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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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『目がかすむ』4050

 新しい家になって、トイレに異変が起こった。
 それは、以前の「ポッタン式」から「簡易水洗」になったこともあるが、それ以外に、便座に座った時に目の前の「ゆうちょのカレンダー」が、やけに遠くなったのだ。トイレが広くなったというか、長くなったというか。
 なので、カレンダーの字が見えない。
 これは妻も同じで、大変困った顔をしていた。
 こんな調子で、仕事柄のせいばかりではなく、寄る年波のせいで「最近目がとみにかすむ」2人である。
 ちょっと前に、妻がこんな誤読をしたことがあった。
 何かの電化製品の説明に、こんなことがひらがなで書いてあった。
「ねっとう」「じょうき」が出ます。
 妻はそれを見て、真面目な顔でこう言った。
「何? なっとう、しょうがって?」

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『虫塚』4049

 貝塚というのは、古代の人類のゴミ捨て場のうち、当時の人々が捨てた貝殻が積み重なったもののことである。
 ボクはこの引っ越し期間中、妻の依頼に応えてたくさんの虫を退治した。
 あっちの家の掃除の時、こっちの家の掃除の時である。
 ハエ35匹、毛虫の子ども80匹、カメムシ20匹、ゲジゲジ1匹・・・。
 虫塚、作れるね。

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『取下書、下取書』4048

 先日、秋田市役所に行きました。
 転入届を提出するためである。
 すごく感じのいい職員ばかりであった。
 公共のサービスはこうでなくっちゃ! と思った。
 ところで、その待ち合いの時間にあった話。
 妻が、ボクのカバンに入っていたファイルの書類を見てこう言った。
「ねえ、何を下取りしたの?」
 その紙は、税務署に提出した青色申告変更届けの「取下書」であった。「とりさげしょ」であった。
「ねえ、何を下取りしたの?」
 また聞く妻。
 ボクはその紙を顔の前に近づけた。5秒後、妻は大爆笑した。
 確かに似ているね。
 それと、職業柄言うと「送り仮名間違い」だよね、これ。

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『仕事デブ』4047

 昨日から本格的に仕事が始まっている。
 朝6時出勤の日々再開である。
 お仕事は大変ありがたい。
 それがなければ、ここでのモダン生活は続かない。
「家賃を稼がねば!」
 が、2人の合い言葉になっている。
 合い言葉は「家賃!」である。
 なので、それは大いに結構なことなのだが、体重がまた増え出した。
 引っ越し期間は異常なほど「ダイエットトレンド」を維持していた。
 そりゃあそうだ。
 とにかく運んだ。とにかく下ろした。とにかく縛った。とにかくほどいた。とにかく歩いた。
 しかし、今はまた「机と椅子にカラダが固定化」してしまった。
 当然デブる。デブトレンドに入っている。
 駄目だ駄目だ! このままでは駄目だ !
 また引っ越しせねば!

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『せんべいの破片』4046

 夕べ、ずっと録り貯めていた「まれ」の第1週を初めて観た。
 その際、おせんべいを食べた。
 妻は(これはいつものことだが)せんべいの破片を床に落とした。
 しかし、床がせんべい色のクッションフロア(これ自慢)だったものだから、なかなかどこにいるのか見つからなかった。
「まあ、いいや。そのうち見つかるだろう」ということで、「まれ」第1週を見終えて寝た。
 今朝、それが思わぬところから見つかった。
 妻が仕事をしようと、ヘッドホンを持った時のこと。
 こえなぐなってたのね。(「こういうふうになってたのね」の石巻弁)

 

PS 
 ちなみに妻のヘッドホンはすごい。
 これに限らず、キーボードといいマウスといいパソコンといい、とにかくすり切れるほどよく使いこなしている。
 さすがにこれを見たボクは気の毒になって、AMAZONで新しいのを発注しましたけどね。

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『モボ、モガ』4045

 正式に引っ越してからちょうど1週間。
 カーテンも入り、やっとどうにか落ち着いてきた。
 この1週間で、ボクらの生活にはいろんな変化があった。
 あまりにもめまぐるしくキラビやかな外部社会の刺激の数々。
 そして、それになかなか歩調を合わせていけない田舎もんの2人。
 ガビ〜ン! ドヒャ〜ン!
 そんな連続の日々だった。
 でも、やっと少しずつではあるがボクはモボ、妻はモガの仲間入りをしている。
 モボ、モガとは「モダンボーイ」、「モダンガール」のことである。
 かつて(昭和二十年代)石巻のおばあとおじいはこの名を欲しいままにして、颯爽とサイドカー付きのバイクに乗っていたそうだが、今はほとんど「死語」であろう。モボ、モガ。。。
 妻はなんと! 昨日から「着物」をお召しになった。
 かつての「もんぺ」を捨て、きれいなオベベを着て、今朝も出社されている。
「一度はこういう生活がしたかった」そうである。
 なかなか華々しくも麗しき職場風景である。

 

 ボクは特段何も変わらないのだけれど。。。

 (2015.05.14)   このページのトップへ

 

『いきなりかよ!』4043

 本当は仕事がチョー詰まっていて、こんなくだらないものを書いているヒマはないのだが、あとひとつだけ書きます。
 これはかなりショッキングなことだったから。。。
 それは、ボクらは引っ越してまだ3日後のことであった。
 町内会長さんと副会長さんが訪ねてきてこう言ったのだ。
「町内会の文教委員になってください。そして年3回の広報誌を作ってもらいたい」
 ガビ〜ン!
 新参者のボクらは、到底そのお誘いを断ることはできなかった。
「あ、は、は、はい。。。」
 寝首をかかれた感じだった。それにしても。。。
 いきなりかよ!

 (2015.05.13)   このページのトップへ

 

『つつぬけの生活終焉』4042

 昨日、やっとカーテンが付いた。
 これで24時間プライベートなしの生活から開放された。
 カーテンというものは本当に大切なものだったのだ。
 これがないと人間としての生活は何一つままならないことが分かった。
 まるで類人猿のように、ボクらは素っ裸で生ているようなものだった。
 ああ怖い。
 カーテンさん、ありがとう!
 個人情報保護法万歳!
 文明開化、おめでとう!

 (2015.05.13)   このページのトップへ

 

『雨が静かに降っている』4041

 寝床で雨の音を聞いていた。
 静かだ。
 かつては、雨樋のない2階の屋根から叩き付けるように落ちてくる雨の音が、チョーうるさかった。
 今は静かだ。
 これは文明開化の音と言っていいだろう。
 さらに、かつては雨漏りの心配がチョーあった。
 今は全くない。
 文明開化の夜明け。
 ボクらは確かに、その第一歩を踏み出したようだ。

 (2015.05.13)   このページのトップへ

 

『引っ越しのごあいさつ』4040

 10日間もブログを書いていなかった。なぜか?
 そう、正解である。
 引っ越しで大わらわだったのだ。
 落ち着いて書けるまではもう少しかかる模様。
 親愛なる読者の皆さまには、とりあえずここの住所と電話番号をお知らせします。
 新しい名刺をそのまま載せますね。







 いろんなことを書きたいし、ここの写真なども載せたいのですが、もう少しお待ちください。
 とりあえず、人生サイコーの環境に引っ越したことだけはお伝えしときます。(もったいつけるな!)

 (2015.05.08)   このページのトップへ

 

『引っ越し前の準備体操』4039

 以前、タンスを持とうとして足首をねんざした。
 それがようやく治ってきた。
 なので、今度はゼッタイそうならないように、作業に前には2人で「準備体操」をすることにしている。
 今のところ、そのお陰で何とか持ちこたえている。
 さあて、今日も張り切って準備体操ヨ〜〜〜イ!

 (2015.04.28)   このページのトップへ

 

『干せない事情』4038

 コタツ布団を洗ったので外に干したかった。
 でも、干せない事情が2つあった。
 ひとつは「風」である。
 時々ものすごい突風が吹くのだ。
 物干ざおごとぶっ飛んでしまうのだ。
 もうひとつの理由は「ぎゃんだが」のせいである。
 秋田弁ではそう言うが「毛虫」のことである。
 小さいぎゃんだがが、糸を垂らして空中を舞っているのである。
 それが洗濯物に付着する。
 困ったもんだ。

 (2015.04.28)   このページのトップへ

 

『日本で一番お化粧時間の短い人』4037

 それは妻である。
 自分で言うんだから仕方がない。
 確かに短い。
 特に新居へ向かう日は短い。
 もちろん早く行きたいからだ。
 秋田ではほとんどお化粧しない人だった。
「年を取ると化粧しないと持たない」
 とも言う。
 たとえ短くても、これからはお化粧をしたり着物を着たりする生活になる。
 妻はもちろん、ボクもうれしくてしょうがない。

 (2015.04.28)   このページのトップへ

 

『ヨーロッパの映画に出てくるような暮らし』4036

 いつも妻と2人憧れていた暮らし。
 それは、ヨーロッパの映画に出てくるような生活である。
 その条件の1は、家から徒歩で「手作りパン屋さん」に行けること。
 行く途中には街路樹があって、そのアーチの下を、妻と手をつないで歩いていく。
 この時期は新緑の季節だから、最も絵になる遊歩道の風景だ。
 すれ違うのは初夏を謳歌する大学生たちである。決して苗を積んだ軽トラックたちではない。赤いトラクターもいない。
 そのお店でパンを選ぶ。
「ピロシキ焼き上がりました〜!」
 そんな生きのいい主人の声につられて、揚げたばかりのピロシキをトレイに置く。あ〜いい香り。
 明日の朝食用にドイツパンも買う。
 夜の「ラム肉の山椒添え」の時、チョンチョンして食べるフランスパンも買う。
 袋からフランスパンの頭を出して、その袋を抱えて、来た道を手をつないで歩く。歩く姿がまたかっけえ〜な〜!
 ああ、まるで映画で見たような情景ではないですか。
 だからさあ、ゼッタイ似合わないんだってば! 軽トラと赤いトラクターは。

 (2015.04.24)   このページのトップへ

 

『丸見えの生活』4035

 晴天に恵まれた昨日は「自力引っ越し」第3弾を執り行った。
 搬入した主な荷物は「着物」である。
 妻の大事な「着物」をていねいに運んだ。
 途中「三温窯」さんに引っ越しの報告に伺い、それからニトリに発注していたオーダーカーテンを積んで、いざCityへ!
 バッテリーが上がった前回とは違って、いろんなことが首尾よく進んだが、最後にやはりひとつアクシデントがあった。
 カーテンのサイズが「松の廊下」状態だったのだ。
 つまり「殿中でござる」であった。
 早い話、すそが極端に長かった。
 ニトリに修理を依頼したら結構日数がかかると言われた。
 そんなわけで、引っ越し早々ボクらはカーテンのない「外から丸見えの生活」を余儀なくされたわけ。
 新参者を迎える先住人の心理というものはおそらくこうだろう。
 どんなヤツらが引っ越してきたか穴が開くほど見てみたい!
 朝から晩まで丸見えのボクらである。そんな彼らの欲求は大いに満たされることだろう。
 あんたも好きねえ。。。ちょっとだけよ。

 (2015.04.24)   このページのトップへ

 

『よい夫婦の日』4034

 今日は4月22日。
 よい夫婦の日なのだそうだ。
 ボクたちも今日は「よい夫婦」だ。
 しかし、昨日は「悪い夫婦」だった。
 つまらないことで夫婦げんかをしてしまったのだ。
 何が「つまらないこと」だったかも忘れるほど「つまらないこと」だったのだが、結構激しく口論になった。
 発端は頼もうと思って下見に来た「引っ越し屋」さんの能力と金額と態度などに関するボクの失望からだった。妻は結構寛大だったのだが。。。
 結局、重いもの、大きいものだけ頼んで、あとは「夫婦で自力搬送」ということになった。
 ボクの足首のねんざは割と軽傷だったようで、何とかなるかもしれないかもしれない・・・かもしれない。
 とにかく「小出し」で何十回も運ぶのだ。ワゴンRで積めるだけ積んで、運んで運んで運び切るのだ! 
 そんなふうに盛り上がって今日を迎えたせいか、今日はすっかりよい夫婦に戻っていた。
 親愛なる読者の皆さん、どうかご安心を! たぶん大丈夫です。
 仕事が詰まってて、そんな時間が取れるかどうかが心配だけど、まあ何とかなるでしょう。

 (2015.04.22)   このページのトップへ

 

『パトカーが来た』4033

 と、思ったら単に妻の腹が鳴ったのだった。
 今日は日曜なのだが、ボクらはやはり仕事である。
 朝からやっているが、そろそろ腹が減ってきたらしい。
 今朝は「カニ雑炊」なので、そろそろ作って食べようかな。
 今日は引っ越しの第1弾の予定だったのだが、妻がくじけたことと、ボクがくじいたことで、お流れになった。
 かくなる上は、万全を期して連休中に一発勝負に出るつもりだ。
 それも、できれば業者さんを呼んで。。。
 とにかく早くねんざを治さなければ、荷造りもままならん。
 ああ、ばかばか!!!

 (2015.04.19)   このページのトップへ

 

『富士急ハイランドカーテンレール』4032

 富士急ハイランドといえば「ジェットコースター」だった。
 今でもそうなのだろうか? ボクは大学生時代に一回だけ乗ったことがある。
 確か「東洋一のなんとか」とか「スクリューなんとか」とか「絶叫!」とか、とにかく恐ろしげな形容詞が付いていたような気がする。
 忘れもしないが、ボクはあれに乗った時にゲボを吐いた。
 つまり嘔吐したわけだ。
 アレ以来、この手の乗り物が嫌いになった。
 豊島園では子どもと「前後左右東西南北あっちこっちにとにかくぐるぐる回り続ける乗り物」に乗って、ボクだけが気持ち悪くなった。
「こんなのたいしたことないわい」と、子どもの手前見栄を張って乗ったのにやはり駄目だった。子どもの面前で恥をかいた。
 それ以来ボクは、こんな人生観を持つようになった。
 金払ってあんなものに乗るくらいなら、金もらって長距離トラックの運ちゃんになったほうがましだ。
 ところで。。。
 昨日、わが家の寝室の窓のカーテンレールがそうなってしまった。
 富士急ハイランドのジェットコースターのレールに。
 なぜかそうなったかと言うと、妻がありったけの洗濯物を部屋の物干棒に掛けたからだ。
 その重みで、洗濯棒を支えていたカーテンレールがグニャッ!となり、止めビスごとハズレてガバッ!グルッ!となっちまった。
 つまりこんな感じ。分かりますか? この感じ。



 ああ恐ろし。

 (2015.04.19)   このページのトップへ

 

『くじけた妻とくじいた夫』4031

 引っ越しの準備がいよいよ本格化してきた。
 ボクらの計画では、この引っ越しはぜ〜んぶ自分たちだけで済ませようと思っていた。
 つまり、荷造り〜搬出〜運搬〜搬入〜荷解きまでぜ〜んぶ。
 そのつもりで水面下で準備を進めていた。
 しかし、おとといの晩のことであった。
 わが家の荷物界における「スーパーヘビー級」とモクされていた「洋服ダンス」を2人で持ち上げようとした時のこと。
 あっ!
 地側を持つ妻と、天側を持つボクが同時にココロの中でそんな声を発した。
 妻の声はこう続いた。
 やべっ、重っ! これ無理かも。。。
 そして、妻のやる気は急速に失せていった。
 一方、ボクの声の続きはこうだった。
 やべっ! 痛っ! くじいたかも。。。
 ボクは右足首をねんざしていた。
 くじけた妻と、くじいた夫。
 意志薄弱な妻と、肉体虚弱な夫。
 この引っ越し、何やら波乱含みの様相を呈してきた。

 (2015.04.18)   このページのトップへ

 

『へちま活用術』4030

 ボクは「へちま」とすこぶる相性がいい。
 へちまのお陰で大いに助かっている。
 まず、顔に塗る「へちまローション」。これはコーゾーさんの奥さんにもらった自家製のもの。
 ボクは毎年冬になると「ひじ」がカサカサになってゴワゴワになってしまうのだけれども、このお陰で今年はそうならずにツルツルスベスベのお肌をキープできた。
 そして、カラダをこする「へちまのアカスリ」。これはちり紙交換のオジさんに「いつもたくさんありがとうございます!」の気持ちを込めてもらったもの。
 アカスリ本来の目的で使っているが、この度思いがけない用途を開発した。
 それは「へちまギブス」である。
 ギブスが必要になった理由はこの次のブログ『くじけた妻とくじいた夫』4031に詳しく書いておくので参照願いたい。
 右足首をねんざしたボクは、土踏まず側を着いて歩くと痛くてしょうがない。
 なので、内股でおかま歩きするしかない。
 しかし、その歩き方は疲れる。
 なので、土踏まずのところに何か容れ物が欲しい。
 その容れ物としてこの「へちま」が大いに役立っているのだ。
 硬過ぎず、柔らか過ぎず、なかなかいいあんばいだ。
 へちまを土踏まずに固定するために手ぬぐいでしっかり縛った。
 そして、その上から靴下を履いてみた。
 このアイディア、歩くのにはとてもいいのだが一つだけ問題がある。
「フタコブラクダみたい(笑)」
 そう、妻が笑ったように、手ぬぐいの結び目が靴下にボッコリ浮き出てしまい、ボクの右足にはぶざまなコブができてしまった。
 茶色い靴下だからホントにラクダみたいだ。
 今日は東京からお客さんが取材にみえる。
 フタコブラクダを見られはしないだろうか? そのことが若干気になってはいる。

 (2015.04.18)   このページのトップへ

 

『後付け天気予報』4029

 ズルいよね。
 ネットで天気予報やってるでしょ。ヤフーとか。
 あれ、ズルいよね。
 もちろん天気予報だから、当たることもあれば外れることもある。
 そうなんだけど、アレはズルいよね。
 後付けで「結果」が更新されてるんだもんね。
 こういうことです。
 午前6時から12時は「晴れ」と出ている。
 なので、勇んで洗濯物を外に乾かした。
 ところがぎっちょん! 急に「雨」になって洗濯物が濡れちゃった。
 このお! 天気予報の嘘つき! どうしてくれる〜!
 午前中は「晴れる」って言ってたじゃないか〜!
 そう言って、ボクが天気予報に詰め寄ったとしますね。
 でも、彼は涼しい顔でこう言うわけですね。
「いいや、あなた何見てたんですか? ほら、午前中は雨ですよ、雨」
 あ、勝手に更新しやがった!
 そんなことがここ最近多いんです。
 「やなヤツ」だよね。ネット天気予報って。 

 (2015.04.18)   このページのトップへ

 

『下山』4028

 登山の反対の「下山」である。
 「しもやま」と読まないでね。
 ボクらは長いこと、山に暮らした。
 そろそろ下山しなければならない。
 多少はあったかいところ、すきま風の吹き込まないところ、雨だれのないところへ下りよう。
 もうそんなに若くはないのだ。2人合わせて百歳超えた。
 それから、少しはお店らしいお店もあるところへ行こう。
 忙しい時は、「出前」なんかが取れるところへ行きたい。
 山の上は寒かろう。
 山の上はさみしかろう。
 山の上はクマも出るし、ヘビも出るので危なかろう。
 山の上はナメクジも出るし、カメムシも出るので気持ち悪かろう。
「よし! 下山だ!」
 「しもやま」ではなく、「げざん」だ。
 荷物をまとめようぜ!

 (2015.04.16)   このページのトップへ

 

『桃売りおばば』4027

 昨日の夕方、「剪定ばさみ」を手に玄関から現れた者があった。
 この間の「リトルミーおばば」といい、最近、春になったせいなのか、妙なものがわが家の前を通ることが多い。
 なので、その姿が台所のカーテンのすき間から見えた時は、いきなりそのはさみで斬りつけられはしないかと、さすがに身構えた2人であった。
「ホーメンッ!」(「ごめんください」の意)
 その人はそう言って、玄関の戸を開けてボクに向かって満面の笑みを浮かべた。
「もしよろしければ、桃の花は要りませんか?」
 そう云って後を振り向くと、彼女が押してきたカートの上には大量の小枝が重ねて積まれていた。
 妻も「もしよろしければ・・・」という上品な言葉に引かれて、恐る恐る出てきた。
 ワケを聞くと、これこれこーゆーことだった。
 要約する。
 3年前に白桃とネクタリンを食った。その種が芽を出しそうな気がした。試しに植えてみた。
 どっちも芽が出た。3年たった。「桃栗三年」とはよく言ったもので、見事な実を付けるようになった。
 その枝があまり大きくなって剪定した。捨てるのはもったいないと思った。
「よし! 桃の枝をお裾分けして歩こう!」
 早く言えば、そういうことになったようだった。
 真っ先にわが家に持ってきてくれたのはうれしかったが、うちには実は桃の木が2本もある。
 でも、そんなことは秘匿して「珍しいものをありがとうございます!」と言った。おばばはたいそう喜んだ。
「長い枝と短い枝、どっちがいいか」と問われ、妻は迷わず「短いほう」と言った。
 カートに乗って春が訪れた感じである。
 そんな、気持ちのいい『桃売りおばば』のお話でした。 

 (2015.04.16)   このページのトップへ

 

『1日で一番しゃべっている言葉』4026

 それは「引っ越し」という言葉。
 寝ても「引っ越し」、起きても「引っ越し」、仕事してても「引っ越し」、ご飯作ってても「引っ越し」。
 食べてても「引っ越し」、脱いでも引っ越し、出しても「引っ越し」。。。ひっこ、ひっこ。。。
 希望、要望、これ、ごぼう、引っ越しのサカイ♪ ひっこひっこ。。。
 わ〜〜〜〜! 引っ越し〜〜〜〜!!!

 (2015.04.15)   このページのトップへ

 

『ひよこではなかった』4025

 昨日書いた「にぎりつぶす母娘」というエッセイに異論が唱えられた。
 石巻のおばあちゃんが「にぎりつぶした」のは、「ひよこ」ではなかったそうな。
 その頃飼っていたジュウシマツかなんかの「小鳥」だったそうな。
 でも。。。
 どっちにしろ「にぎりつぶした」んでしょ、その方。
 あ〜かわいそ。

 (2015.04.15)   このページのトップへ

 

『引っ越しで寝不足』4024

 毎日、引っ越しのことばかり考えている。
 一番考えるのは夜中である。
 考え始めると寝られなくなる。
 妻も同じことを考えているらしい。
 深夜、急に目を覚まし、2人で顔を見合わせる。
 そこから「引っ越し」というテーマで、ケンケンガクガクが始まる。
 興奮してくる。
 次々にいろんなアイディアが浮かんでは消え、消えては浮かび、浮かんでは消える。
 消えてはいけない、とばかりに布団から跳ね起き、メモを取りに走る。
 布団に戻ってからまたケンケンゴーゴーが始まる。
 だんだん喉が渇いてくる。
 なので、今度は生協の「ただの炭酸水」を飲みに冷蔵庫に走る。
 戻ってまた「引っ越し」をテーマに議論が始まる。
 今度はおしっこがしたくなる。
 なので、今度は順番にトイレに走る。
 戻ってきてまた「引っ越し」をテーマに。。。
 結局ほとんで寝られないまま、朝5時に目覚ましが鳴る。
 赤目で仕事が始まる。そんな日がここ1週間続いている。

 (2015.04.14)   このページのトップへ

 

『にぎりつぶす母娘』4023

 左手と右手で違う動作をすることがある。
 例えば、左手でコミック本をめくりながら、右手でラーメンを食う。
 ラーメン屋さんでよく見掛ける図である。
 左手で焼き芋を食いながら、右手でバナナを食う。
 これも割とよくあるケース。(?と思う向きもあろうが、ボクは時々そうしてます)
 これはどうだろう。
 妻のバアイ。
 ポテトサラダを作る時、少し水気を切りたかったらしく、左手で軽くゆで卵をしぼりながら、右手で水道の蛇口をひねった。
 この結末は。。。
 ゆで卵をにぎりつぶしてしまった。
 つい先日、そういうことがジッサイにあった。
 それで思い出したことがある。
 それは、彼女の母である「石巻のおばあちゃん」が、かつてやらかした衝撃的な話。
 彼女は、左手に「ひよこ」をにぎりながら、右手で湯沸かしポットの押しボタンを押してしまったのだ!
 その結果どうなったかは読者のご想像にお任せしたい。
 かわいそうな「ひよこ」ちゃん。

 (2015.04.14)   このページのトップへ

 

『ノーベル仲いいで賞』4022

 妻は今、ノーベル賞について記事を書いている。
 ボクもかつて『のべる』という、史上最年少でノーベル賞を取った少年の物語を書いた。→これです。『のべる』
 ノーベル賞にこんな賞があったらいいな。
 その名も『ノーベル仲いいで賞』
 これなら取れる自信あるな。

 (2015.04.04)   このページのトップへ

 

『赤いランドセルとクマ』4021

 妻の夢は面白い。
 赤いランドセルの値段は45.000円だったという。
 さらに9,000円の会費にようなものまで払った。
 その高い高いランドセルを背負って、彼女は学校に行くつもりだった。
 夫のボクは「そうしな!」「そうしな!」と奨励していたそうだ。
 しかし、それをいざ背負っていく段になって、急に妻は嫌気がさした。
 こんな高いランドセルを背負って学校に行くのは馬鹿げている。
 冷静にそう思ったのだ。
 そして、それを思い切って買ったところ(高級デパート)に返しにいこうかどうか悩んでいるところで目が覚めた。
 それが今日の夢の概略である。
 昨日はクマが出た。
 彼女は驚いたが、一緒に自転車で走っていたはずのボクははるか彼方へ行ってしまっている。
 ボクに「クマよ〜!」と叫ぼうとしたが、聞こえたらボクが戻ってきて、クマに襲われるかもしれない。
 呼ぼうか、呼ぶまいか、大いに迷っているところで目が覚めた。
 まったく迷いやすい人である。

 (2015.04.04)   このページのトップへ

 

『ば! じぇ! あい! なっと!』4020

 どれも「驚いた時」に発する言葉である。
 品詞は感嘆詞。
 ば! は気仙沼である。
 じぇ! は「あまちゃん」で有名になったが三陸である。
 あい! はこの辺のおばあちゃんの言葉である。
 なっと! はマイナーだが、死んだうちの親父の専売特許であった。
 感嘆度合いによって、がってん!がってん!がってん! みたいに連打する。
 ば! →ば!ば! →ば!ば!ば!
 じぇ! →じぇ!じぇ! →じぇ!じぇ!じぇ!
 あい! →あい!あい! →あい!あい!あい!(おサルさんだよ〜♪)
 うちの死んだばあちゃんなんか、死ぬほど驚いたとき、あい!あい!あい!あい!あい!あい!あい!・・・・・・
 と、百万発連打していた。
 なるほど、驚いてる感じが出ている。
 ちなみにボクがねしょんべんした時もよくこれを連打していたものだ。

 (2015.04.04)   このページのトップへ

 

『青い鳥の役』4019

 メーテルリンクの『青い鳥』の朗読が始まった。
 妻いわく。
「もんのすごくおもしろい!」
 確かにおもしろい。
 しかし、読むほうは大変である。
 なぜなら、登場人物がハンパじゃないのだ。
 チルチルとミチルだけならいい。
 ところがギッチョン。
 百人以上の人(もの?)が登場するのだ。
 以下、登場順に書く。
 かあさんチル。
 チルチル。
 ミチル。
 妖女。
 時間たち。
 パン。
 火。
 イヌ。
 ネコ。
 水。牛乳。砂糖。光。とうさんチル。おばあさんチル。おじいさんチル。ピエロー。ロベール。ジャン。マドレーヌ。ピエレット。ポーリーヌ。
 リケット。夜。眠り。市もとい死。幽霊たち。鼻かぜ。陰たち。恐れたち。星たち。夜のかおりたち。鬼火たち。ホタルたち。夜霧たち。。。
 以下延々と続きます。
 ・・・・・・お隣のベルランゴーおばさん。お隣の娘。で最後。
 そんなわけで、ボクはこれらの声色をすべて変えて読まなければならないわけだから、たまったもんではないのだ。
 七色の声の持ち主ではあるが、さすがに百色の声は出したことがない。
 昨日だけでも12色の声を出したら、今日はのどがいがらっぽかった。
 でもがんばろう。
 妻の「ああ、おもしろかった!」のために。。。

 (2015.04.02)   このページのトップへ

 

『へいわな暮らし』4018

 なんともへいわ。
 ボクらのくらし。
 いままでも、これからも、いつまでも。
 へいわな暮らし。
 それは、このおむねとこのあたまの中にあります。
 だからくずれない。
 だからぶれない。
 へいわな暮らし。
 へいわな暮らし。
 ありがとう、まりさん。

 (2015.03.29)   このページのトップへ

 

『ボロ屋』4017

 こちらは、築五十年のわが家。
 去年から今年にかけては大風もあって、めっぽう傷んだ。
 これでもか、これでもかと、追い打ちを掛けられた。
 まあ、こっちからの眺めは悪くない。・・・と思いたい。
 でも、2階の屋根からの雨漏りはもう常態化。1階にまで到る。



 裏に回る。かつてアナグマが入った穴には戸板が置かれている。



 北側の庇は完全に落ちちゃった。見るも無残です。



 折れた庇のすき間から雨水が侵入。これじゃあどうしようもないわな。



 なんか痛々しい。



 見方によっちゃあ、ビルみたい。。。まさか。



 ここが仕事場でした。



 よくぞここまで暮らしたものぞ。



 貧しいながらもボロいわが家。

 (2015.03.26)   このページのトップへ

 

『さくら』4016

 これが、樹齢五十余年のさくらの樹の切り株。



 なかなか太い。
 今年からもうさくらの花びらは咲かないし、散らない。
 だがどうだろう。
 この幹の切り口、さくらの花びらに似てません?



 おもしろいなあ。。。
 さくらの切り株の形が、さくらの花びらの形だなんて。

 (2015.03.26)   このページのトップへ

 

『かえすがえすの人』4015

 妻はかえすがえすの人である。
 結婚祝いや出産祝いのことである。
 友だちにいっぱい差し上げてきたらしいが、かえされたためしがあまりないらしい。(もちろんちゃんといただいた方もいらっしゃいますよ)
 まあ、自分は出産していないのだし、結婚もものすごく遅かった。
 だから「仕方ないさ」とは思っている。
 それでもなんか虚しくなることも多いらしく。。。
「私って間が悪いのよね、いつも」
 と、モジモジ両手の親指と人差し指をすりあわせる妻よ。
 かえすがえす、、、の人である。
 が、断固君は不幸なんかじゃないよ。それはボクが保証するからね。

 (2015.03.24)   このページのトップへ

 

『風よ、風邪よ』4014

 まず風よ。
 お前は一体何にそんなに怒っているんだい?
 ものすごい勢いで吹いている風よ、バカにやる気だね、昨日から。
 サクラの巨木は伐っていたからいいものの、庇の落ちた屋根のトタンがあっちこっちに飛散しているではないか!
 風よ、そろそろ大人しくしてね。
 それから風邪よ。
 町内会の総会で、元副会長さんからまずボクがうつされて、それから必然的に妻にうつった風邪よ。
 かれこれ十日以上にもなるってえのに、まだ本調子じゃないのよね、まったく。
 特に、妻は一時40度に迫る熱を出し、今も継続して気力が続かないのだよ。
「やばい、すごく眠い」と言って、トトトトが中断してしまうことしきりだ。
「じゃあちょっと休む」と言って、ほら、今本当に寝てしまったではないか。
 そうなると、今度はボクの根気が続かない。つられて一緒に寝てしまいたくなる。
 まいったな。ちょっと寝てくるわ。
 早くスッキ〜〜〜っと抜けてほしいね、ホントに。

 (2015.03.24)   このページのトップへ

 

『サクラ動く』4013

 わが家の樹齢50年のサクラ。
 9年前はこんなんだった。まだ義兄(エンちゃん)も生きていて、それを愛でていた。コチラ→写真『桜満開』を見てね。
 3年前もこんなんだった。こちらの義兄(カッツ)のほうは、もちろんピンピンしている。コチラ→写真『2012春の秋田ツアー』
 しかし、ここ数年は、桜の芽を食べるウソや枝に感染した病気のせいで、あの頃の勢いはすっかりなくなってしまっていた。
 それに加えて、ここんとこの「爆弾なんらた」異常気象で大風が吹きまくり、隣りのスズちゃんちに倒木の恐怖さえ与えていた。
 なので、満を持して、この度コーゾーさんに頼んで伐ってもらうことにした。
 弟のミッツさんと2人(ボクらはこのコンビを『マリオブラザーズ』と密かに呼んでいる)がかりで4日もかかった。
 いやあ、誠にご苦労さんでありました。



 この日は3日目。いよいよ倒木の日を迎えた。



 すっかり枝が取り払われている。



 根本のところから二股に分かれているので、家に倒れないように慎重に。



 チェーンソーの音が響く。



 くさびを打つ音も。



 2カ所にロープが張られ、狙った方向に引っ張られる。



 が、なかなかシブトイ。倒れない。ここから行ったり来たり、約2時間の攻防。
 そして、とうとう山は動いた。いやサクラが動いた!



 わ〜い!



 結果、かなりの薪になりました。
 それにしても皆さん、大変ご苦労さんでした。

 (2015.03.19)   このページのトップへ

 

『風邪ひいたみたい』4012

 日曜日に町内会の総会があった。
 隣りの人が風邪をひいて苦しそうに咳をしていた。
 一応マスクはしていた。
 そのまま黙って大人しくしてりゃあいいのに、そんなカラダでタバコをプカプカ吸う。
 当然その時はマスクを外す。
 タバコの煙にむせてゲホゲホいう。
 いいから、黙って大人しくマスクしていてほしいなあ。
 おい、お前!
 風邪の菌をまき散らさんでほしいなあ、頼むから。
 ゲホゲホゲホ。。。
 ボクはひ弱なんだから。
 ゴホゴホゴホ。。。
 ああ、それにしても、すっかりうつされてしまったではないか。

 (2015.03.18)   このページのトップへ

 

『猫の手は要らない』4011

 久しぶりに書く。
 全然書けないほど忙しい。
 猫の手も借りたいほど忙しい。
 でも、猫の手では駄目だ。
 猫の手は要らない。
 猫の手で一体何ができるというのだ。
 おい、お前!
 文字打てるか?
 絵描けるか?
 どうだ、できないだろう。
 お前ができるのは、せいぜいこのマウスを追いかけて、じゃれることぐらいのもんだろう。
 ああ、それにしても、水っぱなが垂れる。
 花粉症なのだろうか?
 かつクシャミが出る。
 かつ目が熱っぽい。
「それは花粉症よ」と妻が言う。
 花粉症なんかなったことがなかったのに?
 あ〜あ、年とるとやだね。
 やだねったらやだねえ。

 (2015.03.17)   このページのトップへ

 

『玄米ご飯とカニ雑炊』4010

 一分づきの玄米ご飯になって久しい。
 ほどよい歯ごたえと栄養素で、わが家では人気が高い。
 だが、どうしても合わないものもある。
 例えば今日の「カニ雑炊」である。
 う〜ん。駄目だこりゃ!
 それから「カレーライス」である。
 これは想像しただけでもアカン感じである。
 もう一つ「カツ丼」も駄目だろうな。
 あ〜あ、本音を言えば、ここだけの話、「白いめし」食いたいな。

 (2015.03.08)   このページのトップへ

 

『郵便配達のおばちゃんは何度もセーターをほめる』4009

 このタイトルに似た名前の映画があった。
 確か巨匠ビスコンティーの作品であった。
 あちらの郵便配達は何やら凶暴だったが、こっちの郵便配達のおばちゃんはいい人です。
 そして、何度も何度もボクたちが着ている手編みのセーターをほめてくれるのだ。
 昨日は、ボクが出て行ったのだが、簡易書留の判子をもらいながら、おばちゃんはボクにこう言った。
「あらあ、すてきなセーター! ちょっと触ってもいい?」
 そして、ボクの右腕のところをなでなでしていた。
 ほめられて悪い気がする人間はそういないだろう。
 ボクはデレ〜ッとしていた。

 (2015.03.08)   このページのトップへ

『マブチモーター』4008

 みうらじゅんが言ってた。
「子どもの頃はこのマブチモーターで何かできないかって考えてたよ」
 ボクもそうなんだ。
 一番のヒット作は「カーテン自動開閉機」だった。
 カーテンの端にテグス糸を付けて、手元のスイッチを押すと、モーターがテグス糸を巻き上げ、カーテンが自動でシャーッと開くという仕掛けだった。
 手元のスイッチはもちろん「まくらもと」にあった。
 ヒット作ではあったが、それはアイディア段階での話で、実用化されたという華々しい記憶が薄い。

 (2015.03.06)   このページのトップへ

 

『目が霞む』4007

 サンテグジュベリの『星の王子さま』を読んだ。
 青木茂の『三太物語』を読んだ。
 今度、ザッパーの『愛の一家』を読む。
 ああ、目が霞む。

 (2015.03.06)   このページのトップへ

 

『雲切談義』4006

 恥ずかしそうにマッツ先生は言った。
「雲霧仁左衛門知ってる?」
 恥ずかしそうに言ったのにはわけがあった。
 誰も知らないと思っていたからだ。
 かつ、そんな時代劇を見ているのが恥ずかしかったからだ。
 ところが妻は知っていた。
「知ってます、知ってます。池波正太郎シリーズでは私は鬼平犯科帳の大ファンです!」
「まあ!」 
 マッツ先生は表情をパッと輝かせ、パソコンに向いていた姿勢を妻のほうにクルリと変えた。
「中村吉右衛門のファンで・・・」
 妻がそう言うと、すかさずマッツ先生は言う。
「私はヨロキン!」
 もちろん萬屋錦之介のことである。
 鬼平役は松本幸四郎、丹波哲郎に次いで3代目が萬屋錦之介。その次が吉右衛門である。
 向き直ってサシになった2人の時代劇談義は俄然盛り上がりを見せ始める。
 なかなか終わらない。なんのこちゃの看護師さんがあきれている。
「あなた、若いのに詳しいのねえ」
 マッツ先生が妻をベタぼめする。
 80歳と50歳の会話は尽きない。
 最後にマッツ先生はこう言った。
「あら、余計な話、しちゃったかしら。。。」
 まあ、余計といえば余計、平和といえば平和なことである。

 (2015.03.03)   このページのトップへ

 

『リトルミーの徘徊?』4005

 ボクたちが「リトルミー」と呼んでいるおばあさんがいる。
 別名「シゲバー」とも言うが、話が長くなるのでそれはさておく。
 さて、このリトルミー。どうも最近徘徊するようになったようだ。
 ボクらがそう睨んだのにはわけがある。
 昨日、こういう姿で、台車を押してわが家の敷地内に侵入してきたからだ。



 ちょうどその時、ボクはボイラーに給油中だった。妻が台所の窓越しに見つけた。
 あまりにもビックリした妻は、ボクを呼びに走ってきた。
「ちょ、ちょ、ちょっと来て〜!」
 しかし、ボクが慌てて駆け付けた時、リトルミーは既に消えてしまっていた。
 なので、真相はよく分からない。
 リトルミーがボケてしまったのか?
 はたまた、妻がボケたのか?
 謎は深まる。

 (2015.03.03)   このページのトップへ

 

『千の夢』4004

 妻はいろんな夢を見る。
 そして、いちいちボクに教える。
 昨日もなんだか、ボクがビニールに包まれたエッチな本を見ていたとかいなかったとか。。。
 おばあちゃんが卵の殻を剥いて、「ツルツルにするということはこういうことだ!」という講義をしていたとかいないとか。。。
 わが家には本当は,知られざる隠し部屋があと2つあるとかないとか。。。
 しかし、その部屋は現状ある部屋よりもボロくて、ジッサイのところ住めないとか住めるかもしれないとか。。。
 そういうことを夕べから「千」も聞いている。
 こっちの身にもなってもらいたいものだ。
 ぷんぷん。

 (2015.03.02)   このページのトップへ

 

『そろそろ発酵ブツを頼まねば』4003

 いろんな発酵ブツがあるもので。。。
 葡萄をしぼってつくるものもあれば。。。
 牛や山羊のお乳からつくるものもあれば。。。
 人体から出るものもあるわけで。。。
 ボクらにとって欠くことのできない、すなわち「生きるモリモリ」「生命のハミング」「シアワセのアンダンテ」「究極のシャバダバダ〜!」ともいえるものがチーズとワインで。。。
 それがそろそろなくなる。が〜ん!
 簡単に買いに行ければいいのだが、それもこの地理的環境ではたやすく叶わず。。。
 なので、電話で頼むのだ。
 もう一つ、電話で頼まなければならないものが、人体から出るほうの発酵ブツ。。。
 汲みとっていただきたい水位なのだ。
 朝からバカな話してないで、そろそろ仕事にかかれって?
 はいはい。

 (2015.03.02)   このページのトップへ

 

『ギャランドゥ』4002

 今日は久〜しぶりに日曜日で、かつ仕事が薄い日であった。
 だから、「思いっきりねてやれ!」と、2人で勢い込んで寝た。
 寝る前に、『マッサン』2週間分を見て、泣き過ぎて目が重かった。
 なので、これはちょうどいい具合に、朝寝坊できると踏んでいた。
 が、しかし。。。
 8時前に起きてしまった。目は思い切り腫れているのに、だ!
 ♪くやしいけれどお前に夢中〜♪
 そういう秀樹の歌があった。『ギャランドゥ』。夢中ならいいではないか!
 こっちは、くやしいけれど「起きてしまう」のだ! チェッ!
 なぜかというと、腹が減るのだ。
 おしっこ詰まるのだ。
 ああ、つくずく、自分の貧乏性なカラダがやんなるぜ。

 (2015.03.01)   このページのトップへ

『4001という数字』4001

 今、4001という数字を打って考えた。
 このブログの記事が4001になったわけだ。それだけのことだ。
 それだけのことだ。
 だが。。。
 わが家には海老がある。
 なぜか海老だけは豊富なのだ。
 今まで海老は買ったことがない。
 それでも冷凍庫にはいつも海老がうじゃうじゃいる。
 それで、昨日は「海老天」を揚げて食った。
 巨大なのをお一人様3本食べた。
 今朝はお一人様2本をあつあつの更級そばの上に浮かべて、豪華に食べた。
 まだある。
 あと1本ある。
 おっと、奇数じゃねえか。
 ケンカになるから、密かに食ってしまうべ。

 (2015.02.28)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜4000話はこちら)

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