2016年01月28日
「毎日が誕生日だったらいいのにな」
そんな言葉で、妻を眠りにつかせたかった。
妻の誕生日は毎回、毎回、ハンバーグである。
でも、妻の大好物はハンバーグなのだからこれが一番いいのだ。
妻はしみじみと言う。
「私の誕生日はいつも誰かにハンバーグを作ってもらって祝われてたわ」
作り手は、母、リカさん、ボクと変われども、彼女の生誕の祝いにはハンバーグが付きものだった。
ここに引っ越してから、変わったことがある。
誕生日の日の買い物の軽快さだ。
今までは、満を持して秋田市まで買い物に出掛けたりしたもんだ。あれもこれもと、死ぬほど買って帰ってきた。1日がかりの大旅行だった。でも今は違う。
仕事のついでに、ちょっと1時間半だけの買い物なのだ。それも歩いて。。。
待望の「STOVE」さんでケーキをつごう3個買い、「JIRO」さんで白神酵母の食パンを買い、マックスバリューでひき肉と野菜を買って帰ってこられる。
そのことが、なんだかとってもぜいたくなのだ。
で、またひと仕事して、夕方から作り始める。
久々のコルトレーンのJAZZをかけ、ベネチアのAさんちで購入したチリワインを開ける。
それは始まり。
エスプレッソとデザートのケーキまで、実に至福の3時間であった。
「毎日とは言わないけど、せめて祥月誕生日であってほしい!」
妻はわがままなことを言う。
クライアントさんからのお花も届きました! ありがとうございます!