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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』
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『十六団子、連載スタート!』1001

 抱腹絶倒、笑いの金字塔、『十六団子』の連載が始まりました!
 さあ、『こちら』をクリック!

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『おしまい、チャンチャン!』1000

 いよいよ最後ともなってしまうと、何を書いたらいいものやら・・・。
 皆さん、長い間お付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
 あれ? 
 ホントに何にも書くことなくなっちゃったよ。
 そういうわけで・・・。
 おしまい、チャンチャン!

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『東北人』999

 江戸時代は、お上に「米」を差し出してきた。
 明治維新以降は、東北の強い「兵」を差し出してきた。
 高度経済成長期は、集団就職で「労働力」を差し出してきた。
 そして今回分かったように、東北人は都会の人のために「電力」まで差し出してきた。
 東北人あっての東京、東北人に支えられての日本なのだ。
 ボクが選ばれなかった「復興構想会議」では、そんな東北人のスピーチが大きな反響を呼んだそうである。
 がんばろう! 東北人。
 がんばろう! 日本。
 頑張ろう! 自分。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『福澤先生』998

 実証的な科学を「実学」という。
 物事の軽重を冷静に判断することを「公智」という。
 災害などによって国難な状態にある人を思いやる心を「徳心」という。
 大震災からの復興・・・。
 これからは、まさに「実学」と「公智」と「徳心」の精神が必要となるだろう。
 福澤先生の教えが生かされる時代になる。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『ボクの悪友情報』997

 まずスズキさん。
 地震で本棚から本が落ちながらも、取手で彼は教鞭を取っていた。
 3社カケモチで忙しく教えているらしい。
「エッセイの中断は残念だが、こっちの都合だけを言ってられない。ヤッシの目標に向かって進んでほしい。お前の文筆活動が順調に行かないと、積善くらげの活動も思いっきり出来ないぞ」
 そんな檄を飛ばされた。
 相変わらず、こんなことも書いてあった。
「俺もライブ活動のために、仕事以上に、ギターを練習してます。春は会えなかったが、再び酒を酌み交わす日を楽しみにしてますよ。この歳でこんな事をいう俺たちはなんなんだろう。《夢をあきらめるな!》」
 あるまんど山平からもこんなメールが。
「 Yashi! 1,000回…ちょっとさびしくなるね。がんばってくれよ」
 ボランティアで大槌町に演奏に行く、とも書いてある。
 それぞれみんな頑張っている。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『行ってくるぞ!』996

 やっと石巻行きの日程が決まった。
 1週間後、23日(土)〜25日(月)。
 1日目は、七ヶ浜の義兄(カッツ)と義姉(リエさん)宅へ。
 「だまこ鍋」を作って振る舞うことになっている。
 翌日は石巻の実家へ行く。
 ああ、やっとこの時がきた。
 いよいよ「運送屋」兼「炊き出し係」兼「ハグチーム」兼「肩もみ隊」出動である。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『人間をあざ笑っているようだ』995

 暑くなったり、寒くなったり、カラッと晴れたり、猛烈な風が吹いたり、稲妻が轟いたり、大地震になったり、津波が襲ってきたり・・・。
 ああ、それに原発・・・。漏れたり、ふさいだり、飛んだり、染み込んだり、熱くなったり、冷やしたり、固めたり、流したり・・・。
 もう! 空と大地との間で、ズタズタに翻弄されまくっているボクたち日本人。
 誰かがボクらをあざ笑っているようだ。
 でも、そんなに笑いたいならね、ボクの『十六団子』でも読んで笑ってもらったほうがうれしいですけどね。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『味の素の不思議』994

 昨日、スーパーで買い物をして思ったことがある。
 相変わらずないのは、「電池」(単4を除く)「懐中電灯」。品薄で1家族1個とか書いてあるのは、「納豆」「牛乳」など。
 カップ麺あたりは充実してきている。
 そんな中、どうして? という商品がある。
 これは何件か当たってみたが、一様にスッカラカンの品切れだった。
 「味の素」である。
 化学調味料という意味では、お仲間の「ハイミー」は過剰在庫なくらいにある。
 不思議だ。不可思議だ。
 誰かが「味の素」だけを大量に買い占めているのだろうか?
 それにしても、何のために? 成分が放射能汚染に関係しているのだろうか。「イソジン」が売れたみたいに。
 それとも、質素な生活の中で、味の濃いもの、うまみの強いものを人々が求めているのだろうか? じゃあ、なんで「ハイミー」は売れないのか?
 う〜ん、分からん。
 その謎が解けないでいる。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『空が怒っている』993

 今度は空が怒っている。
 ドドドドドドッガ〜ン!(こんな表記では間に合わないくらいすごい音だ)
 窓がビリビリ、床まで揺れている。
 地面の次は空かよ。
 ヘッドホーンをしている代表の耳にまで雷鳴が轟く。
 う〜ん。
「停電になるかもしれない」
 代表は、いち早くバックアップを取っている。
 ボクはラヂオと懐中電灯の用意に走ろう。
 それにしても、何だってんだよ。
 この、空!

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『十六団子〜予告』992

 ボクが落選した(と思われる)作品の一つが『十六団子』というものだ。
 もう一つは『Treasureーたがらもの』という。
 で、『十六団子』のほうなんですが、これは規定枚数を大幅に越える(というか2倍の)分量の小説だった。
 そのことを編集部に確認すると、『小説賞』の規定外ではあるが、とりあえず出してみてください、ということだった。
 とりあえず出した。
 考えてみたら、ボクの作品は、もしかしたら選考のテーブルにも乗ってなかったのかもしれない。
 まあ、いいや。
 でも、この小説『十六団子』は1460枚でなければならなかった。
 縮めることは絶対できなかった。
 だけど、その枚数を許す小説賞がなかった。これ「負け惜しみ」ちゃいますよ。
 絶対の自信作なんです。もう『映画化』まで想定して、配役まで決めていたんですから。
 それなんでね。どうしてもこの小説は誰かに読んでもらいたいんです。そして、笑ってもらいたいんですよね。
 さあ、封切りまでもう少しですよ。随分引っ張ってるなあ。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『去年の4月16日』991

 気になって調べてみたら、その日はエッセイを書いてなく、東京に行ってたんですね。
 そのあたりのエッセイは『長い休みが・・・』(2010.05.07)というのがあって、それはまだ30回目だったんですね。
 そう考えると、ほぼ1年間で1000回近いエッセイを、ボクは書いたことになるわけだ。あっぱれ、あっぱれ。
 そのことにも驚いたんだけど、ちょうど1年前の今日、ボクらが東京に行った日のことが『写真コーナー』の『東京珍道中』に書いてありました。
 10年ぶりの東京。なんとその日の東京は雪だったんですね。
 そんなことを思い出しながら、何とも平和だった日々を回想し、ひとり涙ぐんでしまいました。
 誰がこんな悲惨な近未来を想像していたことでしょう。
 とにかく、とにかく、とにかく、頑張るしかないよね。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『気になっていること』990

 今回の原発事故において、気になっていることがあります。
 作業する人たちの「服装」です。
 ボクは、昔アパレル関係の会社におりましたので、どうしてもそういうところに目がいってしまうのです。
 何だかカッコ悪くありませんか?
「別にああいうものにカッコいいとか、悪いとか、そういうことは関係ねえんだよ!」
 そういう声が聞こえてきそうですが、「ありゃああんまりだよ」とボクは思ってしまうのです。
 あれじゃあ、この辺の山を歩く時の「山ヒル対策ファッション」みたいです。ズボンと長靴のすき間をガムテープでグルグル巻きしたみたいな・・・。
「いいんだよ、実用的であればそれで」
 またそういう声が聞こえてきました。
 1982年ですから、今からちょうど30年前の映画『ET』をご存知ですか?
 あれに出てくる防護服はカッコいいですよ。宇宙服みたいですよ。
 それだけでなく、家全体に巨大なシートをかけたり、防菌通路みたいなものがあったり、完璧な装備なんですね。
 あのセットごともらえばよかったのにね。「タテヤ」だかってものに被せればよかったのにね。(それにしても「タテヤ」って言葉もカッコわる過ぎ!)
 30年前のSF映画と、30年後の実際の現場を見比べると、ボクは泣きたいぐらい悲しくなるんですよね。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『優しいモモコちゃん2』989

 今、妻がメールを見てこう言いました。
「あのね、モモコちゃんがね、実家にお菓子とかを送ろうとしてね、郵便局に行ったんだって」
「えっ? 実家って石巻の?」
「うん。そしたらその地域は送れないって言われたんだって」
「へえ。まだ届かないんだ」
「うん。よほど被害が大きかったんだろうねって書いてある」
「そっかあ」
「そいでね。こっちに送ったんだって。1週間後に行く時に持っていってって」
「すげえ、モモコちゃん!」
「慌ててて、旧姓高橋真理で出しちゃったんだって」
「モモコちゃんって、ちょっぴりオッチョコチョイだね」

(追伸)さっき、モモコちゃんから大量のお菓子類が届いた。すっげえ品目に2人目を丸くする。
 こんなメッセージも。
「こちらは本当に申し訳ないくらい恵まれています。石巻は・・・心痛みます。もう物流もかなり改善されたようですが、お菓子類を送ります。案外手に入らなかったりするものですから。押しつけみたいですが、ご近所に分けたりしてください。これからも長い道のり・・・ゆっくり着実に・・・」(モモコ)

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『変わり目弱者』988

 季節の変わり目にめっぽう弱いボク。
 秋から冬。
 冬から春。
 腰痛、歯痛に今回は尿管結石まで加わった。
 四季のない国に行きたいな。
 熱帯地方とか亜寒帯地方に移住したいな。
 と思ったが、暑いのも寒いのもボクは弱者だったことに気付いた。
 ダメだこりゃ!

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『最後のコロンボを観た』987

 妻は、歯医者の待合室で『スコーンの作り方』なるものを密かに入手していた。
 激励会を兼ねた晩酌を「歩いて4歩の居酒屋」で執り行いながら、彼女はその『スコーン』なるものを作っていた。
 小麦粉とかヨーグルトとかの分量は、我が家の「計器係」であるボクが手伝った。
 焼いてみたらしこたまうまかった。
 レーズンがいい味出していた。
 録画していた「最後のコロンボ」を観ながら、ボクは2つ食べた。
 妻は1つだったが、チーズ味のせんべいを4枚も食べた。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『何だ、この天気は!』986

 昨日のうららかな天気とは一変、今日は誠に不穏な空模様である。
 地鳴りのような雷とものすごい風、そして篠つく雨。
「秋田は地震は少ないけど、雷はめちゃ多いよね」と、妻。
 さすがのキジも、今朝はどこかへ雨宿りしているのだろう、安眠を妨げることはなかった。
 心身と天気は微妙に関連している。
 今日は何だか、盛り上がらない。やる気が起きない。
 薪割りや煙突掃除や町内会の集金など、前向きな活動を計画していたんだけど、やっぱり盛り上がらない。
 やめた。

 (2011.04.16)   このページのトップへ

『マンネリ』985

 そうそう、このコーナーが終わることを書きましたね。
 「春の番組改編」です。
 何事もマンネリは敵です。
 気分を変えて、リフレッシュして、リニューアルといきましょう。
 でも、あと15回となると、何だか寂しくもなってきますね。
 今日は、とっても天気が良く、気温も上がり、ボクはタイツと重ね履きしていた靴下を脱ぎました。
 気持ちよく、また何か始められそうな予感です。
 今日は、妻が「落選の激励会」を企画してくれました。
 これから「アジとツブガイの刺身」で乾杯です。メインデッシュは「豚しゃぶ」です。わ〜い!

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『桜と菜の花ロード』984

 妻と大潟村のK歯科に行ってきた。
 長〜い一直線の道の両側に、果てしなく続く「桜と菜の花の道」。
 今は全くのモノクロ景色。
 仙台でも桜が咲き始めたようですから、あと10日もすればここも彩りを見せ始めるでしょう。
 ちょうどその頃は、石巻のおばあちゃんも来ていますから、この道を何度もドライブすることでしょう。
 おばあちゃんはこのコースが大好きなんです。
 大陸を思わせる広大な田園風景を見ながら、彼女は必ずこう言うのです。
「空が広いなあ!」
 おばあちゃんは、大潟村の「道の駅」での買い物も大好きなんです。

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『テレビは見ないことにしました』983

 テレビを見ないことで有名だったボクたちですが、さすがにこの1ヶ月は違いました。
 ほとんどテレビをつけてない日がないくらいよく見ました。
 それだけど、もう見ないことにします。
 昔のように、シアタータイムに映画を見ることにします。
 もうすぐおばあちゃんも来ることだし、「ごくフツー」の生活に戻ることにします。
 ビクビクドキドキばかりでは、生きた心地がしません。
 これからは、ド〜ンと構えていきましょう!
 地震? 津波? 原発? 
 ジューヨーじゃない、ない。

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『前歯の差し歯の調子がおかしい』982

 震災以降、ボクのからだの調子はズダズダのガダガダになりました。
 精神的にもズダズダのガダガダ。
 心もからだも痛いところがない日がない(これ、二重否定といいます)過酷な日々が続いております。
 そんな中、今朝シャケのおにぎりをほおばっていて、小さな黒ごまが前歯のすき間に詰まりました。
「あれっ?」
 なんと、今度は前歯の差し歯がグラグラするではありませんか!
 なんてこった!
 前歯、お前もか!
 ちょうど今日は、奥歯の入れ歯の型を取りに行く日だったので、治してもらうことにしましょう。
 それにしても、ボクのからだと心の「復興」のメドはいつ立つのでしょう。

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『エッセイもうやめます』981

 突然ですが、エッセイは1000回でやめます。
 あと19回です。
 長い間、ごひいきにしていただいて、ありがとうございました。
 エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』は終わりますが、『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』はまだまだ続くと思われます。
 ボクたちが離婚でもしない限り・・・。
 この場を借りて、楽しみに読んでくれていたいろんな人たちに、一人一人感謝申し上げたいのですが、紙面の都合もあるので名前は書きません。
 有名な人も無名な人も、どうもありがとうございました。
 えっ? なんでやめるかって?
 理由はね。小説書きたくなったんです。本腰入れて。
 朝から晩まで、寸暇を惜しんで小説書きます。書かせてください。
 このコーナーの後がまは、今回落ちたであろう『十六団子』という超長編小説を少〜しずつ連載していきます。
 ホウフクゼットウ、涙チョチョ切れ、鼻水ダラ〜のこの自信作を、皆さんゼヒゼヒ読んでください。こんな面白い小説、ボクは今まで見たことも、聞いたことも、読んだことも、書いたこともありません。マジマジ。しかもタダです、タダ。
 この小説が評価されないはずはないのだ!
 おい! 小学館! 何とか言ってみろ! 
 な〜んてね。

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『ケンもホロロ』980

 朝、4時半頃。
「ケン! ケン! ホロロロロロ・・・」
 超至近距離でキジの声。
 正確に言うと、「ケン!」のところは「ギャン!」とか「グギャ!」とか、前にも書いたけど「古〜いシャッターを開けた時の音」だ。
 「ホロロロ・・・」は、羽根をバタつかせる音だ。このセットでヤツラは鳴く。必ず鳴く。しかも今年から子キジが3匹も増えた。
 それも、寝床から2〜3メートルのところで鳴く。
「ケン! ケン! ホロロロロロ・・・」
「チェッ! るっせえなあ!」
 ボクは布団を頭から被る。そしてやっと寝付けそうになる。すると、また・・・
「ケン! ケン! ホロロロロロ・・・」
 るっせい! るっせえ! るっせえ! 国交省もいい加減にしてほしい!!!
 あのね、「ケンもホロロ」とは、キジの鳴き声からきている言葉らしいですがね。ボクの安眠もね、「ケンもホロロ」にね、打ち破られるのですね。
 誰か撃ってくれませんか? あるいは毒を盛ってくれませんか?

 (2011.04.15)   このページのトップへ

『腹が減った』979

 代表が言った。
「これで終わりにする」
 5時5分前。
「飲むぞ!」
 今日はオジマイ!

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『書く、書く、書く!』978

 オックからこんなメールをもらいました。
 ボクが落選したことをこう言って励ましてくれました。夏目君とはボクのペンネーム『夏目椰子』のことです。

 ボツ、落選、なんて気にしな〜い。自分でも、そして20代の頃からの奥山さんを知っている人からも、今回のことを「苦節30年!」と表されますが、考えてみれば苦しんで書いていたわけでもなく、ただ好きで書いていたんだから、「楽観30年」ということに訂正します。
 夏目君は夏目君の世界を書きまくってください。楽しく、好きなように。やめたらそれで終わり。
 今回の作品は私にとって奇跡のような作品で、今でも何でこんなものが書けたのか正直わかりません。でも、ずっと書いてきたから書けたことだけは間違いない。
 受賞作の選評はどの賞も、あの直木賞や芥川賞だって、委員の先生方から「次回作を期待します」って言われて、それきり音沙汰なしの人もごまんといるわけで、私も来年の今頃は「去年が懐かしい」と言っているかもしれません。その公算は大です。
 でも、おそらく、誰に頼まれなくても、書く。書いている。
 だから、夏目君も書いてくださーい。それしか、我々の生きる道はないです。何にも期待せずに、ひたすら、書く。書く、書く。
 散歩する東北大の片平キャンパスでは桜が咲きました。

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『さかなクン』977

 この人、いいね。
 日本の魚類学者、タレント、イラストレーター。 本名は宮澤 正之(みやざわ まさゆき)。東京海洋大学客員准教授、特定非営利活動法人自然のめぐみ教室海のめぐみ教室室長。
 論文とかも書いているんだってね。そう言えば、天皇陛下にもこんな言葉をかけられていた。
「この度のクニマス発見に、東京海洋大学客員准教授『さかなクン』はじめ多くの人々が関わり、協力したことをうれしく思います」
 すごいことをやっているのに、全然カッコつけてないところがいいね。
 被災した漁業の町へ出向いて、彼は小学生に大ウケしていた。
 NHKのアナウンサーが、そのことを真面目な顔で伝えていた。
「今日、避難所に『さかなクン』が現れ、被災地の子どもたちを勇気づけていました」
 妻は、あの帽子が欲しいと盛んに言っている。



 (2011.04.14)   このページのトップへ

『優しいモモコちゃん』976

 今しがた、おなじみ『モモコちゃん』から電話があった。
 ボクのエッセイを読んで、『イクちゃん』のことが心配にあり、支援物資を送ろうか? と言っていたそうだ。
 同じ仙台市なのに、同じ被災地なのに・・・。
 優しいよね、モモコちゃん。
 妻は、声を聞いて安心したようだ。
 ボクが受話器を取ったのだが、電話が鳴った時こんなよこしまなことを思ってしまいました。正直に打ち明けます。
(おっ! 小学館かしら!)
 こういう心がけだからダメなんだよね。

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『煙突掃除と薪割り』975

 今日やります。
 まだまだ秋田はストーブが必須なのです。
 5月いっぱい、下手したら6月も使います。

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『ピンポン再開』974

 今日から「ピンポン」を始めます。
 冬の間お休みしていました。
 健康づくりと気分転換のためです。
 何かが変わってくれることを祈って・・・。

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『久しぶりの不穏』973

 昨日から妻との「仲良し」が不穏だ。
 いろんなことがあって、『無知の疲れ』が出てきたようだ。『無知の疲れ』とは、被災現場にいないボクたちが、状況に関して無知であること。でも、その分だけ逆に、必要以上に悲観的に想像して疲れてしまうことを意味します。
 おまけに、4月中旬になるのに、小学館からの「朗報」はない。
 原稿用紙にして2作合わせて2000枚、1年がかりの労作がオジャンになったようだ。

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『恐ろしい予測』972

 早ければ1ヶ月以内に、またM8級の大地震?
 京都大学の専門家が、そういう恐ろしい予測をしている。
 GPSの測定データを分析した結果だという。
 仙台で10メートルの津波が押し寄せるのだという。
 どう考えればいい? 集団避難するしかないの?

 (2011.04.14)   このページのトップへ

『3連動地震』971

 東海、東南海、南海地震と連動して起こる地震である。
 西日本の700kmの広い領域で起こるこの地震は、近々かなりの確率で起こることが予想されている。
 今までの想定をはるかに超える地震が、今回実際に起こったわけである。
 明日は我が身である。
 一刻も早く『今までの常識を白紙にした防災対策』を講じなければならない。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『小沢一郎に物申す』970

 起訴されている君。
 民主党から離党勧告を受けても、「出ない」と言って、強引に居座ってる君。
 今度は何だって?
「初動対応の遅れをはじめ、菅直人首相自身のリーダーシップの見えないままの無責任な内閣の対応は、今後、さらなる災禍を招きかねない」だって?
 あなたねえ、あなたも民主党なんじゃないの?
 そういう立場での、こういう発言こそ『無責任』って言うんじゃないの?
 あんたねえ、一体何考えてんの? 自分は何様だと思ってんの?
 そういうこと言いたいんならねえ、離党してねえ、また「なんたら党」でも作ってから言ったらいいんじゃないの?
 ねえ、小沢一郎さん。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『おめでとう!』969

 以前、少し書いたが、ボクと妻の仙台の友人オックが、『R18文学賞』(新潮社)の「読者賞」を受賞した。
 実は、少し前に本人から聞いていたのだが、正式な発表が今日あったのでお伝えしたい。
 そうそうたる女流作家たち(唯川恵、山本文緒、角田光代)から、すごい選評が寄せられている。
 彼女も、その女流作家の登竜門をくぐったわけだ。すごいなあ。
 これからの活躍が楽しみだなあ。いやあ、よく頑張ったよ、オック。
 それにしても、ホントにホントにおめでとう!
 1週間ほど前、その頃まだガスがきてなかった彼女へのお祝いに、ボクたちは、蒸したり、焼いたり、煮たりできる「電気調理鍋」を送っていた。役に立っているだろうか?
 授賞式は4月21日である。お風呂はどうしているだろうか。デパートは閉店している中、着ていく服は大丈夫だろうか。交通手段はあるのだろうか。

 (追伸)本人から今メールがあって、ガスは昨日復旧したそうです。久しぶりにお風呂に入れたと大喜びしてました。毎日5時間もかけて電気ポットと石油ストーブでお湯を沸かしていたそうです。ボクたちの送った「電気調理鍋」は大助かりだったようです。これからも活躍しそうと書いてありました。
 前日、高速バス(ゆったり3列シート)で東京に行き、友人とお祝い会をするそうです。
 授賞式のあとは先生方との2次会、そして、インタビューや出版の打ち合わせ(カッコイイ!)そのあとは「京王プラザ」に泊まって『特別な一夜』を過ごすそうです。(いいなあ)
 1ヶ月にわたる不自由な生活での疲労、苦節30年にわたる執筆人生での苦労、そんな自分へのご褒美です。楽しんできてくださいね。
 おっといけねえ、ボクも続かねば!



 (2011.04.13)   このページのトップへ

『腰の薬』968

 痛み止め成分が入っている。鎮痛解熱薬。
 この薬は胃を荒らす。
 それで「胃腸薬」も出ている。
 ここんとこ、「石」「歯」「腰」と、すべてこの手の薬漬けだった。
 よって、このところ胃が痛い。ムカムカする。気持ち悪い。
 それにしても、どこまで自分は弱いのか。
 いい加減、情けなくもなってくる。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『ライフライン情報』967

 この番組は、必要な人には大いに役に立っているはずだ。
 一つ注文をつけるならば、読んでいる女性が、いつも「かんでる」ことだ。1番組中100回以上は必ず「かむ」。この間数えていたら289回も「かんだ」。何でもないところで連続4回「かんだ」こともあった。
 アナウンサー業を生業にしている割には、ちょっとオソマツくんである。
 かれこれ1ヶ月以上にもなるのに、上手くならないのは、この女性にはちょっと「荷が重い」のだろうな。
 ただ読むだけなのに・・・。
 プロなのに・・・。
 可愛そうにもなってくる。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『薄情か? 怠慢か?』966

 発災直後、「支援物資の受付体制の不備」について書いたことがある。
 避難所で不足している「防寒衣類」を送ろうとしたボクらは、大きな壁にぶち当たった。
「秋田市役所まで持ってきてください。五城目町では受け付けてません」
 そう言われて、秋田まで段ボールを持っていくにも、あの当時、ガソリンが買えなかった。
 やむなく、あきらめた。
 だが、そのあとすぐ、五城目町から支援物資を積んだトラックが、被災地に向かう映像が流れた。
「何、何、何? 受け付けてたの?」
 五城目町のホームページでは、そんなこと一切載せてなかった。
 ややあって、秋田市でも「仕分けが間に合わないので、受付は『タオル』に限定します」ということになった。
 寒い寒いあの時期に、そういう事情で衣服が送れなくなった。
 段ボールが2箱浮いた。
 おかしい。ここの行政はどこかおかしい。
 薄情か? 怠慢か?
 ちなみに五城目町のホームページは、3月16日の「町長のお見舞い」という形式文だけで、いまだに大震災に関する告知は一切ない。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『どっちに使うか?』965

 モノは使いようだ。
 「戦争」に使うか、「救助」に使うか。
 今回、大活躍している我らが「自衛隊」。
 人を殺すことに使うこともできれば、人を救うこともできる。
 彼らにとっての「やりがい」は、天と地ほど違うことだろう。
 彼らに対する「ありがたみ」もまた、後世いつまでもボクらの心に生き続けることだろう。語り継がれることだろう。
 恐ろしい『核融合』の人工産物も、本当は「安全な平和エネルギー」として使われるはずだった。
 それが・・・。「戦慄の悪魔エネルギー」になった。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『ギネスの評価』964

 『レベル7』になった。



 この方が言っていた。
「ギネスの評価を参考にレベルを再評価しました」
 ギネス?
 ギネスでそんな高度な評価をしていたの?
 よくよく聞いてみると『INES』の評価だった。
 International Nuclear Event Scale。原子力事故・故障の評価の尺度。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『イチゴ、痛んでる』963

 少し痛んでいるイチゴのほうがおいしい。
 昨日、イチゴを食べようとして争いになった。
「あっ! ズルッ! そっち痛んでる!」
「ウソ、そっちのほうが痛んでるじゃん!」
「ほら、ここんとこ、グジュグジュしてる」
「いや、そっちがよりグジュグジュしてるわ」
 変な夫婦である。

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『頼もしい!』962

「こうなったら長生きする!」
 と、妻。
「あんだ、背負ってでも逃げる!」
 と、妻。
「そのうち、年とって、この地震を全部見届けて、振り返って、『よくやった!』と自分に言いたい」
 と、妻。
 頼もしい!

 (2011.04.13)   このページのトップへ

『世界一の被ばく者』961

 この1ヶ月で、ボクは7回の被ばくをしました。
 「石」の時に2回、「歯」の時に1回、そして今日「腰」で4回。
 レントゲンです。X線です。
 もしかしたら、南相馬市の人よりも浴びているかもしれません。
 日本一の被ばく者かもしれません。いやいや、間違いなく世界一の被ばく者でしょう。
 夏になると、「町の早朝健康診断」もあります。
 そうなると、8回目の被ばくです。いや、正確に言うと、『胃』と『肺』で2枚撮るから計9回。都合3京ベクレルくらい浴びるんじゃないだろうか。「甲状腺がん」になるんじゃないだろうか。
 しかも、お金はすでに2万円以上かかってます。
 踏んだり蹴ったりです。

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『清水社長』960

 「雲隠れ社長」と言われた東電の清水社長が詫びていた。
 福島県の佐藤知事は、またも「会わない」と言った。
 ボクは最近、清水社長が可愛そうになっている。東電社員も可愛そうになった。
 最初は「エリートはダメだ」という論調で書いてきたが、その「エリート」がすべてを失って丸裸にされてしまうと、あまりにも哀れな感じがして気の毒になる。
 詫びたいと言ってるんだから、会ってあげたらいいじゃない。
 今まで、雇用やら交付金やらで東電にお世話になっていたことも事実じゃない?
 いつまでも大人げないと、あなたも嫌いになっちゃうよ。

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『放射能汚染の人体実験』959

 世界各国は見ている。
 日本人の放射能汚染の推移をである。
 以前テレビで、原爆を落としたアメリカ人が、被ばくした日本人の体を調べているマル秘映像を見たことがある。
 『黒い雨』という井伏鱒二の小説がある。映画も思い出す。
 日本は二度にわたって、「放射能汚染の人体実験」を世界の人にお見せすることになるのだろう。

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『背広はまだ着ないほうがいいよ』958

 枝野さん、菅さん、背広はまだ着ないほうがいいよ。
 まだ予断は許されないと言いながら、説得力ないよ。緊迫感がゼロになっちゃったよ。
 今も、防災服、防災帽、長靴、そしてリンゴのほっぺ。(これは関係ないか)
 あの宮城県の村井知事を見習いなさい!
 それにしても、あの人、本当に似合ってるよね。かっこいいよね。

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『アオウミガメ、オウムガイは強かった』957

 被災した水族館で生き残ったのは、「アオウミガメ」や「オウムガイ」といった原始的な生物だった。
 見よ! この勇姿を。
 これが、万年でも億万年でも生き抜く「面構え」だ!

  

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『リストは裏紙で持つ』956

 今回の大震災の時、友人知人の連絡リストがパソコンやケータイの中で困った人、いますよね。
 停電や電池切れで、それらが見られなかった人、いますよね。
 そういう人の1人だったボクたちは、そのことを教訓に「連絡リスト」をプリントアウトすることにした。
 デジタルデータをアナログデータに。
 ついでに、紙も「裏紙」を使った。そのほうが「緊急時のムード」が盛り上がる。
 いや、単に「セコビッチ」だからだけど。
 皆さんも、いち早くアナログのリストを作っておきなさい。裏紙で。

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『今一番欲しいもの』955

 それは『自家発電機』である。でも高い。
 これさえあれば、停電になっても「パソコン」が使える。
 パソコンさえ使えれば「仕事」ができる。
 仕事さえできれば「お金」が入る。
 お金さえ入れば「自家発電機」が買える。
 自家発電機さえあれば「パソコン」が使える。
 パソコンさえ・・・(えっ? もうやめろ?)
 はい。

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『右手にろうそく・・・』954

「片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を・・・ああ〜ああ〜ああ〜あああ〜」
 これは、沢田研二の「サムライ」という歌の歌詞だが、これだけ頻繁に地震が起こると、ボクはこういう替え歌を歌いたくなる。
「右手にろうそく、左手にラヂオ、枕元に電灯、腹巻きに現金を・・・ああ〜ああ〜ああ〜あああ〜」
 「ろうそく」「ラヂオ」「電灯」「現金」のところは、「コンパス」とか「乾パン」とか「ミネラルウォーター」「印鑑」「通帳」「カップ麺」などを当ててもいいだろう。



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『ひょっこりひょうたん街』953

 もう一つ、ボクは構想を持っている。
 海に浮かぶ街だ。
 これはちょっとイラストが間に合わなかった。
 フローティング・タウン。
 名付けて「ひょっこりひょうたん街」である。 
 地震でも津波でもどんとこい! 
 何しろ海の上に浮かんでいるのだから、どこへでも逃げていけるし、どこへでも漂着できる。
 このくらい大胆な発想が、これからは必要だと思う。
 ボクを「復興構想会議」のメンバーにしなかったことを、政府は後悔することだろう。
 そういう街だったら、ボクらも転入したいものだ。

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『海の上の街』952

 「復興構想会議」のメンバーが発表されたが、ボクの名前はなかった。
 残念!
 ボクは、密かに「新しい街」の構想を練っていたのだ。
 こんなイラストまで用意していた。
 名付けて「海の上の街」である。 
 ボクが作った街は、30メートル以上の津波でもビクともしない。 
 漁業従事者は、エレベーターで浜に降りる。仕事が終わればエレベーターに乗って家に帰る。
 停電に備えた「非常用電源」もある。万一に備えて階段もある。
 どうせ作るなら、こういう街を作るべきだ。
 高台から見下ろす三陸の海も美しいはずだ。



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『フンダリーさん、ケッタリーさん』951

 何だろうね。余震がぶり返してきた。
 震災から1ヶ月の昨日、振り切りたいボクらの思いを粉々にするように。
「何だろうね、これ」 
「フンダリーさんと・・・」 
「ケッタリーさんが・・・」 
「怒ってるのかな」 
 今朝、起きてからもまだ、余震が30分おきに起こっている。
 これから「くみあい病院」へ行って、「腰」の治療をしてもらう。
 「石」「歯」ときて今度は「腰」・・・。
 ボクの身体の中でも、余震はまだ続いている。

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