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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
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『観れるんだからしょーがない』2850

 丹波哲郎風に言えばそーゆーことになる。
「観れるんだからしょーがない!」(是非、丹波哲郎風に言ってみてください! 強くなったような気がしますから)
 何のことかと言うと、スカパーである。『鬼平犯科帳』である。
 ボクはてっきり無料期間が16日までだと思っていたのだが、昨日のお嬢さんの話では、ボクらの場合は19日までずっとタダで観られるのだそうだ。
 「昨日のお嬢さん」とは誰かというと、スカパーへの正式加入を勧めるコールガール?(電話勧誘嬢)のことである。
 そんなわけで、すでに50本も録画してあるのに、その上さらに10本以上ももっと『鬼平』が観られることが約束されてしまったわけだ。
 でも、よくよく考えてみるとそれは、ボクのチャンネル切り替え業務(スキマスイッチャー業務)が19日まで続くことを意味するのだった。
 極限まで神経を磨り減らすこの業務が、あと4日も続くのだ。
 う〜ん・・・。
 うれしい。
 わずらわしいな。
 わずらわしい。
 うれしいな。
 痛し。
 痒し。
 いとし。
 こいし。
 う〜ん・・・。
 やせるな。



 (2013.02.15)   このページのトップへ

『ねむねむねむねむ』2849

 ああねむい。
 すごくねむい。
 朝5時半に起きたからだ。
 ちょっと昼寝をしようかなと思ったら・・・。
 ものすごく訛った人が「街頭演説」を始めちまった。
 くそっ! ねむねむなのに眠れない。
 子どもの頃はよかった。
 担任の先生よりも教頭先生、教頭先生よりも校長先生の「お話」が、一番眠りやすかったものだ。
 こーゆー街頭演説などは、この上ない「眠り薬」になったことだろう。

 (2013.02.14)   このページのトップへ

『サクラ咲かんかも』2848

 去年はある程度咲いたけど、その前の年は咲かなかった。
 我が家の樹齢45年余のサクラの話。
 サクラが咲かないのにはわけがあって、それは「うそ」というホントの野鳥が花芽を食い荒らすからだ。
 彼らが大発生した年は、うちだけじゃなく、この辺のサクラはほとんど咲かなかった。
 厳密には「うそ」の亜種らしいのだが、「うそ」という名前もインチキっぽいが、亜種だとすればもっとインチキっぽいことになる。
 そうそう、その憎っくき「うそ」が現れたのだ。
 台所の窓から見える「うつぎ」の樹に止まってその種を食っていた。1羽じゃない。4羽もいた。
 また大量発生したのかな?
 今年はサクラ咲かんかもな。

 (2013.02.14)   このページのトップへ

『作業服考』2847

 前にも書いたけど、「世界で一番作業服の似合う人」は、ダントツ宮城県の村井知事だと思う。
 その次が、今をときめく復興請負人「カッツ社長」であり、そこの有能な社員であるところの「ヒロシくん」だ。
 復興関係の作業服とは違うが、食品加工業界の作業服が似合う人として思い出されるのが、亡き義兄の「エンちゃん」だ。
 白いゴム長に、耳までスッポリ隠れる白いキャップ。
 あの格好は、今や古今東西どこでも見られる『わいらこんなに清潔なんですってば!ルック』なのだが、あの帽子がどうしてもボクには「白いコンドーム」に見えてしまう。全体として、それを装着したブツを想起させる。なぜだろう?
 それはそうと、酒にまつわることに詳しいわが愛妻の申すところによれば、杜氏(とうじ)や蔵人(くろうど)の伝統的な作業服は、「紺の半纏」であり、前掛けであり、鉢巻であったそうだ。凛々しいね!
 これらは、万が一、樽の呑口(のみくち)から栓が外れて酒が流れ出したりしたときに、とっさに鉢巻や前掛けを絞って呑口につっこみ、流出を止めて大事故をくいとめる意味があったのだとか。
 そういう機能とファッションとしての「いなせ」を両立させていた作業服が、最近とんと見られなくなってしまったらしい。
 それにしてもあの『白かぶり装束』、もう少し何とかならないものかな。

 (2013.02.14)   このページのトップへ

『ホットクッション送ったよ!』2846

 ボクが今、足の下に敷いていて「たいしたあんべいい」ホットクッション。



 それを石巻のおばあちゃんに送りました。今日あたり着くと思います。
 あと、『骨粗しょう症対策食品第2弾』は、今度の生協でチャックするので、もう少し待ってね。
 以上、業務報告でした〜。

 (2013.02.14)   このページのトップへ

『駆逐する歌』2845

 起きた時に何気に口ずさんでしまった歌が、その日1日を通して脳裏に刻み込まれ、フトしたはずみで、つい口ずさんでしまうことってありませんか?
 見た夢の意味が分からないのと同じように、なぜその歌が出てきたのかは判然としません。
 しかし、そんな『1日のマイテーマ曲』みたいなものが、ボクたちはよく出てきて、1日中それに翻弄されることがあります。
 ちなみに、今朝妻はこんな歌を口ずさんでいました。『ダンデライオン』(ユーミン)。



 で、ボクの「刷り込まれた歌」はこれでした。『3年目の浮気』(ヒロシ&キーボー)。「なんでやねん?」と聞かれてもこっちも困るんです。



 さて、こういう場合(歌がバッティングした場合)、どういうことになるかというと、妻の歌はアッという間にボクの歌に持っていかれます。割り込まれるのです。
 せっかくの『ダンデライオン』が、『3年目の浮気』の前に敗れ去るのです。
 不本意にも妻は、「♪さんねんめ〜の浮気ぐらーい♪」と、ことあるごとに1日中この歌を口ずさなければならなくなるのです。
 どうしてボクの歌が勝つかといいますと、それは昔からあるこの諺(ことわざ)を知ればよく分かると思います。
 『悪は良を駆逐する』。な〜る。

 (2013.02.14)   このページのトップへ

『絶妙の相棒』2844

 チーズ&ワインあべさん(今度の運送屋さんは『チーズエンドあべ』さんではなく、ちゃんとそう呼んだ)から、待望のチーズ&ワインが届いた。
 初めてのこのスペインのワインがまずおいしかった。(色がいい、香りもいい、もちろん絶妙のお味!)



 で、そのワインの絶妙の相棒がこれであった。



 なんだこりゃ? と思いきや・・・。



 これは『ドライイチジク』なのである。
 このままムシャムシャ食べようかと思ったら、あべさんのこんなメッセージを書いてくれていた。

 半乾燥イチジクは日本の干し柿のように、紐で吊るして作ったおすすめです。
 薄くスライスしてブルーチーズを載せてお試しください。

 なるほど。



 こういうふうに食べるのね。
 ブルーチーズには甘いものがよく合う。
 そう教えられ、枝付きの干しぶどうを一緒に食べていたボクらだったが、これもまた絶妙の相棒なのであった。
 ワインとの相性もまた絶妙。
 告井延隆さんのギターで聴くビートルズも絶妙。
 もう1人、目の前にいる人も、こりゃまた絶妙の相棒
 そんな「のろけ」はさておき、あべさんのメッセージはこう結ばれていました。おかげさまで元気が出てきましたよ。

 春はもうすぐ! 
 ワインを飲んでエネルギー充電して乗り切ってください。


 (2013.02.14)   このページのトップへ

『揺れないジシン』2843

 今さっき、また宮城県沖を震源にして揺れた。石巻震度4。
 あの日付が近づくと、ボクのココロはコワくなってくる。オノノク。ブルブル揺れる。
 このところアタフタして、冬ウツになっているボクジシンが今ほしいのは、決して『揺れないジシン』だ。
 さあ、今届いた「おいしいもん」を食べて元気出そう!

 (2013.02.13)   このページのトップへ

『待ち遠しい』2842

 今日はいろんなものが届く日なので、待ち遠しくて早く起きた。
 仕事でもないのに早く起きるのはうれしい。
 何が届くかといえば「食べるもの」「飲むもの」と相場は決まっている。
 待ち遠しいっていい気持ち。
 一番待ち遠しいのは「春」だけど、あいつはジックリやってくる。
 宅急便のようにはいかないものね。

 (2013.02.13)   このページのトップへ

\

『壊れ鼻の法則』2841

 ボクの鼻は、どうやらある一定の法則によって壊れることが分かってきた。
 それはつまり気温だ。一定気温より下回ると壊れるのだ。
 その一定気温とは『マイナス5度』である。
 壊れるとはどういうことかというと、鼻がつまったり出過ぎたりして、鼻水の制御ができなくなることだ。
 そうなるともう寝られなくなるし、ティッシュボックス1個あっという間になくなってしまうのだ。
 ここしばらくそういうことがなかったのだが、今朝また壊れちまった。
 天気予報で確かめると、やっぱりこの辺はマイナス5度を下回っていた。
 やっぱりな。オレの法則は正しかったぜ。
 だけど、そんな法則が分かったところでどうなるというのだろう。
 気温を変えられない以上、鼻は壊れ続けるじゃあないか!
 えっ? 背筋を鍛えるごとく「鼻」を鍛えろって? 
 なるほど。
 『鼻立て伏せ』30回とか?

 (2013.02.12)   このページのトップへ

『選挙戦争突入』2840

 この町の首長を決める選挙が始まった。
 町内会会計のボクは、ガッツ春松氏の早朝電話の、留守電に発した大声で起こされ、候補者2名の事務所に酒を2本ずつ届けるという任務を負った。ああ迷惑。
 どっちが勝ってもいいようにだそうだ。
 確か候補者は3人いるはずなので、もう1人は当選の可能性がないのだろうか。かわいそうに。
 今年はこういうのが多いね。つまり選挙がさ。
 こんな小さな村からも万単位でお金が動く。
 選挙は実に金のかかるものである。ああ迷惑。
 そして時間も取られる。ああ迷惑。
 今年度3回目の投票。
 雪辱、リベンジ、返り咲きを狙う70歳の候補もいる。
 元気だなあ、みんな。ああ立派。
 やっぱ、あれって一度なったらやめられんのかねえ。
 町長という名の「壇上」には、あま〜い「蜜」が垂らしてあるんだろうなあ。これがホントの『壇蜜』? 
 どうでもいいけど、営業妨害だからヘッドホンしてる代表の耳にまで聞こえる大音響でガナルのだけはやめてほしい。ああ迷惑。

 (2013.02.12)   このページのトップへ

『素直に流れる』2839

 2月12日になった。
 暦は決して逆行しない。反逆もしない。ブレない。
 明日起きてみたら「2月11日」になっているなどということはない。
 暦は静かに、そして素直に流れている。
 暦がそういうものだと信じていられるからこそ、やがて来るであろう「春」も信じられる。
 必ず来ると確信して待てる。
 そういう、暦のような人間に、ボクはなりたいと思う。
 思うのだが・・・。
 まだまだ修行が足りん。
 むやみに歯向かって、逆行することばかりだ。
 ああザンネン!

 (2013.02.12)   このページのトップへ

『冬の涙』2838

 めったに射さない陽光が
 白い雪原の上に降りてくる
 台所で洗い物しながら
 窓越しにそれを見ていると
 どうしたことか
 涙がスーッと流れてくる
 白過ぎてまぶしいからなのか
 うれしいからなのか
 かなしいからなのか
 分からないけど
 スーッとただ涙が
 ほほを伝って流れてくるんだ
 そんな時ボクはふと
 そこにいるだろう君に向かって
 君に会いたくて声をかける
 君が笑顔で振り向いてくれたら
 ボクの涙は笑い涙に変わるけど
 君が泣いていたり
 そこにいなかったりすれば
 ボクの涙はきっと悲しい失意の涙になるだろう
 早くここに来て
 優しい笑顔を見せてくれ

 (2013.02.11)   このページのトップへ

『深遠な大宇宙』2837

 富士山の山頂・・・。



 その裏に広がる大宇宙・・・。



 自然は偉大だ。
 食も偉大だ。



 酒も偉大だ。



 すまんすまん。

 (2013.02.11)   このページのトップへ

『長岡輝子さん102歳』2836

 今観ている「おしん」。幼いおしんの奉公先、加賀屋の大奥様役を演じた長岡輝子さんは2年半前に亡くなったが、なんと御年102歳だった。
 何でも日本の役者の中で最高齢記録だそうだ。
 彼女の演技は本当に素晴らしい。
 ある新聞には、「けなげなおしんを厳しく、やさしく愛した長岡さんの重厚老練、凜(りん)とした演技が光っていた」と書かれているがその通りだ。
 山形弁が自然で上手いと思ったら、出身は「盛岡」だった。なるほど。
 宮沢賢治の朗読でも知られた長岡さんだったが、「賢治さんは天才だと今では誰もが言います。それはその通りですが、私は、賢治さんがいかに普通の人だったかを伝えていければいい」と語っていたそうだ。
 若いころ留学したフランス仕込みの気品あふれる演技。翻訳、演出、主演もこなした才能。
 長岡さんの豊かな晩年を垣間見る『長岡輝子の四姉妹』(草思社)で、「(姉妹は)みんな選んだ男性もよかった。音楽を演奏したり、詩を書いたり、大した人たちだったわ」とわが人生を振り返っている。
 素晴らしい人だ。石巻のおばあちゃんを思い出す。鏡餅だ。

 (2013.02.11)   このページのトップへ

『久しぶりのAMANO』2835

 3週間ぶりだった。
 3週間ぶりだったことは、前回もらった『500円サービス券』の日付で分かった。
 それじゃなくても冬は買物に出にくい。
 その上、最近は「秋田市民市場」といういいところを知ってしまった。
 生鮮に差が出る。特に魚には。当然っちゃあ当然だけど・・・。
 こうやって人間、贅沢を知って、バカになって、身を滅ぼしてしまうのだろうか?
 AMANOでは『焼酎』と『サザエ』と『茎ワカメ』を買った。
 チョコレート(でん六)なども買った。
 みんな、美味しくってあっという間になくなっちゃった。

 (2013.02.11)   このページのトップへ

『当たらん』2834

 当たらん。
 「ロト3」ぐらい当たるだろうと思っていた・・・が・・・当たらん。
 秋田へ行った時200円とか、アマノへ行った時200円とか、セコセコ買ってるのだが・・・当たらん。
 ボックスで買ってるので順番は問わないのだが・・・3つの数字が・・・当たらん。
 当たったら1万円くらいになる時もあった・・・のだが・・・当たらん。
 もう、2000円くらい投資してるのに・・・なぜか・・・当たらん。
 ねえ、どうやったら当たるの?
 えっ? そんなションベンみてえな投資じゃダメだ? 
 オレなんかもう家一軒買えるぐらいつぎ込んだ? もっと盛大にジャバジャバ買え? 10万20万、バ〜ンと買えって?
 やめて! ボクを悪の道に誘い込むのは!

 (2013.02.10)   このページのトップへ

『寒カルチャー』2833

 まだまだ寒い日が続いている。もっとも頭に「秋田では」「北国では」と付けるべきだろう。
 寒くない読者も多いだろうからね。
 そんな、「寒い寒いオラが地元」の、寒いがゆえの人々の知恵、寒いがゆえに花開いた寒冷地特有文化、勝手に『寒カルチャー』と名付けることにした。もとろん『サブカルチャー』のもじり。
 これからいろんな「寒カルチャー的話題」を取り上げてみたいと思うが、今のところ『寒カルチャー』という名前がひらめいたに過ぎん。
 ですので、今日は何も書けません。
 そのうち書きます。

 (2013.02.10)   このページのトップへ

『一杯、一献は命懸け』2832



 昨日、頼んでいた『津軽ぴいどろ』の猪口と銚子が届いた。なかなかいい。酒がうまい。
 今日は、たまたま『酒』にまつわる論文を書いている妻から聞いた『ちょっとおもしろい酒の話』をしよう。
 こんなつまみを食べながらお付き合いください。



 こんなつまみもどうぞ。



「ま、ま、ま、一杯どうぞ!」
 とか、
「たまには一献傾けようじゃないか」  
 などと、安易に『一杯』とか『一献』という言葉を使っていませんか?
 では、その『一杯』とか『一献』って、一体どのくらいの量なのか?
 うちの「酒博士」は調べましたよ。それによると、『一杯』は720ccつまり『4合』であった! ワイン1本分。
 つまり、「一杯やる」というのは「4合瓶を一気飲み」することだったのだ! 驚いたね。
 また、『一献』とは、その場に居合わせた全員と「杯を献上し合うこと」であった。
 もし仮にその会場に50名いれば「50杯」、100人いれば「100杯」飲むことであった!!
 これで分かりましたね。
 簡単に、ニヤニヤしながら、前述のごとき話をしてはいかんということが。『一杯、一献は命懸け』という意味が。
 もっとも、ボクたちの場合は2人なので、それを言うなら正確には「今日は30献くらいいってみよう!」という会話になるわけですけれども。
 もっともっと、お酒にまつわるおもろい話がありますが、それはまた別の機会にしましょう。
 ただ2つだけ。
 本当に美味しいお酒は、『大吟醸』とか何吟醸とか触れ込まなくても、高いお金出さなくても、ノーマルな製法でも、「水」と「米」がよくて「愛情」込めて作れば十分においしいということと、こういう「器」や「つまみ」や「会話」(何で飲むか、誰と飲むか)も、お酒を美味しくする大きい要素だということを付言しときます。
 とにかく昨日は美味しかった。でも、飲み過ぎには注意だね。

 (2013.02.10)   このページのトップへ

『編み物語』2831

 糸井重里さんが、とうとう編み物を始めたそうですが、彼が「編み物」についてこう語っていましたね。
 「編み物」は、まさしく人間を編んでいる。
 気仙沼には昭和三十年代に、ニットブームがあったとも書いてました。  
 遠洋漁業に出かける漁師さんたちが、まさしく「フィッシャーマン」のニットを、船の上で編むために毛糸がたくさん売れたんだとか。
 ボクも編み物にはかなり興味があります。
 今とはいいませんが、いつか編んでみたいなあ。
 編み物といえばこの人の上に出る人はいない「石巻のおばあ」ですが、彼女を見ていると「編み物は頭」だということがよく分かります。
 本当に緻密な設計図は、まさに一級建築士のそれのようですし、それをひと目ひと目、編み棒を巧みに動かして編んでいく様は、さながら宮大工の名工のようです。
 編み物は一見「家庭科ワザ」のようですが、実は「数学と技術ワザ」なのだということを、ボクはおばあを見ていて知りました。
 ナンクロが得意なこともそうですが、ボクとおばあは、どちらも「結構数学好き」人間なのです。
 そのことを、きっと某有名予備校数学教師のトーエーは証明してくれるはずです。なあ、トーエー。

PS トーエーに話を振ったらこんなメールがきました。きっと職業柄「証明」という言葉に反応したんだろう。
 ご指名、ありがとうございます。大学入試よりも難しい課題を与えてもらい、緊張感バリバリです。只今、直前講習でゆっくり考える時間がないので、もう少しお待ち下さい。驚くような学説を発表します。
 しばしお時間を………

 彼のメール、何がうれしいかって、ちゃんと読んでいてくれることだよね。頼むぜ! 新学説。

 (2013.02.09)   このページのトップへ

『うまかですたい』2830

 チーズエンドあべさんのワインはいつも最高にうまいです。
 特にこの2つがうまかったです。↓



 どちらもフランスです。右のオーガニックはいつものやつです。
 次は、市民市場の「ぶっきらぼう肉屋さん」で初めて買ったお肉で作った『ビーフシチュー』です。



 これも死ぬほどうまかですたい。
 Vie de Franceのイギリスパンを添えて。



 もうゆーことないです。
 泣くだけですたい。

 (2013.02.09)   このページのトップへ

『貯金本』2829

 読んだら貯まる本。 と書いてある。
 「金言」(黄金のように価値がある言葉)や「格言」を読むのも楽しい! と書いてある。
 人生を輝かせる貯金旅行へようこそ! とも書いてある。
 500円玉を1個ずつはめながら、ちょっといい話を読んで、読み終わったら10万円! などなど書いてあって。
 名前は『10万円貯まる本「貯金本」』である。
 肝心の値段は1,180円(税込)であった。申込番号023139。
 これです。↓



 妻はこれを見てこう言った。
「私なら作るね」
 器用な人だ。ボクはこう思った。
 こんなもの机の上に置いといたら、泥棒に「ここに金あるぜ!」と教えているようなもんじゃん。
 ならどっか高い所に隠しておけばいいかと思いきや、こんなことが書いてあるではないか。
 たくさん貯まると重くなるので高い棚やタンスなどの上に置かないでください。
 あかんわ。あきまへん。

 (2013.02.09)   このページのトップへ

『お金がモッタイナイス』2828

 ペットボトルを乾かすならコレ! と書いてある。
 牛乳パック、保存袋も干せる。と書いてある。
 使わないときはこんなにスリム! とも書いてある。
 一度に4つ乾かせる。水受け皿付きがうれしい♪ などなど書いてあって。
 名前は『モッタイナイス ペットボトル・袋干し』である。
 肝心の値段は798円(税込)であった。申込番号023119。
 これです。↓



 せっかくだけど、要らんなあ、これ。

 (2013.02.09)   このページのトップへ

『スキマスイッチャー』2827

 デジタル放送になる時、うちのビデオレコーダーはライン入力しか対応できなかったので、録画する時はチューナーそのもののチャンネルを替えなければならない。(分かるかなあ)
 つまり、BSの番組の時はBSに、地上波の時は地上波に手動で切り替える必要があるのだ。
 普段はほとんど「BSプレミアム」の映画を録画するだけなのでそう面倒はないのだが、今、CS(スカパー)が無料期間なので、そっちの時代劇専門チャンネルとか、ホームドラマ専門チャンネルでやっている、ものすごい数の『鬼平犯科帳』を録画する任務が生じてしまった。
 これらは、大変貴重な番組なので、ボクに課された任務はヒジョーに重大である。
 例えば昨日などは、朝5時前に起きて(CS294)に切り替えた。その後9時前に(CS292)に、12時前にまた(CS294)、21時前にまた(CS292)、それが終わってから23:45からのBSの映画を録画するために(BSプレミアム)に合わせて寝たのだ。
 この切り替えのタイミングを間違えると、全く違う番組を録画してしまうことになるのだから大変だ。
 このように昨日だけでもつごう5回もチャンネルを替えているのだが、実はもっと多い日もある。
 こういう作業があと1週間続く。いい加減疲れるのだが、無料なんだからしょうがない。
 妻は、このテレビディレクターのような切り替え作業を「ご苦労さんだこと」と言ってねぎらってくれる。
 そして、そんなボクのことを敬意を込めて(たぶん?)『スキマスイッチャー』と呼ぶ。

 (2013.02.09)   このページのトップへ

『ものすごく風の強い日は不思議と寝やすかった』2826

 寝ると、かなりの上空で「風神」が怒っていた。
 時々ものすごいうなり声で大風が吹き荒れている。
 大粒のヒョウとかアラレがその風に運ばれて地表にばらまかれる。
 すごい、すごい、すごい、すごい!
 予期せぬ雪が、高見盛の塩のようにてんこ盛りになって地面を覆う。
 そのため、急に呼び出されて不機嫌な目を擦りながら出勤した除雪車の運ちゃんが、ドヤドヤ怒ってそれにケンカを売っている。うるさい。
 初めは、煙突とパラボラアンテナの無事が気にかかっていたボクだが、やがてスヤスヤ寝入ってしまったようだ。
 妻も腋(いや「脇」で)寝入っていた。*別に修正するような大した違いじゃないけど、一応。
 くまのプーさんにも、こんな「風の強い日」のお話があったことを思い出した。

 (2013.02.08)   このページのトップへ

『討ち入り』2825

 昨日「討ち入り」があった。
 どこに?
 分からん。
 でも、確かに「討ち入り」があった模様だ。
 妻が教えてくれた。
 ほらね。



 ちなみにうちは無事だった。
「うちに打ち入られなくてよかった」と妻が言った。

 (2013.02.08)   このページのトップへ

『間違いだらけの人生』2824

 最近とみに「かつて子どもの頃に教わったことは実は誤りだった」という事実が次々に判明している。
 例えばこんなことだ。
 『3・3・3運動』。食後3分以内に3分間歯を磨こう!
 そうすれば虫歯にならないって教えられなかった?
 あれ、嘘なんですってね。
 最もいいのは、朝食後ではなく「起きてすぐ」と「寝る前」なんだってさ。虫歯菌は唾液に弱いが、寝ている間は唾液があまり出ないので、その間にはびこっちゃうんだって。しかも、この菌が体内に入るといろんな重篤な病気になることも分かってきたんだそうだ。
 ボクはどうりで虫歯が多かったわけだ。『3・3・3運動』。あれは一体誰が提唱してたんだ!
 あと「うさぎ跳び」は体によくないんですってね。これも最近聞いたんだけど、あんな苦しいの、今までどんだけ我慢して「無駄飛び」させられたかと思うと無性に腹が立ってくる。
 間違いだらけの人生。今更知ってももう遅いよ!

 (2013.02.07)   このページのトップへ

『時代劇仕立ての料理番組』2823

 スカパーの「時代劇専門チャンネル」にこんなにハマるとは思わなかった。
 まあそれもあと1週間なんだけど(無料期間が終わる)、面白い番組があり過ぎて見切れない。
 コーゾーさんの奥さん(トモコさん)いわく「わけあって」うちに来た『鬼平犯科帳』の24巻を読破したので、そのテレビドラマシリーズも見たくなったのは自分でも納得がいくのだが、それ以外の時代劇も見たくなってしょうがない。
 もし、ボクが今、急に65歳くらいになって『有閑年金生活者』にでもなったなら、朝から晩までず〜っとこのチャンネルをつけ放しにして見ていたい気分だ。
 それと、「ホームドラマ専門チャンネル」というのも面白そうだなあ。岡崎友紀の『なんたって18歳』とかやってた。
 そんなわけで、自分がこんなに時代劇好き人間とは思ってもいなかった。年とったからかな?
 昔思ってたことだけど、演歌が好きになって、時代劇が好きになっていくのが「年寄り」なんだって。その通りになってるわ。
 表題の『時代劇仕立ての料理番組』ですが、そういう番組があって、江戸時代の料理をちょんまげをした料理人が作るっていうシコウなんだけど、何だかこれも面白そう。
 そんなこんなで・・・時間が欲しい。
 ビデオは貯まる一方だけど、なかなか休めないのよ。

 (2013.02.07)   このページのトップへ

『八重歯ガール』2822

 石野真子とかがそうだったね。
 上村愛子もそう。
 「ドラキュラ」も、秋田の「なまはげ」も確かそう。
 今「八重歯」がチャームポイントなんだってね。
 それで、「付け八重歯」というのもあるんだって。「付け焼き刃」じゃあありませんよ。
 取り外しできるタイプとできないタイプ。
 昔は八重歯はわざわざ抜いていたもんなのにね。
 妻も昔は八重歯ガールだったんだよ。
 ギコギコ抜かれ、無理矢理矯正された口。
 世が世なら、こんなに「歯医者嫌い」にならずに済んだのにね。

 (2013.02.06)   このページのトップへ

『人は友だちと何を共有したいのだろうか?』2821

 近頃流行っているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)ですが、あれは一体、友だちと「何を共有するものなのか」がよく分からなくなってきた。
 ツイッターもそうだし、ボクがこうやって書いてるブログも、最近始めたフェイスブックも、フトわけが分からなくなる時がある。
 こんな話を聞きたい人が果しているのかどうかも疑わしいのだが、仮にいたとしても、その人にとってこんなクダラナイ話が何かの「タシ」になっているのかどうか、はなはだ不安になる。
 トーエーのように、通勤の途中で暇つぶしに読んでくれているのならまだしも、真面目に開いてくれる人にとっては、「貴重な時間奪ってすみません」と、失礼千万、不謹慎極まりない気持ちになって、平身低頭謝りたくなる。
 フェイスブックにだって、ボクが書いているのは、毎日「何食った」「かに食った」ばかりなのである。「人が何食おうがどうでもいいじゃんね」と、時々自分でも「ああ寒い」と思うことがある。
 数少ない「友だち」に対して「すまん」と思う。
 だったらこんなブログも、そんなフェイスブックもやめちまえばいいのだ。いいのだが、そうもいかない事情がある。
 おそらくそれは、きっと、やっぱ世間に「遅れたくない」気持ちなのだろうな。
 あるいは「ボクを忘れないでほしい」のだろうな。つまり、「さみしさの解消」の意味もあるのだろうな。誰かがリアクションしてくれると単純にうれしいものね。
 ボクはご存じのように、「妻さえいればあとは誰も何も要らないやい!」と、本気で思っている強靭なまでの愛妻家である。
 そんなボクでも、こんなふうにしてSNSの世界に片足を浸かっていたいと思っているのだ。「ちょっと欲張りな寂しがり屋さん」なんだ。
 結論・・・人は友だちと何を共有したいのか? それは「ヌクモリ」ですね、きっと。ヌクモリを共有したいんですよ。

PS ところで昨日はこんな秋田の郷土料理を食べた。『ひろっこの酢味噌和え』である。



 これを『ボクのフェイスブック』に載せたら、地元の「ささきこう」という友人がこんなコメントを書いてくれました。あいつと飲みたくなったなあ。

 ガキの頃、近所の人んちの畑にあった「ヒロっこ」を辛い辛いと言いながら盗み食いしていたが、後に、天秤棒にぶら下げた木の桶から「こやし」をかけている光景を目撃し、大きなショックを受けたことを思い出した。
 それに対してボクは「オレも大きなショック!(笑)」と返したのだが、そんな何気ないやり取りの中にも、何だかそこはかとない「ヌクモリ」を感じるじゃあありませんか。あいつに会いたくなったなあ。

 (2013.02.06)   このページのトップへ

『北海道へ行きたいなあ』2820

 北海道に行きたいなあ。
 ジンギスカンも食べたいし、時計台ラーメンも食べたいし、小樽でお寿司も食べたいし、カニも食べたいし、ホッキ飯とかも食いたいなあ。
 それから有名どころのスイーツもいっぱいいっぱい買ってきたい。
 食べることばっかだね。
 「さっぽろ雪まつり」は2月5日〜11日までだった。

 ああ、北海道に行きたいなあ。
 あと6日・・・あるんだよなあ。
 行っちゃおうっかなあ。

 (2013.02.06)   このページのトップへ

『腹にバチ当たった』2819

 昼間っからこんな贅沢なものを食べたからだ。
 『鮪のネギトロ丼』と『鯛の潮汁』。どっちも高級魚へん料理だ。

 

 腹も驚くわな。

 (2013.02.05)   このページのトップへ

『執事失格』2818

 今、ファンヒーターの「延長チャイム」が鳴ったのだが、ボクが立ち上がろうとすると、ものすごい早さで代表のほうが先に立ち上がって、ボタンを押しに走っていった。
 負けた。
 執事失格。

 (2013.02.05)   このページのトップへ

『キジの親子その後』2817

 さっき、家の前の竹やぶをキジの親子(といっても子どもはもう巨大になってましたが)が、トトトト歩いていました。
 子どもは2羽しかいませんでした。前は3〜4羽いたのに。口減らしかな?
 雪山に見えても、竹やぶの中はきっと雪がなくドームみたいになっていて、地面も見えているから、そこに入っていって冬眠中の虫たちを食べているんだろうなあ、と思いました。
 彼らは図体がでかいので、エサをたくさん食べなきゃなんないからいろいろ大変なんだろうなあ、きっと。

  

 (2013.02.05)   このページのトップへ

『欲しい賞』2816

 文学賞としては、文學界新人賞、群像新人文学賞、オール讀物新人賞、すばる文学賞、小学館文庫文学賞、江戸川乱歩賞、芥川賞、野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、山本周五郎賞、谷崎潤一郎賞、読売文学賞、野間文芸賞、吉川英治文学賞などが欲しいです。随分欲張りやな、お前。
 ブッカー賞、ゴンクール賞、ピューリッツァー賞 、フランツ・カフカ賞、エルサレム賞、ノーベル文学賞、ついでにアカデミー賞、オスカー賞なども国際的でいいですね。できれば欲しいです。
 でも、本当は一番欲しい賞は『みうらじゅん賞』なんです。
 ちなみに、こういう人たちがもらってます。

1994年(第1回)杉作J太郎、中野まり子(元おきゃんぴー、ライター)、カーツ佐藤(佐藤克之、ライター)、いとうせいこう
1995年(第2回)薮下秀樹(宝島社「VOW」担当、エビ天巨匠監督)、泉晴紀、泉麻人、田口トモロヲ
1996年(第3回)金子修介、樋口真嗣、町山智浩、水野晴郎、安斎肇、山田五郎
1997年(第4回)宮本浩次、吉田照美、喜国雅彦、谷ナオミ、松崎しげる 、水道橋博士
1998年(第5回)スターシップ・トゥルーパーズ、ミスターマッスル、野坂昭如、ヤセの断崖、池田貴族
1999年(第6回)遠藤賢司、久住昌之、ジョージ・ルーカス、優香、ニャンまげ
2000年(第7回)ケビン・ベーコン(『インビジブル』)、野沢直子、井上陽水、小林よしのり、叶姉妹
2005年(第8回)熊田曜子、井筒和幸、猫ひろし、リリー・フランキー、峯田和伸(『アイデン&ティティ』)、ジャガー、リチャード・ギア(『Shall We Dance?』)
2006年(第9回)高見沢俊彦(わんこそばギター)、スチャダラパー、高田純次、サミュエル・L・ジャクソン(『スネーク・フライト』)、二本松の菊人形、大竹伸朗 、ギャル曽根
2007年(第10回)田村正和(『ラストラブ』)、黒川晃彦(野外彫刻)、入水鍾乳洞(福島県)、キヨーレオピン、俺たちフィギュアスケーター、ぽっちゃり王子(ゴルファー)、SAM(TRF)
2008年(第11回)せんとくん、笑福亭鶴光、人間椅子、高田文夫、根本敬、中井貴一(『次郎長三国志』)
2009年(第12回)チョー(『たんけんぼくのまち』)、ポール・スミス、色即ぜねれいしょん、松本清張、ビーグル38
2010年(第13回)水嶋ヒロ、ダニー・トレホ(『マチェーテ』)、YO-KING、風間ゆみ、太田章(ニャン2倶楽部初代編集長)、松久淳
2011年(第14回)野口健、前野健太、わさお、ピンク・フロイド、ミゲル・ゲレイロ
2012年(第15回)川勝正幸、ドン小西、糸井重里、壇蜜、オリエンタル工業(ラブドール)

 欲しいなあ。みうらじゅん賞。
 ちなみに代表は、『毎日新聞農業記録賞』、『田中賞』を受賞したことがあります。どちらも素晴らしく権威のある偉大な賞です。
 後者の『田中賞』は来年も密かに狙っているそうです。
 でも、ホントは、そういう賞をくれた立派な人にこそ、ボクたちからも賞を贈ったほうがいいと思うんですよね。
 ねえ代表、今年は『ことなひまめ賞』っての作っちゃおうか? 

 (2013.02.04)   このページのトップへ

『ちょっと変で、ものすごくきれい好きな人』2815

 妻がカフェラテがどうしても飲みたいというので、駅のトピコの『Vie de France』でお昼を食べた。
 去年の今頃、息子とここで珈琲を飲んだことを思い出した。
 それはそうと、帰りにトイレに行くと、小用を足しながら「お客さんだ、お客さん!」とボクに向かって叫ぶ人がいた。
 ・・・まあ、お客さんはお客さんかもしれないが、トイレでそう言われても困ると思った。
 毛糸の帽子をかぶったその人は、小用を足しながら、ボクのほうを見て何度もそう言った。「お客さんだ、お客さん!」
 ボクは、仕方がないから、小用を足しながら「はい、どうも」と、一応少し笑って会釈した。だが、彼は笑わなかったばかりか、ボク(お客さん)を置き去りにして黙って走り去ってしまった。急に連れがいなくなってしまったお客さんは、取り残された格好になった。
 手洗いのほうで「いっ、にっ、さん、しっ、ごっ!・・・」と、何か大きな声で数えている人がいた。ものすごい気合いとスピードで、その人はあっという間に百まで数え終わると、今度はまた1から数え直している。
 なんだ、なんだ、なんだ!
 ボクも用が済んで行ってみたら、その人はさっきの毛糸の帽子をかぶった人だった。
 彼は「いっ、にっ、さん、しっ、ごっ・・・」と自ら号令をかけながら、せっけん液の入ったプッシュ式のヤツありますよね。アレを「ピュッ! ピュッ! ピュッ!」と押していたのだった。
 しかも、まくりあげた腕にせっけん液をまんべんなく付けて、ものすごい勢いでこすって泡だらけにして洗っていたのだった。
 このままだと、髪の毛とか体とかまで洗い始めそうな勢いだった。隣にいるボクにまで、「お背中でも流しましょうか?」とか言ってきそうなムードだった。
 なので、そう言われても困るので、ボクはそそくさとそこを立ち去ることにした。
 そのことを、待っていた妻に詳しく話したら、妻は死ぬほど笑っていた。後ろに座っていたおばちゃんたちまで笑っていた(ような気がした)。
 それにしても・・・ちょっと変で、ものすごくきれい好きな人だった。

 (2013.02.04)   このページのトップへ

『ぶっきらぼう肉屋さん』2814

 明日は雪だというので、9時に納品を終えた後、思い立って思い切って『秋田市民市場』に行った。
 この1週間、どこにもいけずに缶詰だったので、そろそろ買い出しをしなければ・・・だったのだ。
 よく頑張ったので、「え〜い! スキヤキッちゃえ!」ということが自然に、堂々と、臆面もなく誰彼となく言える精神状態だった。
 肉屋さんにはいろんなお肉が並んでいたが、「リブロース」と書いてあったので「これはいわゆるロースですか?」と聞いてみたのだが、看板娘的な若い女の子は、ヒジョーに不機嫌な感じでこう言うではないか。
「はい」
 ボクとの会話を拒んでいるのか? 嫌なのか? ひげのオヤジは。
 後ろに居並ぶ、おそらくこの肉屋の家族たちと思われる人たちも、ボクを冷ややかにながめておる。
 聞かなきゃよかったな。大ハズししたな。
 そう思った。
 何だか空し口惜しかったから、ちくしょうと思って、一番高い肉を300グラムも買ってやった。どうだ! ってなもんだ。
 けど・・・別に彼女は驚いた様子も、媚びへつらう様子も一切なく、逆に勝ち誇ったように「ほかにありますか?」と言った。あと買うものがなかった。完敗だった。
 まったく『ぶっきらぼう肉屋さん』だなあ、あの店は・・・と思った。
 クルマの中で、妻とそんなことを話しながら帰ってきた。まあ、慣れりゃあいっか。

 (2013.02.04)   このページのトップへ

『とりあえずゴワサンで願いました』2813

 代表は4日間続いた「必殺急ぎ働き仕事人」の最後を飾る「仕上げ」の段階に入っている。
 今日も6時起きであったが、泣いても笑っても9時が納期なのである。
 お疲れさんでしたね。明日はチト休養を取りましょうね。
 さて、ここで唐突に「秋田の天気予報」に話を持っていきます。
 おいおい、どうしたんだってくらいの暖気がきて、屋根の雪が8割方なくなってしまった!!
 まだ2割あるところが「うちらしい」っちゃあ「うちらしい」んだけど、まあほとんど「ゴワサン」と言っていいんでない?
 借金帳消し、心機一転、棄捐令、棒引き、出張精算、定年退職、熟年離婚、恩赦・・・。そんなムード。
 で、気を良くしていたら・・・それもつかの間。
 あちゃ〜、明日からまた毎日毎日「雪マーク」。
 んだんだ。秋田はそんなに甘くねべ。ババメはもっとだべ。

 (2013.02.04)   このページのトップへ

『こけら』2812

 「柿(こけら)落とし」というのは、新たに建てられる劇場での初演の催しのこと。
 柿(こけら)というのは「木片」のことである。
 *「柿」の字は、正式には微妙に「柿(かき)」とは違うのだがここでは代用します。
 語源は、建築工事の一番最後にそれを払うことで、つまりは「完成」を意味するわけだ。これは慶事である。
 歌舞伎発祥の言葉に「こけら落としを見ると寿命が延びる」というものがあるそうだ。
 それだけに、2ヶ月後に迫った『新歌舞伎座』のこけら落としを待ちわびていた人は多いはずだ。かく言う自分たちもそうだった。すぐには行けないにしても、できればおばあちゃんと3人で東京見物を兼ねて行きいと思っているのだ。
 たぶん建築のほうは順調なのだろうが、こけら落としを飾る大物役者が、ここにきてバタバタいなくなってしまった。
 12月には中村勘三郎さんが57歳の若さで、そして昨日、12代市川團十郎さん(66歳)が亡くなってしまった。
 こけら落としの前に、彼らのほうが「こけら」になって落ちてしまった。
 ヒジョーに無念だ。見たかったな。
 フト、「家を建てたら3年は用心しろ」という言葉を思い出した。
 ボクが小学生の頃、この家を新築した時分に聞いたのだろう。
 アノ時は、「人は家を建てたりすると有頂天になって失敗するものだから気をつけろ」程度の教訓と思っていたが、もしかしたら、そういうことではなくて、古い家に取り憑いていた「守護霊」のようなものが、そこを追われるのを悔しがってそれをする人間に「座敷童」とかあんな感じで「災禍」をもたらすのではないか? などと、ホラーチックなことを想像してしまった。
 「こけら」は「厄」を意味し、それを払う(厄払い)の行事が「こけら落とし」の本当の意味なんじゃないかさえと思えてきた。慶事というよりはお祓いの行事。
 だけど、それを払う前に2人とも悪霊にやられちゃったってわけだ。
 歴史ある「歌舞伎座」だけに「座敷童パワー」も尋常じゃないのかな?
 團十郎のご冥福を祈るとともに、とにかく、歌舞伎座関係者の皆さん、気をつけてください、としか言いようがない。

 (2013.02.04)   このページのトップへ

『娯楽ッキー』2811

 「娯楽ッキー」とは「娯楽」と「ラッキー」を合わせた造語である。
 代表が今朝そう名付けた。
 ボクたちがズーッと見たかったものが手に入ったのだ。
 それは池波正太郎の娯楽時代劇『鬼平犯科帳』のテレビドラマ版である。
 しかも無料でだ。(今、スカパーが10日間無料なのだ)
 調べてみたらこの10日間だけで、かなりの番組が録画できることが分かった。
 中村吉右衛門主演シリーズだけでなく、丹波哲郎主演シリーズ、松本幸四郎(白鴎)主演シリーズ、はたまたそのスペシャル番組まである。
 何という『娯楽のてんこもり』、何という『ラッキー池田』なんだろう! 
 このところ根を詰めて朝早くから頑張っているボクらだが、シフクの娯楽タイムまであともう少しだ。
 それにしても、CSってすごいチャンネル数があるんだね。
 とてもとても見ったでねえな。(見切れないね)

 (2013.02.03)   このページのトップへ

『BBの悲哀2〜自己ムジュン〜』2810

 BBとは、何度も言うが「ボディービルダー」のことである。エーザイの薬ではない。野球選手でもヤフーのネット回線でもない。
 BBとは「おのれの筋肉をいかに高く盛るか、かつまた、いかに割るかということを生きる命題」にしている人たちのことである。
 『勝手に改造人間』である。
 前回は、彼らに対する「素朴な疑問」をぶつけてみたが、いまだ彼らからの回答は寄せられていない。
 仕方がないので、続けざまに今日は、もっと核心に踏み込んだテーマを取り上げてみる。
 それはひと言で言うと『盛る(割る)目的』である。 
 『ボディービルダー』たちは、何の目的でああも盛ったり割ったりするのだろうか?
 私はこう予想する。
 あらゆる動物は原始的な欲求として、オスはメスと、メスはオスと出会い交尾をしたいと思っている。それがために生きている。
 人間であれば、男はいいクルマに乗り、金持ちになりたがる。メスは(ほんの一時期だが)やたらきれいになる時期がある。
 それは最良のパートナーを得たいがためである。早い話「モテたい」からである。
 BBたちは、どうもそういう目的のために盛ったり割ったりしているように思えてならない。
 だとすれば、それは今時「大きな誤算」と言わねばなるまい。盛りに「グッとくる」人、割れに「いいね!」の人、テカリに「グッジョブ!」を押す人はいません。ええ、はっきり言って大きな勘違い。むしろその反対です。「↓」こっち押します。
 どうもあれを見てると、南国のもんのすごい格好した「オスのホロホロ鳥」を思い出して笑ってしまったのはボクだけだろうか。 「滑稽な悪あがきだなあ」と思いながらも、悲哀を込めて拍手を送りたくなるのはボクだけだろうか。 
 彼らだっていつかは気付くはずだ。
 女にモテたい一心で盛ったり割ったりしてきたはずだったのに、筋肉の隆盛ぶりと比較して、最も大切なセックスアピールの「アレ」が、あまりにも、縮小し、衰退し、陳腐化し・・・気付くと太ももの間にめりこんでしまったではないか! という衝撃的事実に!
 ああ、なんと哀れなことに、「チンちいせえ!」とか、ここでも言われちゃっているのである。
 どうもこうもないではないか。これを「徒労」とか「自己ムジュン」と言わずして何といえばいいのだ。 
(結論)チンは筋肉ではなかった。正解は「海綿体」だった。彼らはそこんとこにもっと早く気付くべきだったのだ。

 (2013.02.03)   このページのトップへ

『死ぬほど忙しい3連ちゃんの中日』2809

 代表は死ぬほど忙しく、昨日は悪い夢にまでうなされたそうだ。
 悪夢その1は「家中が雨漏りして水浸しになっている恐ろしい夢」。
 悪夢その2は「朝5時に合わせておいた目覚ましがなぜか9時にセットされていた夢」。
 今日は残業になっている。
 執事のボクは、この大仕事が終わったらご褒美に一緒に見ることにしている、今スカパーで無料でやってる『鬼平犯科帳』を、抜かりなく録画することぐらいだ。
 今、スカパーは10日間無料なのだよ。
 それから、さっきうれしかったのは、代表がちょこっと5分の休憩の時、ボクの書いたブログを読んでクスッと笑ったことだ。 
 『ボディービルダー』のヤツがおかしかったらしい。
 少しは役に立ったかな?

 (2013.02.02)   このページのトップへ

『浮かれて飛び出ていいものか?』2808

 どうしたんだ、ヘヘイ、ベーベ!
 バッテリーはビンビンだぜい!
 いつものように・・・。
 と、ここまで書いて思った。
 オレ、浮かれてねえか?
 それもそのはず、2月になっておかしい。
 頭もおかしいが、天気がおかしいのだ。 
 「いつものように」じゃないのだ。
 ミョーに暖かいのだ。雨が降ってるのだ。雪が屋根からどんどん融けて落ちているのだ。 
 一体どうなってんだ? 「天変地異の前触れか?」と、妻は言った。
 文字通りの「猫なで声」を発しながら、サカリのついたネコが発情して浮かれて外に飛び出している。
 東京なんか20度もあるそうだ。何か変だ。
 これでいいわけがない。
 ドドドドド〜ン!
 ほら、今もまた玄関先に大きな氷雪の塊が落下した。
 危なくて外へも出られない。
 が、ボクが恐れているのは、腐れかかった「庇(ひさし)」まで一緒に落下してしまうことだ。
 実は事務所の庇はもう既にそうなっているのだ。
 ああ、恐ろしい。いろんな意味で恐ろしい。

 (2013.02.02)   このページのトップへ

『合理性の罠』2807

 例えばおでんを作るとするでしょう。
 うちは野菜倉庫が奥の部屋にあるので、そこに野菜を取りにいくことになります。
 まず、大根と白菜を手に持ちます。
 その時、冷凍庫の上にある「卵ケース」が目に入ります。
「いっけねえ、卵は必須!」となります。まだ余裕です。
 それを持つために、大根と白菜は両脇に抱え直します。卵ケースは左手に持ちます。
「これでよし!」と思って立ち上がろうとした時、フト冷凍してある「牛スジ」のことが脳裏をよぎります。 
 そこで今度は、唯一空いている右手で、冷凍庫のドアに手をかけます。
「よっこい正一!」とばかりに、その小袋を右手の小指でつまみ上げます。
「さあて、これでよし!」となって、ドアを閉めようと思った時、今度は「タコの頭」の入ったトレイが目の端に留ります。
「いっけねえ、これもだった!」と思って、それにも手を伸ばします。
 その時です。
 ガダガダガダ〜ン!!!
 みんな床に落ちます。卵割れ、大根折れ、タコはズラ化します。
 コレ、合理性の罠です。
 妻がよくやる、石巻弁でいうところの『イヂゲ勝負(1回勝負)』というヤツです。



 (2013.02.01)   このページのトップへ

『合法と違法の境目』2806

 路上とか公衆の面前で出してはいかん! とゴシャガレル(秋田弁とか石巻弁、仙台弁で「怒られる」の意)のが「わいせつ物」である。罪名は「わいせつ物チン列罪」。
 実は「わいせつ物」というくくりも変なもので、例えば「保健体育の教科書」(今もそうなのかな?)とか、理科の教科書などではたぶん「男性器」とか「生殖器」とか呼ばれ、種の保存上、大変チン重されているものです。
 このように「ところ変われば一気に危険物」化するものはかわいそうです。
 全然話が変わるんだけど、(路上という点だけがつながってる)『移動看板』というのがありますね。
 何やら怪しいおっさんが、プラカードのようなものを持って立っている、アレです。
 そのプラカードには大きな→が書いてあって、「何やらいかがわしい風俗系のお店」の名前が書いてあります。
 ああいう場所にああいう看板は明らかに「違法」なのですが、ビミョーなところであのおっさんたちはセーフなのです。
 なぜか? 
 アレは彼らの『荷物』だからです。
「荷物を持って立ってて何が悪い」というわけです。
 このように、世の中には「合法」と「違法」のビミョーなところを利用した商売がたくさんあるようですね。
 どういう業界に多いかというと、もちろん性風俗界と政治界です。

 (2013.02.01)   このページのトップへ

『ボディービルダーたちの見る夢』2805

 最近背中が割れるからだろうか?
 昨日の「寝しゃべり」で、『ボディービルダー』の話になった。何のためか知らんが、体を盛って割っている種族のことだ。そういう競技もある。
 今時どうなのかサッパリ分からないけど、昔結構流行っていたものですよね?
 いろんなところが盛られて割れていた。腹、背中はもとより、手、足、けつ・・・アゴまで割れていなかったっけ?
 そのことで、今までどうしても疑問に思っていたことがあったのだが、誰に聞くわけにもいかず、ずっとココロの中に封印してきたことがあったことを思い出し、思い切ってそれを妻にぶつけてみた。
 妻も密かにそういう類いのクエスチョンを隠し持っていたようで、ボクにも負けないくらい、いろんな問題提起をするのだった。
 その一部を拾ってみよう。BBとはもちろん「ボディービルダー」の略である。
・なぜBBはみなあんなに肌が黒い必要があるのか?
・どうしてあんなに光るのか? あの油は地あぶらなのか? サラダ油なのか? はたまたオリーブ油? 
・そもそもなぜBBはあんなに「割れ好き」なのか? 
・どうしてBBは顔とケツとアレが小さいのか?
・BBは小さなビキニパンツしか履いちゃいけないのか? アレはどうやって履くのか? また、脱ぐ時はハサミで切り裂くしかないのではないのか?
・あのパンツは黒か赤と相場が決まっているのか? 白じゃダメなのか?
・なぜBBの歯は極端に白く、髪はほとんどパンチか坊主か短髪なのか?
・ポーズを取る時、どうして「ママさんコーラス」の人たちがよくやるような手の形になっているのか?
・なぜキヨハラの顔は炭より黒くなってしまったのか? 皮膚がんの心配はないのか?
・なぜナガブチの腕はギターよりも太くなってしまったのか? 彼らはホモなのか???
・そもそも割って何になるのか? BBたちの見る夢とは? ・・・。

 そんなわけで、もう書き切れないくらい、さまざまな疑問が噴出し寝室中を駆け回ったわけです。
 それに対する正確な解答は、モノホンのBBに聞くしかないのだが、ただ一つこれだけは確かと思われる決定的事実をボクらは発見した。
 それは、あの「割れ」は「偽物」「見せかけ」「イミテーション」だということだ。
 割ったり黒くしたり光らせたりするのは威嚇のためであって、あくまでも「観賞用」というか「競技用」でしかなく、実際にスコップを担いで穴を掘ったり、屋根の雪下ろしをするための筋肉ではないのだ。実用性ゼロ。だって、そういうBB見たことありませんよね。
 な〜んだ、カッチョわりぃ(マッチョわりぃ)ということになった。
 筋肉割るなら薪を割れ!
 という辛辣な結論に落ち着いた。
 BB諸氏! この見解に文句あったらいつでも反論してください。受けて立つゼイ!

PS かくいう筆者は女の子にモテたい一心で、高校生の時、「ブルーワーカー」なるものを密かに通販で購入していたことを告白する。ザンネンながら「モテ」も「割れ」もしなかったけど・・・。

 笑うなよ、あんた。

 (2013.02.01)   このページのトップへ

『きわどい雪庇』2804

 屋根が長い。
 こんなに長かったっけ?
 どうせなら下まで付いてくれてもいいよ。



 トーエーなどは詳しいのだろうが、雪山でよく、こういう「雪庇(せっぴ)」を踏み抜いて、崖底に真っ逆さまってケースがありますよね。
 雪下ろしの時は気をつけましょう。といってもすぐ地面だけど・・・。
 今日から2月じゃね。
 1月はメチャメチャ忙しかったが、2月もまたそうなりそうな気配である。
 その証拠に、いきなり今日からまた「早朝の急ぎ働き」が始まっている。
 さあ、お昼の「うなぎ」を楽しみに頑張るぞ!
 それから被災地への「復興税」を払うためにも・・・微力ながら・・・。

 (2013.02.01)   このページのトップへ

『小喜利、中喜利、大喜利』2803

 妻の誕生日はなかなか終わらない。
 本当は28日がその日だったのだが、どうもそれは「前座」「序の口」だった模様で、昨日がその本チャン、『笑点』でいえば大喜利ということに相成った。
 大喜利の昨日は、あべさんの美味しいワインとチーズから入り、初挑戦の『エビとオレンジサラダ』を主役自らが作った。これは甘い贅沢で実に美味かった!



 メインはもちろん『特製椰子風ハンバーグ』であるが、今回は小さめの『パッチアダムス風』にしてみた。それから、ソースにこだわって『赤ワインソース』にしてみた。大人の味がたまらなくグワシグワシ! だった。



 妻の誕生日の『大喜利』の詳しい模様は、写真コーナー『誕生日の立派な祝い方〜パッチアダムスハンバーグ〜』をご覧下さい。
 目にドクな人もいるかもしれませんが・・・。

 (2013.01.31)   このページのトップへ

『背中が割れる』2802

 『ザ・ザトーズ』の話は前に書いた。
 互いが互いを座頭する人たちのことである。
 座頭とは「あんま」のことである。
 腰痛は背筋を鍛えるに限る、と腰痛の先人たちが言うもんで、ボクはあんまの後で、妻にお尻に乗ってもらい、水泳の「バタフライ」バリの運動を繰り返している。
 まるで、「ニバタ(200メートルバタフライ)」でオリンピックに出場し、「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」で流行語大賞を取った松田丈志バリの、自分でも驚くほどのバネなのだ。
 カウント30からは、よく分かんないが、首を左右に振る。この時の自分は、自分でも「オットセイに似てるなあ」と思ったり、「スティービー・ワンダーっぽい」と思ったりする。
 そうして、50まで数えてバタンとなる。
 後ろで声がする。
 久世由美子コーチである。
「ようし、丈志、よう頑張ったねえ。ほら、背中も割れてきたよ」

 (2013.01.31)   このページのトップへ

『スペンサー・トレイシーとボクの違い』2801

 スペンサー・トレイシーといえば、『花嫁の父』とか『可愛い配当』とか『老人と海』とか『ニュールンベルグ裁判』とか(ありったけ知ってる映画を出してみた)に出ている大好きな俳優だ。
 夫婦以上の良き伴侶であり、役者としても名コンビだったキャサリン・ヘップバーンとのこの話は有名だ。
 スペンサーが宗教上の理由で離婚できなかったため、20年以上も結婚せずにいたが、スペンサーの体調が悪化するとキャサリンは5年間休養を取り彼の看病をした。死を看取ったのも彼女だったが、「ルイーズ(奥さん)に申し訳ない」と言って葬儀には出なかった、というものである。
 また、彼女はスペンサーのことを『樫の木のような人』と語っていたそうだ。「樫の木のような人、夏の風のような人、そして男が男だった時代の人でした」と。
 そんな話を、お酒を飲みながら妻としていて、フト思い出したことがあった。
 それは、妻の後輩のFちゃんのこと。
 彼女は、いつか飲みながらこんなことを言っていた。
「伊藤さんて、椰子の木のような人ですね」
 なかなか的を射た言葉だなあと、自分のことながら、思い出してうれしくなった。
 年を重ねれば重ねるほど、ボクはゆらゆらぶらぶら、もっともっと椰子の木のようでありたいと思った。
 おい! もっとシャキッとせい! という声もどっかから聞こえてくるが・・・。

 (2013.01.31)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜2800話はこちら)