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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』
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『土曜日讃歌』700

 もう一つ、土曜日で思い出したことがある。
 小学生の頃、ボクは土曜日に半ドンで帰ってくると、必ず食べるものがあった。
 大川うどんの『鍋焼きうどん』である。
 アルミの器に入ったやつ。あれを自分で作って、七味唐辛子をドバッとかけて食べるのだ。(添付の小袋で足りないときは、ビンの唐辛子もかけた)
 お腹が激減りのときは、汁を残しておいて追加の生うどんを入れて食べていた。それほどあれが好きだった。
 さらに、それを食べながら必ず見る番組があった。
 『おさな妻』であった。



 秋田では土曜日の午後1時頃にやっていた。
 もう一つ、必ず見ていたのが『ありがとう』だった。



 そんなわけで、ボクは土曜日を愛している。
 土曜日のない1週間なんて、クリープを入れないコーヒーみたいだ。(古い!)

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『土曜日の復権を考える』699

 今日は日曜日である。
 煙突をたたく雨の音と、キーボードをたたく音が交差する昼下がり。
 ボクは今まどろんでいる。
 そういえば、日曜日が土曜日と合体したのはいつだったか。
 かつて、土曜日には土曜日のムードがあったものだ。
 学校でも、会社でも、ボクは土曜日が好きだった。
 仕事もちゃんとやって、午後からはフリー。充実感があって、ちょっとだけ得した気分にもなれた。
 土曜日のない、いや、あるにはあるが、『半ドン』じゃない土曜日なんてボクは認めない。
 あれがあったから、日曜日の意味もあったと思うんです。
 土曜日が日曜日と同じランクになったことで、日曜日の価値もかすんでしまったと思うのです。
「ああ、昨日も休んだけどね」になっちゃった。ありがたみがなくなった。
 どちらも「アイデンティティー」を喪失してしまいました。
 今でもカレンダーには、土曜日は青、日曜日は赤になっているのですから、キッチリと両者を差別化してほしいと思うのです。
 以上、『土曜日の復権を考える会』会長のコメントでした。

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『思い出せない昔遊び』698

 どうしても思い出せない。
 誰か分かったら教えてほしい。
 それはですね、相手の腕をまくってですね、相手の手首のところを起点にしてですね、自分の指を当ててですね、左右交互にですね、尺取り虫みたいにですね、上に上がっていくですね、遊びなんですね。
 相手の腕の第一関節(ひじが折り曲がる部分)まで上ってくるとそこが「終点」。
 で、分からないのは、その時に歌う歌(というかフレーズ)なんです。
 確か「どろぼう」とか「こじき」とか何とかって、ろくでもないフレーズだったような。
 終点のところで「どろぼう」だったら「あっ! お前、どろぼう!」とか言われちゃうんですよね。
 どれに当たっても「ろくでもなくやじられる」、そういう遊びだったような気がします。何でしたっけ? あれ。

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『ステレコテンテン』697

 どれにしようかな?
 神様の言う通り。
 ステレコテンテン、皿なめろ。

 これは全国各地で多少のスレーズの違いはあるが、よく歌われる『選択の歌』(仮称)である。
 どっちにしようか判断がつかないとき、この歌を歌って物事を決定する意思決定システムだ。
 大体は、赤い桜餅と白い桜餅のどっちにしようかとか、その手の意思決定に使われるのだが、昨今の混迷する政治・経済にも、この『選択の歌』を活用してはどうだろうか。
 何しろ、神様が「ステレコテンテン」と言って決めてくださるのだから、政治家や社長が意思決定するよりも、はるかに成功率が高いのではないだろうか。
 ちなみに石巻のおばあちゃんは、「ステレコテンテン皿なめろ」のところを「手で5000回皿なめろ」と歌います。このシステムだと、意思決定までに相当時間がかかりそうだ。

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『文学的な夢』696

 いつもクダラナイ夢ばかり見ている妻だが、今日の夢はそうではなかった。
 極めて「文学的な夢」だった。
 ちょんまげの歴史学者がおかゆを食べている。
 娘はケータイを持って世話をしている。
「おとっつあん、おかゆができたわよ」
 でも、娘はおとっつあんが嫌いである。おとっつあんの「史実改ざん疑惑」が原因である。
 この物語は、このあと俄然おもしろくなっていくのだが、紙面の都合で今日はお話しできない。
 本になってからお読みください。『佐分利村の石ころ』という題の長編になる予定である。

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『耳について離れない歌2』695

 昨日、こんな会話があった。
 晩酌タイムin「歩いて4歩の居酒屋」でのこと。
「私、もう1杯飲みますよ」
 と、妻。
「イェ〜イ、イェ〜イ、イェイイェ〜イ!」ボク突然歌い出す。
 すかさず妻。
「いいわ〜ん!」
 バカな夫婦。

 (2011.03.06)   このページのトップへ

『耳について離れない歌』694

 エッセイ661で紹介した歌の中で、2人ともず〜っと耳から離れない歌がある。
 何かの拍子でどちらの口からともなく飛び出すのだ。
 特に「イェ〜イ、イェ〜イ、イェイイェ〜イ!」のところと、「いいわ〜ん!」のところが。
 例えば台所で真剣に野菜を切っていた妻に、ボクが何か(何だろう?)いたずらをしたとします。
 妻が突然こう言ったとします。
「いいわ〜ん!」
 ええ、これは「たとえば」の話ですけど、その場合、結構おかしなことになります。 
 変な気分になります。
 もう一回載せますけど、皆さん「中毒」にならないようにご注意ください。「変態」と言われないようにご注意願います。



 (2011.03.05)   このページのトップへ

『引退セレモニー』693

 津軽鉄道と半生を共にし、この度見事「殿堂入り」を果たした「ふうちゃん」は、この3月をもって会社を辞め、新たな人生に船出することになった。
 心からその労をねぎらい、「お疲れさま!」と拍手を送りたい。パチパチパチパチ・・・。
 そして、その栄えある『引退セレモニー』の日取りは、3月30日と決まった。
 ボクらは憧れの津軽へ向かう。そして、津軽鉄道に乗る。殿堂入りした名アテンダーのガイドでである。
 何だか夢のようである。
 いろんな話を聞きたいものである。
 「ふうちゃん」などと気やすく呼んではいるが、ボクはまだ一度も彼女に会ったことがないのである。 
 小学生の時に文通していた、津軽の「ソーマサトコ」さんに40年ぶりに初めて会えるような、そんなときめきと緊張感に胸が震えているのである。

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『アイテー社会の落とし穴』692

 スマートになりました。
 スマートフォン、スマートパッド、スマートテレビ。
 クラウドコンピューティング、ソーシャルネットワークサービス・・・もうもう何だかサッパリ分からない。
 どうでしょうか、皆さん。使ってるでしょう? 知らないうちに使ってるはずですよ。
 でもね。ボクはこう考えるんですよ。
 どんなにITCが進化して情報集約型何とかと言ったって、それを使うのは人間なわけですよね。
 その人間が進化しなかったらダメなんじゃないでしょうか? 
 ノーベルの作った爆薬も、アインシュタインが考案した原爆も、それを使う人間の良識の欠落によって、結局「人殺し」にも使われてしまうように、「スマート」や「ソーシャル」がいい面だけを持っているとは言い難い。
 現実にエジプト独裁政権を崩壊させたのは、反体制運動を結集させた「フェイスブック」という全世界で5億人の会員をもつ「ソーシャルネットワーク」だったわけですからね。実態がつかめないだけに「原爆」よりも怖い気がします。
 まあ、そんなことを大上段に構えて論じるよりも、ボクは、やっぱり電話は公衆電話でかけるほうが好きだし、本は手に取って厚みを感じながらめくるのが好きなタイプです。
 『アナログの至福』で書いたように、音楽はレコード盤に針を落として聞くのが好きです。
 これはもう「利便性」とかそういうことではないんです。人間が心から安らげるって「ちょっと不便だけど感」が要るんです。だからいいんです。だからそこにドラマが生まれるんです。安らぎが生まれるんです。これ、忘れちゃいかんのです。
 アイテー社会が、バカや金の亡者に支配されないよう、ボクは密かに反抗してみたくなるんですよ。
 「スマート」もいいけど「時代遅れ」の良さも捨て難いですよ。 

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『スーパーのマネキンおばちゃんの教え』691

 さっき書いた『教え』の意味を思い出した。
 これは別にスーパーAMANOに限ったことではない。
 ボクたちは結構こうやって「新メニュー」を教わることが多いのだ。それを言いたかったのだ。
 例えば、相当前になるが『サケのムニエル』を教わったことがある。
 切り身の生鮭に小麦粉をまぶして、バターで焼いて、タマネギスライスを載せてポン酢をかけて食べる。
 その頃、そのメニューを知らなかったボクらは、試食をして切り身を買って、家に帰ってさっそく作ってみた。
「うまい!」
 そういうことが結構あるのだ。
「マネキンの誘いに弱いね」
「試食に弱いとも言える」
 「マネキンおばちゃんの教え」は、たまに外れることもあるが、でもまあ、それはそれでいいではないか。信じてみよう。
 彼女たちの、あの「必死さ」だけでも学べるではないか。 

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『スーパーAMANOのマネキンおばちゃんの教え』690

 昨日、しばらくぶりにスーパーAMANOに行った。
 たら鍋の材料(野菜)を買うためである。
 肉コーナーのところで、ちょっと珍しいものを見つけた。
 トリのもつ(玉子とかレバーとかハツとか砂肝とか)が入ったセットである。
「鍋に入れるのかなあ?」 
 そう言ってボクたちが見ていると、後ろから突然声が掛かった。
「それうまいよ!」
 割烹着を着た「マネキンおばちゃん」だった。
「どうやって食べるんですか?」
「なも、それ、そのタレで煮込むんだ。うまいよ!」
 ダイショーのすき焼きダレの小袋が付いていた。
「大人気! すごくうまいよ!」
「へえ、ああ、煮込んで食べるのかあ・・・うまそう・・・」
「値引きなってるべ。大人気! 半額、半額。うまいよ!」
 確かに半額になっている。そんなに売れたのなら売れ残らなかったはずだが・・・。ボク、ちょっと疑いの目を向ける。
「これ、今日のつまみにしようか?」
 妻、乗り気。 
「そうだね。199円ならいいか」
 ボク、主婦っぽい。
「半額! うまいよ! 大人気!!」
 マネキン、一気にクロージング。
 で、食べました。食べましたが、これが本当にうまかったのよね。
 また買おうと思ったのよね。写真撮っときゃよかったな。
 あれっ? タイトルの『教え』って何だっけ? 

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『大仰なタンクローリー』689

 給仕兼執事は昨日、お酒を飲み過ぎて10時まで寝てしまった。
 したがって、事務所には大遅刻。代表がストーブの火をつけた。こういうことは1年に1〜2回あるかないかである。
 そんな珍しい日に限って、こういうことが起こるものである。
 生協の『灯油タンクローリー』がやってきたのである。ボクがまだ寝ている間に。
 今回が初めての配達だったので、その運転手は道が分からず電話をよこした。当然,代表が出た。(らしい)
「・・・ああ、じゃあ、その辺まで出て待ってます」
 なかなか上手く道を説明できない代表は、そう言って受話器を置くと、まだ雪のちらつく表の道に出た。(らしい)
 それからしばらくして現れたのは、4トンクラスの巨大なタンクローリーだった。(らしい)
「タンクどこですか?」
「いえ、こっちにお願いします」
 そう言って、代表は赤いポリ容器を3つ差し出した。
「えっ? これ・・・ですか?」
「ええ、これです」
 大仰な4トンタンクローリーは、その中にキッカリ58リットル入れて帰っていった。
「遠くから来ているもんで・・・この辺に誰かいると助かるんですけど・・・」
 帰り際、運転手はそう言った。(らしい)
 それが、彼のせめてもの抵抗だった。(らしい) 
「どうでしょうねえ」
 代表はそう言った。(らしい)
 出たのが代表でよかった。ボクなら恐縮して顔が赤くなっただろう。 

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『ガッツある豆腐』688

 昨日は、隣のケーコさんからいただいた『自家製豆腐』を、カッツからいただいた『タラ』で作った『たら鍋』に入れて食べた。
 このところ、いただきものラッシュだなあ。ありがたいなあ。『感謝鍋』とでも命名しようかなあ。『すまんすまん鍋』、『ごっつぁん鍋』これ、いいなあ。『ごっつぁん鍋』を登録商標にしよう。
 そんなわけで、2人で死ぬほど満喫したわけだが、ケーコさんの手作り豆腐はすごかった。
 妻いわく。
「ガッツある! 1ミリも崩れないもん」
「何で濾したのかな? 絹でもないし、綿でもないし・・・」
「ざらっとしたバスタオルとか?」

 (2011.03.05)   このページのトップへ

『スーなしキジキョウ』687

 これは「末っ子のスーちゃんが、スズちゃんちの飼い猫のチャッコに襲われて一命を落としたため、2人兄弟になってしまったキジの兄弟」を非常に簡略化した表現です。
 そうです。やっぱりあの想像は当たっていたようです。
 今日、ボクがトイレの窓から見ていると、隣の本家の家の庭に彼らの姿がありました。
 2羽しかいない。
 ああ、やっぱり。
 そのことを妻に言うと、妻はねぱす目をこすりながらこう言いました。
「キジも鳴かずば打たれまい!」
 よく意味が分かりませんでした。

 (2011.03.04)   このページのトップへ

『ケーコさんの太巻き』686

 今朝(と言ってももう11時半)は、いつもの「おにぎり」がないので、昨日ケーコさんにいただいた「太巻き」を食べることにしました。
 これがその断面です。上のほうはボクがかぶりつきました。初めからこうではありませんよ。
 イチゴの香りが特徴的です。彩りもいい。



 ただ一つ、文句を言うわけではありませんが、イチゴの隣の「ホウレンソウ」のおひたしがちょっと・・・。
 イチゴとホウレンソウを、口の中で一緒にカミカミすると、ちょっと・・・。
 独白。「要らんな、これ」
 次の写真は、妻が手に取ったほうの太巻きです。



イチゴが両側からはみ出しております。いや「飛び出して」おります。

 (2011.03.04)   このページのトップへ

『ねぱす』685

「あ〜、目がボーッとして開かない。ねぱす、ねぱす」
 と言って、今起きてきた人がいる。11時。ちなみに「ねぱす」とは「ねっぱる」「ネバネバする」の意。
 彼女はしっかり2時間レム睡眠のサイクルを4回転させたようだ。
 つまり、逆算して分かるように、寝たのは3時だったようだ。
 徹夜は免れたようだ。
 案外早く終わったようだ。
 「ようだ」と4行に渡って書いたのは・・・
 もうお分かりですね。
 ええ、執事はあれから寝てしまいました。不覚をとりました、はい。

 (2011.03.04)   このページのトップへ

『眠い』684

 イチゴを食べたまえはよじゃった。
 んだけど眠い。
 いっやいいづになっやたあたあおわうrんでいsら>。
 はじゅああじゅあううああsねいああ6sh7あ

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『ズルおとめ』683

 執事は今、代表に「とちおとめ」を差し入れした。
 昨日「カッツ」が買ってきてくれたことを思い出したからだ。
 それを洗っていて驚いた。
 なんと、2段目というか下段がキュッとすぼまっているではないか! 容器がですよ! 
 フツーのイチゴの容器だったら、あと4個は入るスペースがキュッとすぼまっているわけですよ。
 「上げ底」ならぬ「すぼめ脇」。
 オラ怒ったね。
 姑息なイチゴ農家だと思ったね。
 あのねえ、そういうことやるとねえ、自分では得したように思うだろうけど、結局客を逃すんだよ、君!
 どこの生産者だったか書いてやろうかな。「ズルおとめ」め!

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『1円の本』682

 昔読んで、ず〜っと読みたかった本が届いた。
 『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』椎名誠著。
 古本とはいえ、立派な単行本だった。
 それがなんと1円。アマゾンのパーケットプレイスで買った。
 本体1円。でも送料500円。合計501円。
 本体の500倍の送料なのだ。
 もともとの値段が1600円なのだから、得したと言えば得した。
 だけど何だか釈然としない。
 得したんだか損したんだか分からない。
 「主従の関係」が逆転していることが原因なんだろうな。
 例えば「お豆腐」1丁買うのに、タクシーで1850円かけて買いに行くみたいな。

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『スーパー銭湯』681

 「ふうちゃん」(津鉄の大家、こちらもレギュラー)からメールがあって、待ちに待った津軽行きが今月の30、31日と決まった!
 憧れの「メロス号」にも乗車できるらしい。もちろん「ストーブ列車」にも乗れるだろう。
 ボクたちは「殿堂入り」した名アテンダント「ふうちゃん」のガイドで、心ゆくまで「津軽」を満喫できそうだ。
 で、で、で、驚いた。
 どうやら、彼女の知人がやってる「スーパー銭湯」に泊まることになるらしいのだ!
 ボクはこの「スーパー銭湯」という言葉で、ちょっと意識を失いそうになった。
 もしかしたら、スーパーと銭湯が一緒にになったようなところかもしれない。
 お湯に浸かりながらお買い物ができるのかもしれない。
 買い物カゴが「ひのきの桶」だったりして、その中に「お刺身」とか「納豆」とかを入れて、最後に番台で精算するシステムかもしれない。
 その場合、裸の自分はどうやってお金を払えばいいのだろうか? ウインナーと間違われて精算されたらどうしよう。
 大変困ったことになるし、そもそも銭湯の中は暑いので「お刺身」が痛んでしまわないか心配だ。
 どうしよう。一度「ふうちゃん」に相談してみたいのだが・・・。

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『徹夜』680

 とは言わないまでも、おそらく限りなくそれに近い状態だろう。
 目の前でそういう殺気立った代表の顔を見ていると、執事は本当に困る。執事が眠い顔をしてたり、ヘラヘラ笑ってたりしていてはならない。ごしゃがれる。
 何かしているように見せなければならない。ときどきコーヒーや桜餅を差し入れしなければならない。
 小説を書いているような真剣な「作家顔」を演出していなければならない。眉間にしわを寄せて。
 ところが、気分はどうも盛り上がらない。書けない。眠い。
 そういうときは、こうしてエッセイを書いてカモフするしかない。
 すいません。しばらくこうしてお付き合いください。執事も大変なんです。

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『魚を食べる天才』679

 絶対の自負がある。
 これだけは絶対負けない。
 今度写真でお見せしたい。
 魚を食べる天才の技を。

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『ロバ2』678

 エッセイ662『ロバ』を読んだ読者からメール。
 映画博士のこちらもレギュラー「モモコ」ちゃん。
 おもしろかったので、ご本人の許可を得て載せま〜す。

********** 

 友人の近所に英会話の先生をしてる米国人がいます。その友人との会話で。
米「日本女性は綺麗だ」(奥様は日本人)
友「あら、アメリカ人だって綺麗じゃない。ジュリア・ロバーツとか・・・」
米「あんなのロバみたい」

**********
 これを聞いて妻は言った。
「確かにジュリア・ロバーツって顔が長いよね。ロバって言われりゃロバだよね」
 ボクはこう思った。
(う〜ん。じゃあコブは胸に付いてるんだな)

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『ケーコさんありがとう!』677

 さっき隣のケーコさんが、「太巻き寿司」と「大根のガッコ」を持ってきてくれた。
 お返しに「イカ」を3杯あげた。
 そしたら、今度はそのお返しに「自家製の豆腐」と「おから」を持ってきてくれた。
 そのまたお返しに「シャケ」をあげようかと思ったが、そんなことをしたらいつまでも「お返しごっこ」になると思ってやめた。
 妻は、ケーコさんに感謝をしつつ、こんなことを言った。
「あんまり可愛そうだから、神様がケーコさんを使わしたのよ」

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『怒濤の一日の2日目』676

 いやあ、更新できないほど忙しかった。
 というか、まだ忙しい。
 ひな祭りはぶっ飛んでしまった。
 昨日はあれから「カッツ」が現れて、大量の「イカ」と、ドデカイ「新巻ジャケ」と、ビールと「いいちこ」と、何やら大量の「牛肉」と、鍋にしたら10人分はあるかと思われる「タラ」と、「桜餅」と「きな粉餅」と(あっ、そう言えばカッツの本名は「餅一二さん」だった)何だかものすごい手土産を持ってきたのだった。
 妻は、実は急ぎの案件を抱えていたが、何食わぬスマイルでお迎えした。彼女の特技は「代表」から「女将」に3秒で変身できることだ。
 そして、「歩いて4歩の居酒屋」は、夜中まで大いににぎわったのでした。
 今朝、カッツは9時に能代に出掛けていったが、そのあと、猛然と仕事の追い込みが始まった。
 昼飯抜きで、桜餅を食べながら頑張っている。
 ボクは、カッツからいただいた「新巻ジャケ」や「イカ」の処理班としても猛然と立ち働いている。
 その上、代表のもとに、また「超急ぎ案件」が届いてしまった。今日は徹夜になるかもしれないと言っている。
 「ひな祭り」は順延になる予定だ。
「ひなよりお金よ!」
 やはり代表はただ者じゃない。女の子を捨てている。

 (2011.03.03)   このページのトップへ

『やったぞ! 文学おばさん』674

 今朝、友人の文学おばさんが、ある文学賞の最終選考に残ったことをHPで知った。
 公開されたその作品を、興奮しながら読み、それからもう一度妻に読み聞かせた。
 まずタイトルがいい。(ここでは今のところ紹介できないのが残念!)考えようによってはナーバスなテーマを扱った意欲作。そのテーマを底流にして流れる川の上を、官能のさざ波をたてて『命の箱舟』が揺れながら進んでいく。そんな作品だった。
 宿命、運命、そして「偶然」。
 さっそくメールを打った。彼女からはすぐに電話があった。
「お二人さんにしか、このことは教えてないのよ。世界で3人だけしか知らない」
 興奮した声で彼女はそう言った。
 それから30分、いろんな話をした。感激してすっかり放心している妻。
「こうなったら、大賞とってもらいましょう!」
「先に行ってください!」
「賞金は3人で使い切ろう!」彼女はそう言ってほくそえんだ。
 人生、谷もあれば山もある。冬もあれば春もある。谷が深ければ深いほど、冬が寒ければ寒いほど、次にやってくるものたちへの憧憬はひとしおだ。
 今朝は2人とも、本人以上に舞い上がってしまった。いい知らせだった。
「おっといけねえ、仕事しなきゃ!」
「おっといけねえ、オレも小説書かなきゃ!」

 (2011.03.02)   このページのトップへ

『ネットカンニング防止策』673

 京大入試問題の「ネットカンニング」。(筆者はそう名付けた)
 こういう卑劣な不正に対して我々はどう戦っていけばいいのだろうか? 
 簡単である。厳格にケータイを持ち込ませなければいいのである。
 アメリカの空港のボディチェックのように、厳重の上に厳重なボディチェックをすればいいのである。
 具体的なやり方は、『こちら』をご覧下さい。すごく参考になってかつ笑えます。(失礼!)
 個人的には、下のほうの「千年殺し」以降の写真とコメントが好きです。
 まあ、それはいいとして、この「ネットカンニング」の場合、試験の前にこんだけのチェックを一体誰がやるのか? という問題が浮上してくる。
 試験官がやった場合、相当な時間かかるだろう。セコムに外注する方法もあるが、それはそれでお金かかるなあ。
 そういうわけで、この方法は実施面ではかなりの困難が伴うということが分かってきた。
 そこでボクは考えた! こういうものを作っちゃえばいい!
 『妨害電波発生器』! 商品名は『つながらん蔵!』 ヨドバシ価格 1個1,900円 単3電池別売り。
 教室の真ん中にこれを置いてスイッチを入れると、半径10メートルのケータイが「つながらん蔵」になってしまうという仕組み。これさえあれば、試験のたびに何度でも使えるし、経費節減にもなる。
 どうでしょう? これ、商品化できませんか? そんなに難しい技術でもないような気がするんですが・・・。
 商品化のあかつきには、代々木ゼミナールでも使ってもらえませんか?

 (2011.03.01)   このページのトップへ

『おばあちゃん、泣くよ!』672

 またまた届いたよ! 『石巻のおばあちゃんの新作セーター!!』(こちらのコーナーです)
 もうホントニ、ホントニ、あなたはすごい! さすが「編み物の専門家」です。 
 こんなメッセージ付きでした。

**********

 早く暖かくなるといいね。
 やっとセーター編み終わりました。
 やっぱり毛玉が出来ましたかネ。編みながら、さもありなんと思っていました。
 次回は糸を変えましょうネ。
 ともかく、ひな祭りまで間に合って良かったです。

**********

 うれしいじゃないですか。ありがとう、おばあちゃん!
 んも〜、怒るの通り越して、オラ泣くよ!



 (2011.03.01)   このページのトップへ

『ミッキーおじさん』671

 妻が通販で春物の普段着を買ってくれた。
「春はディズニーでいこう!」
 こういう格好になる模様です。
「50過ぎたらミッキーよ!」
 そうか。これは発想の転換なのだな。
 ドキドキしながら、内心「似合うかも」と思っている自分がいる。



 (2011.03.01)   このページのトップへ

『キジがやられたかもしれない』670

 朝方、すごい音がしたそうだ。
 「そうだ」と書いたのは、どうもボクはその時、いびきをかいて寝ていたらしいからだ。
 妻はこう言う。
「キジの兄弟、やられたかも」
「えっ?」
「ネコに」
「うそっ!」
「バダバダバダ、ギャッ! って言ったもん」
 どうやら、スズちゃんちのネコ(チャッコ)にやられたようだ。
 可愛そう、という気持ちと、ホッとする気持ちが交錯した。

 (2011.03.01)   このページのトップへ

『ロバ?』669

 『エリン・ブロコビッチ』という映画を観た。
 ジュリア・ロバーツ上手かったねえ。さすが「アカデミー主演女優賞」。
 妻との会話。
「ジュリア・ロバーツって・・・」
「えっ? ロバ?」
「???」
 耳、疲れてんのかなあ。

 (2011.03.01)   このページのトップへ

『嫉妬している人がいる』668

 きのうのエッセイに嫉妬している人がいる。

**********

 お前の『劇的な人生』になんて全く嫉妬しない。
 お前の可愛い代表『真理ちゃん』にも嫉妬するはずがない。
 もちろん、お前の未完成ではあるがチョット上手い『音楽センス』にも嫉妬するはずはない。

 だけど、だけど、『歩いて4歩』の居酒屋だけにはメチャクチャ、メチャクチャ、メチャクチャ、チャメクチャメチャクチャク……………………、嫉妬する。

**********

 あの方であった。歌う世界の数学者、プロフェッサー鈴木東栄氏。
 嫉妬してないで、君も『歩いて4歩の居酒屋』(屋号)にいらっしゃい!
 『歩いて4歩の居酒屋』に半日かけて来るのも悪くないよ!

 (2011.03.01)   このページのトップへ

『よう働いた』667

 ふう〜。
 何とか2人とも2月の仕事をやり切った。
「お疲れさま!」
「おつかれ〜!」
 YEBISUが待っている。最後の1本。
 この1杯のために頑張ったんだ。
 パソコン消して、4歩歩けば「居酒屋だあ〜!」

 (2011.02.28)   このページのトップへ

『逃げる2月』666

 今日で2月も終わり。
 666のぞろ目のエッセイ。
 今日は終日忙しいので1個にしとこう。
 夕べは「たら鍋」。
 母の祥月命日にお供え。
 妻とまた「水太り」。
 寒さが復活してきた。
 蓄えねば。
 言い訳かな?

 (2011.02.28)   このページのトップへ

『キジ3兄弟』665

 去年の夏、『キジの親子』48というエッセイを書いたが、その子どもが3羽、我が家の庭に出没している。
 こんなに大きくなって・・・。
 写真には2羽しか写ってないが、このあとに出遅れた「スーちゃん」がトトトトトト・・・と走っていった。
「今年はよりうるさいわね」
 妻が言った。
 そうであった。あいつらの朝4時の汚声がまた始まるのだな。しかも5羽で。



 (2011.02.27)   このページのトップへ

『めんこがるタイプとめんこがられるタイプ』664

 「めんこい」とは「かわいい」という意味。
 東北弁かと思っていたが、ちゃんと辞書にも載っていた。
 さて、表題の2つのタイプについて私見を述べたい。
 年下をめんこがるタイプ、年下に尊敬され頼りにされるタイプ、後輩思い、親分肌。年賀状の比率を見ると、どうも自分は年下からの比率が高い。
 自分がそういうタイプだと思われる方、挙手願います。はい、分かりました。下ろしてください。
 一方、年上からめんこがられるタイプ、挙手願います。はい、分かりました。下ろしていいです。
 どっちにも手を挙げた方、ああ、なるほど。下ろしてください。
 どっちにも手を挙げなかった方、ああ、なるほどね。
 以上です。ご苦労様でした。
 えっ? それじゃあお前の私見がないだろう?
 そうでした、そうでした。忘れておりました。
 こういうタイプは間違いなく、どっちにも該当しません。やなヤツですね。
 ちなみに妻は、どっちにも手を挙げております。いいヤツです。

 (2011.02.27)   このページのトップへ

『優しい妻』663

 焚き付け用の木がなくなったので、廃材を電動丸のこでチンチンしなければなりませんでした。
「忙しいだろうから、一人でチンチンしてくるから」
 ボクが言うと、妻はこう言いました。
「変なものチンチンしたら大変。私も行くわ」
 おかげさまで、変なものはチンチンされずに済みました。
 これでしばらく安泰です。

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『身から出た・・・』662

「タイツ出してくんないから風邪ひいちゃったよ」
「自分で脱いで洗濯に出したからでしょ」
「あっ、そっか・・・」
 身から出た「サミッ!」。 

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『モーレツからビューティフルへ』661

 1970年に作られたこの広告コピーは、今でも「伝説のコピー」的に有名だ。
 ボクもかつて、コピーライターを目指して「デンツー」だの「ハクホードー」だのを受けたことがあった。
 就活の頃、ちょうど多感なボクの目に飛び込んできたCMがあった。
 やられた。その会社の宣伝部に入りたくなった。それが仕事生活の始まりだった。
 今でも、シャレたコピーやCMを目にすると、心のひだがビリビリ震える。
 話を戻すが、1970年、つまり60年代の終わりは、それまで続いた高度成長期のモーレツパワーが落ち着き、日本中から「貧困」が消え、1億総中流意識が芽生えていく時代。
 オシャレもしたくなった。遊びたくもなった。
 そんな時代をよく反映しているCMを拾ってみた。
 日本は「ビューティフルからウチョーテン」になり、「ウチョーテンからバブル後のズンドコ」になり、今、「ズンドコからドロヌマ」に向かっている。
 「ビューティフルからサバイバルへ」そんなご時世ではある。

 これがボクの人生を変えたCMである。(1982)

 これが伝説のCMである。(1970)

 これが今は買収されてしまった「レナウン」の初期のCMである。(1967)

 同じく少しあとの「レナウンワンサカ娘」である。これ振り付きで歌えます。

 「モーレツ」つながりで「小川ローザ」である。(1969)

 最後は「帰ってきたウルトラマン」の「団次郎」である。(1969)

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『やっぱ鍋がいい』660

 ここんとこ温かかったんで「鍋料理」から遠ざかっていた。
 夕べは久しぶりに『鶏鍋』にした。
 いつものように、白菜、大根、人参、水菜、青菜など野菜が大量に投入された。
「やっぱ鍋いいわ」
 妻は、その胃腸機能活性力に舌を巻いている。
「体重減、間違いなし!」
 思えば、ボクらの後半生は「野菜」と共にあった。大量の野菜を摂取する生活習慣を手に入れたのだ。
 それまでは、ほとんど付け合わせの野菜しか採ってこなかった。ちょっぴりのレタスくらいしか。
 ここでの5年間の畑作り、野菜生活。ボクらは、スーパーに並んでいる野菜のほとんどを自家栽培した。
 畑をやめてからも、近所のお年寄りたちにナス、キュウリ、ピーマン、ホウレンソウ、トマト、大根、カボチャ・・・ 様々な野菜をいただく。
 この食生活の改善は大きい。ズーッとあのまま肉系の食事だったらと思うとゾッとする。今なら100まで生きられそうな気がする。
「やっぱ野菜いいわ」
 しみじみとそう言って、妻が今トイレから戻ってきた。 

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『レム睡眠、ノンレム睡眠』659

 睡眠はその深さと特徴によって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類することができます。眠りに落ちると、まずレム睡眠が始まり、しばらくすると深いノンレム睡眠のステージに入ります。レム睡眠とノンレム睡眠はセットで発生し、平均的には約90分サイクルで繰り返します。ベッドに入ってから目覚めるまでの間、個人差はありますがおおよそ約80分〜110分のサイクルで、レム睡眠とノンレム睡眠は交互に規則的に4〜5回繰り返します。6時間睡眠の人の場合、約90分サイクルを4回繰り返しているわけです。
 身体は休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム睡眠といいます。「カラダの眠り」と考えるとわかりやすいでしょう。これに対し、ノンレム睡眠とは脳の活動が休息状態になる「脳の眠り」です。(『ぐっすりネット』より抜粋)

**********

 「ナポレオンは3時間しか寝なかった」、「アインシュタインは10時間寝ていた」というのは有名な話だが、睡眠の「長さ」ではなく「深さ」が重要で、かつこの「レム」と「ノンレム」のサイクルを上手に操ることが快眠のポイントのようだ。1サイクル回った時に起きれば「爽快な気分でスッキリ起きられる」が、サイクルの途中に起きてしまうと「頭がボーッとして」しまうのだ。
 ナポレオンは、90分サイクル2回転で起きていた。アインシュタインは2時間サイクル5回転で起きていた。どっちも理にかなった眠りをしていた。そう考えてもいいだろう。
 で、うちの場合なんですがね。妻の1サイクルはどうも2時間であることが分かってきた。アインシュタインと同じ。トイレに立つ時間から勘案してどうもそのようだ。そして、それを4回転回す。たまに5回転することもある。今日などはそうだ。
 ボク場合は、ナポレオンと同じ90分サイクル。これを5回転回す。7時間半。
 いずれにしても、ボクらは「長時間睡眠派」である。妻はときどき「超長時間睡眠派」になる。
 そうなっている理由は、地域的要因もある。朝、寒いからである。 

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『真面目に聞かれた』658

 ヨシオさん(父)が、人生をエンジョイしているところは『うたせ苑』といいます。先日も行ってきました。彼、ツヤツヤの顔でカラオケに燃えていました。
 そこから定期的に来る「ケアプラン担当者会議」のお知らせ。ケアマネと今後のケアの方針を話し合う会議です。
 この前、顔を見て元気なことを確認してきたばかりなので、今回は従前通りでお願いします、と電話で話すつもりでした。
「『うたせ』さ電話しねばね」
 ボクが言いました。
「何? ウンチさん?」
 真面目に聞かれました。 

 (2011.02.26)   このページのトップへ

『専門家』657

 「専門家」という言葉が好きだ。 
 「エキスパート」とか「スペシャリスト」とか「プロフェッショナル」よりグッとくる。
 世の中、いろんな専門家がいる。 ある特定の学問・事柄を専門に研究・担当して、それに精通している人。
 「トタン屋根修理の専門家」といえば、村のヒロカズさんだ。彼は、村の「土木部長」をやっている。
 実は、ボクが村の役員になりたがっているわけは、このヒロカズさんと懇意になって融通を利かせてもらいたいからである。それが理由の8割を占めている。こんなヨコシマな考えを持っていることは内緒ですよ。
 最低ラインの工事費で何とか雨漏りを補修してほしい、そういうやらし〜い下心が働いているんです。あっ、これゼッタイ内緒ですよ。
 話を戻して「編み物の専門家」といえば、もちろん石巻のおばあちゃんである。彼女は、ボクたちのセーターをさらにもう1枚ずつ完成させたらしい。すごい! 
 次に「煮物の専門家」といえば、迷わず妻である。「数学の専門家」はもちろん「トーエイ」である。「フォレクローレの専門家」は「あるまんど山平」である。「津軽鉄道の専門家」は「ふうちゃん」である。「映画鑑賞の専門家」は「モモコちゃん」。「怪獣退治の専門家」は「ウルトラマン」である。
 このように、周りにはたくさんの専門家がいる。みんなかっこいいなあ。
 ボクは、ボクは・・・強いて言えば「給仕・執事の専門家」と言えるかもしれない。

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『イワ臭』656

 イワシを焼いた。 
 部屋中に「イワ臭」が充満した。
 イワシの脂で胸焼けした。
「スッパイ、スッパイ」と言いながら、お口直しに「明治ハイミルクチョコレート」を食べた。
 最悪だ。ゲロゲロッ!

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『体重』655

「あっ!」 
 このところ体重計に乗った妻は必ずこう言う。
「また太った!」
 そしてガ〜ンとうなだれる。
「オヤツのせいだ」
 これも必ず言う。
「これではダメだ」
 とも言う。
「何もかも嫌になった」
 最後は必ずそう言う。

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『朝エビス、夜エビス』654

 「朝恵比寿、夜大黒」というのは、そんなふうに笑顔で朝を迎えると一日中笑顔でいられますよーという教えだった。以前『雑感』に妻が書いた。
 で、表題は何かと言うと・・・。
 実はですね。夜もエビスなんです。
 エビス。YEBISU。
 あの高〜いビール。
 誰かにもらったわけではありません。
 買ったのです。しかも4種類のエビス。
 こんなことを書くと、「あいつら貧乏に見せておいて、本当はリッチなんじゃないの?」と、ひがまれそうなのですが、ええ、立地じゃなくてリッチなんです。
 うそうそ、あのね。買ったと言ってもそれぞれ1本だけ。350缶。それを2人で1日1本分け合って飲んでるんです。可愛い贅沢。
 怖いのは、こういう味を知ってしまうと「発泡酒」や「第3のビール」が飲めなくなるんじゃないかってこと。
「大丈夫、ない袖は振れない」
「あと2本、大事に飲もう」

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『ビミョーな体温調整』653

 にわかに信じられない。
 温かいのだ。
 昨日は雨など降って屋根の雪もついに80%融けてしまった。
 これ、信じていいのだろうか。
 まだ2月だぜ。
 気温が上がると身体がまごつく。
 どのくらいに体温を調整したらいいのか分からない。
 服もどのくらい着たらいいのか分からない。
 いろいろビミョーだ。
 実は、ボクは昨日から何となく熱っぽい。
 風邪をひいたようだ。
 やっぱ股引はこうかな。

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『カサブランカ』652

 夕べのシアタータイムに名作『カサブランカ』を観た。
 名前は有名だが、まだ観たことがなかった。
 カサブランカと聞くと、ボクはどうしてもジュリーの『カサブランカダンディ』の歌を思い出してしまう。
 カンフリー・ボガートって、あのような男なのだろう、キザなすかした野郎なんだろうと思っていた。
 と〜ころがギッチョン。そうではなかった。
 男として、男から見てあこがれる、かっこいい男だった。意外だった。
 確かに、イングリット・バーグマンに「君の瞳に乾杯!」とつごう5回言ったが、それは鼻につくどころか愛嬌があった。
 顔も、大変申し訳ないが、藤田まこととハナ肇を足して2で割ったような馬面で、かえって好感が持てた。
 こんな真のダンディを、ジュリーだがってものはチャラチャラあんな歌にしやがって! と腹が立った。
 しかも、「あんたの時代は良かった」だの「ボギー」だのって呼び捨てにしやがって! ジュリー憎らし。
 もう1人、不謹慎にも「哀愁のカサブランカ」なる歌を歌っていた男を思い出した。GOのこと。
「あれ、もともと向こうの人が歌ってたんだよね」と妻。
「うん、あれだろ。何だっけ、ほらっ、ホメオシタシスだがって・・・」
「・・・」
「じゃなくて・・・フリオ・イグレシアスだ」

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『死語観2』651

 死語について書いたが、「ボクたちは」として書いた部分に訂正があります。
 実は、妻はそれらの死語をあまり知らなかったのだ。
 当然知ってると思って書いていたのだが、そうではなかった。
「死語になる前に、そもそもそれ知らない」と言われた。例えば「4649!」。
「育ちが良かったからかしら。そういうの案外ウトイのよね」
 じゃあ、知っているボクはどう考えればいいのだろう。
 でも、逆にこんな「死語」というか「高尚」というか「ローカル」な言葉を知っていた。
「ヨッコラショのショウノスケ」
「センキュウ、ベルマンキュー!」
「その手は桑名の焼きはまぐり」
 う〜ん、さすが気品がある。

 (2011.02.25)   このページのトップへ

『バックナンバー 〜650』はこちら。

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