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『紅葉はこうよ〜!』2500

 ダジャレはさておき・・・。
 雨ばかりで、今年、なかなか見ることができないでいる「紅葉」を、せめてイラストで描いてみようと思いました。
 が、自然界への無謀な挑戦だけに、これがなかなか難しい。
 ホントは、記念すべき2500号を飾るような、かっけ〜イラストにしたかったのですが・・・。



 今んとこ、これがボクの限界のようです。
 パソコンの壁紙に使いたいなどという「奇特な方」がいらっしゃったら『こちら』からダウンロードしてご自由にお使いください。(原画サイズは1764×907pixelです)

 (2012.11.07)   このページのトップへ

『長雨あがな』2499

 上から読んでも「長雨あがな」。
 下から読んでも「長雨あがな」。
 秋といえば「カラッと秋晴れ」なのかと思いきや、今年はグズグズグズグズ「秋の長雨」が続いている。
 もっとも、秋田の秋って例年こういうんだったような気もしてくる。
 冷たい雨に打たれて、街を彷徨っていたのは「ユーミン」だったな。
 でも、そんなことしたら風邪をひくので、家でコタツに入っていたいボクなのである。
 昨日は珍しく天気がよかったので、煙突と薪ストーブを設置した。
 そして、今年初の「軽く火入れ」をしてみた。
 1年間、ずっとストーブの中に貯め込んであった「生協の焼き鳥の串」が、パチパチはじけるようによく燃えていた。
 煙突の中に巣を張っていたクモは、さぞかし煙たかったことだろう。
 上手く脱出できていればいいのだけれど・・・。
 いよいよじわじわとそんな季節になっていく。

 (2012.11.06)   このページのトップへ

『支倉焼』2498

「ああ、ジッと見とれている場合じゃなかった」
 そう言って、代表はまたトトトトトに戻っていった。
 彼女が見ていたのは、『ふじや千舟』のホームページである。
 ふじや千舟には『支倉焼』という有名な仙台名菓がある。
 有名なのだが、ボクたちはどちらも今までこれを好んで食べたことがなかった。
 ボクに至っては、むしろ嫌いなお菓子だった。ごめん。
 それが、年とって嗜好が明らかに変わった。そういうお菓子が無性に食べたくなったのだ。
 実は今、10時のおやつの時間に、先日土崎イオンで買ってきた『月餅』というお菓子を食べたのだが、これが美味い。
「子どもの頃は最も嫌いだったなあ。こんなもの、おばんつあんたちの食べるもんだと思ってた」
 ボクが言うと妻も同調した。それがどうしたことか、最近はそういうものが無性に食べたいということでも意見が一致した。
「そういえば、仙台に『支倉焼』というのがあったね」
「うん、あったあった! クルミが入った白あんに・・・」
「バターの香りのカリッとした皮が美味しかった!」
「アレ食べたい!!!」
 さっそくホームページで見てみた。
 へえ! と思うことがあった。
 まず、お菓子の種類を増やさずに頑に「これ1本」で勝負していることであった。
 それから売っているのは、本店(SS30のとこ)とエスパルなど4箇所のみだった。
 従業員も六十数名しかおらず、木型で1個1個手作りしているのであった。
 そういうこともボクたちの「好み」にハマった。
 あれもこれもと手を広げず、あっちにもこっちにも販路を広げず、じっくりと「いいもの作り」にこだわってブレない姿勢がいいではないか。
 八郎潟の「あんごまや」の畠栄もそうだ。
 結局、そういうお店が生き残るのだ。
 ボクらも見習っていきたいものだね。
 よーし、年末に通販で絶対買うぞ!!!



 (2012.11.06)   このページのトップへ

『それでもみんな生きている』2497

 最近見たこんな人。
 PLからSEIBUの頃までで、ボクの中では終わっちゃった人。



 いやいや、こんな色じゃなかったな。もっとこんくらいガングロだった。



 いやいや、ま〜だ足りない。こんぐらいは黒かった。



 お前、これ炭やろ! スミません。アホッ!
 そーゆースミ(いやいや「人」)がいたかと思うと、文化勲章受章者と文化功労者を招いた「茶会」を自分の家で開いたのに、ホスト中のホストであるはずの奥方が姿を現さない、はなはだ無礼な方もおられます。
 その方を無礼者呼ばわりしてはいかんのだろうけど、背がちっちゃくてこの写真でさえ顔が全部欠けてしまった方(コウタイシ様)が、やっぱかわいそうだと思うのはボクだけか。



 あんた何しに嫁いだんじゃい!
 ついでにこの写真の中には、最近ノーベル賞を受賞した「洗濯機の人」や、その人に洗濯機を買ってやろうとしたり、最近、秋田の新設大学を不認可にしたりして物議をかもしている「越後のお騒がせ大臣」のアノ方も写っている。あんた、何様やねん? なんでそこにいるねん? そこで「茶」飲んでるヒマあるんかい!
 つくずく思う。
 いろんな人がいるもんだ。
 これらは皆、超有名人なわけだが、市井の人たちに目を向けてみても、いろんな人がいることが分かる。
 うっそー! そういう職業あったんだあ! というような驚くべき職業の人もいる。ちょっとコワくて書けないのもあるけど。
 仕事してるならいざしらず、仕事に就くことができるのにしてない人も大勢いる。まあいろんな事情があるんでしょうけどね。
 日本という国は、そういう人も、最低賃金以上のお金を国からもらって生きていくことができる、誠に「おっとりした」国なのである。
 そうかと思うと、原発の「迷惑料」を跳ね上げることに人生のすべてを賭けて生きている人もいる。
 跳ね上げることに躍起になっているうちに、自分の目尻までも強烈に跳ね上がってしまい、運慶快慶の彫像のような面だちになってしまった人もいる。ああ恐ろし。
 あらためてつくずく思う。
 いろんな人がいるもんだ。
 うん。そして・・・。
 それでもみんな生きている。

 (2012.11.06)   このページのトップへ

『年末まで突っ走る』2496

 今から年末年始のことを考えて、それを支えに、それを励みに頑張っております。
 このところ、メチャメチャ仕事が忙しいのです。(いいことだ、いいことだ)
 今日も朝6時からやってます。
 こんなクダラナイものを書いてきっとヒマなんだろうと思われがちですが、ボクだって、最近はそうでもなくなってきました。
 ホームページとか文章リライトの仕事も増えました。
 そんなわけで、この調子で年末まで突っ走りたいと思っております。
 年末は「秋田市民市場」に行って、お刺身をたんまり買うのが2人の夢です。それを食って年を越すのです。
「タイを買ってもいい?」と妻。
「いい、いい、買え、買え!」ボク。
「スズキ買っていい?」ボク。
「オッケー、オッケー、買いなされ、買いなされ!」妻。
「ヒラメはどう、どう?」
「やれ、やれ! タイやヒラメの舞い踊り!」
「酢ダコはどう、どう?」
「ヒャッホ〜! こうなりゃタコも踊り出すゼイ!」 
「おう、おう! マグロもカツオもみんな一本釣りだ〜!」
 ・・・。
 呆れれましたか?
 呆れましたね、あなた。
 まあいいや。



 (2012.11.05)   このページのトップへ

『寒くなると不安になる』2495

 ここんとこ毎年、朝夕5℃前後になるこの時期になると不安になることがある。
 そうです。いつもの腰痛です。「ぎっくり腰」です。
 それに去年は「鼻炎」(最終的には「鼻たけ」というものをレーザーで焼いた)にも苦しんだ。夜中にトイレに行くとクシャミと鼻水で寝られなくなった。
 さらに一昨年は「ドライアイ」で目をやられた。
 今年は「五十肩」も加わった。伴って「五十足」も最近怪しまれる。時々右足がひどく痛いのだ。
 ただひとつ「歯」だけは、7ヶ月間の治療をしているので今年こそは大丈夫だろう。
 頼むで!
 今日はその歯医者へこれから行ってきます。(マウスピースを作ってそろそろ完成になることでしょう)
 妻も定例の「マッツ先生」への受診日だそうです。
 おばあちゃんが帰ってからず〜っと雨降りでしたが、今日だけは腫れ(←ヤバッ、不吉)もとい「晴れ」の予報。
 お昼の「大黒屋」のランチが楽しみです。

 (2012.11.05)   このページのトップへ

『なめこ汁を均等に分けられなかったら・・・』2494

 もっともこれは「なめこ汁」に限ったことではありませんが、味噌汁などをよそっていてですね、1人目にあんまり多く具材を入れ過ぎてしまい、2人目の具材が少なくなってしまったようなことありませんか?
 みんな一度くらいはありますよね。目測を間違えたそんな経験が。
 ないですか? ああ、お父さん、お父さんはそもそも味噌汁なんかよそったことがないでしょ? あなた黙っててね。
 奥さん、そこの奥さん、あなたならきっとありますよね。
 えっ? アタシ味噌汁好きじゃないからあんまり作んないって? あっ! あんたI家の奥様だな! そういう人も黙っててね。



 話を戻して・・・。
 そんなとき、どうしてますか? つまり、1人目によそった人と2人目によそった人の具材の量が、極端に違ってしまった場合です。
1・・・もう1回鍋にぶちまけて最初からやり直す。もしくは、1杯目のお椀から少しすくって2杯目のお椀に足す。
2・・・具材の少ないほう(この場合2杯目)を自分に出す。←あんた良い人。
3・・・逆に具材の少ないほう(この場合2杯目)をさりげなく相手に出す。←あんたヒドい人。
4・・・その他。
 さあ、あなたはどうしますか?
 実は、ボクは昨日「なめこ汁」をよそっていて、最初に妻のお椀にたくさんなめこを入れてしまい、ボクのお椀にはたった「1粒」しかなめこが入りませんでした。
 しかも、すでに妻のお椀を差し出してからそのことに気付きました。
 ボクはなめこが大好きなので、ヒジョーに落胆しておりました。
 まさか「交換しようよ」とも言えずに・・・。
 すると、妻はこんなことを言ってくれるではありませんか。
「少しといわず、たくさん取ってもいいよ。なめこ」
 そうして、自分のお椀を差し出してくれたのです!
 ボクは本当にうれしくて涙が出てきました。
 なめこ汁の場合、このような配分ミスが多くなるのは、きっと味噌汁の色となめこの色が似ているため、判別が難しいからだと思われます。
 スマホのアプリでも「なめこ栽培」がヒットしている折、皆さん、「なめこ」をめぐってケンカにならないよう十分お気をつけ下さい。
 うちみたく仲のいい夫婦は大丈夫ですけどね。

 (2012.11.04)   このページのトップへ

『五十肩になって分かる右肩の本当の役目』2493

 結論から言えば、それは「お尻拭き」であった。
 なぜなら、五十肩になって久しいボクが、一番不自由を感じているのが「その時」だからだ。その時が最も痛いのだ。
 五十肩という症状が、長年使ってきた筋肉や骨の経年劣化の結果だとすれば、お尻拭きこそが、右肩の用途として最大のものだったことが分かる。
 次に痛くなるのは「ハエたたきでハエを叩く」時であるが、これは夏の一時期で、それもめったにないことだからまあ無視してもいいだろう。
 「箸を持つ」とか「文字を書く」とき、実は右肩は、大した役目を果たしていなかったみたいだ。そういうとき全然痛くないからだ。
 五十肩になって分かる右肩の本当の役目・・・。
 意外なことに、それは「ケツ拭き」であった!
 ああ、ウォシュレット欲しい。

 (2012.11.04)   このページのトップへ

『たった2杯のコーヒーを、心から美味しくいただくために』2492

 結論から言えば、それには3つの秘訣がある。
 その1・・・水と豆にこだわること。
 その2・・・時間を惜しまないこと。
 その3・・・スイーツは必須である。
 今日も、ボクが挽いたかぐわしいコーヒー豆の香りとともに、夜の至福タイムが始まる。
 おばあちゃんは、インスタントと大福だろうか?

 (2012.11.04)   このページのトップへ

『過保護な納豆』2491

 納豆は特許の宝庫だ。
 中身はいたってシンプルで、大豆と納豆菌があればいいだけに、各社が競うのは容器とタレである。(それしかないっちゃあない)
 かつて納豆のパッケージというと、「わら」であった。わらで包んであった。(何となくボクも知っている)
 それが今のプラスチック容器になった。
 当初、今のような「タレ」はなく、ご家庭にある「しょうゆ」をかけ混ぜて食べていた。
 あとは、刻みネギなどを入れる工夫が各家庭で行われていたものだ。ちなみにボクは、「大根おろし」とか「コマツのナメタケ」をトッピングするのが好きだった。
 そうして、秋刀魚焼きを相まみえさせて食べるのが格別だった。
 中には、たまごと納豆を混合する家庭もあったし、納豆に砂糖や塩をかけて混ぜる人もいた。
 そういうアイディアにあふれた時代が過ぎると、タレとからしを別の袋に入れて、わざわざくっ付けてくれる会社が出てきた。そして、この「抱き込み」商品が一世を風靡することになった。
 かつて、納豆にからしを投入する習慣がなかったボクも、「納豆にはからし」というのが常識になっていった。
 タレの味はもう、酸っぱいのから辛いのから何でもありの時代になり、トッピングもまた、ボクだけのオリジナルだと思っていた「納豆に大根おろし」というものまで登場する。
 さて、そういう時代が長く続いていたものの、ひとつだけ変わらないルールがあった。
 それは「タレ」なり「からし」なり「トッピング」は、自分で袋を開けるものであった。
 食べる人が「自力で」それを開けて投入することになっていた。
 そういう時代が長かったような気がする。
 ところがギッチョン!
 少し前に、「タレ」を何だかネバネバした固形状ものにして容器に貼付けるやり方が登場した。
 これだと袋を開ける必要がなくなる。その固形物を箸でつまんでポイッと納豆に入れるだけ。
 だけど、どうも何だかしっくりこないのは、それがネバネバしたものであるからだった。混ぜてる感じがしっくりこないのだ。
 さあて、ようやくここにたどり着いた。このことを書きたかったのだ。
 この写真を見ていただきたい。
 『金のつぶ』の『パキッ!とたれ』である。



 真ん中を折ると、中に入っている「たれ」が落下する仕組み。
 なんじゃこりゃ! なんたる過保護。



 オラ、要介護者ちゃうで!
 そう思いましたよ。

 (2012.11.03)   このページのトップへ

『カボチャサラダを食す』2490

 オーソドックスっちゃあオーソドックスだけど、「カボチャサラダ」というのが無性に食べたかったので、ワイフに作ってもらいました。



 ドライフルーツのレーズンは、グリーンとピンクとフツーのと3色できれい。
 あっ、甘い! おいしい!



 この写真でお分かりのように、ボクたちワインとかしっかり飲んでます。
 断酒はやめましたよ。(もともとそんな宣言もしてないんだけどね)
 とっくの昔にです。

 (2012.11.03)   このページのトップへ

『マコモダケを食す』2489

 庄内とか日本各地で作っておりますが、この前書いたように近所の「ゴッド」さんにいただきました。



 ウィキで調べると、この方はこういう由緒あるお方でした。

 『マコモダケ』は、池や沼などに茂生するイネ科の水生植物「マコモ」の花芽に黒穂菌が寄生し、根元が筍状に肥大したものです。2メートル以上に伸びた草丈の根元の直径が3〜5センチに肥大した部分を食用とします。
 原産地は中国〜東南アジア、その歴史は古く、お釈迦様がその葉でムシロを編み、その上に病人を寝かせて治療したという伝説が残っています。また、日本最古の書物「古事記」「日本書紀」、歌集「万葉集」にも記載されており、出雲大社や氷川神社などの神事で使われる霊草としても有名です。


 へえ〜。
 黒穂菌の「菌」というのと、「寄生」というのがちょっと気になりましたが、思い切って食べてみました。
 いろんな食べ方があるのですが、まずはオリーブオイルで軽く炒めてみると・・・。
 あっ、甘い! おいしい!



 食べながら、いろんなアイディアが浮かんできます。
 中華飯、ステーキの付け合わせ、クリームソースをかけてハンバーグに添える、シチューに投入・・・。パスタにもいろいろ応用可能。
 エリンギや白アスパラ、タケノコをイメージすればもっともっと応用範囲は広がりそうです。
 ゴッドさん、ありがとう!

PS ちなみにゴッドさんの息子さんは、仙台でイタリアンレストランを経営しています。
 で、ゴッドさんはボクらがイラリアンに詳しい(もちろんこの村の中ではですけど)と思っていて、こういう食材を持ってきて「食べ方のヒント」を聞きたがっているフシがあるようですね。

 (2012.11.03)   このページのトップへ

『1円の壁は厚い』2488

 今日の朝日新聞の記事を、ボクはネットで無料購読してしまうことができる。
 このことが示す通りで、今やネット社会では、記事コンテンツ(文字情報)は無料ということが当たり前の感覚になっている。
 で、その無料の記事をサラサラッと読んでみると、ネット編集者の中川淳一郎氏はこう語っている。

 元AKB48の前田敦子がツイッターを始めたところ、あっという間に何十万ものフォロワーがつき、元モーニング娘の辻希美のブログには、何万人もの読者がついている。
 一方、2008年に朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞が立ち上げた「あらたにす」というサイトは、今年2月末に閉鎖された。1面の記事や社説を読み比べできるのが売り物だったが、世の中の人は、社説より女性タレントのつぶやきに関心があるのだ。
 パチンコ屋に朝から並び、おバカタレントの珍回答に大喜びしている日本人がなんと多いことか。各社の社説に関心があるなんて人の方がマイノリティーだ。
 私は、ネットにニュースをアップする編集者だ。言葉は悪いが、あえて言う。日々の仕事は、押し寄せるバカとの闘いだ。恐ろしいことに、ネットはバカに発信力を与えてしまった。こちらのちょっとした物言いに「傷つく人がいたら、どうするんですか!」と妙な義憤にかられて怒る。騒ぎに便乗し、サイトを炎上させて喜ぶ。以前は無視しとけばよかったが、今はバカの意見が拡散する。結局、まともにやってるこっちが謝罪するはめになる。  
 私はもう、良質な客を相手に格調高いコンテンツを提供しよう、などと考えるのはあきらめた。まぁ、私もバカのひとりだし、ネットは暇つぶしでもあるから、もっと気軽なB級ネタを出すように心がけている。絡んでくる人がいても、ページビュー(PV)を稼いでくれる、いい客だと思うことにしている。


 中川氏の結論はこうだ。
 これからも、ユーザーは文字情報にお金を払うことに大きな抵抗があるから「ネットは無料」という意識は変わらず、広告収入が柱になるだろう。サイトの信用性に対する恐怖感とか、登録入力手続きの煩雑さとかさらなる壁もある。300円か500円かという価格設定の問題じゃなくて、0円を1円にすることがどれだけ大変かということだ。「1円の壁は厚い」。

 ボクも、何かしら文字コンテンツをこうしてネットに流している端くれだが、どうだろうね。
 直接このことが何かの利益を伴うことはまずないと言っていいだろう。
 たま〜に、『3が好きな』奇特な友人読者が、それにちなんだプレゼントを送ってくれたりするぐらいである。ありがとよ! トーエー。
 むしろ、読んでいただいてることに対して、平身低頭それだけでも感謝深謝しなければ罰が当たる。それこそサイトが炎上する。
 ただ、ホントにお金で置き換えた分だけの、たったそれだけのある種「無味乾燥な行為」かというと、決してそんなことはないようにも思うのだ。
 この行為によって、ボクは自分の考えを整理して人に伝えることができる。お金にならなくても、時と場合によっては「共感」を得ることができるかもしれない。
 また、少なからずボク自身の「書く(描く)能力」を鍛えることもできているはずだ。
 自分自身にとってはそうだし、読んでくれる人にも、長い目で見て「何か間接的な影響」を与えることができるかもしれないのだ。
 その結果、ボクや事務所の信用になったり、あわよくば本になって印税生活・・・。
 そんな意味で言うと、「1円の壁は熱い!」とも言えるのではないか。

 (2012.11.03)   このページのトップへ

『カーテンできた!』2487

 何年も使ってたキッチンのカーテン。
 今日、ロゴをスプレーしてようやく交換しました。
 何だかグレードアップしましたよ。
 『歩いて4歩のワインバー』って感じ。



 (2012.11.02)   このページのトップへ

『間違うこと、間違うこと』2486

 こないだワイフは秋田のLOFTで便せんと封筒を買った。
 この手の小物を買い集めるのが趣味なので、結構たまっているそうだ。
 だが、この頃サッパリ手紙を書かなくなった。
 ボクもそうだ。手書きで手紙を書くことは1年に1回あるかないか。
 昨日、少し時間ができたので、ワイフはお友だちに手紙を書こうと思いたった。
 ところが・・・。

 誰に書けばいいんだろう?
 書く人がいないことに気付いた。
 それでも何とか大学時代のお友だちを見つけて書き始めた。ちなみに相手は手書き手紙の大家である。達筆でもある。
 ところが・・・。

 間違うこと、間違うこと。
 まともに日本語書けなかったのだ。便せん100枚無駄にしたそうだ。
 打つことなら、たぶん世界中の誰よりも正確で早いワイフが、紙に向かっては満足に字が書けないのだ。
 人ごとじゃなく、ボクも含めてそういう人多いんじゃないだろうか?
 日本語大丈夫か? コワいことではあるな。

 (2012.11.02)   このページのトップへ

『白滝と糸こんにゃく』2485

 お魚料理が続いていたので、夕べは久しぶりに肉料理だった。それが何であったかは、表題のヒントでお考えいただこう。
 ウッシッシ!
 食べながら(ウッシシ!)、表題の「白滝」と「糸こんにゃく」についてどういう違いがあるだろうかという話題になった。
 で、今日それを調べてみた。
 現在では製法も含めてほとんど違いがなくなっている。というより「日本こんにゃく協会」(そんなんあるんだ)の説明では、「精粉から作る糸こんにゃくは、白滝ともよばれる」とあるから本質的には同じ物であるようだ。
 ならば、ボクたちは、あえて「白滝」と呼びたい派に属したい。「白滝派」!
 なぜなら、名前が文学的というか詩情があるではないか!
 一句できました。

 『白滝を 避けてお箸が 肉を追う』
 ダメだ、こりゃ。これじゃ「糸こん」でも一緒やろ!

 (2012.11.02)   このページのトップへ

『マコモダケ』2484

 昨日そういうタケノコのようなトウモロコシのような得体の知れないものものを3〜4本いただいた。
 ゴッドさんから。
 彼女は病院の事務を長くやっていたが、定年になって間もない。
 そこでヒマを持て余して「マコマダケ」栽培に乗り出したフシがある。
 まあ、それはともかく、これをどうやって食べるのかを彼女に問うや、ゴッドさんはニヤリ笑ってこう言った。
「おめだネットで調べれば分がるべ」
 なるほど。
 金平を初めいろいろ出ているが、保存法のところで笑ったことがある。
 それは、「ナイロンでくるんで云々」と書いてあったからだ。
 ナイロン・・・?
 分かりますか?

 (2012.11.02)   このページのトップへ

『空のはげ間に』2483

 秋田の雷は「ハタハタ」を呼ぶためにも必要だ。
 雷が鳴ると、秋田名物「八森ハタハタ」が獲れるのだ。
 そういうことになっているらしい。
 雷は地震と違って、コワいけれどもいいこともあるのだ。
 まあ、致命的なことも少ないと思うしね。
 それはそうと、天気予報では今日は大荒れの「嵐」だったはずだが、雷が雨雲を吹き飛ばしたからだろうか?
 雲の間から、なぜか時々「はげ間」がのぞいている。
 1つ前のエッセイを読んだ人なら、もしかしてこれ笑えるかもしれない。

 (2012.11.02)   このページのトップへ

『ズラズレ注意報』2482

 石巻のおばあちゃんに言われるまでもなく、「秋田は雷さまが誠に元気」だ。
 昨日から、断続的に「地を揺るがす」ような雷鳴が鳴り響いている。
 それにしてもスゴい音だ。
 音だけで屋根をワサワサミシミシ揺らせるってスゴい。
 ほら、まただ。
 家が揺れている。窓がきしんでいる。屋根が震えている。
 こんな時、もし仮に、ズラ(かつら)をしている人がいたらどうなるだろうか?
 唐突だが、そんなことを思ってしまった。
 幸い向かいに、仕事中の人がいたので聞いてみた。
「そらあ、激しくズレるわさ」
 そう言ってその人は、両手を頭の上において、頭皮を2〜3センチ動かしてみせた。



 (2012.11.02)   このページのトップへ

『町の人口』2481

 五城目町の広報が届いていた。
 裏表紙に200号を迎えたという『ごじょうめのわらしだ』という大石清美さんの風物イラスト画があって(これはこれでスゴいね)、その下に「おくやみ申し上げます」と「おたんじょうびおめでとうございます」のコーナーが並列で設けられている。
 左が「おくやみ」、右が「たんじょうび」であるが、いつものことだが『左多右少』である。つまりお亡くなりになる人が多く、生まれる人は少ない。
 紙面のバランスの関係から、「おたんじょうび」のコーナーは、いつもお母さんと赤ちゃんが大写しで「ドドド〜ン!」と載っている。
 特に今月号はこのアンバランスがスゴい。
 お亡くなり12人に対して、お生まれ1人。たった1人である。
 お亡くなりは99歳を筆頭に、96歳が2人もいる。
 で、一番下には「町の人口と世帯」という統計数字が出ている。この町の人口は、平成24年9月現在で10,692人である。
 昨年比で191人も減った。ということは、今年1年で250人ぐらい減るのではないか?
 そうすると、あと2年で1万人を割り込み、それから10年もすれば7千人ぐらいになってしまいそうだ。
 しかも、ほとんどがお年寄りという町になる。
 過疎化社会の進展が、ここにきて一気に進んでいく兆しを見る。
 それと同時に、後継者不足から農業の衰退も同じように一気に進むのだろう。
 左側の「お年寄り」はともかく、右側がこれではあまりにも未来がないと言わざるを得ない。
 かつてボクらが子どもだった頃の、右肩上がりの高度経済成長、『鉄腕アトム』の未来都市・・・。
 あれはどこへ行った。

 (2012.11.02)   このページのトップへ

『お米、喜ばれた』2480

 母の妹が五城目にいる。
 カナコおばさんだ。石巻のおばあちゃんと確か同い年だから80ぐらいだろう。
 さっきお米を2袋(新米と古米)を持っていったら、大変喜んでくれた。
 考えてみたら、彼女の父はボクの祖父であって、その祖先たちのお陰で、ボクたちはこうして美味しいお米が食べられるのだ。
 おばさんはお金を差し出したけど、それは断って、彼女が作ったサトイモとカボチャだけありがたくいただいて帰ってきた。

 (2012.11.01)   このページのトップへ

『新しいカーテンのデザイン』2479

 キッチンのカーテンは、随分前にワイフが縫い上げていたのだが、ボクがそれにロゴを描くことを怠っていたため、まだ完成をみていなかった。
 いよいよさっきAMANOで、金色の塗料を買ってきた。
 紺色の生地なので、こんな感じでどうだろうか?
 上手くいったらおなぐさみ。



 (2012.11.01)   このページのトップへ

『この愚鈍な2人ではあかん』2478

 篠原の後任は井上康生だって言うけど、どちらもダメだよね。
 あっ、何かっていうと柔道男子の監督の話です。
 金メダルを逃した柔道男子強化のために、監督を交代するんだって。
 ダメだね。こっちも愚鈍だもの。
 本当に強くしたかったら、美輪明宏を起用するくらいの大胆さがほしかったね。

 (2012.11.01)   このページのトップへ

『税務署からの茶封筒』2477

 この時期になると、大きな茶封筒が送られてくる。
 宛先は「ことなひまめ事務所代表の伊藤真理さん」だ。
 年末調整用に各種用紙が入っている。
 これを見るといつも、
「あ〜、もうすぐ1年終わるんだなあ〜」
 と、思います。

 (2012.11.01)   このページのトップへ

『石の上より嫌な職場?』2476

 テレビや新聞のニュースをほとんど見ないボクたちの唯一のニュースソースは『Yahoo!の1行ニュース』。
 今日目に留まったのはこんなニュースだった。
 と、書こうと思って戻ってみたら、その記事はもうない。
 こういうことが起こるのも『Yahoo!の1行ニュース』ならではのことである。
 ほの暗い記憶を頼りにその記事を思い出してみるけど、詳細はいい加減なことをご了承願いたい。
 ええと、確かこういうタイトルだった。

 「3年以内の離職率が28.8%の職場」みたいな。
 何でも新卒者(確か大卒)の離職率が高い職場を国が調べたら、塾などの教育関係、飲食サービス関係、医療福祉関係が3割以上も離職しているということだった。気がする。
 なぜかというと、それらの職場は労働がキツい上に賃金が安いからだと。
 「石の上にも3年」そんなことわざに励まされて、ボクも初めの職場で頑張った記憶があるが、この不景気の時代に3年続かないのだから、その職場ってかなりかわいそうだと思った。
 すぐに顔が浮かんだのが某予備校教師のS氏である。
 お前はもしかして、ものすごい忍耐の人なんじゃないか? えっ? トーエー。
 あっぱれだ。

 (2012.11.01)   このページのトップへ

『な〜んでもない朝の情景』2475

 朝布団から出て、眠い目を擦りながら事務所まで11歩。
 入室してまずやることは、パソコンのスイッチを入れることである。
 そうしておいてストーブ(ファンヒーター)のスイッチもオン。
 どちらも目覚めるまでに多少の時間がかかる人たちである。
 そうしておいてトイレに入る。どんなに寒くても窓を開けて用を足す。
 閉所恐怖症だからです。隣家の庭も少し暖色になってきていた。
 手を洗って戻ってみると、ファンヒーターは音を立てて燃えている。パソコンも音を立てて燃えていた。な、ばかな!
 それからパジャマのママで体重を測る。それを赤ボールペンで記録表に書く。
 ガッカリする。(ことのほうが圧倒的に多い)
 気を持ち直してパソコンのメールチェする。
 が、誰からもない。(ガッカリするが、これはいつものこと。慣れている)
 代表はこの辺りで下腹を押さえつつ(つまってるらしい)やってくる。
 カーテンを開け、コーヒーを沸かす。その間に夕べのコーヒーカップやサイフォンを洗う。
 ゆで卵を持っていく。
 この辺りで代表は顔を真っ赤にして(水で洗顔)やってくる。
 弊社の朝はいつもそうやって始まる。

 (2012.11.01)   このページのトップへ

『(ナマ)ハゲウィン』2474

 お国が違うと、ボク的にはサッパリ盛り上がりませんなあ。



 (2012.10.31)   このページのトップへ

『ブリという魚、タラという魚』2473

 このお二方は、ちょっとまあ、何というか、これからの季節の大統領ですな。
 お昼からこんな贅沢を。



 これは昨日のうちから仕込んであった『ブリ大根』です。
 しかも、ブリはブリでも「カマ」んとこだけ煮てみました。
 ここが一番おいしいんでね。
 うちのブリ大根の作り方は、そのうち別コーナーででもご紹介することになるでしょうが、これはかなりイケます。いろんな隠し技で生臭さゼロ、間違いなくほっぺ落ちます。



 こちらの写真、手前には新米ともう1つの主役『秋刀魚のつみれ団子汁』が写っています。
 これもサイコーに美味いね。
 お昼からこんな贅沢していいんでしょうか?



 夜はもう1つの主役、2夜連続の『タラ鍋』の予定で〜す!
 ブリさんタラさんありがとう。
 よっ、大統領! わしらとってもシワワセで〜す。

PS 夜の部の『タラ鍋』で〜す。



 満腹、タラ腹で〜す!



 (2012.10.31)   このページのトップへ

『長〜い目で見る』2472

 いつもこうやって待っておりますよ。今か今かとね。
 こんな感じですよ。根負けしたほうが負けですからね。
 なかなかこないんで、目だけが長くなっちゃいましたね。切れ長の目、ステキって? そお?



 こういう顔をしているけど、実は手足はバタバタ動かしているんですよ。
 アヒルの水掻きみたいにね。見えない所で努力してるんです。
 気付けば10月も今日で終わり・・・。
 早いもんだなあ。
 代表の5日連続のものすごい『追い込み仕事』が、もうすぐ上がりそうです。
 打ち上げは、2夜連続の『タラ鍋』になる模様。
 今日はマドロスさん(義父)の祥月命日なんです。

 (2012.10.31)   このページのトップへ

『NAOちゃん、おめでと〜!』2471

 ちょうど1ヶ月ほど前に、県外の教員採用試験に受かった姪のNAOちゃんでしたが、今度は「本命の」地元宮城の試験にも受かったそうですよ!
 すごいね!!! 叔父としても鼻が高いですよ。
 若い子たちが、大変でもこうして自分の夢を叶えていくってことは、見ていてとってもうれしいことだね。
 昨日「おめでとうメール」を打ったら今返事がきました。中にステキなフレーズがあったので紹介しますね。

 昨日父は一人で祝杯をあげていました(笑)。
 ちなみに「父」とは、アノ「カニといえば」「ウニといえば」のカッツ社長です。どんなにかうれしかったか! 気持ち分かります。
 あらためてNAOちゃん、おめでとう! そしてお疲れチャンでした!
 今度何でも好きなもん作って食べさせるから、ゆっくり骨休めにおいでね!!!

 (2012.10.31)   このページのトップへ

『意表のつき合い』2470

 この話をする前に、幾つかの情報を入れておく必要があります。
 まず、我が家では寝室などの電気は、この「リモコン」でつけたり消したりしているということです。



 紐でパチパチじゃあないんです。
 便利っちゃあ便利なんですが、ただ、こいつの問題は「停電」の時です。というか、停電が復旧するとなぜか自動的に電気がついてしまうのです。
 それなんで、その時ボクは各部屋の電気を消しに回らなければなりません。ですから結構不便でもあります。
 その話が前置き1です。とりあえずそれは置いといてっと・・・。
 もう1つの前置きは、ボクらは寝る前に2時間くらい「鬼平犯科帳」を読んでいるということです。いつもの「読み聞かせ」です。おばあちゃんがいた頃も読んでましたが、続きで6巻まできました。ひとしきり盛り上がって、
「おう、ご苦労だったな、粂八。今日はゆっくり休んでくんねえ!」ボクが言うと妻が、
「長官(おかしら)、ありがとうございやす! そいじゃあ、お先さしていただきやす!」
 みたいな会話でお開きになります。
 夕べもそうでした。
 で、それからボクがリモコンを持って寝室に行くと、粂八、いや妻は、一足先に自分の布団から顔だけちょこっと出して寝ておりました。
 というか、寝たフリをしていました。
 いつもボクは、布団から顔だけ出して寝るのが特徴なので、どうもそれをマネて「意表をついて」ボクを笑かすつもりだったようです。
 ところが、ボクはそんな妻の行動は全く無視して、こんなこと言ってこんなことをしました。
「ちょっと、ここに置かして!」
 何をどこに置いたかって? それはこの絵をご覧ください。



 「うっ! やられた!」という顔で、妻はしばらく固まっておりました。
 しばらくして身動きがとれるようになった妻が、一本取られた顔で言いました。
「ねえ、どうしてこういう面白いこと考えつくわけ?」
 こういう類いの「意表のつき合い」が、ボクらは結構好きなんです。
 いろんなことやりましたが、そのほとんどはここでお話しできないのがザンネンです。

 (2012.10.31)   このページのトップへ

『好きな鍋料理』2469

 あるネットの調査によると、好きな鍋料理のアンケート結果はこうなっています。
1位・・・おでん
2位・・・すき焼き
3位・・・しゃぶしゃぶ
4位・・・キムチ鍋
5位・・・寄せ鍋
6位・・・水炊き
7位・・・湯豆腐
8位・・・鶏団子鍋
9位・・・ちゃんこ鍋
10位・・・うどん鍋
以下、「カニ鍋」「もつ鍋」「豆乳鍋」「カキ鍋」「餃子鍋」「ラーメン鍋」「味噌鍋」「カレー鍋」「コラーゲン鍋」「きのこ鍋」と続きます。
 どれもこれも、うんうんうん・・・という感じですね。
 でも、ここにない鍋で、ボクらが大好物の鍋があります。あっさり塩味で「ゆずポン」や「かぼす汁」で食べます。
 今日はそれを食べるんです。
 これからもっとも頻度の高い我が家の鍋料理。
 それは、アラとキモが命の『たら鍋』です。

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『神経くんのマネまでしてくれた親切な薬剤師さん』2468

 AMANOの薬局で、例の『ネオビタミンEX』を買いました。
 おばあちゃんが帰る時、「これで買えるだけのビタミンを買わいん!」とお金をもらっていたからです。
 買ってから、そこのちょっとメタボな薬剤師さんにこう言われました。
「食後、なるべく早く飲んでくださいね」
 そして、ビタミンB群は消化が悪いので、お腹に何か入ってるうちに飲むほうがいいのだ、というようなことをレクチャーされました。
 なるほど、ガッテン! ガッテン! ガッテン!
 オジさんのココロ研究家の妻はここで、このオジさん薬剤師のココロを素早く読んでいたそうです。
(この人、われわれと話したがってるな)
 妻は、こんな通好みの質問をオジさん薬剤師に浴びせました。
「これって、『アリナミンEX』とまったくおんなじ成分なんですよねえ」
 オジさん薬剤師の目が、明らかにうれしそうにキラリンと輝きました。
「ええ、そうなんです。そうなんですけれども、まったく同じかというとそうではないんですねえ。ええ、ジェネリックなんですが、製法のところでまだ武田さんがパテントを持っているのがあるんですねえ」
 彼が得意になって言うことには、何かこう成分と成分をネッパす(ネバネバさせる)秘密のテクがあるということでした。
 へえ〜。ボクらは驚いたフリをして聞いておりました。
 今度はボクが聞いてみました。オジさんのココロを読んだというより興味本位で。
「ちなみに、ここに『五十肩』って書いてありますけど、ボク五十肩なんですけど、これって効きますか?」
 彼の目が今度は、泣き出さんばかりにうるんできました。
「ええ、ビタミンBというのはですね、こんな感じで神経を、こ〜んな感じで痛みを、こ〜んな感じで避けるように、神経がこ〜んな感じで・・・」
 彼はそう言って、自分の体を「神経くん」に見立てて、分かりやすく実際にやってみせてくれました。
 ペターッと這いつくばったポーズ。イラストでは上手く描けません。想像してみてください。
 そうやって、その姿勢のままで、「これを飲んでいるうちにですねえ、シゼ〜ンと痛みのほうから、こ〜んな感じで避けてくれるようになるんです。ええ、ええ、こ〜んな感じで・・・」と言いました。
 ご苦労さんです。
 2人ともそう思って感謝して帰ってきました。
 何か治りそうな気がします。ホントに。

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『実質重視』2467

 チョコレート大好きです。
 子どもの頃から好きでしたが、カバヤは嫌でした。
 森永もあんまし。
 やっぱ明治でしょ。
 ロッテでしょ。
 そしてそして「江崎グリコ」でしょ!
 グリコといえば『グリコアーモンドチョコレート』でしょ!
 この方、since1958に誕生しました。世はロカビリーブーム。フラフープ流行。東京タワー完成(12月23日)。
 since1958といえば、ほとんどもうボクとおんなじ人生を歩んでいるわけですね。
 この『アーモンドチョコレート50年の歴史』を見てくれると分かりますが、例えば1965年の縦型パッケージってのもボクは知ってます。
 何か大人っぽい感じに変身したんですね。大人のタバコのパッケージにも似ていて、おませなボクは好きでした。1箱70円の時代。ちなみにこの頃、エレキブーム、アイビールック、パンタロンが流行してましたって。
 1966年の『おしゃべり九官鳥』ってのも知ってます。何度出しても当たらなかったけどね。
 1969年には『フライドアーモンド』が誕生します。ボク10歳、アポロ月面着陸。ヒッピー族流行。
 1971年は、XOとかXAってのが出されます。高級化路線1箱150円。ボク12歳。ボーリングブーム。
 ず〜っと飛んで2011年には『アーモンドピーク』が発売になりました。今食べてます。
 こちらもチョコには目がない妻とよく話すんですが、グリコは他社と比べてアーモンドがおいしいよね。
 それにチョコ自体が全然おいしい。森永なんかと比べたらよ〜分かりまっせ。
 で、今そのシャレたスタイルの(1個1個スタイリッシュなの)を食べながら思ってるんですが、昨日まで食べていた、生協のカタログで購入した「グリコアーモンドチョコ」20袋入りのほうが断然経済的だなあ・・・と。
 だって、3連のつなぎ目のところにもた〜っぷりチョコがあるわけでしょ。それに飾り気がなくてその分安いし。
 しかも、あれを手に持ってこう「パリッ!」ってかじる感じもいいじゃないですか。「オレ今青春やってます!」って感じで・・・。
 あっ、分かるかなあ?
 実質重視のこんなタイプのヤツですけど・・・。



 (2012.10.30)   このページのトップへ

『音が生まれる』2466

 季節を測るのは「熱」ばかりではない。「音」もまたその基準になる。
 今から暦をめくって訪れる季節は、まさに「静寂」「沈黙」である。
 隣のケンゾーさんが乗り回す赤いトラクターのエンジン音や、キジの親子のかしましい鳴き声はもとより、何だろう? 空気の中にフツーに息づいていたはずの「ゆるやかで伸びやかな音符♪たち」さえも、乾いてちりちり凍り付いていく。
 そんな季節が、今年も音もなく静かに忍び寄ってくる。
 秋田の、ことにこの辺鄙な田舎の、晩秋〜冬の背景に音はない。まるでサイレントムービーのような世界。
 でも・・・。
 2人で起きる。
 2人で笑う。
 2人で働く。
 2人で食べる。
 2人で寝る。
 やっとこさそこに、音が生まれる。

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『ほにゃらら』2465

 ほにゃららは、「チョメチョメ」とか「ナンチャラ」と同じ、伏せ字を読む時に使う言葉である。
 こういうのを「韜晦(とうかい)語」ともいうそうである。
 ちなみに「韜晦」とは、「隠し、くらますこと」で、自分の才能・地位など隠すこと、すなわち「能ある鷹は爪を隠す」みたいな意味で使われる。実際に姿を隠すことにも使われる。
 語源は、ホンダラ行進曲の「ホンダラッタ」とする説もあるが、クイズ番組「ぴったし カン・カン」で、司会の久米宏が問題を読み上げる際に正解の言葉を伏せるときに使った言葉が広まったとされる。(そうである)
 さて、ほにゃららとは全く関係ないこと。
 ボクは夢を見た。
 こないだ空っぽになった冷凍庫が、朝起きてみたらいろんな冷凍食品でいっぱいになっていたのだ!!!
 中には、タラ鍋のタラとか、ブリのカマなどもあった。
 起きた時、ボクの枕カバーが濡れていたことを白状する。
 まいったね。

 (2012.10.30)   このページのトップへ

『続・達者考』2464

 この前書いたエッセイ『達者考』が、国語の偏差値27の人に褒められた。うれしかった!
 こんなふうに・・・。

 真面目なテーマを分かり易く、しかも真理ちゃんぬきで、よく語った。国語の偏差値27の俺にもよく理解できたよ。
 日野原医師は『百歳になって分かったこと』と題して、講演をしている。テーマがいい。
 ヤッシ、覚えてるか? 俺のオヤジは、53歳で人生を終えた(心不全)。体質は遺伝するという。あと2週間で俺は見えない呪縛から解放される。  
 オヤジの遺伝子は『山好き』『数学好き』『禿頭』のみを引き継ぎたいと、祈っております。


 そういえば、トーエーのお父さん(確かカシチさん)は、トーエーが20歳ぐらいの時に亡くなったんだったことを思いだした。
 親が比較的早く亡くなった人にとって、親の享年は確かに鬼門である。
 ボクの父は85歳でまだまだ体はピンしゃんしているが、母親はがんで60前に亡くなっている。
 先日の母の命日にボクは、フト「あと7年でその年になるなあ・・・」と思ったものだ。
 トーエーが心配するまでもなく、彼は100までバリバリ生きて「世にはばかるハゲオヤジ」になると信じて疑わないボクだが、とはいえ、お互い健康に留意して達者に暮らしていこうね!
 またお便り待ってますよ!

 (2012.10.29)   このページのトップへ

『達者考』2463

 人生60年といわれていたのはそう昔のことではない。
 少なくとも、ボクが小さい頃まではそんなキャッチフレーズが健在だった。
 何だか急に寿命が延びてきた気がする。
 今や80なんか当たり前の時代だ。
 日本には今、100歳以上の老人が5万人もいると聞く。併せて500万歳のお年寄り。すごいねえ!
 そんなわけで、「60までいかに生きるか?」の人生命題は、「80まで、いや100までどう生きるか?」の時代になったわけである。
 プラス20歳、ブラス40歳の人生をいかに生きるか。
 そんな長い長いオプションの時間をいただいて、誠にハッピーな時代が到来したもんだ・・・と思いきや、そうばかりも言ってられないところがツライところだ。
 体も頭もココロも健康で、さらに社会のお役に立って生きるんならいいけど、現実はそうもいかないからだ。その間、お世話になりっぱなしで生きる人も多くなる。
 できれば美しく老い、美しく死にたいと人間誰もが思っている。
 心身ともに達者で、家族に愛されて長生きしたいとも思っている。
 だけど・・・。
 なかなか難しい問題だね。自分も通る道だしね。
 さて、ここで唐突に最近話題になっている『先制医療』というものを考えてみたい。
 品種改良で病気にならない米やリンゴができたように、人間も病気にならないように、若いうちから遺伝子レベルで改良してしまおうという医療の新しい試みである。
 つまり、80になっても100になっても『達者な年寄り』を作る医療である。(ボクなりの解釈ですけど)
 その年になっても平気で働ける現役バリバリの人たちが増えれば、今みたいに年金不足になることもないし、健康保険料不足、介護保険料不足になることもない。
 さらにさらに労働人口不足の問題までクリアできるのである。
 事実、現在でも日野原医師などは100を超えても現役医師であるし、100を超えた現役サラリーマンも今ではいるそうである。
 社会のお荷物にならない、そういう達者なお年寄りがたくさん増えれば、低迷する日本も抜本的に変われると思う。もうこれしかない「窮余の一策」にような気がする。
 早くそういう時代が来ることを願う。
 長生きするお年寄りが社会から疎まれないためにも・・・。

 (2012.10.28)   このページのトップへ

『何もなくなった』2462

 冷凍庫が空になった。
 この機会に「霜取り」をした。
 すっきりした。
 が・・・。
 その一方で、生命の危機をも感じている今日この頃。



 (2012.10.27)   このページのトップへ

『回り道はいいもんだ』2461

 22〜23の頃だった。



 コピーライターになりたかったボクは、この会社の『ジェーンモア』のテレビCMに衝撃を受け、頑張って入社したんだった。
 それから30年、紆余曲折を経て今、ボクは言葉やデザインに関わるような仕事をしている。曲がりなりに、なんぼかだけど。
 ものすごい回り道だったけど、ここまでくりゃあ、そろそろ強がりじゃなく言ってもいい頃かもな。
 うん、つくづく・・・。
 回り道はいいもんだ。
 これがボクの人生を変えたCMです。



 (2012.10.27)   このページのトップへ

『年まわり』2460

 ちょうど1年前、ボクは禁煙を始めたばかりでした。
 イライラしたり太り始めたりして、妻と散歩をしていた頃だったと思います。
 そんなことをボヤッと考えているうちに、50代になって体のあちこちに「ガタ」が出始めたことに思い至りました。
 まあ、それも無理はないよなあ。
 40代はどうだっただろうか?
 この田舎暮らしに代表されるように、ボクの第2の人生が始まったのがこの年代です。妻と一緒になったのもそう。
 介護やら農業やら、慣れないながらも2人で必死にやっておりましたね。
 まだそれなりに体力もありました。
 さかのぼって30代は?
 ありゃあもう仕事一色でしたね。仕事の虫でした。
 20代は遊び一色。実際よう遊んだね。
 そういう「年まわり」だったんだなあと今思います。
 50代になって遊び一色ではおかしいように、その年代にはその年代にしかできないことが起こるものですね。それしか起きようがないというか・・・。
 ボクが30代のスタートを切った平成3年の今日は、母がガンで亡くなった日なんです。つまり、今日は母の21周忌というわけです。
 新築したばかりの仙台の家で葬式をあげたのですが、この村からは貸切バスを仕立ててみんなやってきてくれました。
 秋田自動車道ができる前のことで、旧道の錦秋湖の辺りが見事に紅葉していたそうです。
「オメの母ちゃんみでにきれいだったなあ・・・」
 そういう村人の話を、こっちに来てからもよく聞かされました。 
 今日も、あの日と同じように雲ひとつなく晴れ渡った秋空です。
 朝とても寒かったので、きっと山の紅葉も進んだことでしょう。
 そんな、もう21年も昔のことまで思い出しました。



 (2012.10.27)   このページのトップへ

『一句できました!』2459

 役場からヒヤリングを終えて戻る。
 何だかこの↑1行カッコよくね?
 カメラを持って外へ出た。
 空が青かった。
 パチッ!
 一句できた。



 さらに一句。



 句になっとらんがや。

 (2012.10.26)   このページのトップへ

『オレンジの雨の中濡れてる〜チンッ!』2458

 まだおばあちゃんがいる時だったけど、こんなことがあった。
 お昼をボクが作っている時だ。
 なぜだかその日は野口五郎の『オレンジの雨』を口ずさんでた。
「オレンジの雨の中濡れてる〜♪」
 チンッ!
 ちょうどそこでご飯のチンッ! が鳴ったのだ。
 運悪く、そこにワイフがちょうど入ってきた。
「残念でした〜!」
 くそーと思った。
 今度はワイフがなぜか日吉ミミの「♪恋人にフラレタの、よくある話じゃないか〜」を歌ったが、チンッ! は鳴らなかった。
 ザンネン!
 しょーもない話を思い出した。

 (2012.10.26)   このページのトップへ

『これが危ないんです!』2457

 薪を買ったのだが、薪を下ろし終えてから業者の人がこんなことを言った。
「ちなみに煙突見せてもらえますか?」
 何が「ちなみに」か分からなかったが、とりあえず煙突を見せると、見るなりこんなことを言った。
「ああ、これが危ないんです!」
 彼は、開口部の壁に隙間がないと熱がこもってボヤになりやすいというようなことを言った。
 彼が熱弁を振るうので黙っていたが、実は我が家のそこの壁は、以前押し入れになっていた所だったので、スカスカの空洞だった。
 なので、熱はカンペキに逃げるのだった。
 最後に、外に出て煙突を見るに至った彼は、もう営業トークを言わなくなってしまった。
「まあ、燃えればいいっちゃあいいんですがね」
 そういう捨て台詞のようなものを残して退散してしまった。
 うちにストーブや煙突をセールスするのはあきらめたようだった。

 (2012.10.26)   このページのトップへ

『誰かそう言ったやつがいるはずだ』2456



 あの夏。
 親戚がいっぱい集まって海に行ってたんだ。
 ボクはまだ子どもだった。
 小舟で沖に出るとか言うので、ボクもそれに付いていった。
 子どもたちが乗り込んで、ボクも乗ろうとして、こういう時に「網」があったら魚がすくえるかもしれないと思った。
 ボクは魚取りが好きで、上手だとばあちゃんにほめられていた。
 川でもそうなのだから、海だったらもっといっぱい魚がウジャウジャいて、それは、たやすく船の上から網ですくい取れると思っていた。
「待ってて!」
 言いおいてボクは海の家に走った。網を買うために。
 だけど、ボクが戻ってくると、もう船は出て行ってしまった後だった。
「いいがら、かまねで(かまわないで)行ってしまえ!」
 そう言った誰かがきっといるはずだ。
 ボクは今でも時々、そのことを思い出して口惜しくなるんだ。

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『役所でのヒヤリング』2455

 ボクは今日、役所から呼び出しを受けている。
 ボクが町村町内会として町に申請した、補助金申請のヒヤリングなのである。
 それが上手くいって、県に申請が通れば、太鼓やテントといった村の備品を新しい物に買い替えることができる。
 総額250万円の補助金の折衝なのだ。
 2年間にわたる町内会会計としての最後のひと仕事なので、頑張ってきたいと思っている。
 まずは顔でも洗ってこようか。

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『夜逃げ代表』2454

 早朝仕事があるのは知っていた。
 目覚まし時計を2つ、5時に合わせて寝たのだ。
 2時頃目が覚めて、隣を見ると代表がいなかった。
 トイレ?
 しばらくしても戻らない。
 夜逃げ?
 起きて事務所に行くと、代表はトトトトやっていた。
「気になってやっていたの」
 業務の本格的再開で、気合いが入っているようだ。
 夜逃げじゃなくてよかったよ。
 放尿しながらそう思った。

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『南果歩さんごめんなさい』2453

 映画のコレクションが膨大になってきたので、エクセルで作品リストを作った。
 邦画のほんの一部だけでも、すごく時間がかかった。
 主要な俳優名のところで、南果歩と打ったつもりが、このように失礼な表示がされてしまった。
 南アホ・・・。
 本当にすみません。
 あなたの割烹着姿大好きです!
 ・・・って、フォローになってないか。

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『ばあさんの最後のばんさん』2452



 これが『2012秋ツアー』の最後の晩餐でした。
 特製生姜焼き定食・・・。
 今回もいろんなものを食べましたが、おばあからのリクエストは、『飴色たまねぎシーフードカレー』と『ちょっとのお肉だけどちょっといいお肉のスキヤキ』でしたね。
 それ以外にも、『だまっこ鍋』『秋刀魚の蒲焼き』『おでん』『キムチ鍋』『浜名湖うなぎ』『海老チリ』『はらこめし』『肉団子』などなどいろいろ。
 お昼の『椰子風うどん』なども絶賛でした。
 新作としては例の『岩盤浴蒸し(仮称)』とか『ラタテュユ』も登場しました。
 駅に送っていくクルマの中で、おばあはしっかり次回のリクエストもしていきました。
「わたし、あの野菜いっぱい入ったのと(ラタテュユのこと)、生姜焼きまた食べたい!」
 よしよし。
 またございん!(いらっしゃい!)
 片付けものをしていたり、料理を作っていると、食器や具材が2つ分だったりします。
 そういう時、「あっ、おばあいないんだった」と思います。

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『前なのか? 後なのか?』2451

 かつてボクが中学生だった頃、桜田淳子にアツかったように、あなたもアツくなった人がきっといるはずですよ。
 それが野口五郎の人もいれば、上原謙とか佐分利信の人もいるであろう。
 最近(とも言えないけど)では、ヨン様などもそうであろう。
 うちのワイフはあのサル顔の鹿賀丈史にアツかった。
 ちなみに他の姉妹は「志垣太郎」「尾崎紀世彦」にアツかった(そうだ)。
 うちの妹は「ベイシティーローラーズ」のウッディにアツかった。(なんで知ってるんだろう?)
 いろんな人が、いろんな人にアツくなる。世の中そういうものだ。
 アツくなる人が千差万別なのはいいことだ。でないと、あぶれる人が出てくるからだ。
 で、ボクが言いたいのは、アツいのは「前なのか? 後なのか?」なのだ。
 現在よりも前にアツかったのならばいいのだ。
 現在ボクにアツいワイフは、かつて鹿賀丈史にアツかった。
 これならばいいのだ。かつてであることが大事です。
 あちらはかつてで現在はボク。これだと、今のボクは鹿賀丈史よりももっといい男。「鹿賀もっと丈史」ということになる。
 この理屈でいくと、カッツは「志垣もっと太郎」ということになる。
 ところがこの逆に、現在夫がいるのに、その後でヨン様などにアツくなってしまったような場合は大変だ。悲惨だ。
 しかも、アノ頃は夫には内緒で密かに自室で「ヨンのDVD」を観ているような不届き者も多かった。
 そうなると知らず知らずに、「4」に負けた夫は、「3」「2」「1」といった具合にカウントダウン、どんどん「格下げ」やむなしの体たらくだった。
 と言いながら、こないだたまたま、『続・三丁目の夕日』を観てたらね。
 昔の恋人と再会したシーンの後で、家に帰った薬師丸ひろ子が、正反対の亭主(堤真一)が、寝ながら屁をこくのを見て、幸せそうに笑ったシーンがあった。
 あの映画の中で一番いいシーンだったね、あそこ。
 そういうことなんだなあ、と思った。
 なんだかんだ言っても、「うちのとうちゃん」「うちのかあちゃん」が一番いいんだよねえ、結局。
 それがシアワセってことなんだよねえ。

 (2012.10.26)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜2450話はこちら)