2013年8月10〜11日
高校から大学と活動していた『ZIP』というバンド。
リーダーのイクちゃん(写真右から3人目)がリードボーカルとギターと作曲担当、妻(右から2人目)はサイドボーカルとギターと作詩担当。
ヒロコ(一番左)がコーラス、カッシ(左から2人目)がマンドリン。
真ん中の顔の大きい人は、イクちゃんの夫であり、ZIPのファン第1号のクニちゃん。
クニちゃんとイクちゃんの間に、バンドメンバーではないが、親友のツルがいる。
ZIPというバンドは、チャゲ飛鳥とかが全盛の時代に、YAMAHAポピュラーソングコンテストに出場し、なんと東北大会で準優勝。
CBSソニーからレコードデビューの道も開かれていたほどのバンドだった。
でもまあ、いろいろあった。いろいろあってそれぞれのメンバーがそれぞれの道を歩んできた。
結婚、子育て・・・いろいろいろいろ30年。
なかなか集まれないでいるうちに、あの大震災があった。
ヒロコとツルは実家を流され、仏壇も位牌もみ〜んななくなった。
それ以外の人たちも、大なり小なりいろんなものを失った。
石巻で集まることは難しくなった。
で、初めてここに、妻の親友たちをお迎えしたわけです。クニちゃんのクルマに全員乗ってやってきました。
前日からしこんでおいた料理数々・・・。
話もはずみます。
クニちゃんを寝かせてから「花火」にも行きました。
イクちゃん全開、絶好調!
完全に30年前がよみがえっていました。
写真を撮りながらボクは、30年前の彼女たちを見ていました。
イクちゃんのキョウレツなユーモアとリーダーシップのもと、みんな青春を燃やしていました。
妻の家で練習をしている時、亡き義父(マドロス)がウイスキーを持ってきてくれたというエピソードが重なりました。
30年という時間は、それぞれの人生にさまざまな喜怒哀楽の歴史を刻みながら、それでも青春は確かに息づいていたのですね。
みんな、カラダにだけは気をつけてまた毎年ここで会おうね!