにも、鼻穴を膨らませて教えてあげよう。
 それはね。
 皆さんお馴染みの「サンデー」も「パフェ」も、どちらも同じような甘いデザートなんだけど、言葉の成り立ちが少し違うらしいのだ。 フルーツサンデーとかチョコサンデーとかの「サンデー」は、あるアメリカのお店で、日曜日だけソフトクリームにチョコをぶっかけて販売したら話題になったのが起源らしい。チョコをぶっかける辺りがいかにもアメリカだね。
 一方、「パフェ」は「パーフェクト(完璧)」という意味のフランス語で、「完璧なデザート」という意味なんだって。
 なるほどね。
 これを聞いて、やっぱりアメリカはアメリカだなあ。
 やっぱりフランスはフランスだなあ、と思ったわけ。
 つまり、フルーツパフェが食べたくなったわけ。

 (2016.10.08)   △このページのトップへ

 

『どうしたもんじゃろのう』4740

 どうしたもんじゃろのう、が終わった。
 もうとっくの昔に終わったべよ!
 というご指摘を受けるかもしれないが、ボクらは昨日、見終わったのだから仕方がない。
 どうしたもんじゃろのう、は面白かったね。
 結構これも泣いた。恐らく「マッサン」に次ぐ泣きものだっただろう。 
 なので、今、ボクたちは「どうしたもんじゃろうのうロス」にかかっているのだ。
 どうしたもんじゃろのう、か終わって、どうしたもんじゃろのう、なのだ。
 次のも始まっているのだから、それを見ればいいだろう、と言うかもしれないが、そーはいかない!
 そんなことをしてたら、ボクはいつ本を読めばいいのだ!
 百冊以上も「積ん読」状態のこの本を、いつ読み聞かせすればいいのだ!
 それから、三百本以上ある撮りためた映画を、いつ観ればいいというのだ!
 だめだ、だめだ、だめだ!
 朝ドラ、断固はんた〜い!!!
 すいません。そんなわけで今回のはちょっとパスです。
 ごめんね、べっぴんさん。

 (2016.10.07)   △このページのトップへ

 

『まさかの二人』4739

 このバアイの「二人」とは、ボクと妻ではない。
 ボクと見ず知らずのバアサンのことである。
 とあるスーパーの、とある売場の前に、二人は立っていた。
 二人とも手に何やら紙のようなものを持って。
 ボクは、そのバアサンが邪魔だった。
 できれば、その場から去ってほしかった。
 なぜならボクがこれから買おうとしているものは、ヒジョーにナイーブなものだったからだ。
 バアサンは背中に視線を感じてボクをチラと見た。
 バアサンの顔は「なんであんたがいんねん!」と言っていた。露骨に不審な顔だった。
 一方のボクも思っていた。「なんであんたがいんねん!」と。
 あんたはもうとうに上がっただろうと。
 バアサンはバアサンで、きっとこんなふうに思っていただろう。「なんでひげ面のあんたがこんなもん買うねん!」と。
 その売場コーナーに、いてはならない二人だった。「まさかの二人」だった。
 ボクは探した。バアサンの後ろから身を乗り出して探した。キーワードは「薄い」「羽根なし」「普通の日」という、ボクにとっては暗号のような、さっぱり何のことか分からんものだった。だが、紙にはしっかりそう書いてあった。
 バアサンは、ボクの紙よりももっと的確で分かりやすいブツを持っていた。
 それは、その製品そのものの包装紙だった。
 バアサンはやがてブツを探し当てたようだった。それを手に取り、勝ち誇ったようにこうボクに言った。
「頼まれれば嫌とも言えねえもんなあ。あんたもかい?」
「ええ。ちょっと仕事で今のっぴきならない状況でして・・・」ボクはそう言って頭を掻いた。
 それから、バアサンはレジへ向かったが、ボクはなかなかブツを探せなかった。
 結局、妻に電話をした。ボクの声が大きいせいか、何人もの奥方たちに振り返られたり笑われていたようだった。
 ようやくレジで会計を終えた時、ボクは「もうこれで世の中に怖いものはない!」と誇らしく思った。 

 (2016.10.06)   △このページのトップへ

 

『今日もサックス!』4738

 サックス、サックス、サックス、ックス、サックス!
 今日もボクは朝から行くのだ。
 ALVEの音楽練習室へ!
 これで何回目かな? 6〜7回は行ったかな?
 先生のレッスン以外に、ボクは毎週2回、きっちり、バスで2時間の練習に出掛けているのだ。
 重たいパソコンを担ぎ、手にはこれまた重たいサックスのハードケースを提げて。
 前日まで雨で、天気予報も雨。そんな時でも、ボクが出掛ける日は必ずこうして晴れてくれる。
 ボクは晴れ男なのだ。
 南晴男なのだ。
 そんなわけで、行ってまいります。
 くたくたに疲れて、唇を真っ赤に腫らして帰ってきます。
 南腫男になって帰ってきます。
 では、また!
※昨日、このコーナーに重大な誤字がありました。謹んでお詫び申し上げ、ひっそりと訂正いたしました。

 (2016.10.06)   △このページのトップへ

 

『帰んなきゃ!』4737

 たぶん、石巻のおばあに、プロコルハルムの「青い影」と言っても分かるまい。
「鳥こ屋の焼き鳥すか?」
 と、言われるのがオチだ。
 実はこの曲、ユーミンの「翳りゆく部屋」のモチーフにもなっている有名な曲。
 誰でも一度は聞いたことがあるだろう。
 さて、妻はこの曲が学校の下校時に流れてきていたそうで。
 だから、この曲が流れると、「帰んなきゃ!」という気持ちになるらしい。
 パブロフの犬の条件反射。
 犬といえば、石巻の老犬アッシュのこと。
 彼は若かりし頃、夕方の5時になると必ず外に飛び出し、その時間に流れてくるバッハの「交響曲新世界〜家路」(遠き山に火は落ちて)に合わせて吠えていたものだった。
 ところが震災後、その曲のアレンジが変わり、今までのオルゴール音から電子音になった途端に、吠えなくなったそうだ。
 不思議なもんだなあ、と思いつつ、でも本当の理由はボクはこう思っている。
 単に年取って耳聞こえなくなったんだっちゃ。

 (2016.10.05)   △このページのトップへ

 

『ソックタッチ時代』4736

 偶然、高校生音楽コンクールを見ていたら、大曲高校の高校生がハイソックスを履いていておかしかった。
 いや、おかしかったのではなく、うれしかったのだ。
 ああ、まだ、こーゆーものを履いているのだなあ。。。
 そーいえば、ボクたちが中学生、高校生のころ、こーゆーものを履くときに、ソックスがずり落ちてこないように「ソックタッチ」というものを使っていたなあ。。。ノリみたいなの。
 妻がそんなことを思い出した。  
 ああ、懐かしいなあ。
 それからしばらくして、仙台だかどっかの女子高生が「ルーズソックス」なるルーズな履物を流行らせていったのだなあ。
 それから、世の中がどんどんルーズな方向へ邁進していったのだなあ。
 ルーズな方向への転換は、やがて「ガングロ」などの異文化を形成し、そのころからずんずん日本の景気は盛り下がっていくのだなあ。
 そー考えると、この「ソックタッチ時代」の高校生のハイソックス文化は健全でよかっなあ。。。
 などと、オジサンとオバサンはひとしきりこの過ぎ去りし四半世紀を総括していたのだった。



 (2016.10.05)   △このページのトップへ

 

『新米コシヒカリの朝』4735

 10月になって、メチャメチャメチャメチャ忙しい。
 いよいよこれから年末にかけてチョー繁忙期に入っていくのだな。
 そして思うことは、毎年毎年10月になると思うことは、「ああ、あと3カ月で今年も終わりだな」ということである。
 そーゆー感嘆の弁を、ボクはもうかれこれ五十有余年も吐いてきたのだな。
 これからあと何年、ボクは「ああ、あと3カ月で今年も終わりだな」と言いながら10月を迎えることができるのだろうか?
 さて、ボクらは今、新米を入手している。たった1キロだけど貴重なものだ。
 新潟の方からいただいた新米のコシヒカリ。
 そんなピッカピカの新米1年生がおまけで届いたのだ。
 まるで木にも上りたい気分だ。
 そこから滑り落ちてもいい、と思える気分だ。
 今まで、ボクらはババメ時代、なかなか新米の季節になっても新米ごはんを自分たちが食べることはできなかった。
 新米は人に贈るものと相場が決まっていたからだ。
 ところが今は違う。
 ホカホカした、ツヤツヤした、モチモチした、カニ穴の開いた新米のごはんをいただくことができるのだ。
 甘い。甘かった! 実に甘かった。噛めば噛むほど甘かった!
「すんませんねえ」
「ほんとにすんませんねえ」
 2人とも、そんな言葉しか出ない朝であった。  

 (2016.10.05)   △このページのトップへ

 

『バス停がゆく』4734

 今、軽トラの荷台に載って、バス停が行ってしまった。
 ボクたちはそれに手を振ってお別れした。
 思えばたった1回のお付き合いだった。
 でもあなたの存在感はズシリと重かった。
 平日に3回、あなたはまるでインド象のようにズシリズシリと事務所の窓を揺らして過ぎた。
 あなたはとても重かった。
 それでも、あなたがいたことで、何となく時間の確認ができていたんだ。
「あ、今9時半のバス行ったな」とか「4時半のバス行ったからそろそろあがるか?」とか。
 10月のバス路線改定で、あなたが廃線になったのは知っていた。
 でも、今まさにその残骸である「バス停」そのものが、軽トラの荷台に載って去っていくのを見るのはつらかった。

 (2016.10.05)   △このページのトップへ

 

『太川陽介のこと、もう一つ』4733

 ♪好きなんだ、好きなんだ、逆立ちしたいほど好きなんだ。
 ♪でも、だめなんだ、だめなんだ、ボク逆立ちできない。
 その歌を得意になって歌っている妻だった。
 彼女が得意なのにはわけがあった。
 実は彼女は「逆立ちの達人」なのだ。逆立ちが得意技だったのだ! 驚いたな。。。
 で、この歌を歌っていたわけだが、彼女によるとこの歌は、かつて太川陽介が歌っていたということだった。
 本当かな? と思って調べてみたら、これは「ずうとるび」の「みかん色の恋」という歌であった。
 ボクはこのネタを有効に使って、いつか妻の鼻っ柱を折ってやろうと企んでいる。

 (2016.10.01)   △このページのトップへ

 

『太川陽介のこと』4732

 彼とボクとは共通点が3つある。
 その1は、同い年だということ。1959年生まれ。
 その2は、身長がほぼ一緒ということ。172〜3センチぐらい。
 その3は、奥さんがグーだということ。向こうは藤吉久美子さん。※「グー」って死語。
 逆に決定的に違うのが、彼が「元アイドル」なのに対し、ボクは「元ババメの住人」だということだ。
 さて、今朝、ボクは靴下を履こうとして、彼のお得意「るいるい」踊りができることも分かった。
 立ったまま、右足を履き、次に左足を履こうとした時に、ボクは知らず知らず「るいるい」を踊っていたのだ。
 分かりますかね? こう、畳を片足で滑るように横に移動するアレ。分かりますかね?
 ツイストダンスのようなアレ、分かりますか?
 スノーボーダーやサーフボーダーもやってますね。こう、するするってやつ、アレ分かります?
 え? 分からない? んもう、じゃあ今度会った時やってあげますから!

 (2016.10.01)   △このページのトップへ

 

『履けないスリッパ』4731

 朝、起きて、トイレに行こうとした妻が言った。
「これどーやって履けってゆーの?」
 こんなことになっていた。



 ははは、と笑ったボクであった。
 が!
 そんなことで笑ってられないボクであった。



 これどうやって。。。

 (2016.10.01)   △このページのトップへ

 

『領土拡大』4730

 あんなに大きな領土を持つ中国でも、あんなちっぽけな尖閣諸島などという島を欲しがっている。
 かつて日本も、大東亜共栄圏構想の下、アジアの領土に進出していった。
 紅茶やアヘン欲しさに、大英帝国の植民地になった国もある。
 どうしてこうも、人間というものは、果てしなく、えげつなく、領土拡大を望むのか?
 陣取り合戦にいそしむのか?
 一方で、自分の意思に逆らって、年とともに、どんどん拡大していく領土がある。
 それはおのれの「顔」の領土だ。
 そして「腹」の領土だ。
 この領土が拡大したからといって、別に戦争にはならない。
「よかったら差し上げますよ!」と言っても、きっと誰も欲しがらないだろう。
 ねえ、頼むから持っていってほしいあるよ!!!
 これ、バク買いしてほしいあるよ!!!

 (2016.09.30)   △このページのトップへ

 

『アルバムビリビリ事件』4729

 妻が9月に踊った時の写真をお師匠さんに送るというので、キタムラでプリントした。
 昔はポケットアルバムは、フィルムを現像してプリントすればただでもらえたものだが、今は違います。
 ちゃんと買わなくちゃいけない。
 それを買って、念入りに写真を差し込んだ妻は、ご丁寧にお手紙もしたためていた。
 こーゆーところが、彼女のしつけが行き届いたところである。
 それもこれも踊りのお師匠さんのおかげと、ボクは感謝しているのである。
 が、しかし、あんまり丁寧だとも思う。
 手紙の文面を書きなおすこと2万回。
 写真を選んではやめ、選んではやめすること5万回。
 ちょっとやり過ぎだと思う。
 そんな彼女がいよいよ、満を持して、アルバムと手紙を入れるスマートレターパックを買うために郵便局に向った。 
 アルバムと手紙は持参していたので、そこで封筒に住所を書いて入れれば終わるはずだった。
 ところが、いざ、住所を書いて、手紙とアルバムを入れる段で、また始まった。
 縦に入れるか、横に入れるか、アルバムの背側を奥にするか、手前にするか? はたまたアルバムの間に手紙をはさむか否か?
 そんなことを、たったりとっったり、もったりまげだり、しているうちに、
「ビリッ!」
 レターパックののり面にアルバムがくっつき、アルバムがぶっちゃけて(破れて)しまったではないか!
 そのことを電話におばあちゃんにしゃべったら、死ぬほど笑われたらしい。そりゃ笑うわな。

 (2016.09.30)   △このページのトップへ

 

『懐かしい顔』4728

 セブンイレブンで買ってきた白いお菓子を、三温窯さんの器に置いてみました。
 かわいい。
 何かに似ている。
 そうだ!
 『グレート・ギャツビー』の看板のメガネだ!



 そう、「T.J.ECKLEBURG博士」の顔だ。懐かしい!
 博士の顔は怖いけど、こっちは美味しいよ。 

 (2016.09.30)   △このページのトップへ

 

『他人ですから!』4727

 生協のカタログ。



 生協員だったらご存じの顔がある。
 人参をせっせと作っている農家、一戸さん。となりに後継者の息子さんまで写っている。 



 この方は相当露出度が高いので、「ああ、知ってる! 知ってる!」という向きも多いのではなかろうか。
 このオッサンにボクが似ているという話は、かつてこのコーナーでしたことがあった。
 確かにかつてババメ時代のボクは似ていた。
 しかし、今は違う。都会へ出てきてから、彼にはすまないが、ボクは洗練されてしまったのだ。
 それはそうと、こちらの写真の顔をご覧ください。



 さつまいもをつくっているこちらのお兄さんは、なんと! ご近所のスーさんにクリソツなのだ。
 ご近所のスーさんって誰かって?
 ですから、うちの2軒となりのスーさんですよ。鈴木さんのこと。
 で、す、か、ら、町内会で一緒の、スズキさんですってば!!

 (2016.09.30)   △このページのトップへ

 

『170歳の人との会話』4726

 おととい、ボクは、170歳の人と会話した。
 86歳と84歳の人だから、つごう170歳の人と、電話で立て続けに話したわけです。
 一人は妻の踊りの師匠で、宮城県の人間国宝。
 もう一人はお馴染み「石巻のおばあ」である。
 2人は女学校時代の親友だとか。
 今年の初めごろ共に体調を崩した2人であったが、それも持ち直し、今はバリバリ元気になった。
 2人の特徴はとにかくよくしゃべることである。2人が100しゃべる間にボクは1もしゃべっていない。
 この「口から生まれた」らしい、おしゃべりのボクがである!!
 それから2人とも声が大きいことである。受話器が割れそうだ。
 この分では15年後、ボクは「200歳のお化け」と話していることだろう。
 こっちがもつだろうか?

 (2016.09.30)   △このページのトップへ

 

『何かのはずみで』4725

 何かのはずみで、メールマガジンを購読してしまうことってありますよね。
 全然そんな気がなかったのに、「購読」のチェックを外すのを忘れてボタンを押したりなんかして。
 そそっかしいボクは、そーゆーメールが結構あって、後で「購読解除」をしたり「迷惑メール」のほうに移したりするんだけど、それでも引き続き来るしつこいメールもあります。
 中には「あなたのパスワードは違っています」の一点張りで、解約さえもできないものや、解約しても解約しても懲りずに来るメールもあります。
 迷惑メールだと何万回申請しても、その「規制の網」をかいくぐって、何度も何度も届くものもあります。
 へこたれないタフなやつ。
 でもね。
 たとえあなたが、そんなガッツを示しても、ボクが「ああ、迷惑だなあ」という気持ちは増幅していくわけですね。
 迷惑だ、迷惑だ、迷惑だ、、、、。
 そんなふうに悪感情が累積していくわけ。
 それはもう、PRではないですよ。逆PRですからね。
 どんどん怒りの累積をしていってるんですからね!
 分かった? ローソンフレッシュメールさん!

 (2016.09.28)   △このページのトップへ

 

『練習狂時代』4724

 昨日もやりましたし、明日もやります。
 そうです、ボクはサックスの練習に余念がないのです。
 いつになったらまともに吹けるのか?
 さっぱり上達しないボクです。
 妻からは「そんなに簡単に吹けたら面白くないわ」と言われております。
 自分の踊りなんか30年もかかったそうで。
 この分では「ふろ吹き大根」にも負けそう。
 そのうち「ほら吹き小僧」と言われそうだ。
 が! が、しかしボクはやるぞ!!
 とにかく練習だけはやるぞ!!!
 そんなわけで、ボクが「秋田のバード」と言われる時まで、皆さん、どうぞ気長にお待ちください。

 (2016.09.28)   △このページのトップへ

 

『イジワリーな天気、オチョクリーな天気』4723

 オフ眼も杉、ってなんのこっちゃ?
 ほんとは「お彼岸も過ぎ」と打ちたかったのにな。
 そのくらい、今部屋の中が暗い。
 ジメジメジメジメしている。
 おかげで、今朝、人参が腐ってしまっていた。
 よもやの失態、と、妻は嘆いていた。
 そのくらい、変な天気が続いている。
 お彼岸も過ぎ、本当なら、1年で一番過ごしやすい季節なのにな。
 イジワリーな天気。
 オチョクリーな天気。

 (2016.09.28)   △このページのトップへ

 

『カレー鍋の顛末』4722

 今朝、やっとカレー鍋を食べ切りました。
 謹んで、ご報告申しあげます。
 げぷっ。。。

 (2016.09.27)   △このページのトップへ

 

『しまったら暑い』4721

 往々にしてあることだが。
 お彼岸も過ぎ、いよいよ涼しくなったので、せっかく夏物のスリッパをしまったと思ったら、またメチャメチャ暑くなった、とか。
 夏物の衣類をぜ〜んぶしまったと思ったら、急にまたにわかに暑くなって、汗だくつゆだくうどんになった、とか。
 扇風機を掃除して厳重にしまったら、残暑がいきなりブリ戻しくさって「こんにゃろ、てめえ、ばかにしとんのか!」、とか。
 そーゆーことって世の中によくあるもんですが。
 間の悪いボクたちのことですから、ご多分に漏れず、今まさにそうなっているわけで。。。
 ああ、ん〜もうっ!!

 (2016.09.27)   △このページのトップへ

 

『世が世なら』4720

 これがまだ、彼がパラシュートを付けて「TOKIO」を歌っている頃だったら。
 これがまだ、彼がボギーの真似をして、バーボンあおって歌っている頃だったら。
 これがまだ、彼が支倉常長が宣教師になった時の髪型で、「青い鳥」を歌っている頃だったら。
 これがまだ、これがまだ、これがまだ「ボクの青春の頃」だったら。。。
 しかし、彼は太った。いきなり太って顔がむくんでいる。
 君はいつから「中尾彬」やってるのだ!
 今「彼が好きか?」と問われれば、「いいえ、こわいです!」と即答するボクである。
 彼よりも、できれば奥さん(田中裕子)に会いたい! と思うボクである。
 そんな彼が、来月秋田に来る。
 チケットは7000円もするらしい。
 それが当たってしまった。2枚も。
 世が世なら、飛び上がって喜んでいただろう。世が世なら。。。
 だが、今はどーだろう。
 心の中は「できれば見たくない」が95%、「怖いもの見たさ」が5%だ。
 まだ妻には当たったことを伏せている。
 こーゆーリアクションが怖いからだ。
「な〜んで、そんなもんに、申し込んだの!? ワタシはまったく興味ない!」 

 (2016.09.26)   △このページのトップへ

 

『ニッチもサッチも』4719

 いやあ、秋は駄目だねえ。
 何がどう駄目かって?
 いやあ、なんたって太るから嫌だねえ。
 ここんとこの秋刀魚の味、豚汁の味に加え、昨日は「カレー鍋」という、これまたチョー病み付きになる鍋を食べました。
 大量に作って、大量に食べて、まだ大量に残っていて、それを今朝も食べたけど、まだまだ大量に残っている。
 おかげでボクらは、「ニッチもサッチもどーにもデブドック!♪」

 (2016.09.26)   △このページのトップへ

 

『こんな秋』4718

 いいなあ。
 秋空。
 秋刀魚を食って。
 豚汁食って。
 土曜の朝、眺める青空。
 秋だなあ。
 庭に朝顔が3色咲いて。
 露が濡らして。
 秋だなあ。
 静かな、とても静かな秋だなあ。
 心地よく。
 さりげなく。
 ちょっとだけ幸せ。
 彼岸花。
 すすき。
 秋だなあ。
 欲張らず。
 頑張り過ぎず。
 ああ、秋だなあ。
 心地よく。
 欲張らず。
 ちょっとだけ幸せ。
 でも、ずっとシアワセ。
 妻は隣でトトトト。
 ボクは午後から庭の草取り。
 秋刀魚は全部食べ尽くし。
 ああ、今日は何を食おうかなあ。
 静かだなあ。
 秋だなあ。。。

 (2016.09.24)   △このページのトップへ

 

『2016初サイフォン』4717

 夏の間、お休みしていたサイフォンを出した。



 今日から寒さに向かって、サイフォンコーヒーの朝が始まる。
 ドリップより、ボクの仕事は増えるのだけれど。
「やっぱりおいしいわ」と言ってくれる人のために。
 執事はよろこんでお仕えするのである。
 立派なやっちゃん!

 (2016.09.23)   △このページのトップへ

 

『秋刀魚の味と卑しイボ』4716

 気仙沼のオリちゃんから恒例の秋刀魚が昨日届いた!



 おう! 立ってる! 光ってる! ピチピチじゃ!



 いろいろな支度をして待っていた。スーパーで買ったすだちと、デパ地下で買ったカボス。



 刺身包丁がいまいちだが。。。



 そこは料理人の腕でカバー。



 ああ、もう、やめて! 甘いのなんのってもう、駄目!ばか!



 豚汁はこのバアイ、なんくてはならない相棒である。



 このゲジゲジの「二」の字が表現するものは?



 そう、シ・ア・ワ・セ・・・。



 そして、朝もまた。



 昼もまた、夜もまた!!!

 そうそう、表題の「卑しイボ」なんですけど、もうお分かりですね。
 妻はすでに、口の中に大きな「卑しイボ」ができてるんですって。

 (2016.09.23)   △このページのトップへ

 

『不都合な夫婦』4715

「こんちは〜! 三河屋です〜!」
 元気に生協のお兄さんが入ってきた。
 うそうそ、彼は「三河屋」のところを「セイキョー」と言った。当たり前だ。
 いろいろ買ったものがあるが、整理をしていて気付いた間抜けなこと。
 オリちゃんの秋刀魚が届くのに合わせて昨日マックスバリューで買ったばかりの大量の生姜と被って、また「生姜」。
 同じくまだ3つもある納豆と被って、また「納豆」3つ。
 いつものことながら「おいおいおいおい」と連呼する2人であった。
 昨日シチューをつくろうと冷蔵庫を見たが、欲しかった牛乳が品切れだった。
 まあ、明日生協で来るだろうと、タカをくくっていたが、毎週頼んでいる牛乳なのに今日に限って頼んでなかった。
 そんな不都合な夫婦。

 (2016.09.22)   △このページのトップへ

 

『まあちゃんを携えて歩く』4714

 まあちゃんと散歩がてら、よく買い物に行く。
 その日常的な行為をボクは「まあちゃんを携えて歩く」と呼ぶことにしている。
 まるでペットと散歩をしているような気持ちだからだ。
 ところで、このペットは犬のように機敏には動けないので困る。
 ボクが道路を横切ろうとする。
 いきなり、直角に向きを変えるボクも悪いのだが、そのとっさの動きに付いて来れないまあちゃんである。
 何度かクルマに引かれそうになって焦った。
 いきなりボクが、ぶら提げていたエコバックを肩に掛けようとした時、どんくさいことに、その動きについて来れないで頭にガン! したことも5回や6回ではない。
 靴の紐を直そうと、リュックを背負ったままボクがしゃがんだ時、たまたま後ろにいたまあちゃんの顔に、リュックがガン! したこともある。その時に限ってリュックの中に硬いもの(例えばウイスキイの瓶とか)が入っていたりして、まあちゃんはおでこにたんこぶをつくってしまったこともある。
 そんなかわいそうなまあちゃんである。
 そんなかわいいまあちゃんである。

 (2016.09.22)   △このページのトップへ

 

『巨峰に入っている成分』4713

 今年ほど巨峰を食べまくった年はないだろう。
 房にして20フサ、粒にして1000ツブは優に食べただろう。
 ところで、あの方はどうしてまあ、あんなにも甘いのかねえ。
 そして、どうしてあんなにも美味しいのかねえ。
 さらにさらに、どうして巨峰を食べると、すぐに眠たくなるのかねえ。
 2人とも、巨峰を食べると死んだように寝てしまうんですよ。
 なんか入ってるんですかねえ。
 えっ? 睡眠薬が入ってるの? ほんとに? 
 キョホ〜!!

 (2016.09.22)   △このページのトップへ

 

『食えばなくなり、飲めばなくなる』4712

 あれだけあったお菓子系スイーツがなくなった。
 ほとんどが石巻関係や七ヶ浜関係からの貢物であった。
 昨日「寅さん」を見ながら食べた巨峰(冷凍)も、ついにすべて食い切った。
 梨や洋ナシ、メロンなど、果物系スイーツもあれほど死ぬほどあったのに。。。
 これらもだいたい石巻や七ヶ浜からの貢物。
 そして、今朝もう一つなくなったものがある。
 結婚記念日の日に焙煎してくれたY君のコーヒー豆である。

 

 実に美味しいコーヒーでありました! Y君ありがとう!



 今ボクは、食べればなくなり、飲めばなくなるものなんだなあ。。。ということを、そんなあたりまえのことを考えつつ、それらを提供してくれた皆さんに感謝しているのである。
 各方面に向かって手を合わせているのである。
 そして、もう一つ思っていることがある。
 それは図々しい願望のようなものだ。
 よくもおまえ、ぬけぬけと! とおしかりを受けそうな気がするので、書くのはやめておこう。
「ねえ、またちょうだい!!」
 などとは、口が裂けても言えまい。

 (2016.09.22)   △このページのトップへ

『雪崩(なだれ)を打ってシアワセが届いている』4711

 今朝から妻はルンルンだ。
 今年の秋からイメージチェンジすると言って、ネットで買った新しいオーガニックブランドの服がまず届いた!
 日本郵便が届けてくれた。
 立て続けに、かわいい後輩から気仙沼でさっき獲れたばかりの秋刀魚が届いた!
 これは「クロネコ便」であった。
 そればかりではない。
 そんな彼女にもう一つ届いたものがある。
 彼女は今、受領印を持ったまま慌てて駆け込んでいった。
 「オツージ便」らしい。

 (2016.09.22)   △このページのトップへ

 

『プロ』4710

 素晴らしくおいしいきんつばをつくるプロ。
 素晴らしくおいしいワインやチーズを勧めてくれるプロ。
 素晴らしくおいしいチャーハンをつくるプロ。
 素晴らしくステキな瀬戸物をつくるプロ。
 素晴らしく気持ちのいい接客をしてくれるレジのプロ。
 素晴らしくおいしいかんぴょう巻きを巻いてくれるお寿司屋さんのプロ。
 素晴らしくおいしいパスタを出してくれるイタリアン料理のプロ。
 素晴らしくおいしいそばを打ってくれるプロ。
 いろんなプロがいる。
 どのプロにも「素晴らしく」という形容詞が付く。
 そんないろんな人生を楽しませてくれる親愛のプロたちに出会えて、ボクたちは本当によかったと思っている。
 ボクのこのブログも、そんな形容詞で表現されるようになりたいものだ。
 素晴らしくくだらないとか素晴らしくバカバカしいとか。。。

 (2016.09.21)   △このページのトップへ

 

『エコと音符』4709



 ボクたちは滅多にクルマに乗らない。
 そもそも、クルマを持っていない。
 エコだなあ。。。
 ボクたちは歩く。歩くときは1万歩歩く。
 エコだなあ。。。
 ボクたちはバスに乗る。
 公共交通機関を使う。
 cool choiceだなあ。
 エコだなあ。。。
 ボクたちの買い物袋はエコバックである。
 くどいようだが、エコだなあ。。。
 エコバックの模様はミッキーマウスの音符である。
 かわいいなあ。。。
 ついでに、ボクはある事情で「music notebook」も持っている。
 JAZZYだなあ。
 かっこいいなあ。。。

 (2016.09.21)   △このページのトップへ

 

『それでも鯉は鯉』4708

 松山千春の歌ではありません。
 愛することに疲れたわけではありません。
 ボクたちが買い物に行く途中の用水路の鯉の話である。
 全長1メートルはあろうかという巨大な鯉が十数匹(魚の単位は尾だが、どーしても匹と呼びたい)狭い用水路に生息しているのである。
 いつぞやは、「膳や」という居酒屋のほうにいて、ボクたちに気付くとザブ〜ン!とすごい音で跳ねた。
 しばらく見ないと思っていたら、今度は別のマックスバリューのほうの用水路でウジャウジャ泳いでいた。
 用水路は汚れていて、油まで浮いているのだが、彼らはそれでも(多分)元気に泳いでいるのだ。
 愛することにも、生きることにも疲れた様子はないのであった。
 妻がボソリ言った。
「この鯉だけは食いたくない」
 同感だった。

 (2016.09.21)   △このページのトップへ

 

『われら人間ルンバ』4707

 妻の友人の一人IKUちゃんから聞いた話。
 家の中でルンバやってたら、ルンバが何やら白いものを引っ掛けて戻ってきた。
 よく見ると、それは所在不明になっていたじいさんのステテコだった。
 ルンバは確かにすごい。だって、じいさんのステテコまで引っ張ってくるんだから。
 われらは、しかしルンバよりもすごいよ。
 なんたってルンバが入れないような低い場所や、高いところも、ピカピカに掃除してるんだから。
 その証拠に、1年ほど前に入った頃はそれなりに築35年感のあったこの古い家が、今ではもう新築同然の輝きなのだから。
 塵一つ落ちてないんだから。本当だって!!
 嘘だとおもうなら・・・あれ? なんだ、あの白く光ってるものは。
 昨日シアタータイムに食べた柿ピーのカスだな。
 あっちは何だ?
 こないだおばあちゃんが落としていった薬の袋だな。。。

 (2016.09.21)   △このページのトップへ

 

『忙しい秋』4706

 おばあちゃんが帰ってから、実に忙しい。
 猫の手も犬の足も借りたい。
 こうなりゃ、石巻のおばあのゾウ足だってかまわない。
 貸してほしい!
 そんなもん何に使うかって?
 そうだなあ。仮眠を取るときの枕替わりにはなるだろう。
 あと何かの重しとか。
 何かって?
 そうだなあ。ハンカチのしわ伸ばしとか。
 おばあちゃ〜ん、元気ですか〜!?
 さて、今日は気仙沼の友から高齢の、いや失礼! 恒例の「秋刀魚」が届くことになっている。
 オリちゃんはいい子だなあ。。。
 それを励みに、今朝は6時に起きて急ぎ働きをした。
 カボスは買ってある。焼き用の。
 問題は刺身用の生姜がやや不足していることだ。
 今から「オチ」なんですが、もうお分かりですね。
 はい、ご一緒に!
 ショウーガねえなあ。チャンチャン!

 (2016.09.21)   △このページのトップへ

 

『うちの市毛良枝さん』4705

 前にも書いた気がするが、「いちげ勝負」という言葉がある。
 石巻のおばあやおじいが使っていた言葉で、今は妻もボクもフツーに使っている。
 そもそもの発音は「いづげ」である。「いづげ勝負」。
 「いちげ」の「げ」は「回」という意味で、だから「いちげ」は「一回」である。
 そういうわけで「いちげ勝負」というのは「一回勝負のこと」。
 どーゆーときに使うかというと、こんなときである。
 夕べ、うちの奥さんは、たまねぎと大根とにんじんとじゃがいもとお豆腐を、全部一回で流しに運んで来ようとした。
 ゴロゴロゴロゴロ・・・。
 手からそれらが全部ぶちまかって台所中に転がる。
 それを見たボクはこう言ってなじる。
「あ〜あ、出たよわ。いちげ勝負かけるからそうなんだよ!」
 ボクは最近、こんな妻を「市毛良枝さん」と呼ぶようにしている。

 (2016.09.16)   △このページのトップへ

 

『月を見逃した2人』4704

 昨日は『寅さん』を見て寝た。
 マドンナ浅丘ルリ子を3回見たけど、彼女と寅さんのコンビはサイコーだね。
 浅丘ルリ子も見直した。ホントに自然で上手い。見上げたもんだ。
 見上げたといえば、昨日は「十五夜お月さま」だったんですか?
 え? 今日ですか?
 そういえば、寅さん見て、床に入った時に、寝室の障子越しに何だかぼんやり明かりがついているように感じたんだが、あれがそうだったのかな?
 開けようとした障子がシブくて開かなかったんで、やめたんだけど。
 だとすれば惜しいことをしたなあ。
 月を見逃した2人。
 セーラームーンならぬ「エラームーン」ってやつで。。。

 (2016.09.16)   △このページのトップへ

 

『夜ごはんドットデブ』4703

 ネットで、ボクらがお料理のときに参考にしている「白ごはんドットコム」。
 いろんな料理レシピを仕入れてきた。
 ところで、おばあちゃんが来てからのボクらの体重。
 増え続ける一方だった。
 おばあが来る前と、いるときの生活の違いはだろう。
 どうしておばあがいると太るのだろうか。
 その答えが、昨日ようやく分かった。
 それは「夜にごはん類を食うから」であった。
 基本、いつもは夜に炭水化物は取らないボクらが、おばあにに影響されて食ってしまっていたのだ。
 「白ごはんドットコム」ならぬ「夜ごはんドットデブ」。

 (2016.09.15)   △このページのトップへ

 

『サックスの達人』4702

 サックスを学び始めて2カ月。
 ボクは日々格段に進歩している。
 頭の中はいつも、寝ても覚めてもJAZZ一色。
 夢は広がる一方だ。
 だが、付いていけないものが、たった一つだけある。
 それは・・・腕だ。

 (2016.09.15)   △このページのトップへ

 

『奇跡の稀席』4701

 昨日も書きましたが、吉田拓郎ライブでボクらが引き当てた席は、まさに奇跡だ。
 5,000人も入る会場の最も後ろに陣取れるなどということは、狙ってできることではない。
 ボクたちはなんてラッキーなんだろう。
 吉田拓郎のステージそのものもさることながら、吉田拓郎のステージを熱く見つめるほぼ4,950人のファンの熱き背中までも、同時に眺めることができるという役得!
 そんな席は、ボクらの列以外どこにもあるまい。
 しかも、残りの50人余の横顔も、ちょっと首を左右に振るだけで眺め渡すことができるのだ。
 つまり会場の全員を自分の視界の中に収めることができるのだ。
 これぞ360度パノラマ映像ではないか!
 男鹿の寒風山の回転展望台さながらの光景ではないか!
 土崎のセリオンも、鳥海山も太平山も、白神山地も、北朝鮮も、飛島も、大潟村の残存湖も、もう、なんでもかんでもぜ〜んぶミエルノだ。
 ああ、なんてシアワセなんだろう。
 これぞ「奇跡の稀席」と言わずして、なんと呼べばいいのだろう!
 ああ、うれしい!
 ホントにうれしい!
 やっほ〜っ!!!
 いいえ、断じて負け惜しみではありませんって!!

 (2016.09.15)   △このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(4650〜4700話はこちら)

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