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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■お便りくださいね!(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
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『GG開幕戦』3150

 好天に恵まれた今日、早朝に起きて「今日の予定仕事」を仕上げたボクらは、これから大潟村に行き、今期初のグランドゴルフを執り行う予定だ。
 お昼はサンルーラル大潟で食べ、それから各自グランドへ出るわけだが、おばあちゃんはもとより、果してボクらがちゃんとプレイできるものかどうか?
 長い冬の間に、激しくなまった体が動くかどうか?
 不安だ。限りなく不安だなあ。
 昨日まで「首が痛い」と訴えていたおばあだだが、「とにかくやってみてからだな」と、今日は俄然やる気を見せている。
 きっと外に出たいのだな。
 ヒマでしょうがないのだな、と思う。
 とはいうものの、大丈夫かな、とも思う。
 まあ、首が回らないほうがフォームが安定するとも言うし(あくまでもゴルフのスイングの話だが)、日光に当たるのは骨粗しょう症にもいいそうだから、とにかく行ってみよう! 何とかナルベ。
 案外、おばあちゃんが優勝したりしてね。

 (2013.05.18)   このページのトップへ

『母娘のシューマイ講座』3149

 寝違えたみたいで「首が痛い」と訴えるおばあを引っ張り出して。



 「クロワッサン」を買ってからミョーに料理に勢いづいてる妻が。



 一緒にシューマイを作っています。



 餃子作りには自信のある妻も。



 シューマイは初挑戦なので、おばあの指導を仰ぎながら。(レンジで作るので裏返しに並べます)



 黙々と包んでいる光景は。



 ボクから見れば微笑ましく。この手がやがて。



 このようなしわを刻むのだろうなあ、などと。



 ほんのりシアワセな気持ちになったり。



 ちょっぴりさみしい気持ちになったりしながら、おばあの手を見つめているうちに。



 おいしそうな湯気をたてて、このように。
 母娘のシューマイは出来上がったのでした。

 (2013.05.18)   このページのトップへ

『おばあちゃんの足(続編)』3148

 ボクがここに書いたから、世界的にユーメーになってしまった「おばあちゃんのゾウ足」。
 ええい! もうひとつ書いちゃえ。
 うちには「内履き」が2タイプあります。
 トイレや廊下で履くいわば「内の外」タイプのサンダルと、事務所やリビングで履く「内の内」タイプのサンダルです。
 後者は3足あるんですが、前者は2足しかありません。
 なので、この「内の外」タイプのサンダルは、おばあちゃんと「共用」ということになるわけです。



 これ、もちろん左が妻ので、右がボクのです。
 さあ、おばあちゃんは一体どっちを履くでしょうか? 
 ちなみにおばあの足はこれです。(何度もクドいけど)



 ボクのと思うでしょ? ところが違うんです。なぜかいつもは妻のほうを履くんです。
 でも、こないだの夜、トイレに行った時にボクは発見してしまったのです。
 おばあちゃんの部屋の前に、ボクのサンダルが脱いであることを・・・。
 やはり・・・。



 こいつ、見栄はってたな。

 (2013.05.17)   このページのトップへ

『病床六食』3147

 病床六尺、これが我世界である。
 しかもこの六尺の病床が余には広過ぎるのである。
 僅(わず)かに手を延ばして畳に触れる事はあるが、蒲団(ふとん)の外へまで足を延ばして体をくつろぐ事も出来ない。
 甚(はなは)だしい時は極端の苦痛に苦しめられて五分も一寸も体の動けない事がある。(正岡子規『病床六尺』より冒頭)


 昨日午後、ボクは発病したのである。
 しかも下痢なのである。
 わずかに安らげるようなこともあるが、腹が痛くて痛くて安閑として寝てもいられないのである。
 甚だしい時は極端の苦痛に苦しめられて、漏れそうになって便所に駆け込むことがある。
 まあ、そーゆー状態になってしまったのである。ここんところの飽食がたたったか、激しい気温変動で風邪をひいたか?
 そーゆーわけで、ボクは午後から夕飯時まで寝ていたのである。
 その日はたまたま「おばあちゃん炊事担当デー」に当たっていて、ボクは非番になっていた。
 おばあちゃんに注文していたメニューは『鶏五目ご飯』『おくずがけ』『茶碗蒸し』であったが、病床のボクは果してそれが食べられるかどうか自信がなかった。
 とにかく全然食欲というものがなく、仮に食ったとしても、すぐに「御不浄直行!」となりそうだったからである。 
 痛い腹を押さえながら、それでもボクはちょっと眠ったようだった。
 ボクは鼻孔に香しい匂いを感じて目が覚めた。
 それは「昆布だし」と「鶏肉」と「玉子」と「しいたけ」と・・・その他いろんなものが混ざり合った匂いだった。
 ボクは病床から跳ね起きた。
 したらなんと! こんなものまであるではないか!



 Mさんがわざわざ、ボクたちに食べさせたいと持ってきてくれた、大変高価な「うど」「しどけ」を含む「ぼんな」「あいこ」などの山菜たちだった。
 これらの山菜はさっそく、『天ぷら』『おひたし』『酢みそ和え』にしてありがたくいただいた。
 ホントにホントに美味しかったです! 皆さんありがとうございました!
 そんなわけで、『病床六尺』ならぬボクの『病床六食』は、何だかすごくリッチな食事に昇格したのでした。
 
 えっ? 下痢ですか? それ何の話でしたっけ?

 

 (2013.05.17)   このページのトップへ

『着替えの会話』3146

 着替えの時のボクたちの会話です。
 たとえばパンツや靴下は毎日替えるけど、ズボンは2〜3日おきとかですよね。
 そのことをいちいち妻に確認しながら、ボクは1枚1枚脱ぎます。

「このシャツは?」
「それはチュー!」
「このズボンは?」
「それはジュン!」


 分からない? じゃあヒントです。
 シャツは「アライ」で、ズボンは「ホリュー」です。
 まだ分からない? 
 アライ→洗い→荒井。ホリュー→保留→堀江(ここちょっと無理ある)です。
 だから、今日のシャツは「チュー」で、ズボンは「ジュン」なんですけど・・・。

PS そもそも「何だバカやろう!」の荒井注や「メモリーグラス」の堀江淳知らないか?

 (2013.05.16)   このページのトップへ

『トイレ識別における常識のわな』3145

 「識別」と書いて「女満別」を想起してしまった。「シキベツ」「オマンベツ」・・・。
 今日のボクはどうかしている。
 気を取り直して、先日「小岩井農場」のトイレで思ったことを忘れないうちに書いておこう。

 ボクの「トイレ識別における常識」はこうである。

・スカートをはいているほうが「女」である。
・赤いほうが「女」である。
・かなりの確率で右側が「女」である。

 これは長いボクの「排便人生」の中で身につけた「マイ保身の知恵」だ。
 「保身」などと大仰に言ったのはほかでもない。もしこれを間違えて入ると大変なことになってしまうからだ。
 ご婦人が殿方用に入ってきた場合はかわいい。「すいませ〜ん!」で済むだろう。でも、これが逆だったらどうだ? 
 のぞき、盗撮、ストーカー、セクハラ、パワハラの世の中、今時「すいませ〜ん!」では済まんだろう。
 当たりどころが悪ければ「即逮捕!」だろう。
 そんなわけで、この知恵は男にとって保身上ヒジョーに重要と言わねばなるまい。



 もし、これが何かのはずみでこうなっていたら・・・。



 ああ、恐ろしい! くわばらくわばら。

 (2013.05.16)   このページのトップへ

『失格!』3144

 おばあちゃんがヒマそうなので、ある業務を与えることにした。
 それは「昆布を細かく切る業務」である。
 何でも『オレンジページ』に載っていたとかで、こうして出汁を作るといのだそうだ。
「おばあちゃん、業務できたよ!」
「・・・」
 寝てる。眠かけしてる。
 失格!

 (2013.05.15)   このページのトップへ

『帰り支度』3143

 おばあちゃんのお帰りは5月23日と決まった。
 2日に来たわけだから、ちょうど3週間の滞在になるわけだけど、あと1週間になっちゃった。
 それが決まったせいなのか、主立った行事が終わったせいか、おばあちゃんはにわかに忙しそうに立ち振る舞っている。
 今朝などは、朝から廊下にモップを掛けていたし、10時のお茶までいれてくれた。
 それから部屋で荷造りにも余念がない。今もガサガサガサガサやっている。
 それにしても・・・。
 いくら何でも早過ぎね?

 (2013.05.15)   このページのトップへ

『コーフン』3142

 盛岡アイスアリーナというところに、五千人を集めて行われた『Mr.Children』のライブであった。
 ボクらは西のスタンド2階席だったが、並びのシートには全部で15人ぐらいの人が腰掛けていた。
 もっとも腰掛けていたのは始まるまでで、開演してから3時間はほぼ完全に総立ち状態だった。
 ボクの右となりに、ブルージーン(まさにそういう名称がふさわしいズボン)を履き、薄いブルーとオレンジ色の格子柄のシャツを着て、首に「ミスチルブランドタオル」を巻いた「金髪の刈り上げ頭のオジさん」がいた。
 明らかに精一杯「若者ぶって」やってきたことは明白だった。
 オジさんはなぜか、オジさんのくせに、ニューアルバムに入っている曲をすべて歌えるようだったし、「この歌の時はこういう動作をすべし!」というような、いわば「ミスチルファンとしてのライブ盛り上げ方の心得」まで完全に習得しているようでもあった。
 そういう意味では「立派なミスチルオジさん」と呼んでも過言ではなかった。
 曲がかかるとボクは、右となりの「ミスチルオジさん」の動作を真似て、手を振り上げるところは振り上げ(この際「人差し指1本」の時もあれば「親指と人差し指」の時もあってなかなか難しかったのだが)、鯉のぼりのように左右に揺らすところはそのようにしたものだった(時々左右が反対になってしまって焦ったけど)。
 気付くと、五十肩で上がらなかったボクの右腕が、かんぬきでも外れたかのように「ビュンビュン」上がっているではないか!
 ミスチルオジさんもすごかった。彼は大声で歌い、手をボク以上にグリグリ振り回し、足をズドズド踏み鳴らし、ジュワジュワ吹き出る大汗を「ミスチルブランドタオル」で激しく拭いながら、ペットボトルの「ほうじ茶」のガブガブ飲んでいた。
 ボクも同族の「オジさん」の端くれとして、プライドにかけて彼に負けてはいられなかった。 
 「ミスチルブランドタオル」や「ほうじ茶」はなかったし、ニューアルバムは未購入だったのでほとんど「口パク」だったが、知っている数少ない曲は、彼の3倍の声量で歌い、リズムを取って飛び跳ねた。
 いつしか2人のダミ声は、美しいユニゾンとなってアイスアリーナに響き渡った。(なわけねえだろ!)
 こんなふうにして、オジさんたちはラストの30分ぐらいまでは、お互い頑張っていたんだ。
 しかし、その頃になって両者さすがに疲れてくる。その兆候はこんな形で現れてきた。
 彼はというと、低くなっている前のシートに足を載せることが目に見えて多くなってきたし、手擦りを掴む回数も増え出した。
 ボクはだんだん腕がダルくなってきた。それでも頑張って突き上げていたのだが、感覚を失ったその手が、前のオジさんの後頭部を何度も殴打してしまうようになった。
 このように、「コーフン」は頂点に達しながらも、それに体力が付いていけない、いわば「典型的なオジさんたち」なのであった。
 やがて1回だけ、そう、やっと1回だけ、「ここなら椅子に腰掛けてもヒンシュクを買わないかもしれない場面」というものが訪れた。バラードの曲の時だったのかな?
 その曲がかかると観客がチラホラ座り始め、それを見てボクとオジさんが素早い動作で同時に着席した。
(あれっ?)
 ボクのとなりの席が空いていた。
 それは、「コーフン」したオジさんが、ズンズン前に身を乗り出していった結果、前の人たちを押し出してできた「空席」のようだった。
 ということは、この後どういうことが起こるか? 賢明なる読者なら容易に想像がつくと思う。
 きっと誰かがアブレル!
 案の定、しばらくして恐れていたことが起こった。
 ずっと向こうの青年が、たしかにアブレテいたのである。ちょうど「椅子取りゲーム」の鬼みたいにキョロキョロしながら・・・。
 犯人が挙げられ、茶髪の刈り上げ頭をポリポリかくまで、そう長い時間はかからなかった。
 オジさん、コーフンし過ぎ。

 (2013.05.15)   このページのトップへ

『上がった! 治った!』3141

 何が上がったかというと、「ボクの手」である。
 何が治ったかというと、「五十肩」である。
 それはミスチルのライブでのこと。
 ライブが始まって早々、気付かないうちに、ボクは右腕をガンガン上に突き上げていた。
「ちょっと! ちょっと! 上がってル、上がってル」
 妻が隣で叫んでいる。
「えっ?! 何?」
「すごい、すごい! 上がってル、上がってル」
「あっ! ホントだ、治った、治った!!!」
 その後も、調子に乗ったボクは、ただ突き上げるだけではなく、周りの人に合わせて頭上でグルグル回したり、左右に鯉のぼりのように泳がせたりしていた。 
 そんなわけで、ミスチルのお陰でボクの五十肩はついに治ったのであった。チャンチャン。
 と書きたかったところだが・・・。
 あのね。白状するとね。
 今度は筋肉痛でね。
 前よりもっと手上がんないのね。

 (2013.05.14)   このページのトップへ

『ただいま〜!』3140

「おっかえりー! 寂しかったよ〜。会えないかと思った(笑)」
 そんなお便りが届いた。ペンネームは「見捨てる(笑)」となっている。
 ん? ははあ、ミスチル→見捨てる。相変わらずイージーだな、トーエー。
 ちなみに、ミスチルは『HIRO』もやってくれたよ。すっげえ良かった。
 その話はいずれゆっくりしたいけど、とりあえず盛岡ツアーの写真をアップしたから見といてね!

母の日  『母の日in角館〜盛岡』

母の日  『母の日in盛岡〜小岩井』


 (2013.05.14)   このページのトップへ

『顔ブ〜ッとふぐれだ!』3139

 この2日間を総括して、おばあちゃんは言った。
「ああ、顔ブーッとふぐれだ!」
 いろんなことが「てんこもり」だった『盛岡ツアー』は終わった。
 その集大成の顔がこちらデス。



 確かに「ふくれてる」。
 これは、手っとり早い話、よく食べ、よく買い、よく遊んだ証拠だね。
 詳しいことは、追っていろいろ書きましょう。
 余韻に浸る間も、ふくれてる間もなく、今日からまたいつもの仕事モードです。
 食って買って楽しんだ分、また頑張んなきゃね。 
 おい〜ッス!

 (2013.05.14)   このページのトップへ

『大好物』3138

 おばあちゃんの大好物がこれ。



 秋田に来るたんびに、隣のケーコさんが作って持ってきてくれる。
 俗に「雲平(うんぺい)」というものらしいが、駅で売っているものは「雁月(がんづき)」っぽいそうで、おばあちゃんは好かない。
 ケーコさんはこれをなぜか「かまぼこ」と呼ぶのだが、そう言えば昔、おふくろもそう呼んでいた気がする。
「ケーコさんのが一番美味しい!」と、これをいただいた時に、おばあちゃんはケーコさんを褒めちぎった。
 ケーコさんは、照れてこんなジョークを言った。
「あいい、んだば石巻で売るべがな」 
 うちのケーコさん(おばあ)は、これを毎日の晩酌時に、1枚ずつ「チン」して食べるのが至福らしい。 

 (2013.05.11)   このページのトップへ

『シャレたババダン第2弾!』3137

 週末の盛岡ツアーのお金を下ろしに五城目イオンに行った。
 久しぶりの外出におばあは大はしゃぎ。
 おばあは、盛岡でも「シャレたババダン」と呼ばれたいらしく、イオンでは、行きつけの「ブチック」に直行した。
 こりゃ長くなるなと思って、ボクはひとり、通路のベンチに座って待っていた。
 それにしても田舎の「ブチック」って、どうしてあんなにも難しい柄の洋服ばかり並んでいるのだろうか?
 銀粉を塗りたくったアゲハチョウと、中石器時代の三葉虫の化石と、スマトラ島の熱帯植物たちが入り交じったような不思議な世界。
 デザインもイカしてる。決して体にフィットするようなものはない。徹底的に「ルーズフィット」を旨としている。社是なのかもしれない。
 思うにこれは、「客の自尊心に限りなく配慮したデザイン」だ。
 どんなデブでも、羽織ってみて「あら、痩せたかしら?」じゃなくてはならないのだ。
 それはそうと、そんな考察をボヤッとしながら、ボクが眠かけしていると、かれこれ1時間が経過していた。
 そして、間もなく出てきたおばあちゃんの手には、しっかりと買物袋が握られていた。
 さっそく、家に帰ってそれを着てみる。



「どう? 派手でね?」 
「そんなことないわよ。よく似合うわよ」
「んだいが?(そう?)」



「この脇のところがシャレオツ(おしゃれ)なのよ」 
「んだいが? ちょっと派手でねいが?」
「あら、ステキだわ!」
(脇から急にボク)「おう! シャレたババダン第2弾だっちゃ!」



「んで、これで決まり!」 



 平和な親子。 

 (2013.05.11)   このページのトップへ

『タラノメ、タラノハラ』3136

 Mさんに摘みたての「タラノメ」をたくさんいただいた。



 Mさんの家は後ろが山で、うちよりもさらに自然に恵まれている。
 野鳥もいればヘビも虫もいる。時々イタチやハクビシンなども出るらしい。
 住所は「山菜三丁目タラノメ7番地」である。(うそ)
 そんな恵まれた環境にお暮らしになっていても、そんなには採れない貴重な「タラノメ」を、わざわざ我が家に届けてくれたのである。
 そんな「ありがたい気持ち」で天ぷらを揚げた。あんまりありがたくて揚げ過ぎるところだった。



 3人で鼻を鳴らして食べた。一番好きな山菜。何とも言えないね。
 ふっくらサツマイモのような甘いもっちりした食感から、のど元では山菜特有の苦み(えぐみ)をアピールして胃袋になだれ込む。
 うまい、うまい! と言ってるうちに、やがて全員「タラノハラ」になっていくのであった。
 ごちそうさまでした!!

 (2013.05.11)   このページのトップへ

『初夏でしょか?』3135

 今日は20度もある。
 あったかい。
 こんな風景の、キモコいい1日。









PS 後で聞いたら、秋田県は25度の夏日だったそうです。五城目も22度でした。いつも一気に大逆転の秋田気候です。

 (2013.05.10)   このページのトップへ

『被災者to U』3134

 ここにいる、広告を読んでいる人は、石巻で、たしかにあの日、被災した。
 唐突にかかったこの曲『to U』を聴いていると、あの日や、あの日に続く愛と涙の日々を思い出す。
 乗り越えてきたすべての人たちの顔がよみがえる。
 瓦礫の街のきれいな花、けなげに咲くその一輪を、枯らすことなく育てていけると誰が言い切れる。
 それでもこの小さな祈りを、空に向けて放ってみようよ。

 そうやって生きてきた人がここにいて、老眼鏡をかけて、もくもくと広告を読んでいる。
 戦争も津波も、人生の一現象として受け入れ、家族のために強く優しく生き抜いてきた人の背中に向かって思う。
 おばあちゃん、もう頑張らなくていいよ。

 (2013.05.10)   このページのトップへ

『ゾウ足伝説』3133

 先日のブログの『樹液力を試す』3127にこう書いた。
 おばあちゃんの話では、若い時はこんなんじゃなかったのに、年をとってからなぜかこうなってしまったのだそうだ。
 それを見たおばあちゃんが、「ケンボちゃん(おばあちゃんの弟)がこのブログ読んだらまずい」と言い出した。
 何でも、小さい頃ケンボちゃんに「ケコちゃんの足、ゾウみたい」と言われたおばあちゃんは、カンカンになって「ゼッタイ二度とゾウ足と言うな!」と叱りつけたことがあるらしい。
 ケンボちゃんがこのブログを読むとは考えにくいが、おばあがどうしても訂正するように命じるのでそうします。
 はい、おばあは昔からゾウ足でした! くびれもありませんでした!
 それから、ボクは確認した。
「ところで、今はゾウ足って言っても怒んないの?」
 するとおばあちゃんは、語気を強めてこう言うではないか。
「今はもうどうにでもなりやがれ!」

 (2013.05.10)   このページのトップへ

『今日も晴天!』3132

 12日は盛岡だ。
「あと2つ寝れば盛岡だいちゃ」
 おばあはニコニコそう言ったが、オブラートに包んで飲んだ薬が苦い、苦いと泣いている。飲むのに失敗したみたい。
「掃除機かけたらやかましい?」 
 代表にことわりを入れたおばあであったが、「この部屋以外ならいいよ」と言われてしまった。
 昨日、ボクの足温器のカバーが完成してしまったので、1人、ヒマになってしまったようだ。
 いいから、ゆっくりすらいん。



 

 (2013.05.10)   このページのトップへ

『歌よりわんこ』3131

 12日は盛岡だ。
 昨日、その計画を立てていて、偶然「わんこ膳」というのを見つけてしまった。
 それはこういうものであった。



 岩手で人をもてなす象徴といわれる「わんこそば」。
 岩手を代表する食財を中心に「わんこそば」にみたてた「わんこ膳」をご用意いたしました。
 地産地消を中心とした全17椀をお気軽にお楽しみ下さい。


 そんなシャレたことが書いてある。

 食いてえ〜!
 岩手を食い尽くして〜!
 早く行きてえ〜!
 となって、さっそく予約しちゃったりなんかしちゃった。
 何だか3人とも俄然盛り上がっている。
 「光原社」で珈琲飲みたい! という人がいるかと思うと、「ぴょんぴょん舍」で冷麺を食べたいという人もいる。
 お土産に「南部煎餅」を本場で買いたい老人も約1名いる。
 アレ食いてえ、コレ食いてえ・・・で持ち切りである。
 あれっ・・・。
 盛岡、何しに行くんだっけか?

 (2013.05.09)   このページのトップへ

『食う老人』3130

 是非、おばあちゃんに食べさせたい! と思っていたものがあった。
 白クマラーメンをベースにした「五目あんかけラーメン」である。
 おばあちゃんの、これ。



 これが「ま」の。



 ボクは「男だから」やや大盛り(左)。



「いっただきま〜す!」



「これ、リカの大好物。リカに食べさせたいなあ」
 初めはそういう余裕ある発言をしていたおばあだった。
 「ま」もこんな顔だった。



 が、そのうちだんだん寡黙になってきた。
 放心している老人1名。



 この老人は、つゆを全部飲むと言って、洗い物が始まってもなかなか丼を手放さなかった。
「リカにも」・・・とは、もう決して言わない老人であった。

 (2013.05.09)   このページのトップへ

『リクナビNEXT』3129

 ボクはかなり昔から、就活メルマガ「リクナビNEXT」を購読しているのだが、それはこの事務所を辞めてどっかほかの会社に就職したいからではない。誓って言うが、代表に対して、そんな大それた背信行為をする勇気はない。
 ただ単に「購読解除」が難しくてできないでいるだけだ。
 毎週月曜日と木曜日にそれは届く。
 今回の「メルマガのタイトル」はこうだった。
 慶応大学医学部が募集!
 オレ、医者じゃねーし。
 そう思ったが、よく見ると募集職種は「医局秘書」とある。
 オレ、秘書じゃねーし。
 そう思ったが、投げやりな気持ちで「具体的な仕事内容」のところを見ると「来客対応、電話対応、データ入力等」とあった。
 やれそうかも・・・と少し思う。
 ヒゲ関係ねーし。
 と思って、やや前向きにココロが動き始める。
 が、その下に、いきなり「科研費、倫理審査、経理にかかわる事務処理」と、しかつめらしいことが書いてある。
 特に「倫理審査」というのが引っ掛かる。
 こっちが審査されそうな気になってきてコワくなる。
 ドッとココロが後退する。
 それでも頑張って先を目で追う。
 読み進むにつれ、「やっぱ無理だな」と思ってくる。
 いつもは「年齢制限」のところでアウトになる。
 だが、この病院にはそういう規程がなかった。
 ボクに決定的なダメージを与えたのは「勤務地へのアクセス」だった。
 JR線「信濃町」駅徒歩4分? 大江戸線「国立競技場」駅A1出口徒歩4分? 
 どうやって乗るんだ? その前に、何時に家を出ればいいんだ?
 もうひとつ「待遇・福利厚生」のこの項目が気になった。
 白衣貸与(就業時には着衣)
 どうしてもイメージがわかなかった。
 なので、こっちから丁重に辞退することにした。



 今日は天気が良くて気温も上がっているので、裏庭の桃の花が少しだけ咲き始めた。その後ろには隣家の「しだれざくら」も見える。ようやく春だねえ。

 (2013.05.09)   このページのトップへ

『豊かになるお菓子』3128

 今、生協の個配が届いた。お菓子がいっぱい! おばあの好きな南部煎餅もある。



 すっかり忘れていたが、おばあちゃんが来ることを想定して、連休前に頼んでおいたものだ。
 『カプリコミニ』を「懐かしい!」と言いながら食べつつ、包み紙に書かれた問題を解く。
 ミニカプ3兄弟の一番上のお兄さんの名前は? 答えは「カプ一郎」などなど・・・。
「お菓子を食べておかしい!」そういうダジャレが、おばあちゃんの口から飛び出す。
「お菓子があるだけで豊かだなあ」
 おばあちゃん、うれしそう。



 (2013.05.08)   このページのトップへ

『樹液力を試す』3127

 秋田の百均で買ってきた『樹液力』という得体の知れない貼り薬がある。
 樹液エキスが入った袋を足の裏に貼って寝ると、翌朝には、体の中の老廃物がドロドロ出てくるというものだ。
 2枚セットで105円。
 それを3セット買ってきた。
 厳密に言うと、おばあちゃんのには「高麗人参エキス」が入っている。ワイフのには「ゲルマニウム粉末」が配合されている。ボクのは元祖「樹液力」だ。
 お風呂に入って、寝る前にそれぞれ足に貼ったのだが、この時、ちょっとしたハプニングがあった。というか、驚いたことがあった。
 ボクがおばあちゃんの足に貼ってあげた時、何気なく足を見ると、足首に「くびれ」がなかったのだ!
 足はこういうふうになっていた。



 おばあちゃんの話では、若い時はこんなんじゃなかったのに、年をとってからなぜかこうなってしまったのだそうだ。
 いずれにしてもキョウレツな足だった。キョウジンそうな足でもあった。なぜかボクは拝みたくなった。(絵馬に似ていたからかもしれない)
 さて、足はさておき、翌日この「樹液力シート」はどうなったかというと、これはもうスゴいことになっていた。
 とてもとても写真は御法度! の汚れっぷりだった。ベトベトした茶色いのがたくさん出ていた。
 どうやら3人とも、長い人生、かなりの老廃物を溜め込んで生きていたようだ。
 ふと、ボクはこんな考えがひらめいた。
 これを毎日続けていれば、ひょっとしたら、おばあちゃんのむくんだ足首も、少しは「くびれ」を取り戻せるかもしれない。
 だが、あの足を思い出して、ボクはすぐにその考えを否定した。
 いや、もはやそういう次元ではあるまい。

 (2013.05.08)   このページのトップへ

『3人体制』3126

 仕事が昨日から始まった。
 ことなひまめ事務所は3人体制になっている。
 名誉会長(おばあちゃん)は、昨日は、家から持参してきた「木のパズル組み立て」業務に励んでいたが、どうもそれは難しくてイライラするらしく、ため息ばかり吐いていた。
 これでは職場内にイヤなムードが漂うということになり、今日は、代表の指示により「足温器のカバー縫い」業務が命じられ、今それにいそしんでいる。
 これなら彼女の「本領発揮」なわけで、イライラすることもないようだが、針や糸を求めてチョロチョロ動き回るので、少し目障りではある。
 しかも、これは彼女の得意分野だけに、アッという間に業務完了ということになってしまいそうだ。
 そうすると、また彼女の業務を考えなければならず、これが目下のところ、事務所員の喫緊の課題となっているのである。
 名誉会長(おばあちゃん)の業務探し業務である。
 今、おねえちゃんからいただいたあけぼのの「納豆巻き型あられ」を食べながらしみじみ思う。
 なんとまあ「ほのぼの」とした職場なんでしょう。
 とはいえ、代表のトトトトだけは違う。
 事務所の繁栄を賭け、その音は今日も力強く響いている。
 かっけぇ〜。

 (2013.05.08)   このページのトップへ

『あっぺとっぺ』3125

 今日のおばあちゃんは実に「あっぺとっぺ」であります。
 この石巻弁「あっぺとっぺ」とはどういう意味か? このエピソードを読めばお分かりいただけると思います。
 おばあちゃんが多種多様の薬を飲むことは以前書きましたね。
 何種類もある薬をどのように間違わずに飲むかということに知恵を絞った彼女は、紙を折って小さなカゴを3つ作り、それに「朝」「昼」「夜」と書いたわけです。
 そして、そのカゴの中に、1日に飲む薬を仕分けして入れることにしました。
 そのやり方は、これまでのところ大変上手くいっているようでした。
 ところが、今朝のこと・・・。
「朝と夜の薬、間違って中身入れた〜!」
 おばあちゃんはそう言って、青い顔をして薬のカゴを持ってきました。
 ところがそのカゴには「昼」と書かれていました。
「あれ? あ〜何もかもまづがってる〜!」
 おばあちゃんは頭を抱えました。
 それを見ていた妻が言いました。
あっぺとっぺだっちゃな」
 はい、そういうことです。
 この言葉は、こういうときに使います。

 (2013.05.07)   このページのトップへ

『ヒビダス?』3124

 森永乳業の『ビヒダス』というヨーグルト、知ってますか?
 おばあちゃんは、それを、ず〜〜〜っと長いこと『ヒビダス』と呼んできました。
 『ヒビダス』→『日々出す』
 おそらくそういう連想が、この記憶違いを助長しているに違いありません。
 なるほど、こっちの名前のほうが機能的には的を射ています。
 今年の「ネーミング大賞!」って感じもしてきます。ちとリアルではありますが・・・。
 でまあ、こないだの『アドカボ』もそうだったように、これも結構間違えてる人がいるんじゃないかと思って調べてみました。
 すると、驚いたことに、かなりの人が平気で『ヒビダス』と言っているではありませんか!
 ヒビダスが一番食べごたえがあり美味しいです。
 最近、飲むヨーグルトのヒビダスがお気に入りです☆おいしいですよw。飲みやすいし(*^_ ^*)
 ネット検索にそんな記述がたくさん出てきます。
 そのことをおばあちゃんに話すと、彼女は勝ち誇ったようにこう言いました。
「ほらね、ヒビダスはやっぱり日々出すだいっちゃ!」
 ・・・って何のこっちゃ???
 訂正する気などサラサラないようです。

 (2013.05.07)   このページのトップへ

『ワクワク買物&メチャウマ焼肉デー』3123

 ゴールデンウィークの最終日、ボクたちは3人で秋田市に買物に行きました。
 おばあちゃんは、ず〜〜〜っと買物に行きたかったそうで、朝からワクワクでした。
 何を買うかをメモにまで書いて、朝早くに起きて、念入りにお化粧までしておりました。
 そういうわけですから、こっちとしてもその気合いに気圧されて、嫌が応にも買物ムードは高まっていきました。
 買物リストには「靴」というのがあります。
 これは、以前リカさんと石巻のイオンで買物をしていた時、靴底が外れて、それをそのまま置き去りにしてきた靴の「後がま」ということでした。
 この話は面白く、その後すぐもう片方の靴底も取れたことや、恥ずかしくてそっちのほうは拾わないで道に置き去りにしてきたことや、危なく中敷がなかったら靴下で歩くことになっただろうことや、その話を聞いたリエさんに「なんだい、靴ぐらい買ったらいいちゃ!」とあきれられたエピソードなども相まって、かなり笑えます。
 それから「生地」というのは、最近リエさんに買ってもらったベッドにかける「ベッドカバー」を縫うための生地です。
 あることはあるのですが、アッシュが乗っかって汚すので、そのためのいわば「ベッドカバーのカバー」」なのです。
 それから「服」というのは、秋田は寒いので何か上に着るもののことです。
 そのほかにもこまごまとしたものがたくさんありますが、それらは必ずしも今回でなくてもいいもので「秋田にいる間に買いたいもの」だそうです。
 それ以外にも化粧品とかいろいろあるのですが、まあ、そういったおばあちゃんの「大願」といっていいくらいの念願の成就のために、ボクらは秋田市に赴いたわけです。
 西武デパートの地下で、こんな洋食のお昼も食べました。
 まずは全員で『シーザーサラダ』。



 昔の人「おばあ」は、『昔ながらのオムライスとハンバーグと海老フライ』と、いろいろ何やら欲深いものを注文しました。



 今の人「ボク」は、本日のBランチ『ハンバーグとビーフシチュー』という、一番手っ取り早いものを注文しました。
 このお皿を見ておばあは、ビックリして、「何そいづ、石?」と言いました。違います。単に「大理石模様」の陶器です。



 最後に、昨日の夢にまで登場し、食べたくて食べたくて仕方がなかったのに、直前で迷いに迷った挙げ句、結局ボクに「初志貫徹したほうがいいよ」と背中を押されで決めた真理さんの『海老ドリア』がご登壇。



 それぞれにおいしくみんな大満足でした。
 それから、手芸の「マブチ」で生地を買ったり、無印で化粧水を買ったり、チフレ化粧品を買ったり、ガーデン自由が丘で豆大福などを買ったりして、スタバでキャラメル何とかを食べて、途中で「肉のわかば」に寄ってお肉を買って帰ってきました。
 そして夜は3人で400グラムの「上カルビ」の焼肉を食べました。
 これもおばあちゃん大満足!



 この日6時間、完全付きっきりで、運転手と店案内と荷物持ちをこなしたボクは、さらに最後は「焼肉奉行」まで仰せつかりました。



 こんなふうにして、明日からお仕事モードとなる、最後の休日は過ぎていったのでした。
 「お疲れちゃん!」とみんなに言われました。



 (2013.05.07)   このページのトップへ

『ミスチル間近』3122

 ようやくチケットも届いた。
 あと5日。



 盛岡ってサクラはどうなんだろう。
 ホテルは押さえてあるものの、食事とかも研究しなきゃな。
 クルマで行くか? 新幹線で行くか?
 おばあちゃんも楽しめるツアーにせんとな。 
 どうもこのメンバー、ミスチルというよりは「ミスキャスト」なんだよな。

 (2013.05.07)   このページのトップへ

『シアワセの青い鳥』3121

 キッチンの窓から見える空木の枝にこんな珍しい鳥が止まった。
 その一瞬を捉えた貴重な写真。



 野鳥図鑑で調べると、その表紙にも載っている『コルリ』という野鳥だった。
 名前の通り、瑠璃色がきれいなかわいい鳥だった。
 もうちょっと寄ってこの写真を撮った後、青い鳥は飛んでいってしまった。

 

 でも、目の前に、シアワセの青い鳥がやって来てくれたことで、ボクたちはとってもうれしい気持ちになったのでした。

 (2013.05.05)   このページのトップへ

『正しいお昼』3120

 お昼はこうあらねば。
 イカ大根、イチジク甘煮、さくらんぼ、いぶりがっこ。



 夕べ作ったイカ大根は味がしみておいしそう。



 大満足で、この後は『あまちゃん』1週間分の鑑賞タイムで〜す。



 (2013.05.05)   このページのトップへ

『オガリコツケ』3119

 どしちゃったの?!!
 開花期に襲った異常な寒気のため、結局、オガリコツケ(成長し切れなかった)たまま、今年の花たちは・・・無念にも・・・終わったようだ。
 仙台の冬の風物詩『光のページェント』を思わせる豆電球のような花が、申し訳なさそうに咲いているだけである。
 それでも、咲いただけでも、「お前ら頑張ったな!」と肩を叩いてあげたくなる。
 そんな「けなげな」サクラがこちら。



 ウメはこちら。



 どちらも今日撮影した。
 ゴールデンウィークも明日までとなったが、お花はもちろん、お日様さえまともに見てないような気がする。
 今日も朝から暗いので電灯をつけているし、毎日、朝から晩までストーブもつけっぱなしだ。
 どうしたもんだろうね、今年の天気。

 (2013.05.05)   このページのトップへ

『チョー多忙おばあちゃん』3118

 今年のおばちゃんはハゲシク忙しい。
 と言っても、以前のように掃除や洗濯や家政婦仕事で忙しいわけではない。
 では何が忙しいかというと、『大量の薬物摂取』に忙しいのである。
 骨粗しょう症、血圧、甲状腺・・・など多種多様の薬物を飲まねばならないのである。
 飲み方も多用だ。毎日飲むのもあれば、1週間に1回というのもある。同じ「朝」でも「起きてすぐ」のもあれば「朝食後30分」というのもある。オブラートに包まなければ飲めないような「チョー苦い」漢方薬もあれば、いちいち「飲み忘れシール」を剥がして、飲んだら貼るように指令されているもったいぶった薬もある。
 そういうことで彼女は「チョー忙しい!」のである。
 そればかりではない。
 もうひとつ、ただでさえ「チョー忙しいおばあちゃん」の忙しさに追い討ちをかけるのが『血圧測定』である。
 家から持参した、何やらたいそう立派な「電池式血圧計」で1日に何度も何度も測っている。
 測っている最中は話し掛けられない。
「おばあちゃん、コーヒーはいったよ!」
「・・・・・・」
 そーゆーときは大体測っている時である。
 そうすると、彼女は黙ったままで紙に文字を書く。
 ありがとう、そさ置いどいで。
 この作業(血圧測定)にヒジョーに長い時間がかかるのにはこういう理由がある。
 自分が「よし!」とする数値になるまで延々と測り続けるからである。
 う〜ん、それってどうなの?
 それじゃあ意味ねんじゃねえ? ってボクは思うのだが・・・まっ、いっかあ。
 いずれにしても、今年のおばあちゃんはチョー多忙なのである。

 (2013.05.05)   このページのトップへ

『コールデンウィーク』3117

 今年のゴールデンウィークは異常に寒いね。
 寒い、寒い、コールド、コールド、コールデンウィークだね。
 それでも、昨日は朝4時半に起きて、ボクは村の鎮守さまの参道を掃除してきましたよ。
 戻ってまた爆睡。10時頃に再起床した時は、おばあはもう起きておりました。当たり前か。
 それから「あんだだづ、こごさ来て10年になるんだっちゃ?」という話になり、正確には9年前の、ここに来た頃の写真をパソコンのスライドショーで見始めたわけです。
 その頃はトミさんも生きていたし、トシゾーさんもいて、初めての畑仕事の様子や田舎暮らしの様子が、ハツラツとした笑顔や、生き生きとした表情から伝わってきました。
 何もかも新鮮で、何もかも希望に満ち溢れていた時代のひとコマでした。
 それから三温窯さんにお土産を届けに行き、おばあちゃんは秀樹さんから、ボクはYUKIHOくんからプレゼントをいただきました。ありがとうございました!
 帰ってきたら、ケーコさんから「玉子としいたけ」をいただきました。トモコさんからは「赤飯としいたけ」をいただきました。
 シイタケステーキにして食べた後でも、シイタケはこんなにたくさん残っています。すごい!



 シイタケステーキのほかに、夕食は「カニといえばカッツでしょ!」のカッツからいただいた、文字通り「カニ」でした。うれしそうなこの顔。



 それからこんなのも作ってみました。『以下大根』じゃなくて『イカ大根』。



 寒い寒い「コールデンウィーク」だけど、家の中はホットだね。「イカポッポ」ならぬ『イカホット』ってか。

 (2013.05.05)   このページのトップへ

『反省会議』3116

 ご来客4名中3名さまがお帰りになった。
 残り1名さまはしばらく御滞在です。
 フルコースディナーは大好評だったが、夢中になって作っていたので写真がありません。
 そんなわけで、今日帰る間際になって「記念写真撮らなきゃ!」ということになって、かろうじて撮った全員写真がこれ。



 女性陣は朝4時まで、積もる話に花が咲いていたそうで、とっても楽しかったね。
 みんな、また来てね!
 今、3人で、たくさんいただいたスイーツを食べながら「反省会議」をしております。

 (2013.05.03)   このページのトップへ

『準備会議』3115

 今日の来客4名(おばあ&カッツ&リエさん&I家の奥様)に備えてのさまざまな準備のための会議が開催された。
 まさに、「準備男」「準備女」の本領発揮、面目躍如である。
 食事に関しては昨日までにおおむね6時間以上をかけて、綿密なプランニングがなされている。
 あとは午後から買い出しに行き、到着までに下ごしらえをするだけだ。
 今日の準備会議の議題は、「それ以外の準備事項」に関するものだった。
 では、その一部を羅列する。ほんの一部ですよ。
・フルコースメニューの印刷
・便所掃除
・風呂掃除(ボイラーの灯油入れる)
・薪ストーブの灰汁を取る
・コーヒー豆を挽く
・おばあの部屋の掃除(寝具用意、乾燥)
・ボクの髪とひげチョッキン(「クマ五郎っ子」とおばあに言われないように)
・お茶セット、食器、コップ等準備
・キッチンのれん設置、掃除・・・

 そんなわけで、いろいろ忙しいので今日はここまでにする。
 あ〜忙しい!!

 (2013.05.02)   このページのトップへ

『人っていいな』3114



 泣いて、しあわせな気持ちになったよ。

 (2013.05.01)   このページのトップへ

『シェフたちの賄い食』3113

 明日のお客様へお出しするディナーは『フルコース』と決まった。
 ということは、オードブル〜サラダ〜スープ〜魚料理〜肉料理〜デザートということになる。
 詳細は「来てのお楽しみ」だが、かなり期待していいと思う。
 その豪華料理を制作するボクたちの、昨日の「賄い食」はこれだった。(2日も前から「賄い食」とはいささか気が早いが・・・)
 まずは「ニジマスの塩フリ焼き」。お皿は「三温窯」さんで先日購入したものです。



 メインはこの「鶏レバーの白ワイン煮」。ワインが進むこと、進むこと。



 そして、今日のお昼は、GW前の仕事の追い込みで精をつけようと、なんと「うなぎ」であった! 
 果してこんな贅沢な「賄い食」があっていいのだろうか?
 まだなーんも作ってないのに。

 (2013.05.01)   このページのトップへ

『八十七夜』3112

 明日は「八十八夜」だから今日は「八十七夜」。
 つまり、立春から87日目ということになります。
 あと一歩で「八十八夜」。
 八十八夜といえば、♪夏も近づく八十八夜〜です。いよいよあたたかくなるサインの日です。
 「八十八夜の別れ霜」ともいいます。寒さとの決別の日。
 思えば、かれこれ半年間、ず〜っと「早くあったかくならないかなあ」の日々を送ってきました。
 やっとやっと、あと一歩、あと一夜。(一夜一夜にひとみ頃って何だっけ?)
 日本中的には、今日から「クールビズ」なのだそうです。そんな馬鹿げた話は「よくゆーわ」ですが、とにかく今日から張り切っていきましょう。
 とりあえず靴下1枚脱ぎますわ。

 (2013.05.01)   このページのトップへ

『八十八夜』3111

 立春から数えて88日目。だから「八十八夜」。
 八十八を組み合わせると「米」という字になることから、農家にとってもこの日は「めでたい特別な日」です。
 「八十八夜の別れ霜」
 ようやく天候が定まって霜が降りることも少なくなることから、この日を境にしていよいよ農作業も本格化していきます。
 その「八十八夜」の5月2日、我が家には「石巻のおばあちゃんたちご一行さま」が、春を連れてやってくることになっています。
 楽しみだね! 
 いよいよ今日は、YAシェフとMAシェフによる「最終メニュー会議」が開催される予定です。



PS そういえば、歌ってる天野くんはもうこの世にいないんだなあ・・・。

 (2013.04.30)   このページのトップへ

『エルミータ/フロマジェダフィノワ』3110

 『エルミータ2003年』というこのワインは、「チーズ&ワインAbe」さんから「飲み頃の10年ものです!」と、太鼓判を押されていたものです。



 メチャ美味しくて泣きそうになりました。ただ、こんなことを書くと、お店に人が殺到して売り切れてしまうかもしれませんので、どうかAbeさん、内緒で、ボクらの分をあと3本とっておいてくれませんか? 今度ゼッタイ買いますので。5本でもいいです。
 それからこのチーズも最高でした。『フロマジェダフィノワ』。ブルーチーズなんだけど、臭くなく、バターのように濃厚でたまんないお味。ボクらの好み。



 生協の「手羽」を食べながら話は盛り上がる、盛り上がる。マドロスさんの振替祥月命日なんで、そっちにも上げて。



  ワインの瓶の裏の講釈がまたかっこいい。読めないけど。



 やがてこんなふうに酔っぱらっていくのであった。陽気な妻。



 最後にこんなものまで食べちゃった。『えびプリプリ甘酢あんかけ天津』



 満足満足。ゲップッ!

 (2013.04.30)   このページのトップへ

『月とツキ』3109

 さっきゴミを捨てに行ったら、久しぶりに「チョロ」さんに道で会った。
 彼は散歩中だった。
 昨日、「チョロさん元気かなあ。ボケてないかなあ」という話題になっていただけに、元気そうな顔を見て安心した。
「5月なるなあ」
 ボクらに向かって彼は言った。
 そっか、今日で4月が終わるんだと思った。
 5月かあ。
 新しい月。
 お祭り、お花見、来客・・・。
 1年のうちでも最も気候のいい、格別華やいだ月である。
 そろそろ「驚かさないで」やってきてほしいものだ。
 願わくば、もうひとつの「ツキ」も携えて。

 (2013.04.30)   このページのトップへ

『負け惜しみ』3108

 ピーピーピー・・・。
 遠くで音がする。
 妻(洗濯終わったな)と思う。
 ボク(飯炊けたな)と思う。
 朝の役割。
 責任感。
 席を立って現場へ。
 妻、ザンネン顔。
 ボク、勝利の顔。
「どうりで早いと思った」
 妻の負け惜しみ。

 (2013.04.30)   このページのトップへ

『ビミョーに紛らわしい言葉』3107

 以前、あるお年寄りのご夫婦に聞いた話。
 何十年か前に、彼らは農協の旅行で、東京見物に行ったことがあるそうだ。
 そのことを振り返りながら、うれしそうに満面の笑みで、そのおじいちゃんは言った。
「あん時、池袋のシャンサインさ泊まったっけな、ばあさん」
「ああ、んだんだ。シャンサインだったな、たしか」
 それを聞いてボクは、「ああ、シャンサインねえ。へえ、シャンサインってその頃からあったんだあ」みたいに思っていた。
 そして、かなりしばらくの間、不覚にもそれが本当は「サンシャイン」であることに気がつかなかった。
 同じように、妻が先日参加した「観音さま」という村の行事の中で、こういう会話が交わされていたらしい。
「これは何だ?」
「ほれ、アドカボだ」
「ああ、アドカボだが?」
「んだ、アドカボだ」
 驚いたことに誰もアドカボに疑問を持つものがいなかった。
 そのことをボクに教えた妻までもがアドカボだと思っていた。
 シャンサインとアドカボ・・・。
 ボミョーに紛らわしい言葉だ。

PS ちなみに、「シャンサイン」で画像検索すると「サンシャインではありませんか?」と教えられる。
 一方、「アドカボ」で画像検索すると、ちゃんと「アドカボ」のいや、もとい「アボカド」の画像が出てくる。
 つまり、結構間違ってる人がいるということだ。
 あれ? どっちがホントだっけか? 



 (2013.04.29)   このページのトップへ

『ほどほどストイッキー』3106

 たとえば、ワインを1本飲んでた人なら、2人で1本にするとか、そういうこと。
 人間の欲望ははてしない。贅沢をしたがる気持ちはどこまでも節度を知らない。
 そうなると、いつも心が満たされず不平不満が増えます。
 だから、ほどほどの節度、少しだけ抑制された状態を良しとする人にならなくちゃあいかんなあと思う・・・ようになった。
 そう思っている自分はエラいなあ。
 人と会う時も、相手が飲まない人なら、できれば飲まないでいられて、それでも十分楽しめる人になりたい。
 で、実際そうしてみるとそれができるんだってことも、最近分かってきた。
 飲んでも飲まなくてもハッピーになれるということが。
 「ほどほどストイッキー」
 ボクが今作った言葉。
 適度に禁欲的で、欲望をセルフコントロールできる人という意味だ。
 かっけ〜。

 (2013.04.29)   このページのトップへ

『勝手にポン酢』3105

 昨日、またゴットさんに頂き物をした。
 まずキャベツをもらった。春キャベツ。わ〜い!
「コゴミもっと食うか? サシドリも食うか?」
 と、聞かれたので、「食います、食います、食います!」と百回も言っちゃった。
 サシドリというのは、たしか「イタドリ」とか「スイバ」の若芽で、シュウ酸が強くて酸っぱい。そしてネロネロ粘っている。
 形状は「犬のチンチンの先」によく似ている。
 「犬のチンチンの先」と「他の動物のチンチンの先」が、形状的にどの程度どう差異があるのか、ボクは今、それについて明瞭に説明することができないが、とにかくそれに似ているような気がする。

 

 これらを天ぷらにして食べた。ついでに、妻がずっと食べたかったという「きぬさや」も揚げた。

 

 どれもこれも絶妙に美味しかったね。
 サシドリは酸っぱいので、普通の「おろししょうがのつゆ」で食べただけでも、勝手に「ポン酢」の味になるのが面白かった。

 

 春の山菜のせいなのか、おいしい白ワインのせいなのか、昨日は気持ちよく酔っぱらっちゃいました。

 

 (2013.04.29)   このページのトップへ

『サトシ&ハルミちゃん、おめでとう!』3104

 昨日、軽井沢の教会でめでたく結ばれた2人。
 本当におめでとう!
 歯の弱いボクが、一番お世話になり、一番身近に尊敬している職業は「歯科衛生士」なのだが、彼らは夫婦してその職業に就いている。
 何とも頼もしい限りである。
 そんな2人に、ボクは「歯なむけの言葉」を贈りたい。叔父からの祝辞です。
 歯のように硬い絆で、歯のように純白な気持ちで、歯のように噛み合わせよく、幸せな人生を歩んでいってください。
 日常生活では「歯の浮く」ようなお世辞など要りませんから、決して相手に「歯がゆい」思いだけはさせないようにね。
 そして、長い夫婦生活の中で訪れる幾多の困難は、「歯がみ」して2人で乗り越えていってください。
歯くしゅ〜! ぱちぱちぱち・・・。
 この場を借りて、高所からのお願いですが、歯の虚弱なこの秋田の叔父に、将来、「差し歯」か「入れ歯」を作ってくれませんか?
 その際、もし「親族歯割引」のようなものがあるなら、ボクは大いに助かるんですがねえ。

 (2013.04.29)   このページのトップへ

『おばあちゃん、ひと足お先に、いらっしゃい!』3103

 宅急便が届いたので誰からかと思ったら、それは石巻のおばあちゃんから。
 「衣類」と書いてあった。
 気の早いこと。
 そう言って妻とくすくす笑っちゃった。ぷっ!

 (2013.04.29)   このページのトップへ

『会いにいくっていいね!』3102

 午後4時頃出掛けました。寒かったのでスプリングコートを着て。
 いろんな人にお会いしました。
 まず、このお二人は十年来の恩人で三温窯さんご夫婦です。



 ご案内をもらったので、始まったばかりの「陶芸展」に行ったのです。
「(ブログの)伊藤さんのコメント見て、今日来てくれると思ってましたよ」と言われました。
 きんつばとあんドーナッツをご馳走になり、こんなステキな陶器を購入しました。



 陶芸展は5月6日まで開催中です。ステキでしたよ。
 その後、『チーズ&ワインAbe』さんに寄って、チーズとワインを補充しました。*上の写真のチーズは通称「ゴルマス」という、「ゴルゴンゾーラ」と「マスカルポーネ」が2層になったお気に入りのチーズです!
 写真がありませんが、この1年でこちらのご夫婦ともすっかり仲良くなれました。
 こちらもとってもステキなご夫婦。ワインとチーズの大先生です。
 いつもは日中なので、「おや、こんな時間に珍しい!」と驚かれました。
 お客さんで忙しそうだったので、ワインを7本とチーズを2個購入して店を後にしました。
 ちなみに、今入荷中のワインとチーズもすごく美味しいですよ! 連休中は休みなく営業しているようですので、どうぞご賞味ください。
 そして、最後は『あるまんど山平』のライブでした。
 実に懐かしい「ティエラ」でのライブを聴きにいきました。
 彼が、忙しい合間にボクらのためにやってくれたようなスペシャルなライブでした。
 いつもこっちから「遊びに来てね!」と呼んでいたのですが、呼ぶばかりじゃなくて、会いたかったらこっちから会いにいくことが大事なんだと、今更ながら思いましたね。
 みんなも喜んでくれました。



 昨日は夕方4時に出掛けたにもかかわらず、たくさんのステキな人たちにお会いできました。そして、こんなにステキな笑顔をもらうことができました。
 人のつながりってこういうことなんだな。
 周りの人たちとのこうした「連鎖」の中で自分たちは生ているんだな。そして、そこからたくさんのパワーをもらっているんだなってことをホントに実感しました。
 外は雪が降るんじゃないかと思うほど寒かったけど、心の中はホントにありがたく、あったかい1日でした。

 (2013.04.28)   このページのトップへ

『野の玉子、海の玉子』3101

 どっちがどっち?



 正解は?



 はい、そーゆーこと。
 野の玉子は市場で買って茹でました。
 海の玉子は昨日「ティエラのゆき」さんにいただきました。

 (2013.04.28)   このページのトップへ



■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』バックナンバー(〜3100話はこちら)

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