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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

■「おばかさんね!」とか「あほちゃうか?」とか、ご自由にどうぞ。

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『あんこの魔術師』4900

 これほどおいしい草餅はない!
 ボクらがお持ちした「草餅」に対して、「餅とジャズとワインとあんこ」にすこぶる詳しい方からそんな評価を頂いた。
 それほど美味いあんこである。餅である。ゼツミョーなあんこの甘さ加減、餅のとろけるようなやわらかさ。
 本物のよもぎの確かな存在感。
 ほんとうにM堂のおばあちゃんは「あんこの魔術師」だ。
 こういうものにこそ「比類なきもの」という称号を与えたいね。
 ああ、もう、ほんとに、ごめんね〜! おいしくておいしくて、ごめんね〜!
 そうそう一つ気付いたことがある。
 それは「ワイン好きはあんこ好き」という法則があること。
 少なくとも自分を入れて4人は確かだ。

 (2017.01.31) △このページのトップへ

『さめてもおいしい紅はるか』4899

 今日は義父マドロスさんの12回忌である。
 石巻にお花を送ったものの、連れ合いだった義母(石巻のおばあ)は今、検査入院中。
 義姉たち(M家、I家の奥さま)が毎日お見舞いに出向いてくれているらしく、そのことでヒジョーに安心なのである。
 持つべきは「義」が付く人たちだね。
 さて、ボクたちはボクたちで今日はマドロスさんが好きだった「さつまいも」を遺影写真にあげて供養するつもりだ。
 さめてもおいしい紅はるか、1本225円のしろものだ。
 もちろんこのままではなく、これから反射式石油ストーブの上でチロチロ焼かれるわけ。
 できたらもう一度あげるわけ。
 そしたら拝んで、あとは2人で食べるわけ。



 (2017.01.31) △このページのトップへ

『お忘れ物は・・・ございます』4898

 カーシェアリングというものを利用して2年くらいになる。
 クルマを所有せずに「ちょっとだけ必要な時に借りる」生活はいいね。
 家に駐車場があるのに使っていないというリッチ感はなかなかのもの。
 雪かきの心配のない屋根なし駐車場はこの辺ではわが家のみであろう。
 さてさて、先日カーシェアリングを利用した時のこと。
 その日は妻の誕生日で、ワインやお肉などの買い物に使った。
 立ってる者は親でも使え、というヒジョーに罰当たりなことわざに倣って、せっかく借りた人のクルマなんだから、この際重いものを全部運んじまえ!
 そーゆーケチな魂胆がボクにはある。
 今回のたくらみは「一升瓶の空き瓶6本(ケース入り)」を酒のやまやに持っていくことであった。
 家にまず荷物と妻を下ろして、ボクは一升瓶のケースをクルマに積み込んだ。
 クルマを返却しに行く途中に「酒のやまや」はあるのだ。そこにポンと置いていけば空き瓶代30円もらえるはずだった。
 そこまではよかった。
「お忘れ物はございませんか?」
 アルベの屋上にクルマを止め、キーをキーボックスに戻し、まさに降りようとした時にいつものアナウンスが流れた。
「お忘れ物はございませんか?」
 ちょっと鼻にかかった女性の声がまた言った。
 ボクは車内を見回し、後ろを振り返った。 
「お忘れ物は・・・」
 あっ!
 巨大なお忘れ物が後部座席に鎮座していた。
 一瞬、「ええい、ままよ!」と、この方をお連れして降りてしまおうとも考えた。
 が、駅前で、この方を抱いて酒屋をウロウロ探している図はあまりにもみじめだった。
 そんなわけで、実に間抜けでご苦労さんなボクは、もう一回振出しに戻ったわけです。
 時間を1時間延長して。あ〜あ。

 (2017.01.31) △このページのトップへ

 

『校歌に謳われる山河』4897

 太平山が素晴らしかった。



 スマホでもこれだけきれいなのだ。



 絵のようである。



 本当に美しい。



 高校の校歌に「天井遥かに太平山の、姿は気高し三千余尺〜」とある。
 まさか50を過ぎて太平山の懐に抱かれて暮らすとは思わなかった。
 さかのぼって中学の校歌には「明けゆく空にそびえ立つ、森山仰いで雄大の〜」とあった。
 でも、森山がそびえ立つほど雄大だったかどうか?
 小学校の校歌には「若鮎踊る清らな川が映した岸の眺めを縫って村を一つに結んでる」とあった。
 この川こそわが故郷の清流「馬場目川」だ。ああ、馬場ノ目、わが小学校♪。
 話は飛んで、大学時代は上毛三山と呼ばれる「妙義・浅間・榛名」があった。校歌にも当然それが謳われていた。
 今、太平山の裾野の借家に暮らしながら、ボクをこれまで育んでくれた山河の変遷を思っている。
 次はドナウかアルプスか?

 (2017.01.30) △このページのトップへ

 

『ハンバーグの好きな大人の女性』4896

 自分の誕生日ぐらい、本当に好きなものをリクエストする権利がある。
 だから、そういつもいつもハンバーグでなくたっていいんだよ!
 そんなボクの心配と気遣いをよそに、彼女はこう言ってのける。
「いいえ、私はハンバーグが好きなんです!」
 おとといはそんな風変わりな妻のうん十うん回目の誕生日だった。
 それで、きんつばとワインとひき肉を買いに街に出掛けたわけ。
 誕生日ぐらいタクシーに乗ったっていいんだよ!
 そんなボクの気遣いと配慮を彼女はこう言ってぶった切った。
「いいえ、歩くのが一番いいんです! そのほうが腹が減ってハンバーグがより一層美味くなるんです!」
 こんなふうにして妻の誕生日は始まり、パーティーは前後不覚になって『刑事コロンボ』の途中で寝てしまうまで延々と続いた。
 仕事が詰まってきたのでまた後で。写真コーナーにも載せましたよ。→『ま54』

 (2017.01.30) △このページのトップへ

 

『うまくいかない時もある』4895

 今日はサックスの練習だったが駄目だった。
 鼻水ずるずる、下痢気味ピーピーだったのだ。
 そのせいだけでもないのだが、妻に言うと、「そんなこともあら〜な」とあっけらかんと言われた。
 まあ続けてりゃあそのうちいいこともあるだろう。。。
 ところで、今日27日はトシゾーさん&セイさんの祥月命日&妻の誕生日前夜祭である。
 明日は妻の誕生日。
 その3日後はマドロスさんの命日だ。
 それにつけても夕べの石巻からの電話の件が気になる。
 石巻のおばあが入院したというのだ。
 大丈夫だろうか?

 (2017.01.27) △このページのトップへ

 

『積善くらげの法則』4894

 善い行いを積むと、目に見えないくらげがちゃんとそれを見ていて、必ずその善行は巡り巡って返ってくる。
 それがボクの考える『積善くらげの法則』である。
 目に見えない、と言ったが実はボクには見えるのだ。信じないかもしれないが本当にいるのだ。
 彼らはお墓の周りに結構多くいて、身長はジャイアント馬場ぐらいある。もっと大きいのもいる。
 まあ、その話をすると長くなるのでやめるが、今日、まさにその法則が正しいことを確信した。
 朝、サックスの練習にバスに乗ろうとしたら、前の杖を突いたおばあさんがステップのところで困っていた。
 足をステップに上げたものの、なかなか自力で乗り込めない。ボクは脇に手を回して押してあげた。
「ありがとう、すみませんねえ」と、笑顔でお礼を言われ、ボクはほんのりうれしかった。
 この時の『善行』が、帰りのバスに乗る時に早速返ってきたのだから驚いた。
 妻に頼まれてデパ地下で買ってきた誕生日前夜祭用のイチゴなどが入った買い物バックを、待合の椅子の上に忘れて、ボクが乗り込もうとした時だった。
「すみませ〜ん、誰か忘れていませんか〜!」 
 高田みづえ似のご婦人がバスの中に向かって叫んだ。
 ボクは九死に一生を得た思いで、その親切なご婦人に頭を下げた。
「ありがとうございます。それを忘れては家に入れませんでした」
 ボクはそう心の中でつぶやいた。
 積善くらげが、バスの運転手の後ろでボクに笑い掛けていた。

 (2017.01.27) △このページのトップへ

 

『な〜る族』4893

 なるほど、をつづめて、「な〜る!」と言ったのは鬼平犯科帳の長谷川平蔵であった。
 それから「そのことよ!」と言ったのも彼だった。
 それはいいとして、ボクらも「な〜る!」と膝を打ちたい人々だ。
 テレビドラマでも映画でもなんでも、「な〜る!」が欲しい。
 そのことがそうであるのはこれこれこーゆー理由なのよ!
 と、ガッテンしたいのだ。
 あの「刑事コロンボ」も、その点ではボクらと似ていて、「あたしゃ、どうもこう、つじつまが合わないと気になってしょうがないんでしてねえ」と言って、それが動機になってあのしつこいしつこい捜査が始めっていくわけだ。
 妻などは、料理に関しても膝を打たなければ気が済まない人で、「なぜ最初にブリのアラに熱湯をぶっかけるのか?」という疑問に「それは生臭さを取るためです!」とか、それはこれこれこ〜だからそーなんです! と書いてあるものしか信用していないフシがある。
 な〜る!
 平蔵もコロンボもボクらも「な〜る族」ってわけ。

 (2017.01.26) △このページのトップへ

 

『時代遅れでもええやん』4892

 昨年の国内の映画興行収入が2300億円を超え、過去最高になりました。
 好調だったのが邦画。
  「君の名は。」だけでなく、大人の顧客を魅了したアニメが多かったのが特徴でした。

 そんなニュースが朝日新聞に出ていた。
 驚いたなあ〜。
 「君の名は」と言えば、あの「田中絹代」と「上原謙」のアレでしょ?
 元祖すれ違いメロドラマ。
 驚いたなあ〜。
 世の中みんな昔に還ってるんだなあ。。。
 え? 違うんですか?
 え? 君の名は?
 え? ボクの名ですか?
 伊藤靖と申しますけど、それが何か?

 (2017.01.25) △このページのトップへ

 

『長い1月』4891

 何だか1月が長い。
 長いような気がする。
 今年になって、酉年になってからが長い。
 自分の体内こよみでは、もう11月ぐらいな感じ。
 それは冗談にしても、もう3月ぐらいな感じである。
 それなのに、まだ1月なのだから驚く。
 年を取ると、あっという間に1年が過ぎるというが、そーゆー意味ではボクらは若いのかもしれない。
 ボクらと言ったのは、妻も「同感」だそうだから。
 また、ある人はこうも言うだろう。
 忙しい人はあっという間に時間が過ぎるのだけどね、と。
 とゆーことは、ボクらはいたってヒマだということだろうが、そーはイカノキ○玉!
 それなりに忙しいのよね。
 そんなわけで、2人とも今日は朝、すこぶる丸くなっているおのれの顔におののき、体重計に載ってさらに驚いた。
 そして、落胆したボクらはこんな誓いを立てた。
 今日から少し酒の量を減らそうね!
 そうなのだ、何だか最近寒いせいか、飲み過ぎているのだよ。
 飲み過ぎとデブがどー関係があるか分からんが、とにかくまた計って飲むことにした。
 雪と氷と仕事と、妻のふくよかな笑顔に囲まれて、今日もまた平凡でおばかな1日が始まる。



 





 (2017.01.25) △このページのトップへ

 

『ネギをこがす人』4890

 ネギを少しあぶって、それから味噌汁に投入すると、香ばしくておいしいよ!
 食道楽の妻はその教えを信じて、今朝、忙しい中、それをやっていたらしい。
 ボクが焦げ臭いキッチンに入っていくと、妻は何やら浮かない顔して、黒いネギを切っていた。
「焼き過ぎたわ」
 そう言ってそのまな板ごとボクに渡し、掃除に出向いていった。
 ボクはそれを味噌汁に投入すべきか?
 激しく迷っている。
 そんな雪が激しく降り続く朝の、なんでもない「イミナシホーイチ」的な話でした。 

 (2017.01.24) △このページのトップへ

 

『見分けのつかない顔(続編)』4889

 ヨーダとマッキーと殿山泰司の顔がどーも。。。
 それから中谷美紀と柴崎コウの区別もかつては難しかった。
 そして、先日寝ながらいろいろ考えていたら、これは間違いなくゼッタイ駄目だ、という顔の人たちがいた。
 それは『インディアン人形』を歌った「リンリン」と「ランラン」の顔である。
 どっちが「インディアン」で、どっちが「人形」か?
 いやいやそーじゃなくって。。。
 どっちが「リンリン」でどっちが「ランラン」だか分かる人いる?

 (2017.01.24) △このページのトップへ

 

『料理上戸』4888

 笑い上戸、泣き上戸・・・、お酒に酔うと人はいろんなクセが出てくるものだ。
 ボクは陽気になるというクセもあるが、虫の居所が悪い時はくどくなって暴れたりするので要注意人物である。
 酔った時の妻のクセは変わっている。
 突然、何の脈略もなく急に何か料理を作りたくなるのだ。
 それもかなり凝った、かなり面倒くさい料理を、である。
 そういうものに挑む酔っ払いはあまり見たことがない。
 料理上手ならぬ「料理上戸」である。
 ただボクのように人や近所に迷惑を掛けないのがいい。
 どころか、明朝の立派な「一品」が出来上がっているのだから、こんなステキなことはない。
 ボクの記憶では、これまで、きんぴらごぼう、おから煎り、牛ごぼう、などが食卓に並んだ。
 有り難い。
 大変ありがたい方だが、ただ一つ、自分では誰がどーやってそれを作ったか、まるで覚えていないのだ。
 ある意味、損な方だ。

 (2017.01.23) △このページのトップへ

 

『つじつま』4887

 すごい雪になってきた。
 おそらくババメの家の屋根は陥没落城したに違いない。
 ここは秋田市の結構立地のいいところなのに、今日は結構な量で止まずに雪が降っている。
 そんな中、わが家にはちょっとした問題が発生していた。
 何が問題かと言うと「つじつまが合わない」のだ。
 刑事コロンボはつじつまが合わないことを何よりも嫌う。
 そして早速捜査に取り掛かる。
 わが家の場合は、3日も前に届いていいはずの「和装用ブラ」が届かないのだ。 
 そこで、妻は満を持して飛脚さんに電話をした。そしたら、いとも簡単に、
「そこは配達困難地域です」と言われたそうだ。
 ここが配達困難地域と言うなら、ババメはいったいどんだけチベットなのだ!?
 配達困難地域を通り越して、生存困難地域ではないか!?
 そんなことを苦し紛れに言う飛脚さんよ。軟弱なことをお言いでないよ。
 ボクは知っているんだぜ。
 クロネコさんはしっかり毎日遅延なく届けてくれてるんだぜ!
 おっと!!
 驚いたことに、妻がその受話器をまだ置かないうちに、飛脚さんのトラックがうちの前に止まったではないか!
 なんだよ、やればできるじゃねえかよ! とゆーか早過ぎるじゃねーかよ。ここは配達困難地域じゃなかったのかよ!
 いろんな思いで、ボクは飛脚さんに対してもっともっと不審を募らせるのであった。
 和装用ブラはヒジョーに小さいものだった。
 こんなちっぽけなものをこの大雪の中、運んでくる方に申し訳ないとボクは思い始めていた。
 が、妻はこう言いたげだった。
「荷物はちっぽけでもおっぱいはおっきいのよ!」

 (2017.01.23) △このページのトップへ

 

『ミョーな質問』4886

 このコーナーに、こんな質問が届いた。
 ミョーなことが書いてある。
《質問》
@鳥海山の山頂はなぜ山形県側にあるのですか?
A言葉の違いを教えて〜
 寛解と治癒、●●山と●●岳
 ボクはこの方面にほとんど鞭、いや無知なので、かつて山岳部であったあの男に回答を任せたいと思っている。
 トーエー、教えてくれ!
 あれ?
 この質問者の名前どっかで聞いたような。。。
 お名前 = 東 栄明

 PS 山方面に関しては彼にお願いするとして、「寛解」と「治癒」の違いに関しては、ボクなりの見解を述べておくとしよう。
 この違いはよく「病気」と「快復」みたいな文脈で語られますが、ボクは「けんか」と「仲直り」に例えて考察する。
 人間が人間である以上、人間関係の「治癒」はない。
 どこまで「寛解」できるかだ。「寛解」は双方の真摯な努力が必要。
 これは国同士の関係も同じこと。
 トランプになって、今までぎりぎり「寛解」してきた国家間が「不治」に向かっているようで怖い。
 賢明な読者諸氏のことだ。これで「寛解」と「治癒」のビミョーな違いが分かったに違いない。
 え? 逆に? 余計分からなくなった?
 まさか。。。

 (2017.01.23) △このページのトップへ

 

『米国人や独逸人でなくてよかった』4885

 ああ、日本人でよかった!
 そう思えた朝だ。
 太平洋のほうから届いた「銀たら」を1日みりんしょうゆに漬けて焼く。
 死ぬほど美味しいではないか! なんだこれ! 2人とも言葉が出ない。
 出るのは、よだれと感嘆詞と鼻水。
 それに、大根と油揚げの味噌汁がまたサイコーだ。
 味噌汁の上にはたっぷりと「柚子」の皮をパラパラ降り注ぐ。



 ああ、もう言うことなしですね。なんだ、このかほり。。。



 そしてデパ地下で買ってきた横手の引き割納豆。
 ネギと辛子をまぶして、自家製鰹節の生醤油をチョンとだけかけてかき混ぜる。
 これがまた美味いのなんのって!
 考えてみると、昔のプリミティブ(原始的)な納豆はこうだった。白い糸が力強く引いていた。
 今はどーもタレが軟弱になった気がする。糸は綿菓子のようで腰がない。
 タレの味もやたら甘いとゆーか、酸っぱいとゆーか。
 石巻のおばあの言葉を借りれば「下り金具」になった。
 つまり「受けばっかりいい」味に。
 ところが、この納豆は違う。
 頑として軟弱を排除している。「俺は俺だ! 文句あっか!」の粘り腰である。
 そんなわけで、朝からゲンキハツラツになった妻は、外へ駆け出していった。
「理想的な朝ごはんだったね!」の言葉を残して。。。







 食にまるでとんちゃくのないかの国の人たち。
 ああ、ボクら日本人でよかった!

 (2017.01.23) △このページのトップへ

 

『めがね美人』4884

 年とともに目は劣化する。
 昔は1.5だった妻の視力も、寄る年波と、パソコン画面の凝視のし過ぎによって衰え、測ってもらったら0.6になってしまった。
 めがねを買うことを真剣に考え始めていた妻だった。
 ボクは誕生日プレゼントにめがねを買ってあげようと心に決めた。
 誕生日には1週間早いが、おとといその日が訪れた。
 初めがねは彼から、と決めていたおいっこがめがね屋を辞めてしまったので、秋田市のロフトの中にあるめがねで買うことにした。
 妻は、若いころめがねには憧れがあったものの、自分には似合わないと思い込んでいたようだ。
 しかし、どうだろう、結構似合うではないか!
 知性豊かなめがね美人! と呼んであげたくなるではないか!





 自分でもこんなにめがねがフィットする顔だとは思わなかったようだ。
 確かに、亡き義父ばりのいい男、いや美人さんだね。
 ボクはこう考えた。
 年とともに目は劣化する。
 同時に顔も劣化する。



 そこで釣り合いが取れたんだな。。。

 (2017.01.23) △このページのトップへ

 

『これぞシアワセというにおい』4883

 今朝起きてきたら部屋中が表題のごとくなっていた。
 これぞ「シアワセのにおい」という匂いになっていたのだ。
 それは夕べ作った「ビーフシチュー」のせいにちがいなかった。
 で、今からそれを食べるので、今日はこれまで。ごめんね〜!
 昨日はここまで書いて、読者には悪いが「食い逃げ」してしまった。
 なので、今朝はその時の余韻やそこに至るまでの満ち足りた工程などを読者諸氏の更なる羨望とひんしゅくを覚悟の上で振り返ってみたい。おっと写真までいいにおい。すまんすまん。
 まず、こんなふうにしてわれわれのシアワセは始まったのだった。











 反射式ストーブさんの上で、くつくつと、鍋はふっくよかな時間を煮込んでいったのだ。
 そして翌朝、ボクらはおのれの腹の音で目覚めた。











 実は意外にもこのミスマッチとも思える「大粒なあさりの味噌汁」がおいしかった!
 味噌汁ではなく「ソイスープ」と呼んでいただきたいお味だった。
 こうして、大満足なサンデーモーニングを送ったボクらだったが、さすがに普段食いなれない牛脂肪分。
 このまま食い続けることはできなかった。げっぷが出そうだった。
 なので、ジプロックに2回分に分けて入れて冷凍した。じゃがいもはよけて。
 次回はいつになるか分からないが、お肉に関してはこんなに脂身ではない箇所を選ぼう、ということになっている。

 (2017.01.22) △このページのトップへ

 

『セボン・セシボン・トレビア〜ン!』4882

 風雪流れ足袋、いや「旅」を歌いたくなったり、『Dear Old Stockholm』を吹きたくなったり、そんなへんてこりんな天気です。
 今日はすこぶる晴れ渡っていて、裸眼で外に出たら「赤目」になりそうだし、裸体で外に出たらお巡りさんにつかまりそうです。
 さて、ばかなこと言ってないで、そろそろ出掛ける準備をしよか?
 今日は10日ぶりの「デパ地下」買い物デーなのね。
 歩いて2人でブラブラ行きますよ。市街戦に、いや、それも弱いに違いないが、「紫外線」に弱いボクはグラサンをして出掛けよう。
 グラサンと書いてしまって、後悔してます。この言葉、あんまり古くね?
 ではでは。
 そうそう、タイトルの「セボン・セシボン・トレビア〜ン!」はどれも、今はやりの言葉で言えば「いいね!」みたいなもんでしょうけど、ボクはこっちのほうが好きだな。フランス語っていいよね。ムードがあって。
 そんなわけで行ってきますよ! 
 トイレ掃除を終えてきた妻が化粧を始めたのでね。
 そろそろパソコン消しますよ!
 さいなら。

 (2017.01.21) △このページのトップへ

 

『生協さみし』4881

 昨日は生協の宅配の日であった。
 しかし、若い彼は来なかった。
 いつも何かと「注意事項」を申し述べて楽しませてくれた彼ではなかった。
 なんでもないフツーの40ぐらいのおっさんであったそうな。妻いわく。
 妻の落胆は大きかった。それを見てボクも落胆。。。
 もうあの「砂、気を付けてくださいね〜」は聞けない。
 あの「臭い移り、気を付けてくださいね〜」も聞けない。
 生協はこれだから嫌だ。

 (2017.01.20) △このページのトップへ

 

『強力な助っ人登場!』4880

 それにしても寒いねえ、秋田は。



 それなのに、ボクらが事務所で使っているファンヒーターはもう14年目の老体。
 だいぶいろいろ困ったことになってきていた。
 何というか、うるさい。
 何というか、臭い。
 そんなわけで、さすがに新しいストーブが欲しい! ということになった。
 妻はかなり以前から、防災も考えて「反射式ストーブ」が欲しいと言っていたが、ボクはそれを却下していた。
 まだ使えるストーブがあるのにそんな贅沢は敵! という考えを貫いていたのだ。
 ところが、最近2人とも仕事中一酸化中毒ののような症状になって、めまいが起きるようになってきた。
 さすがのボクも「山は動いた」状態になった。
 で、買った、アマゾンで。
 いや〜、これは本当にすごいねえ。
 やかんでお湯が沸かせる。(加湿器にもなる)
 干しイモもあぶって食える。
 焼きおにぎりも焼ける。
 ビーフシチューも作れる。
 カレーも作れる。
 石焼き芋も、アジマンもあっためられる。
 ついでに誰かさんの大きなお尻もあっためられる。
 わ〜〜〜い!!!



 後ろのほうに若干ボクのパンツのようなものが写っていますが気にしないでください。

 (2017.01.18) △このページのトップへ

 

『新興住宅地?』4879

 今住んでいるところはすこぶる交通や買い物の便がいい。
 だけど、街ができてもう40年にもなるので、かつては若い子育て世代だった方たちがお年寄りになって、ちらほら空き家が増えてきた。 
 すぐそこの家も、おばあちゃんが1人で住んでいたらしいのだが、今は施設に入ってしまって、空き家になってしまった。
 うちに比べればまだ新しい家。
 で、空き家になったかと思ったら、すぐに取り壊し工事が始まった。
 ガ〜ン! ガ〜ン! ものすごい振動で目がくらくらするくらいであった。
 で、取り壊しが終わって安堵していると、今度はまた新しい家が建つようなのだ。
 ガ〜ン! ガ〜ン! ものすごい音で、基礎工事が始まっている。で、また目が回っている。
 そういえば、ここんとこ数か月で、近所の空き地だったところに家が何軒も建っている。まるで「新興住宅地」のようだ。
 そんなわけで、何が言いたいかというと、もちろん「2人ともマジに目が回っている」という現状も伝えたいのだが、それ以上に伝えたいのはこーゆー恨み言だ。
 やっぱり立地がいいと土地も売れるんだなあ。。。ということ。
 その点、ババメの家をみたまえ。
 2年もたつのにさっぱり問い合せすらないではないか。。。あ〜あ。

 (2017.01.18) △このページのトップへ

 

『マボトフ』4878

 ここ2日間、5時起き、5時半起きだった。
 そーゆー場合は、元気を付ける必要があるので、夜は張り切って作る。
 おとといは「マボドフ」だった。「マボドフ」!
 何やらロシア料理のような名前の「マボドフ」!
 しかし、これは「マーボ豆腐」をつづめたボクらの造語であった。
 うちのすごいのは、単に「豆腐」だけではなく、これに「エビ」まで入れるゴージャスな点にある。
 つまり「エビ入りマボドフ」であり、別名「マボドフデラックス」である。
 昨日は「かつおのたたき」を、自家製の鰹節醤油とたっぷりの柚子を絞ったタレをかけて召し上がった。
 そして今日は今日とて新潟の粕を使った「粕鍋」ということになっている。
 そんなボクらの毎日の口癖は「うめかったな〜!」である。
「うめかったな〜!」
「うめかったな〜!」
 である。だから、
「うめかったな〜!」である。 

 (2017.01.18) △このページのトップへ

 

『いきなり冬の青空』4877

 なんだか恥ずかしくなるくらいの青空。
 昨日までの「死ぬほど寒波」は一体どこ行ったんじゃ?
 オウ、やっほ〜!
 OU、やっほ〜!
 歌声は響く〜♪
 白銀は招くよ〜!

 (2017.01.16) △このページのトップへ

 

『わたしたちは、私たち』4876

 西武・SOGOのコピーはとってもいいね。
 「年齢を脱ぐ。冒険を着る。わたしは、私。」
 同じように、「わたしたちは、私たち」である。
 人から何と言われようが「わたしたちは、私たち」。
 西武のコピーに倣って、こんなふうに言い換えてみた。こんなふうに生きてゆきたいと思った。

 私たちらしく笑う。
 私たちらしく、食べる。
 私たちらしく、遊ぶ。
 私たちらしく、鍛える。
 私たちらしく、くつろぐ。
 私たちらしく、装う。
 私たちらしく、歌う。
 私たちらしく、吹く。
 私たちらしく、踊る。
 私たちらしく、熱中する。
 私たちらしく、暮らす。
 私たちらしく、働く。
 私たちらしく、寝る。
 私たちらしい、言葉を持つ。
 私たちらしく、夢中になる。
 私たちらしく、飽きる。
 私たちらしい、感性を持つ。
 私たちらしく、チャレンジする。
 私たちらしく、酔っ払う。
 私たちらしく、人と付き合う。
 私たちらしく、盛り上がる。
 私たちらしい、趣味を持つ。
 私たちらしく、オダヅ(ふざける)。
 私たちらしく、オッペケペーで、
 私たちらしく、すっとこどっこい。
 そして最後は、
 私たちらしく、おしまいチャンチャン。

 (2017.01.15) △このページのトップへ

 

『すごい氷と雪』4875

 ものすごい寒波襲来。
「まだあっちよりはいいよ」
「あっちにいたら死んでたよ」
 そういう会話が頻繁に出る。
 それほど、こっちも寒い。雪もスゴイ。
 窓の内側の氷がまだ午後になっても融けないので、妻が仕事の合間にせっせと100均の秘密兵器を持ってこすりにいく。
 ゴリゴリ音を立てて氷が削り取られる。おそろしい光景だ。
 ここは家の中なのに、、、まるでエスキモーみたいじゃねえか。
 飽きれて開いた口がふさがらん。



 (2017.01.15) △このページのトップへ

『なんとかスズキ』4874

 昨日の夜、例によってきんつばを食べながら『刑事コロンボ』を観ていたら、「なんとかスズキ」にそっくりの人が出ていた。
 振付師か何かの人いますよね。カーリーヘアでちょっとオデブちゃんの。
「あ、ココナッツ鈴木だ!」
「あ、パイナップル鈴木だ!」
 前者がボクで、後者が妻。
 この方面疎すぎ。 

 (2017.01.15) △このページのトップへ

 

『ほぐしてください、首と蟹』4873

 首が強烈に凝っていた妻であったが、年末に通った例の「てもみん」のおかげでなんぼか楽になっているらしい。
 もっとも、またハードな機関銃打ちが始まったので、それとともに岩盤化するのは間違いない。
 さて、「ほぐす」といえば、わが家には、ほぐした『カニ』というものがあったではないか!
 こちらは、ほぐしてもほぐさなくても美味しいね。
 どれどれ今日は「椰子風特性かに玉」といきますかな?

 (2017.01.12) △このページのトップへ

 

『大声の使い道』4872

 ボクは大声だ。
 家の中を見回すと、大声の人は多い。
 例えば洗濯機。
 時として目覚まし時計。
 あるいは電子レンジ。
 ファンヒーター。
 しかし、彼らはいつもいつもうるさいわけではない。
 どうしても知らせなければならない事情(「お洗濯終わりましたよ〜」「おい! 起きろ〜!」「シューマイあがったよ〜!」「灯油ねえぞ〜!」など)の時にのみ大声を出すわけだ。
 そこへいくと、ボクのばあいはそーゆーことでもないのに大声なのだ。
「まいったなあ、トイレの窓ガラス凍って開かないよ」
「やっぱり秋田の冬はあなどれないな」
「なんだか小腹がすいてきた。なんかなかったっけ? ポテチとか」
 そういう声でさえも大きいのだ。
 何か有効な使い道はないものだろうか?
 え? その大大声で景気よく笑えって?
 なるほど。福の神が来るかもしれんね。
 がはははははは!

 (2017.01.12) △このページのトップへ

 

『三吉堂ハッピー!』4871

 「きんつば」が大好きだ。
 「よもぎ大福」も大好きだ。
 「三吉まんじゅう」も大好きだ。
 もちろんそれを作ってくれる「三吉堂のおばあちゃん」は一番大好きだ。
 サックスの練習が終わってから、ボクは一人で、初めてのお使いに行ってきた。
 家を出る前に、妻に「どーしても三吉堂の、どーしてもきんつばが食べたい!!!」と言われたからだ。
 おばあちゃんは元気で、ちょうど出来立てのほやほやの「きんつば」を切って、包んでくれましたよ。
 その模様はこちら。→「三吉堂のおばあちゃん」
 待っている間、「旦那さん、お茶っこ召し上げれ!」と言って、これも作りたててまだ柔らか〜い「よもぎ大福」まで出してくれました。おいしかったなあ。。。
「私、奥さん大好きだから」と言って、おみやげに岡山に嫁いでいる娘が送ってきたという「元祖きびだんご」まで頂き大満足!
 家に帰って、妻に抱きつかれんばかりに大喜びされました。





 それを全部並べて、「桃太郎ぼんず」になったボクでした。



 ああ、ハッピー、ハッピー!

 (2017.01.12) △このページのトップへ

 

『妻のステキな夢』4870

 毛さは寒い。
 おおっと! なぜだ?
 「今朝」が「毛さ」になっちまう。それぐらいぐらい寒いのか? ブルブル。。。
 今日も6時に起きて頑張っているけど、石巻のおばあちゃん、大丈夫だからね。
 心配しなくていいからしなくていいから電話頂戴ね。
 さて、さっき聞いた妻の夢。
 夕べ観た映画に起因する夢だった。
 観た映画はご存じSFの名作『猿の惑星』である。
 フランスの小説家ピエール・ブールによるSF小説を原作とする映画である。
 それも本家本元、元祖中の元祖。タイトルに何にも付かない1963年の『猿の惑星』。
 チャールトン・ヘストン主演。
 それをアマゾンで199円で購入した。送料込199円なのにDVDが2枚も付いていた!
 あんまりびっくりだった。
 かつ、映画そのものも「あんまりびっくり」だった。ものすごく迫力があって面白かったのだ。
 いろいろシリーズの新作が出ているが、やっぱり元祖は違うね!
 そんなわけで、満足して寝たのだが、何だっけ?
 そうそう、妻が見た夢はね。
 石巻の犬のアッシュが出てきた、何の変哲もない夢だったようだ。
 猿の惑星と犬のアッシュ。
 そのあまりにも単純な関係はもうすでにお分かりですね?
「とてもステキな夢だなあ」と言ってあげましょう!

 (2017.01.12) △このページのトップへ

 

『買わなきゃみゆき』4869

 デパ地下での買い物が大好きな2人です。
 でも、めったなことでは行けないので、たまに行ったりすると、「あれも買わなきゃ!」「これも買わなきゃ!」と買わなきゃみゆき(「ふたり酒」の川中美幸と引っ掛けてみたがどうだろう?)になってしまいます。
 ああ、やっぱりウケなかったか。。。
 でも、結局のところ豪勢なものは買わずに「トラウトサーモン」とか「イワシの開いたもの」とかになってしまうのです。貧乏性です。
 ちなみに妻は「イワシ」が大好きで、年がら年中「アジ食いたい、アジ食いたい!」と言っています。そうです。イワシをアジと言ってしまう習癖があるのです。
 ボクは何度も「それを言うならアジフライじゃなくてイワシフライでしょ!」と、矯正を図ったものですが駄目でした。なので、最近は「イワシ」と妻が言えばそれは「アジ」であり、「アジ」と言えば「イワシ」のことを言っていると思うことにしています。それでほぼ問題なく用が足りています。
 さて、熱心な料理研究家の妻は、買ってきた「トラウトサーモン」を使ってこんな柚子のマリネを作ってくれました。



 これがまた美味いのなんの。
 この時期の柚子は安くて香りもバツグンです。



 もうサイコー!!



 自慢する制作者!



 自慢する料理人!



 大満足の食卓!



 
 さらに今日のもう1品は「アジフライ」もとい「イワシフライ」!!
 八幡平ポークのお店で買った自家製とんかつソースをかけていただきます!



 もう言うことなしの晩餐でした。
 コストパフォーマンスも言うことなし!



 どうでもいいけど、何だか顔が赤いよ、料理人!

 (2017.01.09) △このページのトップへ

 

『かっこよくいこう!』4868

 人は中年になればなるほど「かっこよく」なることが必須だ。
 57にもなったことだし、もっともっとかっこよくなりたい!
 そう思っているところに、あの「ベネチアのジョイさん」から1本の「かっこいい」シングルモルトスコッチウイスキーが届いた。※発音は「スコッチ」ではなく「スッチ」である。



 キャップからしてかっこいい。
 滅多に手に入らないものらしい。



 手に取った瞬間「かっこいい!」と、ボクはうなった。
 これはロックではなく、常温の軟水、それもニュージーランドの超軟水がいいということで、それもおまけに頂いた。
 ソレをアレにほんのちょっと入れて飲んでみた。



 なんだこりゃ!



 広がること、広がること。口の中2万エーカー!
 抜けること、抜けること。蓄膿症もなんのその!



 
 ゼツミョーな燻製の高貴な香り、カールスモーキー石井さん(ってなんのこっちゃ!)
 ちなみにこのアラン模様のセーターは石巻のおばあがかつて編んでくれたものである。これもサイコーにかっこいいね!



 ボクは今まで、ウイスキーはバーボンと決めていた。
 一時期、トリスのハイボールにはまって頭がバカになったこともあったが、池澤夏樹の小説に出てくる「ケッチとヨール」の影響で「I.Wハーパー12年もの」を愛好していた。高いのでめったに買えなかったが。。。
 しかし、ここにきてボクは「スッチ!」に目覚めてしまった。
 これは「かっこいい」大人のウイスキーである。
 バーボンがウイスキー界の「刑事コロンボ」なら、スッチは同じくウイスキー界の「シャーロックホームズ」である。いわば正当中の正当なのだ。
 本当はJAZZではなくCLASSICやオペラを聴かなければならないムードがある。葉巻やパイプをくゆらせたくなってくる。
 そんなわけで、より「かっこいい」大人を目指したくなったボクは、アマゾンでかっこいい江戸切子のダブルウイスキーグラスを購入してしまった! それなりに高かった。
 それが昨日届いた。



 もうちょっと、あまりにもかっこよすぎではないか!
 バーボンからスッチへ。
 フォークギターからサックスへ。
 ピーナッツからピスタチオへ。
 天津甘栗からマロングラッセへ。
 「かっこいい大人」への扉は今開いたばかりだぜ!
 そうそう、これもあった。
 パジャマからシルクのガウンへ!

 (2017.01.09) △このページのトップへ

 

『ああ眠い』4867

 年が明けてからもチョー多忙な日々が続いている。
 朝6時、金属でできたような声帯で「時間です! 起きてください!!」目覚まし女が叫ぶ。
 スマホの目覚まし音は効果抜群だが体に悪い(気がする)。
 歯を磨きながら洗面台の鏡を見るとスヌーピーのウッドストックが映っていた。
 サイフォンコーヒーが沸くころ起きてきた妻は日清チキンラーメンのような顔をしていた。
 さあ、今日も頑張るぞ!
 朝食予定の「粕鍋の残り雑炊」を楽しみに!!

 (2017.01.08) △このページのトップへ

 

『冬ソナとひざかぶと胸騒ぎの件』4866

 思えばそーゆーものが大流行りした時代があったね。
 ボクがボロ屋でぎっくり腰になり、真冬にガーゼ状のシーツに乗せられて緊急搬送された頃。
 そう、もう十数年も前のことだ。
 トタン1枚で極寒の外気と仕切られた板の間のベッドで、ボクらはそれを観ていた。
 それは、仙台の共通のフレンドからの「都会的文化的日韓交流的差し入れ」として届いたステキな贈りものだった。
 正直「こんな甘っちょろいもんにハマってなるものか!」と思っていたが、徹底的にやられた。
 チェジウを強姦したくなった。サンヒョクの暗さを憎んだ。
 もちろんあの限りなく雅夢の「愛はかげろう」に似た主題歌も覚えた。
 監獄後(今、韓国語と打ったつもりがこうなった)が「アニョハセヨ!」しか知らないので、歌詞はこういう具合に覚えたものだ。
 ♪ひざかぶさはタコ
 2小節目の部分である。タタタタタタタタタ〜ン、ひざかぶさはタコ〜♪である。
 ここは「ひざかぶ」にタコができてるヨン様をイメージした。今でもしっかりその情景が出てくる。
 膝かぶにタコができているペヨンジュが。
 それからサビの部分になって。
 ♪胸騒ぎ5万回と覚えた箇所がある。
 タータータタタタタタタターン、ターター胸騒ぎ5万回である。
 愛はカゲロウでいうところの、「あーいーはーかげろうー♪」の後のフレーズである。
 ここを歌うときは大いに胸騒ぎがしたものだ。何せ5万回なのだから。。。
 というわけで、冬ソナを知らない皆さんはもちろん、冬ソナファンの皆さんにとっても、何のことだかさっぱり分からないだろう、という無責任極まりない話でした。

 (2017.01.07) △このページのトップへ

 

『妻は整理整頓派』4865

 妻は本当にしっかり者である。
 そして整理整頓派。
 例えばお菓子を食べていても、しっかりその袋を整理整頓している。
 その点、ボクなんかは食えば食いっぱなし、脱げば脱ぎっぱなしである。ダメな子。
 お正月も『コロンボ』を観ながらいろんなお菓子を食べた。
 例えば『フジヤルックチョコ』を食べたりしたものだ。



 昨日、ボクが部屋の中を掃除していたら。



 あれ?



 惜しいなあ! 途中までは完璧だったのになあ。。。

 (2017.01.05) △このページのトップへ

 

『1月3日の夢』4864

 昨日からまた山のような仕事に囲まれている2人である。今朝も6時起きだった。
 でもボクらより立派な人がいた。
 それは汲み取りの人たちだ。彼らは人々が寝静まった早朝、音も立てずにブツを汲み、音も立てずに降り積もった雪を踏みしめて帰って行く。
 ありがとうございます!! 今年もよろしくお願い申し上げます!
 アウトプット専門のボクらは、彼らの後姿に向って手を合わせた。
 そんなわけで、新年1発目の汲み取り価格は4620円だった。去年の同時期比2割減であった。
 食う量が一緒だとすると、その分体重が増えたのだ。喜んでいいのか悲しむべきか?
 そうそう、そんなことよりも大事なことを書かねば。
 それは表題の1月3日の夢の件である。
 休みが終わる1月3日の夢だけど、これは初夢と言っていいものだろうか?
 それが、実を隠そう(実は隠すな!)2人ともほぼ同じ夢を同じタイミングで見ていた。
 それは単刀直入に言うと、「仕事に押し潰されている夢」だった。詳細の描写は忘れてしまったが。。。
 ええと、これがいい夢なのか、悪い夢なのか判然としないところはあるものの、やっぱり仕事がないよりはあったほうがいい。
 へいへい! ワーク! へいへいジョ〜ブ! ど〜んとかかって来いってんだ!
 代表兼妻は、お正月に休養を十分取ったせいもあってか、まだ腕が痛くないらしく、飛ばすこと、飛ばすこと。。。すごいやすごいや!

 (2017.01.05) △このページのトップへ

『死ぬほどコロンボ』4863

 皆さん、明けましておめでとうございます!
 今日から仕事が始まっております。
 今年もどーぞ、ことなひまめ事務所の「オッペケペー」な2人をよろしゅう!
 さてさて、この5日間、ボクらが何をしていたか?
 それはですね。
 あの『刑事コロンボ』を観てました。
 もう何回も観てるんだけど、今回は時系列的に、つまり「放送順に観ていこう企画」でやってみました。
 コロンボシリーズは1968年の「殺人処方箋」に始まり、その後「死者の身代金」(1971)と単発で放送され後、同年から第1シリーズがスタートします。
 第1シリーズは1971年〜1972年まで、スピルバーグが手掛けた「構想の死角」〜「指輪の爪あと」〜「ホリスター将軍のコレクション」〜「二枚のドガの絵」〜「もう一つの鍵」〜「死の方程式」〜「パイルDの壁」の7作品。
 続く第2シリーズは1972年〜1973年まで、「黒のエチュード」〜「悪の温室」〜「アリバイのダイヤル」〜「ロンドンの傘」〜「偶像のレクイエム」〜「溶ける糸」〜「断たれた音」〜「二つの顔」までの8作品。
 第3シリーズは1973年〜1974年まで、「毒のある花」〜「別れのワイン」※これがわしらの「ベスト3」に入る。〜「野望の果て」〜「意識下の映像」〜「第三の終章」〜「愛情の計算」〜「白鳥の歌」〜「権力の墓穴」までの8作品。
 ここまで観た。全部で23作品。時間にしたら35時間は観た計算になる。
 コロンボシリーズはまだまだあって、2002年まで続いてつごう79作品もあるのだが、その前半の頃は彼もまだ若く、脂が乗っていて実に面白い。通好みな脇役の発見などもあってサイコーだったね。
 そんなこんなで「死ぬほどコロンボ三昧」の年末年始だったわけです。
 こんな贅沢はまあ、また1年後までお預けだろう。
 皆さんはどんなお正月をお過ごしでしたか?

 (2017.01.04) △このページのトップへ

 

『性格の不一致』4862

 などと書くと、石巻のおばあ辺りは、「あらんまっ! 年末に大ゲンカでもしたんだいが?!」と思うかもしれない。
 いいえ、いいえ、そんな、そんな。
 そーゆーことはありません。むしろ、年末恒例のおばあVSI家の奥さまのバトルのほうが気になる2人です。
 性格の不一致というのは、こういうことなんです。
 今朝、昨日から休みに入った妻が机の中をごそごそやっておりました。
「わ〜い! 封筒から1万円出てきた〜!!!」
 大声で彼女は叫びます。
 何ともラッキーなことであります。これで、年末の買い物でいいお肉でも買えそうです。
 こういうことが起こるのは、妻の性格によるものです。
 なんでも、「ちょっと残す性格」。
 例えば、人参でも大根でも、なんでもかんでも、最後の最後まで捨てきれないで「ちょっと残しておく」タイプなのです。
 その結果、「ああ、味噌汁の具がないと思ったら、これで助かるわ!」みたいなことがよくあります。
 その一方で、なかなかゴミが片付かないで残ってしまい、ボクに煙たがられることもあります。
 この1万円はしかし、そーゆー彼女の性格を反映して、封筒を大切に取っておいたお蔭にほかなりません。
 その点、ボクは性格が真逆です。
 すぐ捨てます。
 パソコン上のデータもそうです。すぐポイポイ「ゴミ箱」に捨ててしまうのです。
 文字どおり「ゴミ箱を空にする」性格なのです。
 その結果、「あ〜〜〜〜〜〜!!!」の嘆き、「後悔先に立たず」も限りなくやらかしてきました。
 もちろん、人様に頂いた封筒なんか取っておくはずもなく、もしかしたら、今までにどんだけのお金をゴミ箱に捨ててきたことか?
 そんなわけで、性格の不一致というのはそーゆーことでした。
 今日から2人ともお休み。ああ、うれし!
 今日は、確定申告の経理処理を2人でやることだけがタスクです。
 早めに終えたら、昨日作った「ローストビーフ」とワインで乾杯!

 (2016.12.29) △このページのトップへ

 

『今年最後の仕事』4861

 今日が2016年最後の仕事です。
 それも今終わったところ。
 あ〜、ホッとしましたよ〜。
 妻兼代表は一足早く今日からお休み。
 天気がいいので、歩いて三吉堂のおばあちゃんとこに行きました。きんつばあるかな?
 それから例の「てもみん」でマッサージをしてくるそうです。
 本当に頑張ったからね。今月はもう手の腱がボロボロみたい。
 「けんもほろろ」どころか「腱もボロボロ」って、あまりにもかわいそう。
 そんなわけで、ボクは密かに、何かめぼしいデパ地下のご馳走を妻が買ってくるのを楽しみにしているわけです。
 今日は早めに始めたいな。。。

 (2016.12.28) △このページのトップへ

 

『今年最後のサックス練習』4860

 今年のボクの人生の目玉はサックスを始めたことであろう。
 長年の夢であり、かつて挫折し、また始めたものの、自分でも果たしていつまで続くものかと実は思っていた。
 それがまだ続いている。8月から4カ月。
 取りあえずはこんぐらいは吹けるようになった。
 というようなビデオを録ってこようと思っている。まあ、大したことはないだろうが。。
 今日は2016年の吹き納めである。行ってきま〜す!
 ということで、こんな感じで「2016年の吹き納め」をしました。
 音量に注意してどうかご笑覧ください。



 来年の今頃は果たしてどれくらい吹けるようになっているか?
 継続は力なり!
 ベネチアのジョイさん&ジーナさん、そして石巻のおばあ。
 これからも聞いてくださいね〜!

 (2016.12.27) △このページのトップへ

 

『年賀状書きました』4859

 やっとボクは年賀状を書き終えました。
 メールで済まそうなどという安易な考えではいかん!
 やはり年賀はがきでなければならん!
 できれば自分の手描きのイラストも!
 それぞれ何か手書きのメッセージを!
 年を取るとともに、とみにそう思うようになってきました。
 書いてみると、1年間に一度も音信がなく、ごあいさつはこの年賀だけという人が圧倒的であることが分かります。
 実に9割方はそうです。
 そう思うと、たかが年賀状1枚でも決して手を抜けないのです。
 妻の分もプリントしてあげたが、明日まで急ぎの仕事があって忙しく、まだ「最後の一言メッセージ」が書けないでいるようです。
 さあて、取りあえず自分の分だけでも出してくるかな?
 今日はいろいろあって疲れたので、な〜んも夕飯の支度をしたくないので、郵便局のそばの「八幡平ポークの店」で夕食用にとんかつでも揚げてもらおうかな?
 妻の希望のポテチーズとメンチカツ、それからポテトサラダと千切りキャベツも忘れずに。
 あとソースと。やまやでビールも買わなくちゃね。

 (2016.12.26) △このページのトップへ

 

『素晴らしき哉、この映画!』4858

 また今年も心が洗われた。
 それは『素晴らしき哉、人生!』を見たからだ。
 クリスマスにボクらが必ず見る映画。
 1946年のアメリカ映画で、フランク・キャプラ監督の作品である。
 素晴らしい、すばらしい、お〜ワンダフル!!!
 淀川さんや水野さんが生きていたら、絶叫してそう叫び出しそうなマジこいて素晴らしい映画だ。
 ジョージ・ベイリイ役のジェームズ・スチュワートといい、奥さんのメアリー役のドナ・リードといい、演技も最高。
 2級天使も最高。いろいろ最高!!!
 今回も130分の中でボクらが何回泣いたことか!
 年々涙の量が増えるのは、涙腺が弱くなったせいだろうか?
 また心を清めて1年生きていこう。
 そしてまた来年もこれを観よう。
 そうだ。そうなのだ。「素晴らしき哉、この1年!」を、何回も何回も何回も繰り返していった先に『素晴らしき哉、人生!』と言える境遇が待っているのだ。
 そのためにもボクが大事にしなきゃいけないものが何なのか?
 それをもう一度教えてくれた名画でした。
 いや〜映画ってのはほんとにいいもんですねえ〜!
 さよなら、さよなら、さよなら!

 (2016.12.25) △このページのトップへ

 

『クリスマスムードが一気に高まる極めつけアイテム』4857

 クリスマスとくれば「ホワイトクリスマス」であり、必須アイテムは「雪」だ。
 しかし、今年はそれがない。
 ムードがしぼむ。
 ということで、ボクらは昨日ミョーにオーソドックスな味と形状のケーキが食べたくなって、近所の老舗洋菓子店に入った。
 その話は昨日書いた。
 何だかムショーにこういうケーキが食べたくなったからだ。
 ひと言で言うと「昭和40年代の高度成長期のケーキ」だ。
 クルマを洗うときのスポンジのごときカステラの上に、モンブランはモンブランでも「渋皮色」ではない、単に「くちなし」だけで美しい黄色に色付けをしたグルグルがグルグルになって巻かれていて、その上にバタークリームっぽい原始的な飾り気のないクリームがひと巻きされていて、さらに頂上にはよく瓶に入って売っている「これぞ原型の栗でしょう!」という宝石の欠片が載っている。
 なぜかモンブランの頂上には高山植物よろしくヒイラギが植生している。赤い実を付け、緑のまばゆい葉を茂らせて。
 そういういわば「ぷりみてぃぶな」「おーそどっくすな」「典型的な」「ゴクフツーの」などの形容詞がよく似合うモンブランケーキ。
 あえて、そーゆーものが食べたかった。



 さらにそのとなりには、アーモンドを粉のように粉砕したものか塗りたくられたコーヒークリーム味のケーキが置かれていてほしかった。
 その昔小学校の遠足でよく行ったものだが、行く途中のバスで何度もゲボを吐いたあの男鹿の名所「寒風山の360度パノラマ回転展望台」の屋上を思わせる丸いフィールドは、高校時代の修学旅行で見た龍安寺の石庭のようになっていて、その中央にコーヒー豆の形をしたコーヒーチョコが1個、アジアン系黄色人種の女性の肌のごとき乳輪の中心にポツンと恥らう乳頭のごとく屹立していてほしかった。それはうら若き乙女の薔薇のつぼみのよう。



 そして、欲を言えばこれらのお代は合わせて500円前後であってほしかったのだが、ボクラがチョイスしたお店『モン高砂堂』はその全ての条件を十分に満たしてくれたのだった。ありがたや、たかさごや。。。
 これらは一言で言うと「懐古趣味のケーキ」と呼べるものであった。
 人呼んで「昔のごーじゃすけーキ」であった。
 別名「時をかけるけーき」であった。
 で、これを「う〜ん、最高美味しいね!」「こっちもどっちも美味しいね!」と言って食べながら、ボクらはささやかなクリスマスの楽しみとして続けている「ある習慣」に入っていく。
 それは『素晴らしき哉、人生!』であった。





 ああ、泣いた、泣いた。



 観終わって、涙が枯れた2人は、いよいよクリスマスディナーに!
 昨日も書いたけど、これはもうできていた。これ。



 クリスマスと煮物の関係はどうか?
 う〜ん、と思いきや、あるアイテムが「和と洋を結ぶ文化の懸け橋」になってくれた。
 さっきモンブラン山頂に咲いていたヒイラギの赤い実とギザギザの葉っぱ!





 どうだ!
 このトマトのミートボール&ウインナーも昨日の残りだが、こっちもどうだ!



 ベネチアから届いたシャンパンにもよく合います!



 さらにさらに、こんなもんにもどうだ!!
 この何の変哲もない「湯豆腐」が。。。



 これだ! ドンッ!!



 そんなわけで、一気にクリスマス気分を盛り上げる最高のディナーとなりました。
 どうもどうも!



 それにしてもアイテムは大事だなあ。

 (2016.12.25) △このページのトップへ

 

『クリスマスの料理』4856

 妻が煮物王であることは前に書いた。
 妻の煮物は本当に美味しい。
 昨日も大なべにたっぷり作ってくれた。
 ぜんまいワラビたけのこなどの山菜も入っている。
 ちぎりこんにゃく、人参、大根、お姉ちゃんからいただいた干しどんこしいたけ、同じく日高昆布も入っている。
 鶏肉ももちろん入っている。どれもこれも死ぬほど美味い。
 さてさて、こっちに来て、ずっと気にも留めていなかった洋菓子店がある。
 仏仕込みのパティシエがいる超有名な『S』店や、大学病院前の『T&Y』店など、広面地区は洋菓子の激戦区だ。
 その激戦区の中あって、しかも瀟洒な『S』店のすぐ隣に、大きな店構えの古びた店が『M』店である。
 三吉神社のご用達であったらしいこの由緒のある洋菓子店の前を、何度ボクらは通ったか知れない。
 今日、ボクらはそこに初めて行ってみた。
 交通整理の人が出て満員御礼の『S』店や『T&Y』店の前を素通りして。
 『M』店の駐車場はガラガラだったし店内にお客さんは誰もいなかった。
 そこで、超オーソドックスなモンブランなど4種類のケーキを買ってきた。
 とっても品のいい、気のいいおばさんが、笑顔で小さな箱を渡してくれた。4つで千円ちょっと。
 今から、少し早めに仕事を切り上げ、コーヒーを沸かし、『素晴らしき哉、人生』を観つつ、それを食べる。
 なんてステキなクリスマスイブなんだろう!
 しかも、それが終われば早めのディナーだ。ベネチアのお店から届いたシャンペンを開けよう!
 何を食べるかって?
 決まってるでしょ!
 昨日の「煮物」ですよ。煮物王の作った「に!・も!・の!」。

 (2016.12.24) △このページのトップへ

 

『麩』4855

 今日から3連休なので、そのうち1日ぐらいは買い物に行き、何かクリスマスらしいものが食いたいと思っているのだ。
 しかし、今日も今日とて朝からお互い仕事だし、それが片付くめどはまだ立っていないのだ。
 これはあくまでも買い物に行けることが大前提なのだが、もし買い物に行けたら食べたいものがあるのだ。
 それはすき焼きだ。
 ああ、すき焼きが食べたい!
 クリスマスにすき焼きではイエスさまに失礼だろうか?
 いや、イエスさまがすき焼き嫌いとは聞いたことがない。
 味付けはともかく、牛肉は食うんちゃうか?
 もしかしたら案外「ウインナー」のほうが好きちゃいまっか?
 焼き豆腐も一遍食べてみなはれ、イエスさんよ。
 糸こんにゃくも食べてみなはれ、キリストさん。
 味がしみしみしてたまらんでっしゃろ。
 そうそう、忘れちゃいけないのが「麩」であった。
 キリストさんと麩はどうでっしゃろか?
 ボクは麩が大好きだなあ。
 同じ「ふ」は「ふ」でも、こっちの「歩」はサブちゃんでっしゃろ。
 ♪歩のない将棋は負け将棋〜っとくら。
 そうそう、麩のないすき焼きもあきまへん。ああ、腹減った!

 (2016.12.23) △このページのトップへ

 

『ショッテラー』4854

 ショッテラー。
 この時期だから「ショコラ」と「テラミス」の合作かって?
 いいえ、違います。
 日本語で書くと「背負ってら〜!」です。
 つまり、これ、代表の背中の話。
 彼女は今、カメの甲羅を背負っているわけで。。。
 この3連休のうち1日ぐらいは休めそうなので、例の「てもみん」に連れてってあげようね!

 (2016.12.23) △このページのトップへ

 

『同じ群』4853

 今日も朝から頑張っている2人である。
 ボクらは夫婦である。
 そして同類である。
 職業がほぼ一緒だし、趣味嗜好もほぼ一緒だからである。
 同類ではあるが、他人から見て見分けが付かないかというと、そんなことはない。
「ああ、ヒゲがお前で、ボインがあんた」と、すぐ分かる。分かりやすい。
 同じ群だが判別可能。
 しかし、夕べ寝る前に妻とこんな話になったのだが、同じ群なのに判別ができない人がいる。
 それは同じ「俳優」という群なのに、どっちがどっちかいまだに分からない人のこと。
(その1)照英と井原剛志。
(その2)松浦直樹と財津一郎。
(その3)井川比呂志と地井武男。
 妻に言わせれば、この組み合わせがいまだに判別できないらしい。
 う〜ん。そうかなあ。。。
 ボクにも言わせてほしい。
 それは俳優ではなく歌手である。
 ボクは、かつてどーしても判別できなかった顔があった。
 「マリリン」を歌った「本多美奈子」の顔と「工藤夕貴」の顔である。
 しかし、この2人、1人は美しいまま白血病でお亡くなりになり、1人は整形手術で変な顔になった。
 崩れる前に美しいまま・・・のほうが得な気もしてくるのはボクだけか?
 そんな、ある意味どーでもいい話でした。
 ついでに、もう少し。
 朝飯を食べながら、小鳩くるみと榊原るみが似ていると妻が言う。
 それはなぼなんでも似てねえべ! とボクが言うと、妻は箸を置いてじっくり考えてからこう言った。
「そうね。るみ、が似てるだけだった」
 あ〜あ。

PS.あのう、小川真由美と野際洋子の区別がつかないって言ってる人がいますけど、これってどうでしょうか?

 (2016.12.23) △このページのトップへ

 

『天皇陛下が怒っている』4852

 すごい風が吹いている。
 暴風警報発令中!
 これは天皇陛下の怒りではあるまいか?
 満を持して発した「あんだけのお気持ちビデオレター」を「たったそんだけ〜のお気持ち」に変質させてしまった某妖怪政治家への怒り。
 ああ、怖い怖い!
 民主党は選挙のスローガンに「皇室廃止」を訴えるそうである。
 もう「どんだけ〜!」である。
 それにしても政治家になって、だんだんキャリアが付いてきた人の顔は、どうしてこんなにも醜くなるのか?
 石巻出身の元NHKアナウンサーの男もずいぶんひどい顔になってきたもんだ。
 政治家が大物化すると、ほとんど全員が妖怪か悪徳か悪役の顔になる。
 み〜んなそうだった。
 やだやだ。
 そんな中で、たった一人そうならなかった人がいる。
 その方は総理大臣までやって、今は陶器を焼いている。
 あの熊本のお殿様だけが、そーならなかったけど、まあそれはそれ。
 天皇陛下さま、どーかこのお怒りをお鎮め下され!

 (2016.12.23) △このページのトップへ

 

『お生まれになってくれてありがとう!』4851

 明日から世の中的には3連休。
 キリストがお生まれになったからと、その前に天皇陛下さまがお生まれになったからだ。
 どちらの方もありがとう!
 お生まれになってくれてどーもありがとう!
 クリスマスには何を食べようか?
 何を見ようか?
 見るものは決まっている。
 今までも、これからも必ず見ることに決めている『素晴らしき哉、人生』である。
 早く見たいなあ。。。
 あと何食べようかなあ。
 おっと、それを考えていたら腹減ってきたぜ。
 そろそろ晩酌タイムの合図を送ろうかな。
 今日も朝の5時から打ち続けている代表に!
 おつかれさ〜ん!!!

 (2016.12.22) △このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(4800〜4850話はこちら)

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