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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★元祖エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』1000話(完)はこちら。
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■お便りくださいね!(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『おもてなしの制服』4150

 おもてなしの制服ができたらしい。
 何とも言えない制服である。
 「ダサすぎ!」とか言われているようだが、一つこれだけは言えそうだ。
 おもてもないけど、裏もない
 何というか、そんな感じ。

 (2015.07.14)   このページのトップへ

 

『あさむし温泉』4149

 今日はめちゃめちゃ蒸す。
 朝からものすごく蒸している。
「あさむし温泉!」
 ボクが言うと、すかさず妻はこう言い返す。
「ジョルジュ・むすタキ!」
 朝、蒸すんだから「モームス!」辺りでくるかと思いきや、意外とシブいところを持ってこられた。
「むすんで開いて〜♪」と歌おうとしたが、恥ずかしくてやめた。

 (2015.07.14)   このページのトップへ

 

『ほめ殺し稼業』4148

 ボクたちの仕事は、どちらも「黒子チック」である。
 誰かの代わりに書いてあげたりすることが多いからである。
 ボクは自分の名刺に、「仮面ライダー」ならぬ『覆面ライター』と刷ってある。
 それくらい、自分の名前は一切出さずに黒子に徹しているわけである。
 その原稿を「さすが!」と言ってくれる人がいる。
 でもそれは、ボクたちに向かって直接言われるのではなく、クライアントさんから「そう言われました」と言われるわけである。
 クライアントさんは、ほめられて、「うれし照れくさい」のか、頭をポリポリかいていらっしゃる。
 ほめ殺し稼業
 ふとそんな言葉が浮かんだ。
 ボクたちは、誰かをほめ殺しす商売をしてるんだなあ、と思った。
 なかなかオツな商売だと思う。

 (2015.07.14)   このページのトップへ

 

『今朝、妻が!』4147

 今朝、妻がヘルスメーターから落ちて死にました。
 崖から落ちて死ぬ人はいても、ヘルスメーター(高さ3〜4センチ)から落ちて死ぬなんて。。。
 きっと打ちどころが悪かったんでしょう。
 事の発端はこうです。
 昨日の35℃の熱暑の中、妻は1人で「歩いて行けるパン屋さん」に買い物に行ってくれました。お昼ご飯を調達しに。
 1人で行くなんてことはいまだかつてなかったことですが、この日、ボクには超特急の即日納品の仕事があったのです。
 妻は炎天下の中、汗だくになって帰ってきました。
 ・・・そんなこんなで、今朝。
 起きるやいなや、妻はいきなり走ってヘルスメーターの上に載りました。
「わっ、すごい! やせたやせた!」
 ガダン!
「わっ!」
 ゴヅン!
 こうして彼女は逝きました。
 まあ、喜びながら、それも「やせた!」と絶叫しながら逝ったのですから、妻も本望かもしれません。
 ご冥福をお祈りします。
 チーン! 

 (2015.07.14)   このページのトップへ

 

『熱暑の予感』4146

 今日は33℃になるという、何やら恐ろしげな天気予報。
 こういうバアイは、早く起きて、早く仕事を始めるしかない。
 とはいえ、深夜の2時とか3時とかに起きることもない。
 取りあえず6時に起きた。
 この部屋は今のところ涼しい。
 南北方向に風が抜ける。
 しかも南側は、ほぼ全面的につごう10枚のサッシ戸が付いている。
 だから昼間でも風が入って涼しいのだ。
 さあ、今日も頑張りましょう。
 いよいよ甲子園の地方大会も始まった。ホントの夏はこれからだ。

 (2015.07.13)   このページのトップへ

 

『巨大な音』4145

 いつも聞こえてくる大きな音。
 それは隣りのおじいさんの自転車のブレーキの音。
 ギ〜〜〜!!!
 ほとんど話し声を聞いたこともない大人しいおじいさんが、唯一たてる大きな音。
 1日に何度も自転車で出掛けるので、その度にその音がけたたましく響く。
 ヘッドホンしててもすぐにそれと分かり、ボクらはニヤッと顔を見合わせるのだ。
 おっ、ご帰還だなって。。。
 おじいさん、油を注してあげましょうか?
 もう一つの大きい音は、もっともっと遠くから聞こえてくる、どこかのおじいさんの啖をする音。
 あれは、意識的に絡まった啖を切ろうとしているに違いない。
 ゴエ〜〜〜ッ!
 苦しげに、ものすごい迫力で、毎日毎日聞こえてくる。
 どこのどなたか知りませんが、一度病院に行ってみたらどうでしょうか?
 すぐそこにありますよ、病院。

 (2015.07.12)   このページのトップへ

 

『はたきガール』4144

 うちには「はたきガール」がおります。
 あらゆる部屋という部屋に、パタパタはたきをかけておるわけです。
 大きな綿ボコリが落ちてくると狂喜乱舞します。
 彼女の人生で、これほど毎日丹念に掃除をしたことはなかったそうです。
 まるで「掃除の神様」に取り憑かれたようです。
 新築のうちならともかく、そんなにも熱心に他人のうちを磨かなくても。。。
 そう思って聞いてみると、彼女は目をキラキラさせてこう言いました。
「ここが気に入ってるの!」
 なるほど・ザ・はたきガール。

 (2015.07.12)   このページのトップへ

 

『作業してきました』4143

 今朝は、このアカデミア町内に来て初めての「公園清掃の日」であった。
 なので、6:30にボクは勇んで出掛けました。
 鎌とほうきを持って。
 かつて町村にいたころは、6月に「共同作業」という大それた行事があって、山ヒルうごめく「山」(村の共有財産)へ草刈りに出掛けたものだ。
 きついきつい作業だったし、出なければ出ないでペナルティー金(6000円)が課せられていた。
 ボクは、トシゾーさんの葬式後だった最後の年を除いて皆勤賞だったけど、今思い出しても、あれは実に「シベリア」だった。いや「アウシュヴィッツ」だったものだ。
 その点、ここは違う。何というか「生温い」んだよね。小1時間でさっさと終わっちゃうし。
 帰りには「ゴミ袋」を5枚ももらって帰ってきました。
 何でも、会長さんの話だと、今日の夕方4時から、町内会館で、ボクの新任のお祝いも兼ねた「お疲れ会」をやってくれるそうだ。
 「各自飲み物持参」というのもなかなかいいではないか。
 妻も「行がいん、行がいん」(「行きなさい、行きなさい」の意の石巻弁)と言ってくれている。

 (2015.07.12)   このページのトップへ

 

『高度経済成長期のわが家』4142

 今日は、何だか調子に乗っていろいろ書いてしまっている。
 そろそろ現実路線に戻って仕事をせねば! ということで最後に一つ。
 映画『三丁目の夕日』などでも分かるように、昭和三十年代のあの頃にボクらは生まれ、育った。
 右肩上がりの経済成長の時代である。
 薬師丸ひろ子とロクちゃんが初めて買った冷蔵庫の前でうっとりしたり、テレビが家に運ばれてきた時の大イベントは、子供心にしっかりと記憶している。
 今までの暮らしになかった、いろいろな「うっとりするもの」「わくわくするもの」が、少しずつ自分の手に入ってくるときの高揚感。
 しかし、あの頃ボクらはまだ子どもだった。
 本当にその気持ちを実感していたのは、それまでの「ない生活」から「うっとりする生活」を手に入れた大人だったはずだ。
 実は、今ボクらもそういう気持ちを味わっている。
 ババメの生活は、あまりにも「ない生活」だった。
 だからこそ、今ボクらは高揚感を持って味わっていられるのだと思う。
 いろんな、この辺の人にはさもないことがうれしいのだと思う。
 ボクらは今、マイ高度経済成長期を生きている。
 これで所得倍増ならもっといいのだが、世の中そんなに甘くはない。現状維持を目指して毎日コツコツ地味に稼ぐしかない。
 おっと、こんなことしてるバアイじゃなかった。仕事に戻らねば、戻らねば!

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『はたき考』4141

 昨日、妻のたっての希望だった「はたき」をホーマックで買ってきた。
 柄が竹で、ピンクのナイロン製のもの。200円くらいで売っていた。
 妻は今、一生懸命をはたいている。
 別名、おばあちゃんの間である「鯛の間」を念入りにはたいている。
「ちょ、ちょ、ちょっと来て!」
 呼ばれて行ってみたら、小さなクモが蛍光灯の下にぶら下がっていた。
 彼にとってはさばがら「台風11号襲来!」だったのだろう。
 昔の映画を見ると、よく下町の長屋のようなところの奥さんたちは「はたき」を掛けて掃除をしていたようだ。
 石巻のおばあちゃんもそうだったらしいし、ボクのおふくろも白い割烹着を着て、セッセとはたいていたような気がする。
 はたきを使わなくなって久しいね。こんな安くて便利な道具を使わないのはもったいないが、お金持ちのみんなんちは、きっと「ハウスクリーニング」に頼んでやってもらっているのかもしれない。
 今も昔も「ほこり」がたつのは同じだろうに、どうして今の人たちは下方面にばかり気を配り掃除機をかけるのかな。
 誰も上を見なくなったのかな。だから景気も上向かないのかな?
 そんなことを考えていたら、一つ思い出したことがあった。
 町にあった本屋のいじわるなおばはんのこと。
 あの「めがね会計ばんば」のボクに対する執拗な「はたき」は、明らかにこういう示威行動だった。
「こら、ぼんず。立ち読みやめてはよ帰れ!」

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『青い色を付けて売られしものたちよ』4140

 こっちへ来て買った「ヒーリングプランツ」なる小さな観葉植物の鉢はガラスでできていた。
 そこに青い、真っ青な砂が入っていた。
 変な色の砂だなあと思って、トイレに入るたんびに眺めていた。
 こないだ、わが家の植物育成師の妻が、「なんだか生育が悪くなってきたわね。砂を入れ替えてみよう」と言ってその砂を庭に捨てた。
 青い砂はインクで着色されていたようで、手が真っ青になったらしい。
 かつて見た『ブリジット・ジョーンズの日記』に、青い紐を一緒に煮て調理してしまって、青いパスタだか何かができてしまったシーンがあった。
 あれを思い出した。青い色の料理なんてどうもこうもいただけないものだった。
 青に限らず不自然に着色された色は、人の目は引くけど、やっぱり自然じゃないだけに体にはよくないものなのだ。
 青い色を付けられたといえば、ボクの幼い記憶の中にこんなのもある。
 ひよこだ。
 お祭りの時にテキ屋の人が売っていた。
 でも、あれも、翌日には死んでしまった。
 青い色を付けられて売られしものたちよ。
 お気の毒だね、まったく。

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『玄関だけは、自慢できるんだぁ』4139

 恐らく町内で一番の家である。
 かつてごあいさつに回った時も、これほどの玄関はなかった。
 どこんちも、本当にちいさ〜い、せま〜い玄関だった。
 外には高級な外車が止まっていたり、重厚な玄関ドアだったり、無人監視カメラが設置されていたりしたけど、ボクらんちのような広大でだだっ広い玄関ではなかった。
 世界地図をイメージしてごらん。
 ダ〜ッと広いユーラシア大陸がありますね。
 あれがうちの玄関だとしますね。
 みんなんちはどうか。
 さながらニッポンですなあ。こちゃこちゃしたニッポン。
 ユーラシア大陸とニッポン。
 まあヨーロッパを除けば、ユーラシア大陸もただだただだっ広いだけでな〜んもないのだけど、そこもまた似ていますな。
 かつて『北の国から』のゴローちゃんがトドに言った言葉を思い出しましたよ。
「うちに泊まってかないかい? な〜もないけど、風呂だけは、自慢できるんだぁ」
 あれあれ、うちのバアイはこう。
 玄関だけは、自慢できるんだぁ

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『アジ系、マス系』4138

 朝食向きの魚といえばアジ。
 アジの干物と味噌汁と納豆。これが朝食の理想だ。
 もちろん、アジではなくシャケ派も多いことだろう。
 メザシ派もいるだろう。
 だが、ボクはやっぱりアジ。
 それも沼津のアジの干物が好き。
 変わって夕食向きの魚は何か?
 まぐろとかカツオとか鯛とかひらめとかすずきとか、そういう生食系は置いといて、焼き魚なら何か?
 ボクはやっぱりマスだと思う。
 マスの洋風なムニエル系の料理は最高にうまい。ワインに合う。
 そんなわけで、わが家のマス料理を紹介しよう!
 と、言いたいところだが、マスはない。
 食いたいけどマスはないのよ。
 これは限りなくボクの妄想のお話でした。
 あ、そうそう、そういえばアジもないんだった。
 おばあちゃん、ヘルプですよ〜!

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『夏の夕方の厨房』4137

 めちゃめちゃ腹減った夕方。 



 厨房で働く人あり。
 豚バラを1枚1枚、しっかり広げて両面きっちり焼く「きっちりさん」は誰?



 ボクか。。。
 今日のメニューは、またしても『鍋しぎ』である。こないだ食べて見事に2人ともハマった。



 夏は少し脂っこいもので精をつけなきゃ。



 いかりを背負ってはいるが、決して怒っているわけではない。



 甘味噌だれと、茄子、ピーマン、豚肉の絶妙のハーモニー。
 そろそろ佳境に入ってきた。いい匂いが漂っているぜ。
 はい、記念撮影!



 え? もっと感激的な顔をしろって?
 こんな感じ?



 ばかだね、こいつ。

 (2015.07.11)   このページのトップへ

 

『夏の朝の庭』4136

 気持ちのいい朝。 



 庭に咲く花あり。



 朝顔か。。。
 朝顔や、つるべ取られて、もらい水。
 まだ弱々しい君だから、つるべを取られることもあるまい。
「巻き付きたがってる」と妻。
「あっち(町村の家)には腐るほどイボ竹あるのにな」 
「・・・」
 今日も暑くなりそうだ。

 (2015.07.10)   このページのトップへ

 

『1時間楽勝ウォーカーズ』4135

 7月も何かと忙しい。
 そんな中、昨日は7月の唯一のお楽しみカルチャーイベント『歌舞伎』が秋田県民会館であった。
 妻はもちろん「きもの」である。
 悩みに悩んで、最近おばあちゃんから譲り受けた「夏物のきもの」を着ましたよ。
 「夏物のきもの」というのは、誠に贅沢なものらしく、なぜならば、1年のうちでたった2カ月ほどしか着られないからなのだという。
 確かに県民会館に集まったたくさんのご婦人の中にも、「夏物のきもの」を着ている人はほんの数えるほどしかいなかった。 



 今回の出し物は中村橋之助が詐欺坊主の河内山宗俊を演じる『天衣紛上野初花 河内山』と、妻が踊ったこともある舞踊『藤娘』と『芝翫奴』であった。



 ボクらは例によって、事前に「葛西聖司」さんの講演で見所をとことん勉強していたし、行く前にもそれを復習し、さらに朝から長唄のレコードまでかけて気分を盛り上げて出掛けたのだった。



 席は通が好む「2階の三等席」。特等席が8000円に対してこちらはたったの2000円。



 でも、しっかりお勉強して臨めば、こっちのほうがいいくらいなのだ。
 こちとら「ひじきに油揚げ連中」ではあるが、頭にいい知恵は回っているぞ。(おっと、これは負け惜しみではござらんよ)



 いやあ、実に面白かった。橋之助はやはりどこまでも真面目青年だったし、児太郎は妙につやっぽかったし、国生くんは一生懸命でかわいかったね。三田寛子が見たら泣くね。
 5時前に終わったので、浮いたお金で駅前の『月あかり』という名の居酒屋へ。
 ここは、お盆に友だちが来るのでその時の下見も兼ねていたのだが、安くて美味しく大満足だった。オーダーから3分以内で出てくる飲み物がすごい! さっそく予約しちゃった。
 帰りはバスで帰ろうと東口のバス停へ。ボクがトイレに行っていると、妻はきものが大好きだというおばさんに声を掛けられていた。
「うっとり見ていた」と、目がハート型のおばさんに妻はべた褒めされ「褒めんなよ、テレルゼ!」といった状態だった。
 あいにくバスは出たばかりで、あと30分も待たねばならないと分かったので、ボクたちはてくてく歩くことにした。
 妻はきものと草履で1時間も。。。
 おしゃべりの2人にとっては1時間ウォーキングなんてあっという間。8時前には家に着きました。
 それにしても楽しい1日だったね!

 (2015.07.09)   このページのトップへ

 

『誰でも一度はポール牧になったことがあるはず』4134

「いいえ、ありません」
 そう言うあなた!
 ではお聞きしますが、あなたはお風呂場で髪を洗ってて、誤って目にシャンプーが入ったことはありませんか?
 いででいででいででってなったことがありませんか?
「いいえ、ありません」
 嘘つき!
 一度ぐらいはあるでしょう?
 で、シャンプーが目に入ったとき、あなたはどうしますか?
 手に泡が付いているから、その手で目を拭くわけにはいきませんねえ。
 手の泡をシャワーで洗い流したいですねえ。
 でも、目が開けられないから手探りでシャワーに片手を伸ばすしかない。
 はい! その時です。
 片手で、手の泡を落とす時のポーズ。
 そうです。あなたは、予期せずポール牧になっているはずです。
 知らず知らずのうちに、ゼッタイあなたの手はポール牧をやってます。
 ゼッタイやってます!

 (2015.07.09)   このページのトップへ

 

『うなぎ』4132

 うなぎが届いた!

うなぎ

 それは「かにといえばさん」からの「うなぎ」だった。
 その立派なお方は、別名「うにといえばさん」とも言い、「きんきのひものさん」という俗名もあるが、これで晴れて「うなぎといえばさん」にもなったわけだ。多名な人だ。
 うなぎ。しばらく食っていなかった。1年ぶりかもしれない。
 なんという幸運。こういうバアイの表現として、口を大きく開けるしかないだろう。

うなぎ

 夏、じわじわ暑くなってきた。
 サタデーではない「DOYO」も近づいている。
 さあ、もういっちょ、感謝の意味で口を大きく開けよう。「うなぎといえばさん」に、治したばかりの奥歯のセメントをお見せしよう。
 2人そろってお見せしよう。

うなぎ

 このバカ面を。

 (2015.07.06)   このページのトップへ

 

『余計なお世話』4131

 トイレの便座に座り、トイレットペーパーを引き出しながら考えた。
 たま〜に、この先が三角形に折り畳んであるのを見掛けるけど、あれって余計なお世話だよな。
 何となくこれ見よがしに、おのれの親切心を誇示してるみたいな気がするんだよな、あれって。
 ボクはそう思ったのだが、果して妻はどうだろう?
 扉の向こうで掃除機をかけている妻に、扉を開けて聞いてみた。
「お〜い、これこれサンカクしかじかシカク・・・どう思う?」
 妻は、トイレットペーパーの先端を三角仕様にすることには「うなずきがたい」という態度を示しながらこう言った。
「あれを折るときって、まだ手を洗ってない状態なんだよね」
 つまり、親切以前に「汚いじゃん!」という見解を示したのだった。
 なるほど、と思いながら、しゃがんだままボクはそれに似たような「余計なお世話」を思い出していた。
 ボクの思春期。
 せっかくわざとヨレヨレしわくちゃにしておいたズボンに、朝起きるとピシッとアイロンまでかけてくれていた人がいた。
 塩ジャケと味噌汁だけでササッと食べていきたいのに、食卓の上のおかずというおかずを、ボクの至近距離に残らずラインナップする人がいた。
 チラシを折ってこしらえたいろんなサイズの箱型ゴミ入れ。あれも時とバアイによっては誠にうざいものだった。
 みかんや落花生を食べるような場面ではいいが、ちょっと高級なケーキを気取って食べるような場面には不似合いなツールだった。
 そんなこんなを思い出していた。
 ボクにとっての愛すべき「余計なお世話焼きさん」たちのことを。。。
 でも、石巻のおばあを残して、み〜んなあの世へ行っちゃった。

 (2015.07.06)   このページのトップへ

 

『割れない玉子』4130

 割り入れて固めた玉子の入ったお味噌汁が大好きである。
 今朝も朝食炊事班のボクは、くつくつ煮立った鍋の中にそれを入れた。
 いや、入れようと思って玉子の殻をコツコツ。。。
 割れない。
 またコツコツ。。。
 割れない。
 コツコツコツ。
 割れない、こいつ。
 コツコツコツコツコツコツ!
 ちくしょー、割れねえ、こんにゃろ〜!!
 コツコツコツ、ガンガンガンガン!!!!!
 あっ。。。
 お前、ゆで玉子だったんか!

 (2015.07.06)   このページのトップへ

 

『ほとほとトホホのカーシェアリング』4129

 クルマがなくなった。
 そして、初めて昨日、カーシェアリングなるものに挑んだ。
 結果から言えば、もう二度と乗るもんか! と思うほど神経が擦り切れ、ズタズタボロボロクタクタになった。
 まず第一の難関は、シェアリングカーが停めてあるアルベの駐車場だった。
 予約した出発時間が迫っているのに、なかなかその場所に到着しないのだ。
 迷路のような駐車場。下見しときゃよかったと思ったが後の祭り。
 汗だくで探し出し、ギリギリカードをかざして乗り込んだものの、そこから全ての歯車が狂ってしまった。
 まず、クルマでビビった。
 キーを挿さなくても、動くんですか? 今時のクルマって。
 パソコンのスイッチを入れるように、ボタンを押すだけでいいんですか? それでエンジンかかっちゃうんですか?
 そういうさまざまな驚きが、さらにボクを動揺させた。
 空からコーラのビンが落ちてきた時のニカウさんのように、ボクは文明に翻弄されていた。
 脇の下に脂汗がギドッとにじんでいた。
 が、15分で料金が加算されるカーシェアリングなので、「時は金なり」とアセって発進した。
 駐車場の出口ゲートまで、グルグルグルグル長いこと長いこと。
 ここでボクは、情けないことに、文字通り「目が回って」しまっていた。
 目が回ったまま「出口ゲート」へ。ゲートが閉まっていた。ここで初めて気付いた。「どうやって出るんだ?」
「駐車券をお入れください」
 無機質にそうアナウンスされたが、駐車券って何よ、オレ今出るとこなんだよ! 駐車してないんだよ! 
 でも待てよ、オレどうやって入ったんだっけ? いや、入ったのは自分だけだ。クルマはもともとここにあったんだよ!
 そんなことを、目の回ったトンボのような頭で、あーでもないこーでもないと考えていた。
「駐車券をお入れください」
 また無機質子ちゃんの声。何度言われても、そんなものないんだって!
 バックミラーを見たらクルマが2台後ろに付いていた。ボクはにわかにアセり出した。
「駐車券をお入れください」
 カード、カード、カード、ありったけのカードを出してみた。
 いろんなカードがあったが、ツルハのカードを入れようとして妻に無言で制された。
 取りあえずカーシェリングのカードを入れてみた。
 しかし、ああ無情にも戻ってくるではないか。
「駐車券をお入れください」
 隣りで妻が、ボクをアセらせないしながらこう言った。
「入れる方向が違うんじゃない?」
 なるほど! 妻が女神に見えた。そうだ、ボクはアセっているんだ。
 チラッと後ろを見ると、後続車はさらに増えて4台になっていた。
 向きを変えて、拝むようにしてカードをゆっくり差し込んだ。
「駐車券をお入れください」
 ボクはいよいよ泣きたくなっていた。いや、泣いていた。
 和装に妻が、助手席を下りて後ろのクルマの人に事情を説明に言った。
 ボクはアセっていた。激しくアセりながら、こんな情けないことを思っていた。
「もう、二度とこんなもん、乗るもんか。。。」
 結局、駐車場の人が来てくれて、ボクが挿入すべき「駐車パスカード」が運転席上部のバイザーの中にあることを教えられ、何とか事なきを得た。
 事なきを得たものの、ボクの動揺は次から次へと続く。
 どうしてこのクルマこんなに静かなんだ?
 どうやって後ろのトランク開ければいいんだ?
 カーナビって、どうして「この先300メートルに右折専用道路がある」って分かるんだ? ボクより詳しいじゃないか、お前。
 そんな「ほとほとトホホ」のカーシェアリング初日であった。
「早めに洗礼を受けてよかったじゃない」
 妻は優しくそう言ってなぐさめてくれた。
 自分がうまくいかないのを妻の和装のせいにまでしてしまった哀れなボクに向かって。

 (2015.07.05)   このページのトップへ

 

『日曜バスケ通り』4128

 子どもたちの声が響いている。
 なんとバスさえ通る「路上で」バスケットをやっているのである。
 この町内はなかなか不思議である。
 お向かいには、何て書いてあるか読めない巨大な表札にを掲げた大書道家さん。
 右隣は、流木を集めるのが趣味らしい大家族。
 小中学校の子どもが少なくとも3人はいて、日曜になるとこのように、大歓声を上げて親子全員で「路上で」バスケをやっている。
 子どもの友だちも来て、今日は大人数で盛り上がっている模様。
 巨大な流木で台座が支えられたバスケットゴールが一つ。
 これが置かれている場所は、明らかに公道である。バスも通る公道である。その証拠に、対面の同じように引っ込んだ場所(うちの角)には大きなゴミ収集箱が設置させているのである。
 どうも彼らはその場所に、かなり私的な趣味スポーツの道具を、無理矢理、永年固定的に設置したものらしい。
 無理が通れば道理が何とやらで、片や公的環境衛生上模範的に、片や私的青少年健全育成的かつスポーツレジャー的に利用されているわけだ。
 ものすごい白熱してきているようだ。
 黄色い声が飛び交っている。
 キンジョからいろんな兄ちゃん連中も集まってきた。
 ボクの後ろでは、日曜だというのにトトトトトトトトトトと、朝5時から既に45万文字を打っている人がいる。
 バスケの歓声とトトトトトの打音が響くオフィス。
 なかなか心地いいヒーリングサウンドだ。
 秋田にはプロバスケットチーム『秋田ノーザンハピネッツ』がある。
 この路上メンバーの中から、将来の大物選手が登場しないとも限らない。 
 ガンバレ! 
 うるさいけど。

 (2015.07.05)   このページのトップへ

 

『ほめんなよ、テレルゼ!』4127

 KオートのK社長の前歯は、全くありません。
 そんなことはどーでもいいのだが、彼は昨日助っ人を2人も連れてここに来てくれました。
 昨日も書いたように、ワゴンRちゃんを廃車にしてくれるためにです。
 この作業は、どことなく火葬場で遺体をお骨にしてくれる作業にも似ています。
「では、入ります!」
 それは賭博やろ! 藤純子やろ!
「では、これで故人との最期のお別れです」
 みたいな。。。
 とは言え、この社長、ものすごく明るい人で、そんな湿っぽいことにはなりませんでした。
 どころか、この町内全部に響くような声でこう言ったのでした。
「いやあ、イドさん(彼はボクをこう言います)、いい家じゃないですか! ちょうどいい家だ。私もほしいもんですなあ!」
 それからこうも。
「ところで、なんぼすか、こご」
 彼の指はまあるく円を描いていた。
 あんまり大きい声なので、キンジョの住人全員がボクの次の言葉を固唾をのんで待っているような気がした。
 ボクが極めて小さい声で家賃額を彼に告げると、彼はこう言った。
「いやあ、それはすごい! よく見つけましたなあ、こんな家、そう滅多に見つかるもんじゃない!」
 そう言って、彼は帰っていったのでした。
 ここに来た人たちはみんな、激しくこの家を褒めてくれる。その家を引き当てたボクらの幸運を賞賛してくれる。
 うらやましそ〜な目をする。
 ボクら、いっつもテレル。
「それほどでもね〜が・・・」と思う。
 ワゴンRちゃんがいなくなった駐車場は、ただただだだっ広く空っぽになり、視界がますますよくなった。
 いよいよ馬が飼える環境が整ってきた、と張り切っている人もいる。 

 (2015.07.04)   このページのトップへ

 

『扉を開ける人』4126

 『扉をたたく人』という映画があった。
 妻に先立たれ、孤独に暮らす大学教授。
 移民青年との出会いからジャンベという打楽器に取り憑かれる教授。。。
 なかなかいい映画だった。
 教授にとって「扉をたたく人」は移民青年だったように、秋田市民になったボクたちにとっての「扉をあける人」が現れた。
 その人は信じられないほどボクたちの近くにいた。
 チルチルとミチルの青い鳥がそうだったように。
 夕べはいただいたワインが美味しくて美味しくて、カンペキに2人酔いしれてしまった。
 完全無欠の酔いだった。
 そうだ、その人も、このワインも「とびあけ」さんと名付けよう。

 (2015.07.03)   このページのトップへ

 

『ボクが作った特製冷麺』4125

 随分前に買ってあったんだけど、寒い日が続いていたんだ。
 冷麺よりも豚汁に食指が動くような。
 しかし、今日は食ってもいい気分になった。
 気温は25℃くらいだが、まあよかろ。
 ジョジョエンのキムチも発酵し過ぎてしまう。
 そんなわけで、ボクがせっせと作ったお昼がこれです。



 ゆでたまごまで作った。



 どうだ!
 美味しかった。
 美味しかったんだけど、ただ一つ問題は「ジョジョエンのキムチ、辛いだけじゃなくて、臭い」ということだった。
 あまりにも激しくニンニク臭が漂っている。
 家の中にも、口の中にも、腹の中にも。
 なにもここまで利かせなくても。。。と思う2人でした。
 だから、悪いけどもう買わないよ。アマノで売ってた「極(きわみ)」が食べたいな。

 (2015.07.03)   このページのトップへ

 

『さよならワゴンRちゃん』4124

 それまでの紺色のミラちゃんから、銀色に輝くワゴンRに替えたのは2010年の2月のことだった。
 それからのお付き合いだから、かれこれ5年半にもなるわけだ。
 清貧のボクらを見て、かわいそうに思ったKオートのK社長が、代車として使っていたそのクルマを、なんと23万円で分け与えてくれたのだった。



 思えば、このクルマには大活躍してもらった。真夏のメグの結婚式にも高速で行った。
 震災の後に、凸凹の高速道路を石巻まで走ったのもワゴンRちゃんだった。
 帰りにはマフラーが落ちて、火花を散らしながら神経衰弱状態で走ってきたのも覚えている。
 親父の見舞いにも何度となく走った。施設にも病院にも。
 危篤を知らせる電話が鳴った時は、ガゾリンがタンクから漏れて大変だった。
 あやうくこっちが炎上死するとこしたね。



 いろいろボロかったから修理代もかかったね。
 それでも、君は田舎暮らしの確実にボクらの足だった。カントリーロード界のトップアスリートだった。
 君がいなければ何もできなかったよ。



 ここに引っ越す時も世話になったね。
 馬場目とここを軽く30往復はしただろう。



 
 淋しくなるな。
 でも、ホントにありがとよ!



 このスヌちゃんも、もう君の上で日向ぼっこできなくなるね。
 すまんが、これからはクルマのない生活に入るんだ。
 君を捨てて新しい彼女なんかには誓って乗らないから安心してね。



 そんなわけなんで、これからはゆっくり休んでくださいね。お疲れさんでした。



 さよならワゴンRちゃん。君との5年半は忘れないよ。
 ホントにありがとうございました。

 (2015.07.03)   このページのトップへ

 

『モヒカン焼き鳥屋』4123

 かつて『いもたこなんきん』という朝ドラがあった。田辺聖子さんの人生を描いたものだった。
 かもかのおっちゃんと田辺聖子は、よくキンジョの「おでんや」へ行って一杯やっていた。
 おでんやの女将さんが確か、イーデスハンソンさんだった。
 あれ見てて「いいなあ・・・」と、つくずく思っていたもんだ。
 フラッと歩いて行けるキンジョに「おでんや」かあ・・・ああ、いいなあって。
 そんな夢のような状況が今、できつつある。
 ボクらのバアイはおでんやではなく「焼き鳥屋」である。
 以前、カラオケに行った帰りに寄ったのだが、つくねをはじめ、焼き鳥がめちゃくちゃ美味かった。
「今日はあの焼き鳥屋に行こっか!」
 昨日、そういう話になった。
 そして、それを楽しみに仕事頑張った。
 こぬか雨降る中を出掛けた。
 フラッと歩いて行けるキンジョの焼き鳥屋に。
 客は誰もいなく、ボクら2人だけが座れる個室に案内された。
 楽しかったな。焼き鳥はもちろん、鶏の唐揚げも何もかも美味しかった。焼酎のボトル2,500円も入れちゃった。
 ただ一つ、前回もそうだったんだけど、暖簾をくぐると思いっきり強面の兄ちゃん2人に、ギッと睨みつけられるんだよね。
 あれ怖いんだよね。ビグッとすんだよね。
 しかも、そのうち一人は激しいモヒカンなんよ。
 話してみると、全然違うくて、とっても優しいお兄さんなんだけど、入った瞬間目が合った時の「がん」×「がん」攻撃がどうも。。。
 気の弱いボクは、いつもそれで肝を冷やすわけなんです。
「大丈夫、見掛けと違ってめっちゃシャイで優しいよ」
 妻はそう言うんですけどね。そのうち慣れるかな?

 (2015.07.01)   このページのトップへ

 

『7月』4122

 どんよりした雨降り。ほんでもって最高気温22℃。
 肌寒いねえ、暗いねえ、眠いねえ。ほんでもって頭痛いねえ。(風邪ひいたかな?)
 そんなふうに、さっぱりうだつが上がらんまま、7月になった。
 7月だ! 夏だ!
 どうもそういうわけにいかないのよね。
 7月になったからって、特に何かが変わるものでもないが、どうでしょうか? 皆さん。
 少し、明るく笑いたいですよね。
 少し元気に、はしゃぎたいですよね。
 ですよね〜。
 あのさあ。
 地の底の方にも、その71歳の元「流し」方にも、それなりの理由があるとは思いますけどね。。。
 噴火とか焼身とか。。。
 そういうの、できれば、やめてほしいと思うんですよね。
 お願いですから、これ以上暗〜くしないでね。

 そんなわけで今日は、スカッとした夏を呼び寄せるために、2人で『焼き鳥屋』へ行くことに決めましたよ!
 よく働いた6月の慰労も兼ねてね。

 (2015.07.01)   このページのトップへ

 

『そのとーりでごわす』4121

 ヤフーのリマインダーからメールが来ていた。
「今日は石巻のおばあちゃんの誕生日ですよ!」
 そのとーりでごわす。
 今日はおばあちゃんの83回目のバースデー。
 ボクらは昨日、おばあの好きなスープがいっぱい入った箱をゆうパックで送ったのでした。
 メッセージを入れるのを忘れたので、これから電話しようと思っております。
 それに先駆けて。。。おばあちゃん、誕生日おめでとう!

 (2015.06.30)   このページのトップへ

 

『いい器、いい暮らし、そしていい人たち』4120

 この器どうですか。



 焼酎をロックでいただきます。
 それにしてもうまい。もう何も言うことない。
 こちらの器はどうですか。
 こんなふうにして使ってます。









 どうですか? ステキでしょ。
 この器を焼いたのは、もちろん三温窯のHさん。本当に素晴らしい器です。そして素晴らしい人たち。
 最後のおにぎりを握ったのはこの人です。


 やめてくれ。

 *三温窯さんの「工房展」は7月5日(日)まで開催中です。
 午前10時〜午後5時までだそうです。いい器がいっぱいありました。

 (2015.06.30)   このページのトップへ

 

『冬は豚汁にかぎるぜ!』4119

 あんまり寒いので、思わず「豚汁」を作った。
 そして、昨日も今日も、震える手でふうふう言いながら食った。
 だんだんカラダがあったまる。
 あ〜美味しかった!
 それにしても寒い。
 セーター欲しい。
 パソコンの画面を、わざと「かき氷」や「雪景色」にしたのがいけなかった。
 ちょっとやめてくれ。見たくない。寒いってば!
 明日から7月。
 7月といえば。。。冬。
 冬は豚汁にかぎるぜ!
 そして、妻はタイツを履き、ボクは股引を探す。

 (2015.06.30)   このページのトップへ

 

『地味で真面目な勤労中年たち』4118

 自分でも本当に地味だなあと思う。
 そしてよく働くなあと思う。
 ボクらの仕事。
 確実に誰かのお役に立っているのだが、一切前面には出ない。
 仮面ライターであり、覆面レスラーであり、黒子ダイルロックである。
 でも確実に誰かのお役に立っている。
 それで踏ん張れる。
 それだけが生き甲斐であり、働く希望である。
 ほとんど儲からん仕事を、何とか数でこなす。
 不器用である。チカラ技である。粘りである。根性である。そして何より地味である。
 今朝も5時起きで頑張る2人。
 地味で真面目な勤労中年たち
 そんな2人の合い言葉はこれ。
 『そのうちなんかいいことあるよ』
 そうでも思わなきゃな、お前。

 (2015.06.30)   このページのトップへ

 

『幸福の前兆』4117

 ツバメが家に巣をかける。
 それは幸福の前兆なのだそうです。
 かつてボクらは、家もなにも仏間の電気の傘に巣をかけられたことがありました。
 その辺りの話は、写真コーナー「ツバの被害」を見てください。
 その結果、幸福が訪れたかどうか?
 彼らはかわいかったものの、その糞の被害とひなを狙って侵入してきたヘビの恐怖によって、「もう二度とツバメはごめん」ということに相なったのでした。
 もう一つの幸福の前兆。
 それは、コウモリ(蝙蝠)が家に来るというものらしいです。
 まさか、そんなことがあるはずがないと思うでしょ?
 ところが来たんです。わが家に。
 しかも寝ている時に、ボクの手をかすめて飛んだのです。
 詳しい話は後でゆっくりいたします。
 ちょっと今日はお腹が痛いので休みます。

 (2015.06.28)   このページのトップへ

 

『ノーカー族』4116

 ノーパン族もいいけど、ついに来月からノーカー族です。
 ノーカーの意味は、「ノーかあちゃん」ではありません。クルマがないのです。
 移動手段は基本この足だけ。
 必要に応じてバスやタクシー。どうしてもクルマが必要なときはタイムズの「カーシェアリング」というのを使います。
 クルマがなくなると同時に、保険料もなくなります。
 車検整備代やガソリン代、洗車代、駐車料なども必要なくなります。
 毎年の車両税も・・・。
 ないないづくし。
 おっと、家の駐車場どうしよう。
 結構広いスペースなので、今度馬でも飼いましょうかね。
 と言ったのは妻です。

 (2015.06.28)   このページのトップへ

 

『ホイホイ検診』4115

 かつて健康診断といえば実に大変だった。
 まず、朝早いのが大変だった。
 起きるのはいいとしても、ご飯を食べずに受けなければならないのがつらかった。
 それから、だいぶ慣れてきていたとはいえ「採便」が大変だった。
 なにしろ「ポッタン式」だったもんで。
 今年はどちらも楽だ。
 バスの中で行う「早朝集団検診」ではなく「主治医のマッツ先生とこでの検診」だ。
 難儀な「ポッタン採便」ではなく「簡易水洗トイレ」での採便だ。
 これでホイホイ検診が受けられるってわけ。
 皆さんも検診受けましょうね。

 (2015.06.26)   このページのトップへ

 

『カラオケショック』4114

 おとといだったかな。
 妻と歩いてカラオケボックスに行きました。
 2人で3時間も歌って2000円ぐらいでした。
 少し前に住んでいたところには「カラオケボックス」などなく、かつてそれだったところは今「花屋」になっています。
 町中にある数少ないスナックみたいなところにはありますが、タクシー代や代行車代を入れたら、とてつもなく高いレジャーだったので、よほどのことがない限り、行くことはできませんでした。
 秋田市に出ればありますが、お酒を飲むとなればやはり電車、代行のパターンです。時間もかかるし、お金もかかるのです。
 ですから、気楽に家から歩いてカラオケボックスに行けるなんて、夢のまた夢だったのです。
 めちゃめちゃ楽しく、死ぬほど歌ってきたんだけど、一つだけショックを受けたことがあります。
 それは、カラオケの曲を注文するシステムについてのショックです。
 今って「手元コントローラー」みたいな機械で選曲して、ピッピッピッ! ってやって頼むんですね。
 そう言えば、かっぱ寿司なんかもそういうので注文するシステムでした。
 あれってどうですか?
 頼みにくくないですか、皆さん。
 ボクは指が太いからなのか、なかなか「ミスターチルドレン」と打てないのです。「マスターチルドレン」とか「ムスターチルド」とかなっちゃうんです。
 後で実は機械に細いペンのようなものが付いていたことが分かったんだけど、とにかく困りました。
 それから、曲を選ぶのもひと苦労。辿り着きたい曲になかなかいかないのです。
「ペラペラってやりたいね!」
「ねえ、歌詞カードないの?」
 相当遅れてるっちゃあ遅れてるんですけど、ボクらそんな会話になりました。  

 (2015.06.26)   このページのトップへ

 

『冷麺豚汁気候』4113

 今日の秋田市は31℃もあるそうで。。。
 なので、いつものように早起きして頑張っていた。
 日中は仕事にならんと思って。
 こんな日は氷とスイカを浮かべた冷麺が食べたいな。
 が、しかし。
 明日は最高気温が一気に23℃まで下がるらしい。
 そうなると今度は「豚汁」が食べたくなるのが人の常。
 今年はどうも、こういうアップダウンの気候が続いている。
 「冷麺豚汁気候」とでも言いますか。

 (2015.06.26)   このページのトップへ

 

『新聞配達よりも早い人たち』4112

 今朝は2人とも4時に起きた。
 まだ暗かった。
 珈琲を沸かして、すぐさま仕事にかかった。
 しばらくして新聞配達が来たようだった。
 ああ、忙しい忙しい。今やっと一息ついた。
 新聞配達といえば、ボクもやったことがある。
 高校1年生の時、この辺の下宿に冬の間数ヶ月いた。
 その時に、ラジカセが欲しくて始めたのだが、猛吹雪でへこたれてしまい、たった3日間だけのアルバイトだった。
 そういうことを思い出した。
 隣室にちょっと暗い感じの大学生がいたなあ、とか、食事が口に合わなくて、ゴミ箱に捨てたのを大家さんに見つかって気まずい思いをしたことも。。。
 意志薄弱かつヤナやつだったな。

 (2015.06.24)   このページのトップへ

 

『ちょべりぐ』4111

 やはりこれも死語だろう。
 間違いなく死語だな。
 ちょべりぐ
 妻にも笑われてしまった。
 ちょべりぐ
 超ベリーグッドのことですよ、あなた。
 ちょべりぐ
 最後に皆さん、ご唱和を! はい!
 ちょべりぐ!

 (2015.06.24)   このページのトップへ

 

『なぜオレンジなのか?』4110

 今日はヒマに任せていろいろ書いているわけだが、台所にコバエが来るというので、天然成分由来の「コバエ来ないアース」を買ったことも書いておこう。
 ヒマに任せて、その容器に注意書きを読んでみたら、こんなことが書いてあった。
 コバエの嫌いなオレンジに香り
 へえ、コバエってオレンジの香りが嫌いなんだ。へえ〜。と額面通りのことを思った。
 彼らがブドウに来ることは分かっている。特にデラウエアに来やすいことも。
 それなのに、どうしてオレンジは嫌いなのだろうか?
 もちろん人間にだって、ニンニクは好きだけど、ニンニク臭い人は嫌いなごとく、デラウエアは大好きなんだけど、オレンジは嫌いって人もいることはいるだろうよ。
 でも、何だか釈然としない。思い切ってコバエに直接聞いてみたくなったがやめた。
 そういえば、似たような疑問かあった。
 おばあちゃんが飲んでいる(確か)骨粗しょう症の薬は、どうしたわけか、グレープフルーツだけは禁忌になっていた。つまりこの薬を飲む人は食べてはいけない果物だった。
 なぜオレンジなのか? なぜグレープフルーツなのか?
 誰か分かる人、教えてもらえませんか? 

 (2015.06.23)   このページのトップへ

 

『和装の妻はそういるもんじゃない』4109

 ワソウの妻ワソウいるもんじゃない。
 何やらスズキさんチックなダジャレになってしまってすまんすまん。
 今日の妻の和装はこんなんです。

和装の妻

和装の妻

和装の妻

 おばあちゃんにこれを見せたかったそうです。どうですか、おばあちゃん、この下駄は?
 つかの間の休息が終わり、真理さんはまた仕事に戻っていきました。

和装の妻

和装の妻

 相変わらずお忙しい方。
 ボクは今日は何だかヒマで〜す。お仕事くださ〜い!

 (2015.06.23)   このページのトップへ

 

『何も持たない主義』4108

 所有欲がない。
 むしろ「所有したくない欲求」のほうが強い。
 ボクらはそういう人間だ
 いや、そういう人間にだんだんなってきた。
 かつてのボクは、ものすごく所有欲の強い人間だったと思う。
 値段の張るものでいえば、家、土地、クルマなど。
 いろんなものを手当たり次第、み〜んな手に入れたがっていた。
 でも、それらは所有ではなく「レンタル」でもいいと思うようになった。
 いや、全て所有ではなく「レンタル」であってほしいと思う。
 持ってしまったら、ローン。
 持ってしまったら、メンテ。
 持ってしまったら、税金。(固定資産税、自動車税、相続税)
 その土地や家に価値がある場合は、相続人同士のトラブル(争続問題)。
 その土地や家に価値がない場合は、ボクのように解体費用の捻出や空き家問題。
 持ってしまったら、どこにも行けない金縛り。ボクらにとってはそれが一番かな。
 持たない、持たない。持っていても少しもいいことないような気がする。
 家は借家、クルマはシェアリングカー。
 それでいい。いや、それがいいと思っている。
 価値観が随分変わったもんだよね。
 一生の時間に限りがあるってことを、ジワジワ分かってきたからなんだろうね。

 (2015.06.23)   このページのトップへ

 

『早過ぎる人たち、遅過ぎる人たち』4107

 『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を読み聞かせている。
 リリー・フランキーさんが書いた10年くらい前のヒット小説だ。
 随分前に本を買ってはいたんだが、なかなか読めずにいた。
 この本ホントに面白い。
 しばらくこんな面白い本読んでなかったなあ。と思う。
 今半分ほど読んだところだが、これ以上読むのがもったいなくて困っている。
 昨日ホーマックで、この映画の中古レンタルDVDが511円で売っていたので、迷わず買った。おねえちゃんの好きなオダギリジョー主演。
 そんなわけで、ボクらは時代とか流行とかいうものには恐ろしく遅過ぎる人たちである。
 昨日のBSの映画『クライマーズハイ』なども、知ってはいたが観たのは初めてだった。こちらも10年近く前にブレークしたはずだ。
 でも、それは全然問題ない。いつ観ようと面白いものは面白い。世間が騒いでいる時に、高いお金出して、ギューギュー詰めの椅子に座る必要などない。
 ディズニーシーでもUSJでも一緒。そろそろ下火・・・ぐらいがちょうどいい。
 その反対に、世の中の流れよりボクらが先行して始めるものも多い。
 ボクらが5年も10年も前に始めていたものに、やがて世の中が追い付いてくる感じのものもある。
 まず一つは、ボクら言葉では『読み聞かせ』だが、世の中的は『朗読』である。声に出して読むのは健康にいいそうで、これは今密かなブームらしい。市の広報にも『朗読セミナー』みたいなのがよく載っている。
 この分野の講師ならボクにお任せあれ。何しろ長〜いキャリアを持っているのだから。
 「早朝出勤」などもそうであろう。最近大手の企業では、社員食堂で朝食を用意してまで「早朝出勤」を奨励しているらしい。経済的で効率的、仕事がはかどるそうだ。
 そのうち、「寝しゃべり」や「晩酌タイム」なども流行っていくことだろう。
 そうすれば世の中の夫婦という夫婦が、みんな仲良く暮らしていけるはずだ。
 そんなわけで、このブログを読んでくている皆さん、ココに書いてあることは一見オバカなようで、先々実はとても参考になるんですよ。ほんとだって!

 (2015.06.23)   このページのトップへ

 

『開き直り』4106

 この話、何度も書いている。
 汲み取り料金に驚いた話。
 その後、「ええい! 汲み取り代がなんだ! しゃらくせえ! 出し惜しむな! 体に悪い!」
 そんなふうに開き直った。
 したら、それまで開門を拒んでいた出口方面も、その意思に連動するかのように、開き直った。
 おかげで、また流れ始めた。
 開き直りは大切だ。
 ラジオの道路交通情報じゃないんだけど。。。
 上下線、この時間順調に流れています。
 今日もう2回目。。。

 (2015.06.23)   このページのトップへ

 

『オープンでおしゃべりな家』4105

 小学生の声が聞こえる。
 子どもの声はいいね。
 こっちまで元気が出るね。
 じいさんのくしゃみの声(というか音)が聞こえる。
 いつものことだが、今日も止まらないね。
 大変だね。つらいだろうね。
 ところが、この2パターンの声しか聞かない。
 洗濯物を見ないのと、お話しする声をほとんど聞かない街である。
 その点、うちは洗濯ものでも布団でも堂々と外に干すし、窓は全開である。
 しゃべる頻度といったら、そりゃあもう、やかましいくらいしゃべります。
 けど、こんなオープンでおしゃべりな家は、どうもうちだけのようだ。
 それともみんなんちは「防音サッシ」とか「防音壁」なのだろうか?
 おしょすいがら、もうちょっとしゃべってけねすか?
 恥ずかしいからもうちょっとしゃべってね、のこと。

 (2015.06.22)   このページのトップへ

 

『福田赳夫バナナ』4104

 ほとんどの熟したバナナはそうだと思う。
 あの政治家の顔に似てくる。
 そして、早めに皮を剥がされて、食われる。
 ここにも今日のお昼、ヨーグルトに放り込まれて食われる人がいる。



 (2015.06.22)   このページのトップへ

 

『唯物論から唯心論』4103

 昨日、こんな質問を受けた。
「楽しい楽しいって顔に書いてあるけど、一体何がそんなに楽しいのですか?」
 聞かれて答えに困った。
「仕事が終わったらワイン飲めるし・・・もじもじ」
 するとその方は言った。
「でもそれって前からですよね」
 確かにそうだ。前からそれは飲んでいる。
 じゃあ、何が今そんなに楽しいのか、ということをテーマに、昨日の晩酌タイムは飲んだ。
 まず、その質問について「いい質問です!」という絶賛から始まった。
 なかなか答えが出ぬまま盛り上がってきたころ、1匹のハエが現れた。ぶ〜ん。。。
 剣道初段のボクがそれを一撃必殺!
 大いに沸いた。
「そうか、これか!」
 と思った。
 一匹のハエを獲っても湧く。たったそれだけなのにフィーバーする。
 これだ! 
 つまりどう言おうか。
 唯物論から唯心論へ完全に移行したのだな、ボクら。そんなよく分からん結論になった。
 ばかだね、ワイン2本開けちゃった。

 (2015.06.22)   このページのトップへ

 

『買いたい新書』4102

 思えばかつて近くに店がなかった時代、厳密に言えば、店はあったが買いたいものがほとんど売ってなかった店しかなかった時代、ボクらの「買いたい欲求」は極限まで圧縮されていた。
 そりゃあ、アマゾンでもミシシッピーでも買いたきゃ何でも買えるのだけど、生鮮食料品の類いはそういうわけにもいかず、ボクらの「買いたい欲求」は、どーしても、せいぜい月に一回程度の「秋田市内への買い物」に凝縮されていたものだった。
 そして、その時ばかりは「ええい! ままよ!」とばかりに、買いたいものを買いたいだけ袋に詰め込んで、意気揚々と帰ってきたものだった。
 そうね、やけくそ買いとでもいいますか。
 見方によればリッチだったけど、まあ、お金の使い方としては「成り上がり的」、もしくは「かつての農協観光の海外ツアーのお客さん的」であった。
 それが、今はどうだろう。
 例えば昨日なんかどうだろう。こんな感じ。
 駅まで行ったのに、デパ地下しか寄らなかった。
 デパ地下まで行ったのに、ちょっとしたお魚と野菜しか買わなかった。
 ココロの中で「なあに、またいつでも来られるもんね」「もんね」「もんね」・・・という「余裕のよっちゃんボイス」がリフレインしていた。
 かつての「うん」万円が、今は2〜3千円程度のかわいい出費。
 これを「逆リッチ」と言わずして。

 (2015.06.22)   このページのトップへ

 

『生まれて初めての避難訓練』4101

 今日は町内会主催の避難訓練である。
 昨日はその準備ということで「役員」であるボクはそれにおもむいたのであった。
 ボクは当日、要介護のおばあちゃんの安否確認に出向くことが決まった。
 ヘルメットとベストが支給された。さっそく着てみた。



 おいおい、流しの救助隊かい?!











 あんた、何やってんねん!

 (2015.06.21)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜4100話はこちら)

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