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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 

『能代商ナイン、その後』550

 NHKのローカル番組『テレビこまち』で、能代商の練習風景をレポートしていた。
 彼らは国体への出場が決まったため、部員の新旧交代はもう少し先になるそうだ。
 ホサカ君とヤマダ君がメインで映っていたが、ホサカ君は「疲れてませんか?」と聞かれて、
「帰ってきてからずっと寝てたので疲れてません」と話していた。
「町でいろんな人に声を掛けられませんか?」の質問には、
「なるべく家で寝てるようにしてました」と答えた。
 みんな、やり遂げた後の最高の笑顔だった。
 彼らを見てると、何度見ても、こっちまで爽やかになってくる。

 一変、光る星の場合・・・。
 選手3人の飲酒発覚だってさ。
 ああ、聞きたくなかった。完全に水を差したね。だから負けたんだよ。

 (2011.08.23)   △このページのトップへ

『ソーダー村の村長さん』549

 昨日、偶然『忍たま乱太郎』を見てたら、『ついてない2人の段』というのをやっていた。
 峠の茶屋で、暗殺者の土寿烏(どすからす)と万寿烏(ますからす)が、お団子とお茶で一休みしていた。
 するとそこへ忍たまたちをしたがえ、学園長がやってきた。姿を見られてはまずい! と2人は大急ぎで草むらに飛び込んだ・・・。
 どうもそーゆーお話だったみたいだけど、その土寿烏(どすからす)と万寿烏(ますからす)の会話の中に、懐かしいこーゆーフレーズがあった。
「ソーダー村の村長さんが、ソーダー飲んで死んだソーダ、葬式饅頭でっかいソーダー」
 知ってます? 皆さん。
 妻は大得意になって、何度もこのフレーズを歌っていた。



 (2011.08.23)   △このページのトップへ

『話を広げないで!』548

 昨日、映画を見ながら「コイケヤポテトチッップス」を食べていました。
 食べている妻の顔がモンチッチに見えました。
「サルみたいだよ」とボクが言うと、妻は怒ってふくれた顔になりましたので、もっとサルみたいでした。
 ずっとそのことを根に持っていた妻は、布団に入ってからこんなことを言いました。
「でもさ、人間はみんなサルみたいなもんじゃん」
 ボクは表題の言葉を言いました。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『竹の不思議』547

 竹という植物は、一説によると60年に一度開花するといわれているが、実際には120年前後に一度、花を咲かせる。
 開花後、その竹林は枯死してしまい、再生するには多くの年月を必要とする。
 1本1本の竹の寿命は10年前後でありながら、集団で竹林としても生きる、木とは違う不思議な植物が竹である。
 竹の花が咲くと世の中に異変が起きるといわれている。藤原新也(誰?)は、竹の花を例に挙げ、人間という種の寿命にも、滅びの前兆が訪れているのかもしれないと語った。
 彼は、そう語った約1ヶ月後、房総の山中で竹の花に遭遇した。


 そんな記述を見つけてしまった。
 ボクが飲んだのは「竹の水」なので、あまり関係がないと思いたいのだが、竹って不思議だなあ。
 やっぱ、あの水、何かありそうだな。
 本当にボクは「不老長寿」になってしまうかもしれない。

 

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『笑って寝てるらしい』546

 どうもボクは笑って寝てるらしいんです。
「かなり面白い夢を見ているなこいつ!」
 よくそう言われるんだけど、ボクは全く記憶にないんです。
 もったいないなあ。
 エッセイに書きたいなあ。なんぼ面白いべ。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『九しゅう・しこくりょこう えにっき』545

 たかはしまり(2の4)さんの貴重な絵日記が出てきました。
 5月28日(木)晴れ〜6月2日(火)晴れまでを綴ったものです。

 

 お父さん(マドロスさん)とお母さん(石巻のおばあちゃん)は、こんなに休みを取ってもいいものかと、担任の先生に相談に行ったそうです。
 上のお姉さんたち(リエさんとリカさん)は、万博に連れて行ってもらったので、その代わり自分は「九州四国旅行」になったそうです。



 きょう、あさ、早く、せんだいから、小さいひこうきで、とうきょうまできて、そこから、大きいひこうきで、ふくおかまできました。
 空から、見ると、山や、うみや、町が、小さく、ちずのように、見えます。
 くもが、下に、ゆきのように、白く、みえて、とても、きれいでした。
 ふくおかから、タクシーで、いろいろなところを、見ながら、ながさきまで、きました。
 だざいふでは、べんきょうが、よくなる、おまもりをかいました。
 にしこうえんでは、ふん水が、とてもきれいでした。



 きょうは、ながさきの、かんこうバスで、むかしの、たてものや、げんしばくだんがおちて、たくさんの人が、しんだところやきょうかいを、見ました。
 よそのくにの、人も、たくさん、きていました。
 へいわこうえんは、とてもきれいで、大きな10メートルもある、ぞうの、まえで、しゃしんをとりました。
 町じゅうがあちこち、さかみちがおおくて、ゆうめいなオランダざかは、とてもみじかいさかでした。
 うらかみ天しゅどうは、にほんでは一ばん大きいきょうかいだそうです。



 きょうは、長さきからべっぷまで、バスできました。
 うんぜん、くまもと、あそと、ガイドさんのせつめいをききながら、べっぷには、よるの8じにつきました。
 あそでは、ケーブルカーに、のりましたが、かぜで、ぐらぐらゆれるので、みんな、キャアキャアと、いいました。
 みどりの、こうげんには、うしや、うまが、たくさんはなしがい、されていて、せなかに、かいぬしの、じゅうしょと名まえが、くろくかいてあって、うしの、1年生みたいで、とてもおもしろいとおもいました。



 きょう、バスにのって、じごくめぐりと、たかさき山をみに、いきました。
 さいしょに、ちの、池をみました。じごくめぐりは、ぜんぶで、10ありました。
 雨ふりなので、とてもびしょぬれに、なりました。
 それから、たかさき山へいって、さるをみました。
 わたしは、たくさん、しゃしんをとりました。そしたら、小さい、さるが、木にのぼっていました。
 とても大きいさるが、そのへんを、うろついていました。そのほかおもしろいところがたくさんありました。



 きょうは、べっぷからまつ山まで、ふねできました。
 へやには、2だんベットやいすのあるへやなので、わたしは、とても、うれしくて、たまりませんでした。
 へやの、そとには、しょくどうや、ふろや、ごらくしつも、ありました。
 ふねが出るときは、テープをもって、みおくりの、人たちが、いつまでも手をふっていました。
 とちゅうで、あたりに、いくつものしまがあって、とてもきれいでした。



 きょうは、まつ山から、たかまつまで、ふねで、いろいろなしまをみながらきました。
 よるには、また、ふねで、なごやまで、いきました。
 わたしは、ふねのベットに、ねるのがはじめてなので、とてもうれしくて、とんだりはねたりしました。
 そしておちゃをのんでねました。
 つぎのひ、あさ6時におきました。
 そして、ふねをおりました。
 そして、ひかりごうや、きしゃや、でんしゃで、うちへかえりました。

 これを書いた小学2年生の高橋真理さんは、「たのしかったようすがよくかけました」と先生にほめられたことが、表紙を見ると分かります。

 PS あとでこれを見た旧姓高橋真理さんは、こんなことを言いました。
「よく今、こんな職業についたもんだわ。句読点がなってない! 牛の1年生って表現以外はいいとこないわ。絵も死ぬほどヘタだし」
「そんなことないよ、思ったより上手いよ」
 ボクがそう言うと、旧姓高橋真理は死ぬほど照れて笑ったのでした。

 PS2 今、これを見たおばあちゃんから電話がきました。
「お宝だっちゃあ、懐かしいごどねえ」と言って喜んでくれました。
 そうそう、やっぱり向こうは死ぬほど寒いそうです。ストーブはさすがにまだ点けてなかったみたいですが・・・。
 I家の奥様は、ギブスもはずれ順調な快復をみせているようですが、アッシュ(飼い犬)とず〜っと一緒で「ベトちゃんドクちゃん」になっているそうです。
 また、快復とともに、おばあちゃん以外の人の「介護レベル」がだんだん下がってきていると嘆いていたそうです。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『男女の友情』544

 これは昔から『永遠のテーマ』っていえるものの一つだろう。
 「成立する派」と「成立しない派」がいる。 
 昨日、妻とこのことも話したのね。
 最終的にはこんな結論になりました。
「お互いの伴侶も立派な人であれば成立する!」
「そうでなければありえない!」
 「ジェームス・テーラー」と「キャロル・キング」のような関係、あるいは「キャサリン・ヘップバーン」と「スペンサー・トレイシー」の関係を見ていてもそんな気がする。
 つまり知性があるかないか、これは男女の友情に限らず、すべからく世の中そういうことで決まるのではないでしょうかね。
 そこに関わる人すべての「知性」「品性」の問題かと。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『モラトリアム世代』543

 この言葉も古くなっちゃったね。『モラトリアム』、知ってます?
 猶予期間っていう意味だよね。社会に出るまでの。 
 昨日、妻と膨大な書籍を整理していたら、この「モラトリアム」に関する本がたくさん出てきたのね。
 晩酌タイムにその話に花が咲いた。
「あの時代はまだ余裕のある時代だった」
「そうね、今の45〜55歳くらいの人たちかしら」
「お陰でいろんなことをさせてもらった気がする。バンドやったり、日本一周一人旅なんてのもした」
「親のすねかじってだけど、いろんな勉強させてもらったね」
「うん、ゆっくり『自分探し』ができた時代だ」
「それが今に活きていることってたくさんあるね」
「いい時代だった。今の若者は超現実ばかりで、モラトリアムなんて考えられないもんね」
「かわいそうね」
「遊べるうちにホントは遊んだほうがいいのにね」

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『プルプルプル・・・』542

 ねえ、ちょっと! 今日、寒くない?
 ここ五城目の気温は最低18℃なんだって! 
 今、長袖着て靴下履いてるんだけど、寒い寒い、プルプルプル・・・。
 でも、これから27℃まで上がるらしい。
 ところが、石巻を調べてみると、最低がここより寒い17℃、最高でも21℃なんだって!
 ストーブ点けてるんじゃない? そんなに寒かったら。
 東京の豊島区も調べてみると、最低20℃、最高24℃だった。 
 どうなってんのよ!
 暑いのも困るけど、8月なのにこの低温って何?
 皆さん、風邪にお気をつけ下さい!
 うちなんか、厚手の布団まで掛けて寝てますよ。去年は保冷剤抱いて寝てたのに!
 変な天気やねえ、まったく。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『うんと多忙なトーエーくん』542

 トーエーくんからメールが来ていた。

 ヤッシ、エッセイ毎日ご苦労様です。
 今年は実家に帰れなかったよ。2日以上の休みがとれなかった。
 3社の契約だと、なかなか調整が出来ないのよ。
 3〜7月の上半期に、一生懸命練習した『夏祭りのあとさき』のロック&ジャズバージョン間奏を、代表に聴かせてやりたかった。マジでお前と唄いたかった。
 てな訳で、2月まで待ってくれ! 例のイタリアかぶれと一緒に伺います。
 エッセイは頑張ってくれ! 300の倍数には、必ずご褒美を贈るからな。代表にもよろしくな。
 

 多忙なんだね、トーエーくん。
 でもいいことだからお前も頑張れ!
 2月に季節外れの『夏祭りのあとさき』を歌おうゼ!
 待てるよ〜ん。

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『生きていた!』541

 昨日、チビギャンに『不老長寿の竹水』と言われ、「もしかしたら死ぬかも」とも言われて、それを飲んだボク。
 とりあえず腹を壊すこともなく無事生きて目覚めた。
 やたら性器、じゃなくって精気がみなぎっている・・・わけでもなくって、ごく普通。
 ちょっぴり残念。
 でもまあ、何かいいことがありそうな気もする。
 そう信じたい。
 本当に99歳まで生きるかどうか、48年後に結果が出るだろう。
「そしたら私を介護して看取ってね!」と、妻は言っている。
 君は飲まなくてもボクより長生きすっから大丈夫!

 (2011.08.22)   △このページのトップへ

『不老長寿の竹水?』540

 午後から妻と本を整理して、一段落して『檸檬』を読んでいた。至福タイム。
 しかし、その途中で、その人はやってきた。チビギャンだった。
 今朝からあの「杭」を打ち、そこを竹で囲う作業をしてうるさかったのだが、彼は「ちょっとこい、いいもの飲ませる」とボクに言った。
 行ってみると、10メートル以上ある竹の中ほどの節に穴をあけて、そこから水を取り出していた。
「これは不老長寿の水だ。オレは100歳、お前は99歳まで生きるから飲め!」
 標準語で言うとそのようなことを言った。
 長年、探し求めていたが、今まで一度も出会えなかったのだという。水はその節にしかなかった。その節だけ満タンに水が入っていた。
「これを飲んで死ぬか、長生きするかどっちかだ」と、不気味なことも言った。
 ボクは好奇心で少し飲んだ。
 明日生きている保証はないが、できれば生きていたい。
 死なないにしても腹を壊すぐらいのことはあるかもしれない。

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『クリーニング屋要らず』539

「よかった、よみがえって」
 妻はそう言って,自分で洗ってアイロンまでかけた「ボクの一張羅スーツ」を持ってきた。
「何しろ、財力ないからねえ」とも言った。
 ボクが思うに、これはプロのクリーニング屋よりも上手い。
 小さなシミもしっかり落ちている。
 いい女房を持ったものだ。

 

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『HEROと流星と方丈記』538

 『HERO』という歌、『流星』という歌、この2つの共通点は「素直さ」だと妻は言う。
 う〜ん、深いなあ。
 人生は「行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし」だと言う。
 よく分からんが、深そうだなあ。



 

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『檸檬』537

 妻が先般、実家から持ってきた多量の本が、仏間の玄関先にうずたかく積まれている。
 お盆前に整理したかったがかなわず、甲子園も終わったこの時期に、ようやく『断捨離』をしようかということになった。
 事前調査も兼ねて晩酌タイムの時にチラッと見てみると、お互いに涙が出るほど懐かしい短編小説が出てきた。
 表題の梶井基次郎『檸檬』である。 
 無性に読みたくなったが、昨日は我慢した。そして、YOUTUBEで『檸檬』(さだまさし)を聴いた。



 何だかたまらなく懐かしくなって、『精霊流し』が聴きたくなる。お盆が終わったからかもしれない。
 さらになぜか『療養所 サナトリウム』まで聴きたくなって。トミばあちゃんの介護時代を思い出したのだろうか。
 さらにさらに『防人の詩』まで及んで。戦死した周治じいっちゃんが降りてきたのかな?

  

 ジワジワとなってきたので、こんな歌も聴いてみました。
 『案山子』これは、セイさん(かあちゃん)が生きていた頃、大好きだった歌です。バカ息子でした、ボクは。
 〜笑ってよ、君のために〜笑ってよ、ボクのために〜。『道化師のソネット』も大好きな歌です。

 

 梶井基次郎から離れてしまった。
 こんな書き出しだった。『檸檬』の冒頭。

 えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧(おさ)えつけていた。焦躁(しょうそう)と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとに宿酔(ふつかよい)があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。結果した肺尖(はいせん)カタルや神経衰弱がいけないのではない。また背を焼くような借金などがいけないのではない。いけないのはその不吉な塊だ。以前私を喜ばせたどんな美しい音楽も、どんな美しい詩の一節も辛抱がならなくなった。蓄音器を聴かせてもらいにわざわざ出かけて行っても、最初の二三小節で不意に立ち上がってしまいたくなる。何かが私を居堪(いたたま)らずさせるのだ。それで始終私は街から街を浮浪し続けていた。  
 何故(なぜ)だかその頃私は見すぼらしくて美しいものに強くひきつけられたのを覚えている。風景にしても壊れかかった街だとか、その街にしてもよそよそしい表通りよりもどこか親しみのある、汚い洗濯物が干してあったりがらくたが転がしてあったりむさくるしい部屋が覗(のぞ)いていたりする裏通りが好きであった。雨や風が蝕(むしば)んでやがて土に帰ってしまう、と言ったような趣きのある街で、土塀(どべい)が崩れていたり家並が傾きかかっていたり――勢いのいいのは植物だけで、時とするとびっくりさせるような向日葵(ひまわり)があったりカンナが咲いていたりする。


 ああ、早く読みたい! 

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『妻が目指す髪型』536

 まずはこの人。映画『ギルバート・グレイプ』でベッキーを演じた時のジュリエット・ルイス。



 最終形はこちら。ご存じ「あの方」です。

 

 どんだけ〜? 

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『スイカとミョーガ』535

 昨日、ケーコさんから「スイカ」と「ミョーガ」をいただいた。
 スイカは4分の1サイズだったが、2人で食べるには十分の大きさ。少しつまんだが、甘くてとってもおいしかった。実は今年の初物。
 ミョーガはこの時期の風物詩。今年は少し遅かったと言っていたが、なかなか立派なものだった。
 これは今日のお昼に刻んで『ミョーガたっぷり玉子焼き』にする。
 これもメチャ美味いのよね。
 ああ、ボクたちは居ながらにしてなんて幸せなんだろう!
 ありがとう! ケーコさん。

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『You've Got a Friend』534

 James Taylor&Carole King。
 BSでたまたま2人のライブを見つけて録画した。
 いい歳を重ねてきた2人の『友情』が、さりげない表情の中に、随所に刻まれていて鳥肌もんだった。
 妻と、こんなふうに歳をとっていければいいな。そう思った。

 

 ただボクの名前を呼べばいい
 そうすればどこにボクがいようと、君は分かるはず
 ボクは駆けて君の元に行こう  
 また君に会うために
 冬、春、夏、秋
 ただ君はボクの名前を呼べばいい
 そうすればきっときっと君のところにボクは行く
 そう君には友だちがいるんだ

 (2011.08.21)   △このページのトップへ

『腑抜けになっちゃった』533

 甲子園が終わるとすぐに、代表はトトトトトを再開しました。
 ボクは「燃え尽き症候群」になってしまって、サッパリ集中できません。
「こいつ、腑抜けになったな!」と、代表に言われております。
 この辺で差がつくんだろうな。

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『ババとお姉さん』532

 ケーコさんは、乳製品のセールスマンにこう言われて、乳製品を買ってしまったそうだ。
「お姉さん、おひとついかがですか?」
 もし、こう言われてたら絶対買わなかったそうだ。
「ババ、買ってけれ!」

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『なんでうちばっかり』531

 お墓のハチの巣は何とかなったが、今度は家の2階のところに「ツチバチ」が巣を作っていた。
 それを見つけて教えてくれたのは、またしてもギャンであった。
 外に飛び出してよく見ると、大きいのの下にもちいさいのがあって、その周りをミツバチの5倍もある大きい「ツチバチ」がたくさん飛び回っていた。
 昨日、風呂場で3匹もハチを外に撃退したと自慢していた妻は、「やっぱりな」とため息を吐いた。
 なんでうちばっかり・・・。
 ハチに甘くみられているのかな?
 もしかしたらチビギャンが、最新兵器で撃退してくれるかもしれない。そんなことを言っていた。
 恐ろしい「ツチバチ」の巣の影。



 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『チビギャンはネゴシエーター』530

 試合の最中も、チビギャンが何回も来ました。
 彼は、石屋方面にいろいろ手を回し動いてくれていました。
 結局、初めの石屋に、「31,500円→20,000円」まで負けさせて交渉成立。
 そのあとボクが電話して、その際に「ハチの巣駆除」だけでなく「お墓掃除」と「再発防止加工」もやってもらうことにしました。
 チビギャンは、有能な「杭屋」および「ネゴシエーター(交渉人)」でもありました。
 そのうち、その作業を写真でお見せできると思います。

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『さあ、始まるよ!』529

 今日の試合は「キャプテン川上」くんがカギを握っている。
 先発秋田くんの抑えという意味でも、バッティングが復活してきたので(昨日は3本目のホームラン)攻撃面でも。
 仲井監督は「東北の悲願を力に代えて」と言っているらしい。そうだ! 悲願だ、彼岸は終わった。いや、お盆は終わった。秋彼岸はまだだった。
 決勝の解説は前田正治さん。いいね、この方ベテランでオーソドックスで好き。
 思えば、8月6日に始まって2週間、ボクたちはどれだけの感動を与えられたことだろう。どれだけの勇気を、誇りを、あきらめないガッツを、潔さを、賢明さを・・・。
 ありがとう! 甲子園球児たち。
 『敗れざる者たち 2011夏』という映像記録を見ていて涙が出てきた。
 本当にありがとう! 必死になれば奇跡が起こせるということ、チーム一丸となれば信じられないことが起こるということを、彼らはその純粋でひたむきなプレーとまなざしで教えてくれた。
 では、また来年お会いしましょう! ごきげんよ・・・
 おっと終わっちゃってどうすんの!
「コマネチみたい!」
 マリ解説者は今、ヨシナガくんの開脚運動を見て言った。今日も冴えている! 
 グランドコンディションは「絶好」だ! 最高の舞台での決勝戦!
 ボクらも楽しんで応援するぞ!
 さあ!!!!! 始まったよ。9時半、1分遅れ。プレイボー〜〜〜〜〜ル!
 まずはサワくん! 出ろ出ろ! 打ったああああ、が、取られたあ。
 今日の2番はアメクくんに代わって右打者のワダくん。ヨシナガくんは右打者にはストレートとスライダーしかない。球種が限られている。今日は右打者がポイントになりそうだ。
 初回は三者凡退とはいえ、いずれも大きな当たり!!! 期待できるぞ!
 (お待ち下さい)
 さあ、こっちは秋田くんの立ち上がり。どうか? まずストライク! またストライク。よ〜し、三振!!!!
 1塁ゴロ、ああああああ、跳ねたあああ、出たちゃったああ。大丈夫、大丈夫。アゼガミキャプテンかあ。
 ヒット〜〜。フォークを打たれたがいいところに転がった。少しアンラッキー。
 ここでヨコオくんか。ここを抑えろよ! 秋田くん。ヨコオを三振!!!!! 緩いボールを上手く使った。
 ここでタカヤマくんか。こいつも打つよね。頑張れ、秋田くん。いいコントロールだ!
 おおおおおおお!!! 抑えた! 守り切ったああああ!!!
 (お待ち下さい)
 さあ、光星学院、4番タムラくん。一発頼むで!
 よく見た、選んだ、タムラくん。ノーアウト1塁。チャンスでホージョーくん、送れ。おう、いいバントだ!!!
 カナヤマくん! すごい飛距離! ヨシナガくんビビってる。
 ああ、真っ正面かあああああ。2アウト2塁。まだチャンスだ。でも、みんなすごいバッティングだ。しっかり捕えている。
 左にはシンカーがあるヨシナガくん。決まらないヨシナガくん。
 ああああ、やはりシンカーで三振。残念!
 (お待ち下さい)
 ニヤニヤスガヌマくんを三振! やりぃ!
 ああああ、サードのエラーだああああ。エラーはいかん、エラーは。
 2アウトになった。気を抜くなよ。
「おもしろい顔してるな、秋田くん」(いつも「顔」に言及するマリ解説者)
 よっし、守り切った。
 (お待ち下さい)
 「大きな声、意味のある声、雰囲気を作る声」が光星の応援団のポリシーなんだそうだ。
 「ねぶた」のワッセワッセワッセラも聞こえてくる。
 う〜ん。距離は出るけどヒットにならない。さあ、2巡目。やったああああああ、発ヒットだあああああああ。やっぱサワくんだ。
 ワダくん、あああああ。サワくんタッチアウト! あ〜あ。
 (お待ち下さい) 
 皮肉にも・・・あああ、キシモトくん、取れない、惜しい。
 えっ? えええええええええ!!!!! タカムラくん、ホームラ〜〜〜〜ン。3点先取されたああ。
 ニヤニヤスガヌマくんもヒットだあああ! 抑えろ、秋田くん。頑張れ、秋田くん。
 抑えた、抑えた。まだまだ3点じゃないか! ドーンといかんかーい! 打ち負けてなんかいないんだかんね!
 (お待ち下さい)
 ワダくん、三振かあ。川上くん、君がポイントなんだぜ!
 川上くんも三振かあ。田村くん頼む!
 くそー、ヨシナガくん、調子上げてきたなあ。三者凡退だ。右打者にもシンカー(沈むボール)を投げてきた。手ごわい。
 (お待ち下さい)
 おっと、キシモトくん、エラーだああああ。エラーはダメよ。内野2つ目よ。
 バックもり立ててやれ! またキシモトくん、堅い守りでゲッツー! これでなくっちゃあ。
 (お待ち下さい)
「ドキドキして見てらんない」
 と言って、今マリ解説者はトイレに中座。
 戻ってきた。虫に足を食われたそうだ。
 カナヤマくん、ヒット〜〜〜〜〜〜〜!!!!! いいよいいよ。
 キシモトリューノスケ!!! 打て! 打て!
 シンカーを捉えられないね。そし、よく見た!
 よしっ! ファーボール!!! 1アウト1、2塁。よく見た、キシモトくん。
 マツモトくん、ガッツ〜ンと一発! レフトフライだあああ。
 2アウト1、2塁で秋田くん。秋田くん頼むでええ! よ・・・・・あ、あ、あ、あ・・・。
 タカヤマくんのバックホーム!!! スーパープレー。今のところタカヤマくんのオンステージだああああああ。
 (お待ち下さい)
 さあ、5回裏。また打たれたああああ。6本目のヒット。
 アゼガミくんだ。送ったが2塁はアウト! よっし!
 ここからヨコオくん、タカヤマくん。こわっ!
 今日のマリ解説者は寡黙だなあ。
「監督も赤いよね」とだけ言った。
 ヨコオくんもヒットだああ。そしてタカヤマくん。ああ、恐ろし! 平然とポーカーフェイス。
「ホントに高校生かよ』(マリ解説者)
 1アウト1、3塁。ここは秋田くん、頼むぜ! キシモトまたお手玉だああああああ。どうした!!!!!! あがってんの?
 内野手落ち着け!!! おう、盗塁阻止!!!
 (お待ち下さい)
 さあ、後半6回だ。こっから『雑草魂』『東北魂』を発揮していくぞ!
 タカヤマが取ったあああ。こいつの独り舞台やん。
「これじゃあタカヤマ大会じゃあああん!」
 さあ、川上キャプテン!!!!
 こっちは君がキーマン! やったああああ、川上くんヒット!
「ます1点入れろ!」(マリ解説者)
 おっと間違い電話だああ。続いて受注の電話だああ。
 忙しい。そっちもこっちも忙しい。
 さあ、秋田くん、ここは抑えろ! 受注よりも今はこっちだ。どうした、際どいところで外れている。
 本当に気が抜けません。と解説者。よっし、三振!!!!
 (お待ち下さい。私もトイレに行かせてください)
 目を離したスキに7回表の光星学院。2アウト1塁。
 チビギャンは今、「見てらんねえ」と言っていた。息子が八戸にいるのだ。
 よっし! ヒットだ。2アウト1、2塁。さあ、秋田くん!!!
 追い込まれた。三振だああああ。7回が終わった。
 (お待ち下さい)
 ボクの予想では「6対5」で『光星学院』なのだが、何となくそんな感じになってきている。甲子園は何が起こるか分からない。(ホント?)
 また打たれたかあああ。こっから中軸。川上くんへのスイッチをマリ解説者は提言している。
 うまいうまい、また打たれた。そろそろ川上くんにスイッチか? だが、5点目が入ったわけだから、あとは1点も入らないはずだ。(ホント?)
「チビギャンの心境になってきた」(マリ解説者)
 あああああ、6点目が入ったああああああ。ボクの予想も打ち砕かれたあああああ。こいつら何もの????
 好投している秋田を捉える『マンモス日大三』。またまた入ったあああああ。
 7点目だああああ。めった打ち。赤い赤い、何を投げても打たれる、沸騰する秋田くんの顔と頭の中。
 ここでマリ解説者退場。
 見ていられないようだ。ボクは見る。そして伝える。あきらめるな、光星学院!!!!!
 秋田くん、頑張れ!!!!
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、スズキの2ラン!!!!!! 9対0になっちゃったあああああ。
「打たれ過ぎとちがう?」(マリ解説者、洗濯から戻ってきた)
 ピッチャー交代。「李」って誰? 何人? 川上くんじゃなくって?
 リくん、暴投。打丈夫? 三振、いいじゃん、リ。
「8回、1点、2点入れたいところだね」(マリ解説者)
 そりゃそうだ。絶対逆転だ。この回はトップサワくんから。ストレートのファーボール!!!!
「ヨシナガくん、壊れてきたかな」(マリ解説者)
 ホッとしてドッと疲れが出てきたな。
 イケイケ、ここが捕らえどころだぞ、と思いきや振ってしまった。あのスライダーを振っちゃダメだよ。ピッチャーを助けてしまってるな。
 2アウトになっちゃった。タムラくん、頑張れ! 
 空振り三振!!! スリーアウト!
「はお!」と言って、また洗濯に行ってしまったマリ解説者。
 孤独なヤシアナは1人で中継を続ける。
「こいつら勝った気してるな」(マリ解説者)
 口惜しそうなマリさん。ボクはこう思う。あと1回ある! まだ逆転できる!
 李くん、いいね。ここを3人で抑えろ! 何だよ、もうキシモト!!!!!!! 今日何回エラーしてんだよ、お前!!!!
 こういうの、ヤシアナは大嫌いなんだよな。キシモト!!!!!! サイアクだぜ! お前。
 何点取られてもいいけど、エラーだけはダメなんだ!!!!!
 みんなペース崩れるんだよ!!!! ほら、またファーボールだ。キシモト交代! 当然だ!!!! (すでにキシモトと呼び捨てしてます。ごめんね、君もかわいそうなんだけどね)
 さあ、李くん、頑張れ!!! 踏ん張れ!!!
 2アウトだ。頑張れ! 締めてくれ、李くん。李くん、ガンバ!!!
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、11対0になっちゃった。李くんは丁寧に投げてきたのに、「あのエラー」で・・・・。あ〜あ。
 よしっ、終わった! いよいよ9回の表『光星学院』の最後の攻撃。
 泣いても笑っても最後の1イニング!
 諦めるな!!!!!! 11点取れば同点だ。12点取れば逆転だ!!!! 
 向こうの守備はうまいよなあ。ノーエラー。この辺が違うよな。
「奇跡は起こらないな、こりゃ」(マリ解説者)
 2アウトに・・・。
 荒屋敷くん、代打。先祖は荒れた屋敷に住んでいたのか?
 気持ちは出ている。頑張れ、諦めるな!!!!!!
 まだまだ!!!!
 粘る、粘る、荒屋敷!!!
 125球目、三振〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!! 日大三、打ち勝ってつかんだ優勝。
「う〜ん、残念無念・・・」(マリ解説者)
「・・・」(ヤシアナ無言)
 終わってみれば『日大三』が強かった! 4014チームの頂点に立った。そして優勝旗は白河の関を越えなかった。
 けどね。『光星学院』も本当によく頑張った! アッパレ、アッパレ! 青森ばんざ〜い! 東北ばんざ〜い!
 トーエー、『五城目のイタコ』の予言もこんなとこだったね。まあ、ホントに当たったら自分でもキモコ悪いけどね。
 あくまでも『予測』だったわけだから「この、嘘つき!」とか言わないでね。
 それにしても『いい夏』だった。『いい甲子園』だった。
 皆さん、ずっと『実況エッセイ』にお付き合いいただきありがとうございました。
「マリさん、最後に感想をどうぞ!」
「ヨシナガくん、ホントは壊れてなかったじゃん! でもみんな頑張ったね!」 
 そして、マリさんの総決算のコメントはこうだった。
「アゼガミくん、アヒルのような顔だね」(やっぱ顔か)

 PS 今、前田さんが『能代商』のホサカくんの好投に言及した。そうだ! そういえばエッセイのアンケートでは『能代商』が優勝したんだった。
 2週間、ボクたちの頭は「甲子園一色」だったわけだけど、これが終わってしまうと何もなくなってしまう。
 と、思いきや、なんのなんの、まだ終わってないんだよ〜ん。これから始まるんだよ〜ん。
 そう『卓球甲子園』!!! こっちの結果にもご注目下さい!
 こっちでは絶対「白河の関」を越えるよ〜ん。
 では、最後にこの歌を聞いて「2011夏」を締めくくってもらいましょう! おっ、マリ解説者は手足を振って行進を始めたゾ。ボクもあとに続かなきゃ。
 じゃあね。また来年、甲子園でお会いしましょう!



 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『太宰治VS三島由紀夫』528

 今日の決勝は「青森VS東京」。
 青森出身の偉大な作家といえば「太宰治」(妻も大好き)。
 東京出身の偉大な作家といえば「三島由紀夫」(晩年は右翼ギッシュで嫌い)。キモコ悪い。
 ボクたちはもちろん生粋の「太宰治」ファンである。この間、ふうちゃんにも漫画版の『津軽』をいただいた。これも面白かった!
 そんなわけで、今日はこの2人の対戦でもある。(なんで、なんで?)

 VS 

 彼らの共通点は「おぼっちゃん育ち」「東大」「作家」「自殺」・・・。
 いろいろこの2人についての考察を深めたかったのだが、チビギャンが何度も来たりして、もう時間切れだ。
 ただ一つ、これだけは明らかに「太宰治」が勝っていることを教えておきます。
 それは「歳」だ。太宰のほうが16歳も上である。
 おっと、NHKの放送が始まっちゃう!
 さあ、皆さん、今日は泣いても笑っても『この夏最後の甲子園』だ!
 辛苦(ホントは深紅)の大優勝旗が白河の関を越える! その歴史的瞬間の目撃者になるのだ!!!!!

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『チビギャンごめんなさい』527

 今、チビギャンが来ました。
 この間の養蜂家カズオが言っていた「石屋」の見積もりを持って。
 見積もりには「31,500円」と書かれていました。
「えっ! 15,000円だったのでは?」とボクが言うと、
「んだ、まんず黙ってれ! オレが別の石屋さ行って聞いてきてやっから」
 彼は力強くそう言った。
「庭石を運んでもらったごともあるオレの知り合いだ」
 とも言った。
 頼もしい! さすが『ブライトガーデニング』社長! この名称は、彼に頼まれてボクが付けたもの(彼のはげ頭から連想したネーミング)。結局いまだに法人化はなされていない。
 その会話を聞いていた妻はこう言った。
「さっきはうるさいって言ってごめんなさい」

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『ハッカーはハッカ好き』526

 五城目一の養蜂家カズオから『ハッカー』と呼ばれたボクたち。
 こんなものが大好きなんです。



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『それほどでもねえが・・・』525

 「自画自賛できないヤッシおじサンを代弁してやりたいオジサンの友人から」
 そんな長いタイトルで、今朝こんなメールが来ていた。
 あの方からだった。

 賢明なる読者のみなさま、気がついていますか?
 甲子園に全く興味のない私ですが、エッセイのおかげで、少しはエラそうな事も語れるようになりました。それで凄い事に気がつきました。
 エッセイの著者本人は自画自賛するほどジーサンじゃありませんので、恐らくは遠慮して書かない可能性があります。それで、今回私が代弁者になります。
 実は、今年の甲子園、ヤッシの戦力分析は完璧なんです。エッセイを振り返ってみましょう(主要部のみ記載してます)。※なお、⇒の記号は、私(トーエー)の感想です。
《2011・8・4第432回》
 今年はやってくれると思っているんです。東北の『復興魂』というものを信じているんです。  
 ⇒すべてはこれから始まったのです。お前は予言者か?
《2011・8・11第468回》
 光星学院が快勝した。長年甲子園大会を見てきたボクは、何となく感じるものがある。このチームなら『白河の関を越える』。甲子園は今、2回戦に入っているのだが、ボクが見たところこのチームが一番強い。次ぎに日大三だろう。光星学院の優勝をボクは強く信じている。
 ⇒恐れいりました。日大三も決勝進出なのですよ(トトカルチョなら…)お前は五城目のノストラダムスか?
《2011・8・14第478回》
 ボクが優勝間違いなしとみる『光星学院』。
 ⇒さらに自信のコメント!お前は森山のイタコか?
《2011・8・14第482回》
 『光星学院(青森)』は優勝するぜ。ついに白河の関を優勝旗が越えるぜ。
 ⇒同じ日にさらなる優勝宣言。この日を境に自信(過信?)が確信に、変わった。お前は町村の松坂か?

 いかがでしたか?『実況エッセイ(私の造語です)』も大変楽しめましたね。新たな『スポーツ文学』の境地を開拓しました(大袈裟?)。明日(正確には今日です)が決勝です。『光星学院』に星が輝け!東北に光あれ!
【後記】
 ちなみに、こんな完璧な予想であっても、著者ヤッシには経済的にも物質的にも恩恵は皆無のはずです。
 この時期は、才能の発揮する方向を、少し変えてみたかったようなんです。
 そんなんで、次回作がまたまた楽しみになりましたね〜。なんか、ハードル、自分で上げちゃったみたいですね〜。期待しましょう。祈・ヤッシ決勝進出!


 おうおうおう、そうきたかトーエー。
 そうか、なぜ気付かなかったんだろう。もしボクが「高校球児」だった時に、このことに気付いていれば・・・。
 ボクは今頃、森山(五城目のシンボル、標高325メートルの山)でイタコを開業していたかもしれないな。
 お前は「お札」を売ってたかもしれない。
 その脇で代表は「お焼き」を焼いてたかもしれない。
 そりゃあそうと、今日の『光星学院』にまず勝ってもらわんことには「エセイタコ」と言われてしまうべ。
 ここでまた調子に乗った「森山のイタコ」は優勝スコアまで予想しちゃうよ。お前にだけ教えとく。
 「5:6」で光星学院の勝利です。
 でもお前、予備校でトトカルチョだけはすんなよ!

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『杭(くい)に打ち込んでいる人』524

 「杭を打ち込む」んなら分かる。
 しかし、この人は「杭に打ち込んでいる」のだ。
 どういうことかと言うと、毎年毎年、木を鉛筆のように削って(写真参照)、何やらこのように薬(防虫剤?)のようなものを塗って、「何か」のために使っているようなのだ。



 「何か」というのは、屋敷の囲いの場合もあるのだけれど、それとて毎年毎年やるほどのことでもないのだから、これは彼のいわば「クセ」のようなものに違いない。これをやっていないと落ち着かないみたいな。つまり「クイヘチ」である。
 彼というのは、おなじみ燐家の「チビギャン」である。ケーコさんの旦那。こうるさいほどの働き者。
 で、彼は今日もその「ヘチ作業」をものすごい音をたてて、朝の5時からやっている。
 まさに「杭に打ち込んでいる」のだ。
 代表が怒ったのはこの音に対してだった。安眠を妨げられたから。
「杭屋にでもなれば」
 代表は冷たく網焼き顔で言い放った。

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『網焼き顔』523

 夕べは、『人間の証明』第1部を15分観たところで、不覚にも寝てしまった代表。
 今、起きてきた代表の顔は見事な『網焼き顔』だった。
 顔の両側、2面焼き。
「涼しくて寝やすいけど、ギャンの音がっるさい!」
 代表はそう言った。「ギャンの音」については、次のエッセイで書きます。
 コーヒーを入れて差し出すと、
「いつもいつもおはよう!」
 と、わけの分からんことを言った。
 今日の解説、大丈夫かな?

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『遠かったね』522

 過去100年の歴史の中で、東北だけが優勝していない。決勝までは5回行っているのに、あと1歩のところで負けている。
 ちなみにこんな感じ。

<1915年>第1回大会。秋田中(秋田)は1−2で京都二中(京都)に惜敗。*ちなみに「秋田中」は、ボクの母校、現『秋田高校』です。
<1969年>太田幸司投手の三沢(青森)は決勝戦で松山商(愛媛)と対戦。延長18回、0−0で引き分け。再試合で2−4で敗れる。
<1971年>磐城(福島)は小さな大投手・田村の好投などで決勝進出。しかし桐蔭学園(神奈川)に0−1で敗れる。
<1989年>大越投手の仙台育英(宮城)が決勝進出。帝京(東東京)との決勝戦は0−0で延長戦へ。しかし10回、2点を勝ち越され0−2で敗れる。
<2003年>ダルビッシュの東北(宮城)が常総学院(茨城)と決勝戦。2回に2点を先制するも逆転負け。


 でもね、<2011>は勝ちまっせ!!!
 昨日マリ解説者が言った通り、『都会のネズミ』を『田舎のネコ』だ退治しまっせ!!!!
 母校が100年前に果たせなかった夢を、高校球児だったボクの夢を、そして東北全部の高校野球ファンの夢を、必ず『光星学院』が叶えまっせ!!!!
 ご期待ください!!!!

 (2011.08.20)   △このページのトップへ

『明日の決勝を占う』521

 まだ試合中だが、マリ解説者はこんなことを言った。
「明日は『都会のネズミ』と『田舎のネコ』対決だね」
 う〜ん。
 どう考えればいい?

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『暑いのね』520

 急に暑くなってきた。
 暑い、暑い、暑い。
 靴下を脱いだ。
 変な天気!

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『やはり中継せねばなるまい』519

 さあ、いかに優勝は『能代商』に決まったとはいえ、やはり中継せねばなるまい。
 光星学院を!!!
 テレビの前の皆さん、パソコンの前の皆さん、さあ、始まりますよ!
 (お待ち下さい)
 「おひさま」が終わると、いきなり『光星学院』2点リードだった!!!
 すげえすげえ、まだまだチャンスが広がっている!!!
 どうもホージョーくんの2点タイムリーだったみたいだ。
 ただ残念なことに解説者がナガノさんだ。顔もしゃべりもモタッとしている。今日も眠そうだ。
 おう、秋田くんいいね。
「田舎臭いよね、この人」(マリ解説者)
 名前も「秋田」で田舎臭い。それにしても、ナガノさんよりこっちの解説者が面白いね!
 おっとストレートのファーボールだあああ。 
 ダブルプレー!!! 秋田くん、いいじゃんいいじゃん。
 (お待ち下さい)
 雨だ、雨で作新のオオタニ投手、動揺してる。でも無得点。
 この雨がどう作用するのか?
 あっ、雨が激しい。いったん中断だあ。
 雨が上がった! 10時から始まるようだ。
 光星の応援団は歌っている。ようし! イケイケ光星! イケイケ光星!
 (お待ち下さい)
 秋田くん、出てきた! 雑草魂の顔がイキイキしている。
 3回表、1アウト2塁で再開だ。さあ、頼むで、光星学院!
 あのう、ナガノさんなんだけどね、こういう解説も何かノホホン系、癒し系でいいかもね。今までごめんなさい、ナガノさん。
 あっ、ニュースだ。解説者はこの中断時間を利用して「洗濯」を、ボクは「昼ご飯」の用意をしていた。
 ナガノさんはさっきから「グランド整備員」を盛んに褒めちぎっている。
 選手を褒める以上の褒め方だ。
 「雨という記憶の持ち方」を2通りだと評している。
 そんな時間つぶしも終わり、いよいよ再開! 決勝進出をかけての試合が始まる。
 秋田くんの足下は泥だらけだが、かえって彼には合っているように思える。
 川上くん、ナイスキャッチ!!!! やべえと思ったゼ! ふう〜。
 ファーボールか。左バッターにちょっと苦手意識だな。
 よしっ! 抑えた、しのいだ、秋田!!!!
「雨上がり、非常に大きなイニングになりましたねえ」(ナガノ解説者)
「腹減りましたねえ」(マリ解説者)
 よしっ! またヒット!!!! 先頭打者が出た!!!!
 ここでホージョーくん。もう1発! 送った、送った。よしよし。
 オオタニくんの目は「福笑い」のようだね。離れてて。
 1人倒れてキシモトくん。ファーボールで出た。1、2塁。
 さあ、追加点のチャンス! あ〜〜〜〜、残念!
 (お待ち下さい)
 向こうはイイノくんだ。前歯が3本ズレた人だ。よしっ! 守備うまい! 2アウト! 店舗いいぞ! おっと、テンポだった。
 ヒットが出た。頑張れ! 秋田くん。
 三振でスリーアウト! よおおおおしっ!
 (お待ち下さい)
 光星学院のナカイ監督41歳。この方の出身地が気になっていたところだが、どうやら高校が大阪だったところを見ると、青森じゃなくて関西の出身みたいだね。
 「ハンデ」という青森弁は、青森に来てから身につけたものだろう。
 そうこうしている間に、光星はランナーが出た!!!
 あああああ、アンラッキー!!!! ヒットエンドラン失敗。いい守備だ、作新。
 ここで川上くん。初戦のときのように爆発しろ! あれから打ててないぞ! あっ、デッドボール!
 オオタニくん、フアンティー(不安定)だなあ。さあ、チャンスだ!
 あああああ、取られたああ・・・残念。
 (お待ち下さい)
 光星ピンチ! 1アウト2塁。・・・が2アウト2塁。よしっ!
 打ち取ったああああああ。5回まで無失点で切り抜けてる。
 さあ、この辺で追加点!
 明日の決勝は9時半からだって。NHKは9時から「たっぷりと」お送りするらしい。ボクたちも「たっぷりと」お伝えするよ。
 三振だああああ・・・。残念!
 なんだなんだ? オオタニくん、尻上がりに調子がよくなってる。代打エノモトはどうだ? ダメかああ。
「なかなか点が取れませんなあ」(マリ解説者)
 その通りだ。オオタニくん、笑っている。不気味な「福笑い」。
 ああああああ、点が入らん! 放送開始前の2点だけだ。2時間半の中断後は投手戦になっている。
 (お待ち下さい)
 秋田くんのいいねえ。絶好調だ、リズムもいいね。こりゃ打てないぞ。
 2社連続三振!!!! 会社じゃない、「2者」だった。
 前歯のズレたイイノくんだ。チラッと映ったが、前歯がないみたいだ。あっ、ファーボールかあ。
 おっ、こっちも日が出てきた。久しぶりの晴れ間だ。
 と思ったら一気にセミが鳴き出した。
「分かりやすいね、彼ら」とマリ解説者。
 青森の秋田くん、いいね、この回は3者三振!!!
 (お待ち下さい)
 ニュースが終わったら、光星のチャンスだったあ。よっしゃ! ピッチャーのオオタニくんが降りて、前歯のズレたイイノくんだ。
 秋田くんも歯というかアゴに特徴があるが、こちらも歯が武器のピッチャーだ。
「槇原敬之顔だなあ」(マリ解説者)
 やったあああああ!!!! サワくん、さすがだ。打った、打った、1アウト1、3塁。スクイズか?
 スクイズと見せて・・・・ああああああ、なんで3塁ランナーつかないの? 跳ね返ったボールがどうなるかを見てたんだろう。
 そう思わなきゃ釈然としない。あれ? 何何何? 審判集まったけど、どうしたの?
 ちょっと変な感じやなあ。とりあえず始まった。作新のミスが続く。1点を難なく取った。もう1点。
 相手の守りがバタバタするところ、2点取っちゃったよ。4対0。
 作新バッテリーミスしまくり。
「オオタニくん変えないほうがよかったよね」(マリ解説者)
 28歳監督の采配ミスを言っている。
 (お待ち下さい)
 7回表、秋田くん、ノッてきた!!! 三振ラッシュ! 絶好調だあああ。あれっ、ヒットだ。
 ダブルプレーだああああ。キシモトくん、すごい! 切り抜けたああああ。
 コハマさんは「ノッカー」と書いた名札を付けていた。先輩が思いをつなげていく。それが伝統になっていくだろう・・・。
 とかナガノさんが言っている間に、光星2塁打。送れない。イイノくん、フィールディングいいね。
 2アウト2塁で秋田くん。う〜ん、作新しのいだ。
 (お待ち下さい)
「ミスがあったり、急に新しいピッチャーが投げたりすると・・・」(ナガノ解説者)
「う〜ん。その通りだ。あんたの言う通りだ」(マリ解説者)
 マリ解説者も今日はナガノさんを再評価している。
 それにしても秋田くんいいね! 三者凡退!!!! サイコーにいいね、これ。
 (お待ち下さい)
 イイノくんもいいテンポで投げ出した。気迫のイイノくん。
 川上くん、やったあ〜〜〜〜〜〜 !!!! ホームラン!!!!! ようやく出たゾ! 川上くん。これで3本目じゃない? 彼。
「イイノくん、歯あったよ」(マリ解説者)
 あと1イニングで決勝だ。 
「顔をまっ赤にしての投球」とアナウンサー。
「赤鬼だね」とヤシアナ。
「津軽りんごになってる」とマリ解説者。
 おっと、1アウト1、2塁になっちゃった。みんな冷静にね。
 やったあああああ!!!! 三振2アウト!!!!
 首まで赤くなってる秋田くん、頑張れ! がんばれ! あと1人だああああ。
 あと1ストライク。赤い!! 帽子のツバの色だ。
 あっ、バックホーーーーーーーム!!! アウト!!!!!!!!!!
 好守備を象徴するような最後のバックホームだ。一瞬にして終わった。
「狐につままれたようだ」(マリ解説者)
 中村キセ、キヤさんの校歌が流れている。マイクが入ってないまま終わっちゃった。
 さあ、決勝だ!!!!!! やってくれたぜ! 光星学院!!!!!!! もう1勝で、もう1勝で、もう1勝で!!!!!
 がんばれ!!! 光星学院! 頼むぜ! 光星学院!!!!!!
 PS 秋田くんのインタビューを見ていたマリ解説者。
「柔道部のようだね」 

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『寒いのね』518

 寝てて寒くて布団を掛けた。
 起きてもブルブル寒い。
 靴下を履いた。
 変な天気!

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『ハクビシンかもしれない』517

 エッセイ498『タヌキ』で書いた動物は、もしかしたら『ハクビシン』だったかもしれない。
 毛の色が気になって調べてみた。
 こちらが『タヌキ』↓。



 こちらが『ハクビシン』↓。



 これがボクの写した人↓。



 さて、どっちでしょう? 
 う〜ん、ハクビシンだな、きっと。毛皮になるだけの美しい毛並みだったもん。

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『豆腐とジャガイモ』516

 昨日の味噌汁は妻の担当だった。
 ボクは、妻がトイレに行っている間に、味噌汁の鍋の前に置かれた「豆腐」を投入してやろうと考えた。親切心で。
 手の上で切って、鍋のふたを開けてさあ投入!
 という段階でボクは手が止まった。
 豆腐のようなものが鍋の中に見えたのだ。
「あっ!」
 でも、豆腐は手から離れ鍋の中へ。
「ああああ〜〜〜〜!」
 妻が帰ってきた。
「どうしたの?」
「豆腐入れちゃったよおおお〜」
「いいのよ、入れて」
「でも、もう入ってたよ」
「えっ?」
 鍋を覗き込んだ妻が言った。
「それ、ジャガイモよ」
 チャンチャン。

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『五城目一の養蜂家カズオ』516

 カズオは突然、晩酌タイムにやってきた。
 チビギャンと一緒だった。
 以前、墓のミツバチの巣のことでケーコさんとギャンに相談した時、ケーコさんの知り合いに「何だか変わってるけど」カズオという男が駆除してくれるかもしれないと言われていた。
 そのカズオだった。 
 カズオはチビギャン以上の超早口でこのようなことを言った。(標準語に直さなければ伝わらないのでそうします)
「オレは五城目一の養蜂家だが、今お前の墓を見に行った」(カズオ)
「どうして分かったのだ?」(ギャン)
「オレは匂いで分かるのだ」(カズオ)
「はあ・・・」(ギャン)
「あれは絶対に殺虫剤を噴射してはならない」(カズオ)
「どうして?」(ギャン)
「女王蜂が死ぬからだ」(カズオ)
「秋まで待たずに今やるべきだ」(カズオ)
「どうして?」(ギャン)
「人に迷惑が掛かる。ハチミツを狙って熊も出るかもしれない。湯の又ではそういう事件もあった」(カズオ)
「金はいくらかかるのだ?」(ギャン)
「オレは要らない。女王蜂がいただければそれでいい。ただし、墓石を持ち上げなければならないので墓石屋にはお金が必要だ」(カズオ)
「それは幾らだ?」(ギャン)
「1万5千円〜2万円くらいだろう」(カズオ)
「今見てきたが、墓石に苔がいっぱい付いている。この機会に墓石もきれいに掃除したほうがいいだろう。もし、何回忌とかであればそれがかえっていい供養になる」(カズオ)
 お金の話になったので、ここでボクが初めて口を挟む。
「あのう、あんまりうちお金ないんですけど」
「なあに、ウイルスとかハッカーやればいいだろう」
 ウイルス? ハッカー?
 どうもカズオは、ボクたちの職業を誰かに聞きかじってきたみたいだった。
 パソコンの仕事=プログラマー=ウイルス=ハッカーという構図が出来上がっているようだった。ハッカーをやれば金が儲かる、という論理構成のようだった。
 それは聞き流して、ボクは陰で聞き耳を立てている妻に流し目サインを送った。妻はうなずいた。
「とにかくミツバチたちを殺生することなく、お墓の掃除も兼ねて、しかるべき代金でやっていただきましょう。お願いします」
 カズオは自信満々の目でニヤッと笑った。そしてこう言った。
「任せなさい! オレは五城目一の養蜂家だ!」
 お盆送り直後のこの展開は、先祖のボクたちへの思し召しに違いないと思った。
 おそらく百年以上お墓の全面的な掃除というものをやっていなかっただろう。
 それをボクたちが託されたような気がした。
 考えてみたら、今年12月はトミばあちゃんの7回忌だった。
 なるほど。トミばあちゃんがカズオを差し向けたんだな。

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『もし今ここに誰かが不意に訪ねてくるとしたら』515

 晩酌をしながら考えた。
 もし、今ここに誰かが不意に訪ねてくるとしたら誰がいいだろうか?
 誰でも大歓迎! ということになった。
 でも、もし「こうるさい不潔なおしゃべり親父」でもいいのか? という話になっていった。 
「そりゃ、ダメだ」ということになった。
 その辺から徐々に掘り下げた話に発展していった。
「なかなかいないけど、理想は人の話もしっかり聞いてくれて、適切に答えてもくれる人」
 とか何とかいろいろ話が盛り上がった。
 究極の理想は、亡き義父のマドロスさんということになった。
 フーダーさんもいいね、とかいう話になった。
 最終的には「こっちがおごらずに、みんなが来たがる場所でありたいね」
 ということになった。

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『我が家の肉団子』514

 中華料理はボクの大得意メニューである。
 その中で『ニラレバ炒め』『天津飯』と並んで五つ星料理は『肉団子』である。
 下手な中華料理店よりも絶対うまい! 自信満々。
 昨日は寒かったので、久しぶりに『肉団子』を作った。(なんで?) 
 ピーマンの代わりに、ケーコさんにもらった『パプリカ』を入れてみた。
 チョロさんにもらった「インゲン」も入れてみた。
 甘酢タレが利いて最高に美味しかった。
 お陰で体重増だったけど、いいのいいの、のイイノくん。



 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『優勝は能代商』513

 いよいよ夏の甲子園もあと3戦を残すのみ。ここから2勝したチームが優勝ということになります。
 ボクは東北びいきの期待も込めて『光る星』をそのチームと見ていたのですが、こんなコメントが寄せられました。
 いつも反応してくれるアンケート回答率第1位の『ももだぬき』さんからです。ありがとう!

 あり得ないけど能代商。 
 高校野球にさほど興味のない私も堪能した如水との試合でした。
 わが子たちは浜田君をピッチャーならぬポッチャ―(ぽっちゃりしてるから)と呼びお気に入り。
 保坂君はピンチのときの方が活きる凄さ、もしかしてMですか(失礼!)。これ以上の試合は無いです。
 

 ホントにその通りだねえ。能代商が優勝って気持ち分かる分かる。
 ホサカくんの「M疑惑」もおもしろい! 
 ハマダくんの「ポッチャー説」もグー! ちなみにボクたちは「キューピーちゃん」って呼んでました。
 お子様も見てたんですね。確か「卓球部」だったのでは?
 妻もホサカくんを非常にかっていて、
「今時珍しい立派な青年。きっと立派な社会人になるだろう」
 と申しております。
 能代までは車で1時間もかからないから、密かにボクは、一度学校にお邪魔してインタビューしようかとも考えています。
 何のインタビュー?
 エッセイ「ことなひまめの・・・」のインタビューでは応じてもらえないかな?
 多分無理だろな。
 あっ、そういうわけで優勝は決定です。
 能代商業(秋田)です。白河の関越えました。

 (2011.08.19)   △このページのトップへ

『猛暑の皆さん、すいません』512

 都心部では36℃を超える猛暑となっているらしい。
 大変申し訳ございません。こちらは大変涼しいんです。
 さっき、トシゾーさんの面会に行ったら、途中の道の温度計は23℃でした。
 今日はアマノでトシゾーさんに黒飴と栄養ドリンクを買ったんだけど、店内が寒くてサブイボが出た。
 そのくらい今日の秋田は涼しいのだ。
 トシゾーさんはすこぶる元気で、「腕立て伏せ」を毎日20回と自転車こぎもやってるそうだ。カラオケも毎週歌っていると、ニコニコしながら教えてくれた。
「お父さん、どういう歌歌うの?」妻が聞くと、
「ウ〜ン、何だりかんだりだな」と答えた。
「能代商業の試合は感動した!」とも言った。
 夜は6時に寝て、途中2回起きるだけで朝の6時までぐっすり寝ているそうだ。
 起きてから涼しいうちに散歩なんだって。
「ここはエアコンがあって暑くないからうらやましい」とボクが言うと、
「んだな、あの部屋暑がったものな」と言った。
 実に快適で規則正しい生活。この方にはこれが一番。
 帰る時、「今日はオメガダありがど!」と言って、トシゾーさんはボクたちに深々と下げた。
 83歳の老人は今、実に健康だった。ツヤツヤした顔には「幸せ」と書いてあった。
 この方は特別かもしれないけど、トシゾーさんみたいに、同居するよりも介護施設でマイペースに暮らすほうが幸せな人も中にはいるんだよね。
「あの頃のキョドキョドした感じなくなったよねえ」
「うん。なんかドッシリして落ち着いてんだよね」
「腰がちょっと曲がったけど、ガッチリ体力は付いてるね」 
 そんな会話をしながら、ボクたちは清々しい気持ちで帰ってきました。
 あっ、そうそう、猛暑の皆さん。くれぐれもお体ご慈愛のほどを! 

 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『ベスト4決定!』511

 明日の準決勝はこのカードだ!
 8:00 『作新学院(栃木)VS光星学院(青森)』
 10:30『日大三(西東京)VS関西(岡山)』

 光星学院と日大三が決勝に進むとボクは見ている。
 そして、光星学院が勝って、優勝旗が白河の関を越えて、初めて東北にもたらされることだろう。
 泣いても笑っても、今年の夏の甲子園はあと2日となった。
 皆さん、光星学院を応援しましょう!

 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『君たち、雨が嫌いなの?』510

 こんなふうにいろんな人たちが雨宿りしています。
 セミに至っては見えるだけで5〜6匹も。
 君たち、雨が嫌いなのかい?
 それとも高校野球聞きたいの?

  

 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『久しぶりの買い物』509

 今日は雨だけど買い物に行くことにしています。
 1週間ぶりぐらいかなあ。
 ついでに「トシゾー」さんの面会も。
 トシゾーさんは父ですが、相変わらず超元気なようです。
 苑通信にいつも写真入りで載ってます。
 この方が元気で人生を満喫してくれていることで、ボクたちも安心して生活できているのです。
 大好きな黒飴と栄養ドリンクを買っていきましょう。

 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『網戸でランデブー』508

 しかしねえ、このセミたち見てよ。
 こんなところでねえ。
 いやいや、ご苦労さん。
 この写真の後、左のセミが少〜しずつ右のセミに近付いていってやんの。
 ああ、じれったいなあ。
 男ならドーンッといかんかい! ドーンッと!
 チチッ、チチッ、って、遅々として進まんやないかい!



 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『祭りのあと』507

 今日は雨・・・。
 お墓の飾りもこの雨で、精霊を送るように流れてしまっただろうな。

 『祭りのあと』(作詞 岡本おさみ 作曲 吉田拓郎)

 祭りのあとの淋しさが いやでもやってくるのなら
 祭りのあとの淋しさは たとえば女でまぎらわし
 もう帰ろう もう帰ってしまおう
 寝静まった街を抜けて


 

 ボクの歌にもこんなのあります。『夏祭りのあとさき』(積善クラゲライブ版)



 (2011.08.18)   △このページのトップへ

『また来いよ〜!』506

「また来っからね〜!」
 つかの間のお盆が終わると、そんな言葉を残して孫たちは帰っていく。
 隣のアッキーんちもそうだ。
 そんな家がいっぱいある。
 つかの間のにぎわい、つかの間の夏。そんな家々も火が消えたようになってしまう。
 寂しくなるね。
「また来いよ〜!」
 じっちゃん、ばっちゃんは待ってるからね〜!



 (2011.08.17)   △このページのトップへ

『原くんVS光星の対決』505

 相手(東洋大姫路)のエース原くんはなかなか打てないだろう。
 右バッター外側のスライダーがいい。
 左バッター膝元のスライダーもいい。しかも緩急がある。こりゃ打ちにくいね。
 2巡目からだな。
 こっちのピッチャーは秋田くん。今日の調子はどうだい?
 おっと、ヒットだああああ。ああああ、まただ、連打だあああ。
 頑張れ! 秋田。
 スクイズ!!! 外したああああ! 失敗だああ。やったあああ! しのいだぞ!
 さあ、川上くん! ボークだ、原くん。2アウトランナー2塁。チャンス!
 嗚呼嗚呼・・・レフトライナー、無得点。
 また打たれた、秋田くん。外よりのボールをコンパクトに打ち返してる。研究してるな、こいつら。
 どうした秋田くん。決まらない。
「秋田くん、顔赤くなってる。ヤバイかも」とマリ解説者。
 あああああ〜〜〜〜、マリさんの予言通り打たれたあああ・・・。先制を許したあああ。
 さあ、2巡目打てよ! 原くん攻略だ。
 何だ、何だ、姫路の守備いいんじゃない?
「うまい!」と、おにぎり食べながらマリ解説者。
 さあ、光星、ノーアウトのランナーが出た!!!
 きれいに送った。1アウト2塁。
 ここで秋田くんか。ちょっと不安。
「打者としてはデグっぽい感じかも」(マリ解説者)
 落ちた、落ちたあああああ、ヒットだあああ! 1アウト1、3塁。
 さあ、ここでサワくん。トップ。
 ここがチャンス、絶対・・・やりいいいいい、1点入れたあああああ!!!
 同点だあああああ。さあ、もう1点!!! リレードスチールはアウト! 残念。
 あああ、また打たれた。あっ! 1塁へ牽制暴投、秋田くんどうした???
 また牽制逸れたああああ。秋田!!!! 何やってんの? ノーアウト3塁よ。「独り相撲」だ。
「ガッチリしてる割にはちょっと頼りっけない感じがするな」と、秋田くんに辛いマリ解説者。
 粘れ、粘れ、頑張れ! 秋田くん、光星学院!!
 OHHHHHH!!!! ダブルプレー!!! 何とかしのいだあああああ! 
 1対1の同点で5回が終わった。何だか昨日の『能代商VS如水館』を見ているようだ。
 ああああ、ダブルプレーでチャンスを潰しちゃったあああ。
 三振かああ。やっぱなかなか打てないなあ。
 (お待ち下さい)
 姫路、初めての三者凡退。さあ、ここから光星頑張れ!!!
 よしっ!!! まず出たゾ! さあ、次カナヤマくん。ショーフライ、送れない。
 キシモトくん、セーフティーバント上手い!!! さあ、マツモトくん。
 キャッチャー後逸、1アウト2、3塁!!!!
 チャンス、チャンス、勝ち越しのチャンス。
 やりぃ、3塁ランナー帰ってきたあああああああ。2対1、勝ち越しいいいいい!!!
 さあ、もう1点、ここで秋田くん。
 よく見た、秋田くん。あ〜〜〜〜。
 (お待ち下さい)
 秋田くん、立ち直りの兆しだ。表情がいいよ。
「この人、すごく表情分かりやすいよね。1球ごとに顔に出てる」と、マリ解説者。
「正直な人なんでしょうね」とヤシアナ。
 杉本解説者も「自信を持って投げてますね。そういう表情してますね」と。
 よしっ! 抑えた。確かに良くなってる、秋田くん。光星に流れがきている!!!
 (お待ち下さい)
 さあ、4巡目のサワくんからだ、光星学院。もう1点取れ。2点取れ、3点取れ! 昨日の能代商の二の舞は嫌だよ。
 ところがハラくんもいい。1番からの攻撃を3人で退けた。
 さあ、8回裏、抑えてくれ、秋田。
 (お待ち下さい)
 ヒットだああああ、ノーアウトでランナー出ちゃったあああ。
 よおし、秋田くん見事な2塁送球。進めない。
 低めのスライダーもよくなってきた。よっし、2アウトだあ。
 よしっ、抑えた。秋田くん、コントロールいいね。ナイス!
 (お待ち下さい)
 さあ、9回の攻防だ。4番のタムラくんからだ。頼むデ!
 外れたファーボール。ノーアウトのランナーが出た。ホウジョウくん、送れるか?
 スリーバント、よく決めた。
「ここはもう1点取っておきたいところだね」とマリ解説者。
 2アウト3塁でキシモトくん。
 ああああああ、ハラくん踏ん張った。最後は見事なカットボール。三振。
 さあ、1点差で9回裏。秋田くん頼むぜ!
 秋田くん、いいね、別人になったねえ。秋田くん、絶好調。
 ショート、ホウジョウくん、ナイスプレイ!!!!!
 いい、いい、秋田くん。三振〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。2アウトランナーなしとなって、ハラくんがバッター。
 気力のハラくん。144キロにスルスイング!!!
 打ち上げた。取った〜〜〜〜〜〜!!!!! 勝った〜〜〜〜〜!!!!
 やってくれました。エース秋田投げ切りました!!!
 ベスト4進出!!! すげえすげえ!!!
 中村キセ、キヤさんの校歌が流れている。この歌覚えそう。いい校歌だね。
 さあ、まだまだ、楽しみが残っているゼ!!!
 あと2勝すれば『白河の関』を優勝旗が越える!!!
「勝ちに不思議有り、負けに不思議なしの戦いでした」と仲井監督のインタビュー。
 この方、残念なことに青森の人じゃないみたいだね。関西なまりがあるもんね。でも、この前「ハンデ」って言ったのになあ。どこの出身なんだろう? 
「気持ちが少し緩んでいて先制されました」とは秋田くん。
「緩んでたのか〜い?」とマリ解説者は笑った。

 (2011.08.17)   △このページのトップへ

『若者のすべて』504

 ず〜っと観たかった映画だった。
 3時間あるので2日かけて観たんだけど、やっぱり観てよかった。
 ヴィスコンティ監督に発掘されたアラン・ドロンが、まだ売れてない頃の映画なんだけど、かえってこの頃がいいね。
 いろいろ書きたいけど、今度『映画コーナー』で。
 なぜかって?
 始まっちゃうの! 『光星学院VS東洋大姫路』。

 (2011.08.17)   △このページのトップへ

『おもしろかったなあ』503

 『能代商』はいいチームだったなあ。
 何というか、久しぶりに「高校生」らしい高校生を見た気がした。
「負けたのは口惜しいけど、全力を出し切ったので悔いはありません」とホサカくん。
 爽やかで潔くていいなあと思った。
 10年ぶりに『熱闘甲子園』まで見ちゃった。長嶋三奈はフケたねえ。
 山田キャプテンから記念のボールを受け取った工藤監督は、泣きながらこう言った。
「この球はオメガダ全員の球だ」。確か「オメガダ」(お前たち)だったような気がする。秋田弁。
 妻と話してたんですが、何だかもう今年の夏の甲子園は十分楽しませてもらった感じだ。
 あの試合を見ただけでも満足しちゃったって感じ。
 とはいえ、とはいえ、『光星学院』だけは見る。
 別の意味で今日は2人で応援するよ。
 彼らが頑張る限り、ボクたちの甲子園は終わらない。いや終われない。
 さあ、そろそろ始まるよ!

 (2011.08.17)   △このページのトップへ

『さあ、いよいよ始まるよ!』502

 『能代商』だあ!!!
 実況はヤシアナウンサー、解説はマリさんです。
 (少しお待ち下さい)
 やったああああ〜〜〜!!! トップのイズミくん、いきなり2塁打だああああ!
 よしっ! しっかり送って、ホサカくんだ。さあ、先取点、NOSHO!!!
 やり〜〜〜〜〜ぃ! ホサカくん、ヒット〜〜〜〜〜! 1点先制!!
 さあ、ここでヤマダくんだ。打率5割のキャプテン、ヤマダくん。頼むぜ! 
 ねばれねばれねばれ、オクラのように。モロヘイヤのように。
 打ち上げちゃったあああ。まだまだ。オガワくん、一発。ファイトいっぱあああああつ!
 スリーアウト!
「最初だけだったってことにならない?」解説のマリさん、そんなこと言わないでよ。
 頑張れ! ホサカくん。今日の調子はどうだろうか? 
 スライダーでストライク。8割の力で投げられるらしい。まず変化球中心に、低めを丁寧についた投球。
 ああ、ファーボール〜〜〜。先頭出てまったあ。
 でもピンチをしのいだ、ホサカくん。ちょっとストレートは高いがスライダーがいいね。まずまずの立ち上がりだ。
 しかしこのホサカくんって、顔がいいね。目がいいね。落ち着いていて賢そうな顔だねえ。
 (お待ち下さい。解説者が持ってきてくれたミカンを食べます)
 やったああ、2回もランナーが出たぞ! オカダくん、素直なバッティング。
 ナイスバント! 犠打が2つ成功、またまたチャンスだ、ハタケヤマくん!
 (お待ち下さい)
 またピンチだ。1アウト3塁になっちゃった。ガンバレ! 保坂くん。
 2アウトになった。また内野ゴロを打たせた。それでいい、それでいいよ。代打が出た。誰?
 風で落ちた。お見合いしちゃった。あ〜あ、これだもんな。また打たれた。ガンバレ! ホサカくん。
 3盗はアウト!!!! 同点で止めた。いいっていいって、まだ同点だって。今からだって。
 (お待ち下さい)
 さあ、気を引き締めて、振り出しに戻って3回はイズミくんから。
 それにしても暑くなってきた。もう代わった相手のピッチャー、ハマダくんはテンポがいいね。保坂くんっぽい。
 淡々と抑え込まれちゃった。あ〜あ。こっからこっから。
 (お待ち下さい)
 おっと、能代市に「土砂災害警戒情報」が出た。これはどう考えればいい? なんで今そんなの出んの?
 フィールディングの上手いホサカくん。スリーアウト。だんだんホサカくんっぽくなってきたぞ。
 おっ! ヤマダくんからだ。ガンバ! 三振だあああ。
 オガワくん、ヒットだあああ。ハマダくんから初ヒット・・・と思ったらダブルプレーで終わったあああ。残念!
 なかなかハマダくんは打てない。こりゃ投手戦だな。
 それにしても毎回塁に出るなあ、如水。72歳の監督もやるなあ。
 さあ、粘れ粘れ粘って。ホサカくん! よ〜〜〜〜し、空振り三振!!!!! これぞホサカくんの真骨頂!!!
 もう一人だ。毎回ピンチを背負ってます。
「宿命だよね」と真理さん。
 あ〜〜〜〜、3盗されたあああ。やったああああああ!!!!! 3番4番を連続三振〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
 ホサカくん、5回を抑えた。調子も良くなってきたぞ!
 (お待ち下さい)
 相手ピッチャーのハマダくんのことを解説者マリさんはこう評した。
「なんか落語家みたいだよね」
 う〜ん。そういうことじゃなくってさ。
 とにかくもう1点だ。ここらで1点取ってくれえええ。
 6回、ここがチャンスだぞ。打者1巡してしかもトップのイズミくん。
 いけいけGOGO!! よく見た! ノーアウトノランナーが出た。
 ヨシノくんしっかり送れ! いいバントだああああ。1アウトランナ−2塁。さっきの再来だ。
 さあ、ここでまたホサカくん。ああああああ、三振だああ。
 ヤマダ、そろそろ頼むで! ハマダフテブ〜(解説者が名付けた)をやっつけろ! ああああああ、三振。こっちも3番4番が三振だああ・・・。 
 両者互角だな。
 ホサカくん、ここも抑えたあああ。6回を終わって1対1。
 7回、ラッキーイニングにして!
 ヒットだあ! あれ? また能代に土砂災害警報? なんで?
 おう、クシを付けてホルンを吹いている。なんて言ってる間に終わっちゃった。
 (お待ち下さい)
 ホサカくん、いいよ。100球になって良くなってきたぞ! ストレートも低めに決まってる。4者連続の三振だあ。
 やっと3者凡退に抑えたああ。
 (お待ち下さい)
 能代商は去年の夏、15対0で敗れたことをバネに練習してきたんだって。なるほどねえ。肝がすわってるもんね。
 やったあああああああ、ノーアウトのランナーが出たあああ。
 よし、送りバント成功!
 ホ・サ・カ!!!
 粘っております。粘って,粘って、甘い球を・・・。カ〜〜〜〜ンッ!
 先に書いちゃった。
 空振り三振! 嘘書いちゃった。
 (お待ち下さい)
 ああ、打たれちゃった。ノーアウト2塁。ガンバレ! 能代商!!!!
 なんとかしのいだ。ホサカくん、しぶとい、しぶとい! 
「ホサカくん、シラカワくんのバッテリーはしっかりと相手の打者を見て配球してますねえ」その通り。頭いいの!
 この回(最終回)はヤマダくんから。今日は当たってないね、ヤマダくん。ここでキャプテン!!!
 ヒラカワくん。一発!!!
 やったあああ、出たあああああ、ヒットだあああ。
 スリーアウトだあああ。
 (お待ち下さい) 
 さあ、最終回、ここを抑えろ!!! ホサカくん。
 1アウトランナー2塁。
 粘り、粘り、粘り、ここが正念場だ。
 すげええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!
 今、負けたと思ったよ。なんというミラクル送球! アウトオオオオオオ!!!
 さあ、ここで気を抜くな。
 ホサカくん、頑張れ!!!
 よしっ! 抑え切ったあああああああああ!!!!!
 延長だあああ。なんてこったああああ。
 (もう疲れたよおおお、お待ち下さい。ニュース見ててください!)
 ニュースが終わった。イズミくんのヒットからだったが、あ〜、終わっちゃた。
 如水館は3試合連続の延長戦。今まで2試合は勝っている。だからなんだってんだ!
 ノーアウト2塁。サヨナラのランナーが出た、如水。
 頑張れ、ホサカくん!!!
 ここも正念場だぜ!!!
 いい守りだあああああ。すばらしい、確かにすばらしい!!!
 すげええええええええええええええええ!!!!!!! また、刺したあああああああああああああ!!!!!!
「どうでもいいけど、少しゆっくり見させて」
 解説者も疲れている。
 ハマダ、落ち着き過ぎ!
「ちくしょー」とマリさん。
 嗚呼嗚呼・・・またアッサリ終わっちゃった。
 どこまで行っちゃうんだろう、この試合。
 我慢だ、粘りだ、本領発揮だ。頑張れ、能代商!
 久しぶりの三者凡退。延長戦は12回に入ります。いつ終わんの?
 さあ、唯一ハマダくんをとらえているヒラカワくんから。
 オカダくん。しっかり見ていけ!! ハマダくん、根負けしてきてるゾ!
 根負けさせろ! 
 もううちょっと、もうちょっとでハマダくんは崩れるゾ!
 やったああ、ヒットだあああ。
 ランナースタート! やったああああ盗塁成功!!!!
 1点入ったあああああああ。この辺はもう書いてられん。能代商が1点勝ち越したあああああああ!!!!
 すげええ、2アウトランナーなしからの得点!!!!!
 驚いたなあ。勝ってるよ。相手のミスからの得点。
 ピンチをしのいで、しのいでここまで来ました。ホサカくん、踏ん張れ! 頑張れ! 粘れ!
 自分のペースで投げきれ!
 いいぞ! ホサカくん。
 抑えろ! 抑えろ! あっ、ギリギリのファーボール!
 やべやべ。
 おしっ! 三振! ホサカくん、ホサカくん。
 170球になった。あっ、ヒットだ。1アウト1、2塁。
 頑張れ! あと2人だ。
 いい球だ。おしい。
 頑張れ、ホサカくん。あ〜、3盗を許した。
 追いつかれた。同点に追いつかれた。あ〜、2アウト1、3塁だ。
 とにかく粘れ、粘れ、ここを粘れ! 何とか抑えろ!
 落ち着け、ホサカくん。
 あっ・・・・・・。絶句。
 ・・・・・・。
「頑張った、頑張った!」マリ解説者。
「・・・・・・ウググググ・・・」号泣から慟哭のヤシアナウンサー。
 ああ、大林宣彦を聞くことになってしまった。
 ・・・残念。
 でも、本当によく頑張りました。『能代商業』、いい夏、いい試合を、感動をありがとう!!!!!
「公立高校から頑張ってきて、今年一番のいい試合だった。いいチームだったわ」と、解説者はそう振り返った。
 勝った72歳の監督はちょっと酔っぱらっているようだ。年寄りのおしゃべりさん。
 ホサカくんのインタビューを聞いてマリさんはこう言った。
「立派な人だ」

 (2011.08.16)   △このページのトップへ

『前歯が3本ズレた』501

 作新学院のイイノくんは、3塁手と交錯して「前歯が3本もズレた」らしい。
 どうズレたの?

 (2011.08.16)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜500はこちら)

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