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★『ことなとひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★『ことなとひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』
一番「議論」になるのは「スイカとかメロンの食べ方」ではないだろうか?
皮をどの辺まで食べたらいいのか? 皮残しのルール。
「1ミリ派」の人がいる。かと思うと「1センチ以上派」というのもいる。なかには「3センチ以上派」というブルジュア階級もいるようだ。
かつて、どっかの家でスイカを出され、そこの奥さんが小さな子供に、
「ほら、しんちゃん、もったいないわよ。まだ赤いとこあるわよ」と言って、もっと薄くまで食べるよう命じていたのを思いだす。この方は「1ミリ派」だったのだ。
あん時は困った。こっちもそうしないといけないような気がして、確かボクも白いところまで食べたような気がする。
でも、あれってどうだろう? 何だか「もったいない」を通り越して「みっともない」気がする。「つましい」を通り越して「あさましい」感じがする、何だか「切ない」と思っちゃう。
何事も「いい加減」だな。ボクたちはまあ中間派、常識派っていったところでしょうか。「白く」はないが「真っ赤っか」でもないみたいな。
ただ、魚の食べ方だけはこだわりがあって、これは絶対「骨だけ残してきれいに完食派」です。
イワシなどは骨も頭も食べます。食い散らかしたり、食べ残したりしている人は「みっともない」と思うのですが・・・。
さて、全然話が変わりますが、今食べた「おにぎり」のこと。
妻が夕べ味噌を付けて握ってくれたものなんですが、それをチンして食べてみました。
「うっ、何だこりゃ!」
雑炊みたいでした。これいただけませんね。味噌付けたら香ばしく焼かなきゃね。制作者(妻)もこう言って顔をしかめています。
「駄目だ、こりゃ! グジュグジュ味噌雑炊だわ」
(2011.06.24) △このページのトップへ
それが、秋田県全域と「我が家の仏間」に発令されました。
朝方、5つ設置してあった「レセプター」(あっ、タライや保冷ケースのことですけど)の1つが満水。
妻の緊急命令で起こされ、それを外に放水。
いやあ、まいった、まいった。
屋根の補修計画は、ミッツの「何だか分からない途中放棄」にあって頓挫してしまったので、梅雨が明けたら自力で補修せねばなりません。
それまでもってくれるかな?
(2011.06.24) △このページのトップへ
村には1人、A作さんという電器屋がいます。
この度の「アナログ放送終了による特需」は、彼に思わぬ好景気をもたらしそうです。
ところで、我が家のデジタル化対策は、AMAZONで安いチューナーを購入して何とかなりました。
さて、そんな話を昨日の総会のあとにしていたら、マサショーリューがこう言いました。
「いい話聞いだ。A作がら買えば1万円もするがら、オメエやってけれ」
えっ?
確かにボクの買ったチューナーはその半分もしませんが、それなりに配線とかは必要なんです。
「とりあえず2台分でいいがらや」
とりあえず?
「値段は原価でいいべ?」
配線とかは? それ全部ボクにやれってが?
「ついでに集会所のテレビもやってけれ」
ええ〜! ボク電器屋じゃありませ〜ん!
それを聞いていたチョロさんが言いました。満面の笑みを浮かべながら。
「オイさも1台、とりあえずやってみでけれ」
ええ〜!!
ヨシカズ君も。
「カアちゃんさ聞いであどで連絡する。2台やってもらうがも分がんねえ」
おいおいおいおい、ちょっとちょっとちょっとちょっと。
「もし、まだやってねえ家あったら、声掛げでおいでやっから。おそらぐ20軒はあるはずだ」
と、マサショーリュー。
もしも〜し、何か勘違いしてませんか〜? ボク電器屋じゃありませんよ〜。そんなにヒマでも、お人好しでもありませんよ〜。
(2011.06.23) △このページのトップへ
BSプレミアムで月曜〜金曜までやってる『額縁をくぐって物語の中へ』。
ボクらはビデオに撮って毎日観てます。絵画も大好きなのね。
今日はスーラの「ポーズする女たち」だった。
観る側に解けない「謎」を残した作品。「謎」は記憶に残る・・・のだそうだ。
う〜ん、なるほどねえ・・・。
そういえば、昔「中3トリオ」の中で、山口百恵は「謎めいている」と人気が高かった。
同じ秋田出身の桜田順子は「謎」ではなく「春めいて」いた。
森昌子は「たぬきじみ」ていた。
そんなことはどうでもいいのだが、ボクは今『謎めきたい』と思っている。ミステリアスな男に変貌を遂げるのだ。ふふふふふ・・・。
・・・・・・。
おい! ちょっと、そこっ!
そんなに笑うなってば!
(2011.06.23) △このページのトップへ
今、ポストを開けたら、寒風山の回転展望台の絵が描かれた「絵はがき」が入っていました。
「毎日、エッセイや雑感を読みながら、相変わらずやナァ〜と秋田滞在中をなつかしく思い出しています」
達筆でそう書かれていました。
「帰ってからは、フルタイム勤務になったリカさんの『秘書』でなかなか忙しくなりました。茶の間掃除だけは時間遅れの出勤です」
そっかあ、彼女「掃除婦」だけでなく「秘書」にも侵出したんだなあ。やるなあ、おばあちゃん!
「昨日、何の箱かと思って見たら、全国の旅行のたびにオジイが買い集めた絵はがきで、よくもまあ、こんなに・・・とあらためて感心しました。今更何に使えるかねえと悩んでいます」
なるほど、秋田の寒風山にも来たんだね。
大事な思い出だから取っておがいん!!
そういえば、この6月の末はおばあちゃんの79歳の誕生日です。
梅雨や暑さに負けないよう、激務もほどほどにね!
何だか文通みたいになっちゃった。
(2011.06.23) △このページのトップへ
昨日フランス料理の世界選手権『ボキューズ・ドール』を見ていたボクたちの夜の会話。
「あのオヒョウの切れ端って捨てるのかなあ・・・」
「もったいないよね」
世界24カ国の調理人が捨てた「オヒョウの切れ端」ってどんだけの量だろう?
以前、大好きなコラムニストの天野祐吉さんが「もったいない」と「みっとない」の違いを話していて、なるほどなあと思ったことがある。
実に微妙なんだよねえ、これって。
捨てるものにもよるし、捨てる人にもよるし、捨てる目的にもよるんですよね。まさにTPO。
例えば、食べるものについて。いろんなものをたくさん買って、忘れて食べないでいるうちに、冷凍庫や冷蔵庫の中でダメにしてしまう人いるでしょ。
これは「みっともない」と思うんですよね。「もったいない」を通り越して「みっともない」。だって、その食材に悪いじゃないですか。貧しくて食べられない難民とかに悪いじゃないですか。神様に怒られますよね。そういうのは「みっともない」。
衣類についてもそうなんだけど、「もったいない、もったいない」といって、ある一線を越えて着ている人はどうかと思う。この辺りとってもビミョウなんだけど、ボクたちから見て「え〜、そこまで〜!」と思うような服装の人も結構います。
この「みっともない」領域と「セコイ」という領域はよ〜く似ています。不可分の関係です。
「みっともない」理由がお金に起因する場合は、明らかに「セコイ」となるでしょうね。
しかし、「みっともない」理由がお金の問題ではなく、「センス」に起因する場合は、必ずしも「セコイ」ではありません。むしろ「ダサイ」でしょう。
そういうわけで、ボクらは果たして「もったいない」で済んでいるだろうか?
人から見たら「みっともない」とか「セコイ」と思われているんじゃないだろうか?
どうでしょうねえ・・・。
ただ一つ言えることがありますよ。それは自分たちに対してではなく、他人に対してどうかってことです。
自慢じゃないけど、他人に対しては自信を持ってセコクありませんよ。
そこがマサショーリューとの大きな違いです。
「ボロは着てても心の錦、どんな花よりきれいだぜ!」
そう、「いっぽんどっこ」の心意気よお〜!
(2011.06.23) △このページのトップへ
妻とボクは集会所へ「お〜い、お茶」を30本持って(けっこう重かった)30分前に着いてみると、会場は真っ暗でした。
「な〜んだ、まだ誰も来てないのか」
そう思って座敷の戸を開けると・・・。
わっ!!
座敷中ビッシリ、座布団が寸分狂いなく整然と敷かれておりました。カンペキなの、カンペキ。
もちろん、チョロさんの仕業(功績)でした。彼は何時間も前に来て密かにやってたんですねえ。
これが1つ目のひっくり返り。
やがて総会が始まりました。ボクは書記を執っていました。
議長:「へば臨時総会始めるス。何が意見どがある人あれば・・・」
コーゾー氏:(いきなり唐突に)「まず『決』取ったらいいべ!」
会場・・・シ〜ン。
コーゾー氏:(ひるまず)「決取れ、決!」
えええっ? もう? イキナリィ〜!?
いやあ、これにはマジひっくり返りましたよ。質疑応答の前に、いきなり「採決しろ!」なんですからね。ビックラこきましたぁ。
で、最後のひっくり返りはですね。
総会が終わってからなんですけど、マサショーリューがこんなことを言ったんですね。
「この間のタクシー代、1人1000円ずづ出してけれ」
うっそ〜! 自分で強引に誘っておいてタクシー代まで出せってかあ? 死ぬほどセッッッコ〜!!!
これで完全にトドメをさされました。スリーノックダウンってやつです。恐れ入りました! なんちゅう村やねん!
(2011.06.23) △このページのトップへ
「ポアンの靴は履けますが、歩くのは自分です」
さっき見ていたテレビで、フランス料理のシェフが言っていた。
ポアンとは、言わずと知れた史上最高のフランス料理のシェフと言われる「フェルナン・ポアン」である。
古典的フランス料理を革命し、素材を生かした新しい料理を完成させた。
弟子はこんなことも言っていた。
「料理は自由。気ままに、あらゆることを表現できる」
あらゆる芸術がそうであるように、常に先人の偉業を学び、そこからまた新しい価値を創っていくこと。
このことは「文学」においても同じだろう。ボクはまだ靴下も履けてないが・・・。
さて、妻と2人フランス料理の世界コンテスト『ボキューズ・ドール』をテレビで見ていたのだが、お腹がグ〜グ〜鳴ってしかたがなかった。
テーマ食材だった「オヒョウ」と「カニ」のムニエルに目が釘付けになり、ダラダラとヨダレが出た。
妻が言った。
「うち、今日何だっけ?」
「カニシューマイ」
「・・・」
(2011.06.22) △このページのトップへ
もう一つ、共同作業の慰労会の酒宴でこんな話を聞いた。
隣のアッキーが、チェーンソーで足を切って入院していたという話。最近のことらしい。
「手術、痛くなかったですか?」 ボクが聞いた。
10センチほどの痛々しい傷跡を見せながら彼は言った。
「なんも痛ぐねがった。縫うどご全部見でだ。んだども、こご痛でがった」
彼はそう言って、ふくらはぎを出して見せた。
「えっ? なんで、なんで?」
「なんもや、こごさ『たらい』当だってや」
手術の時にブリキの洗面器のようなものがありますよね。あれが足の裏側に当たって痛かったのだそうだ。
「どのくら入院してたんですか?」
「今も入院してる」
「えっ?」
「辞書で調べだら、『入院』っていう意味は『院内さ入るごど』って書いであった」
「・・・・・・」
面白い人だ。
(2011.06.21) △このページのトップへ
そういえば、共同作業の慰労会の酒宴でこんな話を聞いた。
家庭の電気料金の話。
みんなの家は毎月どのくらいの電気料金を払っているか? という話題。
いやあ、マジ驚いたねえ。みんなのうちは、平均すると月平均1万5000円〜2万円も払っていた。
さらに驚いたことに、水洗トイレとかエアコンがある家も結構あった。オール電化の家も。
全部屋にエアコン装備というハイエンドな家もあった。
ボクは、最近買った(おばあちゃんが)「電子レンジ」のことを自慢できなくなってしまった。
村で最もローエンドな家だったようだ。
「うち電気料8000円です」とは、口が裂けても言えなかった。
(2011.06.21) △このページのトップへ
ボクが語るよりも、代表がこんな『雑感』を書いてくれたので読んでみてくださ〜い!
そうだよねえ。
何でもできる人間っていないよね。
『雑感30 向き不向き』。えっ! こんなに早い更新!
(2011.06.20) △このページのトップへ
昨日の共同作業は参加者も多く、予定した作業も完遂でき、慰労会も盛り上がった。ボクは人の何倍も疲れたので、木の葉のようになって慰労会の途中で家に帰ってきていた。
そこに、共同作業の成功で気を良くしたマサショーリューから、突然電話がかかってきたのだ。
「仕事忙しいべども、そこを何とがカアちゃんも連れてきてけれ!」
「こういう機会でもねば、カアちゃん同士交流できねえべ?」
「今、大型タクシー呼ばったがらヨシカズの家の前まで来てけれ!」
そういうことを矢継ぎ早に言われ、ガチャンと電話を切られた。
事実、カアちゃんこと代表はこの日、超忙しかった。2件も仕事入ってたから。
「どうする?」ということになったが、「マサショーリューのおごりかもよ!」というヨコシマな考えがボクの頭をよぎった。
「寿司屋だったらいいな!」そーゆーさらにヨコシマな考えがカアちゃんの頭に起こった。
「ちょっとだったら行ってご馳走になろうか?」ヨコシマ同士が、極めてヨコシマな合意を導き出した。
かくして、役員とその「カアちゃん」たちは、大型タクシーに乗って五城目へ向かうことになった。なぜかボク1人、一番後ろのガタガタ動くパイプ椅子に座らせられた。
タクシーが到着したところは『千両寿司』というところだった。「ヤリ〜! やっぱりな!」そう思って、勇んでタクシーを降りた。
と〜ころがギッチョンチョン! マサショーリューは、寿司屋ではなく、隣のツタが絡まった小汚い店のドアを開けるではないか!
うそっ! ここやってるの? とっくに潰れてんじゃないの?
恐る恐る中に入ってさらに驚いた。20〜30年ぐらい前にタイムスリップしたような気持ちになった。
モロ、「場末の下品なカラオケスナック」だった。 わっ! のけぞった。
ママは柄の悪い「トウモロコシ頭」のオバハン。マスターは黒いチョッキを着たヘンテコリンなオジサン。 わっ! わっ!
「今、五城目で『カラオケスナック』っつえばこご1軒なんだや! ここ1軒!」
ママは、酒やけのしわがれ声で「五城目で1軒!」を連呼。「うぢには、ねえカラオケはねえ」とマスターは激しく自慢した。
「ヤススまず歌え!」とマサショーに言われボクは困った。こーゆーメンバーの中で一体どーゆー歌を歌ったらいいのか? 困った。皆さん、そーゆーことってありませんか?
悩んだ末にボクが選んだのは、以前風呂の中で歌っておばあちゃんに「いいぞ!」って言われた『味噌汁の歌』だった。最後の『マミー!』のところもちゃんと歌った。それなりにウケた(気がする)。
だんだん盛り上がってきたところで、マサショーが奥さんと『麦畑』を歌った。今まで聞いた『麦畑』の中でもダントツの『麦畑』だった。
なにしろ、マサショーはジャージの股ぐらに片手を半分突っ込んで、メチャメチャ訛って歌っていたし(この歌の訛りを地で歌える人は少ないと思う)、いつもぶっきらぼうな奥さんが、終始ぶっきらぼうに「まっつあん、まっつあん」と歌っている姿は爆笑ものだった(もっとも、密かにウケてたのはボクたちだけだったけどね)。
最後の「おらもホントにハッピー」の「ハッピー」の発音なんかは完璧でしたね。「ピ」と「プ」の中間音というか、「ハップイ」みたにな感じ。原曲以上の自然さ。
そんなわけで、確かに盛り上がってはいた。
が、夕食前に突然連れ出されたボクたちは、ピーナッツと「ソフトイカくん」だけで、安焼酎「ソフト○○」ばかりをガブガブ飲むしかなかった。
腹が減って死にそうだった。終わったのは10時。あ〜あ。
しかも、この会は「マサショーのおごり」でもなんでもなく、しっかり「割り勘」2000円だった。2人で4000円。こんだけあれば10日は飲めるやんけ。バカみたい。
マサショーって案外「細っ腹」なのね。な〜んだ。「態度は大将、財布はセコビッチ」じゃん。
こんなことなら『歩いて4歩の居酒屋』のほうがよっぽど・・・。
まあしかし、こーゆー交際も必要なんでしょうね。村で生きていくってことはね。疲れました、ボクたち。
(2011.06.20) △このページのトップへ
ボクはこんなふうにして、熱暑と山ヒルとの戦いに出かけていったわけです。
これが、お腰に付けた「キビ団子」じゃなくて「愛妻弁当」です。
これだけが「心の支え」です。
(2011.06.20) △このページのトップへ
2人とも5時半に起きました。
妻はボクのために「お弁当」をこしらえてくれています。
「鶏の唐揚げ」と「厚焼き卵」! わお〜!
ボクらには密かな計画があって、今回が最後の共同作業になる公算が高くなりました。
というわけで、楽しく行ってきま〜す。
「くれぐれも『指先』だけは怪我しないように!」
そう言って妻は、なんと「火打石」まで用意してくれています。
(2011.06.19) △このページのトップへ
先日の役員会でのこと。
明日の日曜日に行われる村行事『共同作業』の打ち合わせをしておりました。
この村には『村有林』があって、そこの草刈りや枝打ちのようなことを行う恒例行事なのですが、同時に公園とか集会所周りの掃除、ゴミ収集場のペンキ塗りなどもあります。
会長のマサショーリューは大工で鉄砲撃ちで山師でもあるので、村の山事情にはメチャ詳しいのね。そして変な信念を持っているの。
『山のことを知らずして村人とは言えん! 役員たるもの、山を知れ、山を!』なんだって。
しかし、ボクみたいな新参者は言うに及ばず、長年ここに生きている例えばチョロさんだって、山のことはよく知らないんですよ。
一部の年寄りを除けば、はっきり言ってだ〜れも知らないのです。
で、ですね。彼はそれだけではなく、ボクに向かってこう言ったんですね。ニュアンスはちょっと違うけど、まあこんな趣旨の言葉。
「草刈り機械もねえ奴が一丁前の口聞くな! 役員ならそれくらい用意しろ!」
そこでボクはカチンときたわけですね。
草刈り機って高いんですよ。しかも、滅多に使わないの。うちの庭や畑ぐらいだったら手でできるんだからね。(この間はチョロさんの善意でやっていただいたけど)
「それは草刈り機を買えってことですか? それ無理」
ボクはそう言ったんですね。
この時、会場の空気が凍ったのが分かりました。マサショーリューに意見したんですからね。
「お前に今までどんだけ楽な仕事をさせてきたか分かってるのか!」彼は目を吊り上げ肩を揺らしてそう言いました。
楽な仕事? ボクはまたカチンときたわけですよ。で、言いました。
「草刈り機で作業する人だけが大変だと思ったら大間違いですよ。ペンキ塗りだって何だって、みんな一生懸命やってんだ!」
ボク、今までの共同作業を振り返って「楽な仕事」だと思ったことは一度もなかったから。死ぬほどきつかったから。
でね、結局すご〜く険悪な雰囲気になってしまったわけです。
ボクはね、本当はこういうことも言いたかったんですよ。
「じゃあ、言いますけどね、あなたもパソコン買って少しは打てるようになったらどうなんだ! 役員の中にパソコンを打てる人が一人もいなから、ボクがいつもそれを代行してあげてるんだ! なのに『ありがとう』と言われたこともないじゃないか! おい! パソコン買えってんだ!」ってね。
言いませんでしたけどね。殴られそうだったからというよりも、何だかバカバカしくなってね。
マサショーリューという方は、自分の仕事だけが一番大変で崇高だと思っている人なんですよね。ボクやチョロさんがやってる庶務的、執事的仕事なんて所詮「女のやる仕事だ」って思ってるんですよね、この人。
こうやって今も、目前に迫った臨時総会の「通知文」やら「議案書」やら「議事進行表」やらを、無償でカタカタ作ってるんだけど(彼、一切できないですからね。打つだけじゃなくて原案すら書けないの)、何だかとっても空しいんですよね。
あ〜あ、明日はいや〜な『共同作業』かあ・・・。
やだなあ・・・。もう辞めたいなあ・・・。
(2011.06.18) △このページのトップへ
鈴木東栄のメールを読んで、最後の「英訳してみたいと思いました」のところで代表は大爆笑し、(後日連絡します)のところで「わお!」と叫びました。
そして最後に「思いもかけない反応だった!」と感想を洩らしたわけです。
代表を驚愕させたメールを紹介します。この方は、著作権フリーの(ボクとはそーゆー約束になってる)方なので、ママ載せることにします。
なお、放送禁止用語(ウンチ)、数字の文字化け、「寒いダジャレ」等お見苦しい表現もありますが、著者のオリジナリティを尊重して全文そのまま紹介することをお許しください。
『『お便りはこちらから』とあったので、こちらから送ってみました。』**********
2011・6・17の通勤電車は、エッセイプラス真理代表の雑感が加わり、至福のひとときを味わえました。
執事のエッセイ『思いは富士』は、私の山好きもあって、大変興味深かったです。ちなみにエッセイに紹介のあった"富士"で、私がかつて登った事があるのは、利尻富士?、蝦夷富士 ?、会津富士?、出羽富士?、富士山?、です(数字は登った回数、何度登ってもいいものだ)。多少思い出を語らせてもらえば、『利尻富士』は山中にトイレがないので、携帯トイレを持参します。ウンコは持ち帰りたくない、という思いは誰しも同じ。当然、山道から少し離れてウンコする奴がいて、いたるところで廃棄物の匂いがしたものよ。利尻の『尻』の意味がわかったような気がするでしょ…。
我が秋田の『出羽富士』は言わずもがな。あるまんど山平の楽曲にも多数登場する名山。日本海に映るその名も『影鳥海』は一見の価値あり。
今年は休みがとれなくて(只今、37日間連続勤務)、山は来年の2月までおあずけです。富士見より、不死身の体力を重視してます。
ところで執事のヤッシ君よ、山は1万歩程度歩けるなら、誰もが楽しめるレジャーですよ。昔、マタギを目指していた君なら、百名山完登も夢じゃない。とは言うものの、最初は経験者〜鈴木東栄〜と行くことをオススメします。
読者の皆様、いちど一緒に山登りしませんか? 執事のヤッシ、代表の真理ちゃん、BGM担当のあるまんど山平ももちろん同行します(本人の承諾は得ておりませんが、強権発動の予定です)。オススメはなんといっても『出羽富士では?』
真理代表の雑感は久し振りでした。『全員無事』までの、展開は感動的。雑感でなく圧巻でした。最後の『人はみな誰にとっても必ず大切な人がいて、誰もが誰かにとって大切な人だ』は、Impression!
英訳してみたいと思いました(後日、連絡します)。
『No sorrow last forever.(悲しみは永遠に続くものではない)』**********
いやあ、東栄、何だかオレも登れそうな気になってきたよ。
来年は『ことなひまめ事務所主催、読者と笑いながら登る出羽富士登山!!』でも企画しようかね?
(2011.06.18) △このページのトップへ
伊藤真理の「雑感」ファンの皆さん、大変お待たせしました。
この間、震災があったり、おばあちゃんが来たり、仕事が忙しかったりでこんなに間が空いてしまったようです。
「仕事が忙しかったり」だけがボクと違っています。これは実にうらやましいことです。
「こっちのコーナーも忘れないで!」
そう申しております。
(2011.06.17) △このページのトップへ
昨日は久しぶりに『椰子風特製ハンバーグ』を作って4食分を冷凍し、残りを巨大なハンバーグにして食べた。自家製デミグラソースで。
もうはっきり言って死ぬほどおいしかった!
妻は「よせやい顔」になり、至福のゲップまで打ち鳴らして大満足でした。体重は増えたけどね。
そしてゆっくり寝たので、今日は非常にさわやかで気持ちいいです。
今、超超急ぎの案件(本日納期)がきたのですが、「どーんと来い!」とばかりに代表は戦いを挑んでおります。
ボクは有り余った体力を少し持て余し気味です。
あさっての超過酷な「村の共同作業」まで温存しとこ。
(2011.06.17) △このページのトップへ
石巻のおばあちゃんは、向こうで家政婦を失業したそうだ。
これには非常に話しづらい複雑な問題があるのだが、とにかくそういうことになったそうだ。
ブィ〜ン、グィ〜ン。懐かしいな。
こっちにおいで! こっちでは大歓迎だよ!
(2011.06.17) △このページのトップへ
もう10年近くになるだろうか。
ボクが倒産〜逐電をしていた頃、当時小学校6年だった末の息子と、裏磐梯の檜原湖という所でキャンプをしたことがあった。
暑い夏だった。
いかり潟キャンプ場という所。
ブルーギルをたくさん釣った。それを天ぷらにして食った。
夜から雨になって、嵐の一夜をテントで過ごした。
帰る時、キャンプ場代が足りなくて、確か石原さんというオーナーに頼んで、あとで振り込ませてもらった記憶がある。いい人だったな。
翌日は息子とどっかの小さな駅に降りて、しばらく歩いて小さな食堂を探しカツ丼を食った。そこのおばちゃんから野菜をたくさんもらったっけ。
ふとそんなことを思い出した。
その息子ももう立派な社会人になっている。会いたいね。
(2011.06.17) △このページのトップへ
BSで『日本の名峰〜ふるさとの富士』をやっていた。
利尻富士「利尻山」、蝦夷富士「羊蹄山」、津軽富士「岩木山」、会津富士「磐梯山」、榛名富士「榛名山」、日光富士「男体山」・・・。
我が秋田には出羽富士と呼ばれる「鳥海山」がある。
映像で見る山頂からの景色は美しい。
しかし、よく考えてみると、ボクは本家の「富士山」はもとより、どの「富士」にも登ったことがない。山麓からそれらを仰ぎ見るだけだった。
実際この目で見たらさぞ感動するだろうな。
そういう幸せを趣味にしている「鈴木東栄」のような男がうらやましいと思う。
ただ、ボクは山が苦手である。あんな高いところに登る体力はあるだろうか?
たぶんないだろう。いや絶対ない。
よって、こうしてバーチャル登山を楽しむしかない。
思いは富士へ。
ふるさとの富士〜「居ながら富士」。
(2011.06.17) △このページのトップへ
昨日は役員会があり、その後懇親会があって、さらのその後副会長の「ガッツ春松」氏とサシで飲んで・・・。
結局家に帰ったのが2時過ぎ。
ああ、疲れたなア・・・。
しかも飲んだ酒が『ソフト○○』という焼酎だったので、頭がガンガンして仕事になりません。
マサショーリューは実に変わりようもない『田舎のガキ大将』でした。幼稚園児でした。
まあ、詳しい話は後々する機会があればしますが、とにかくボクは疲れました。
辞表の提出も近いかもしれません。
(2011.06.16) △このページのトップへ
嘘みたいでしょ?
あまりにも寒くて、手がかじかんで仕事にならないので、またストーブを引っ張り出してきました。時刻は9時半になりました。代表も大詰めです。
冗談みたいな話ですよ、ったく!
この時期ストーブなんてね。
(2011.06.15) △このページのトップへ
勉強部屋に置かれていたトランジスタラヂオ。
丸刈りの中学生だった頃。
こんな歌が流れてたっけ・・・。
(2011.06.15) △このページのトップへ
横光利一の名作である。
清新華麗な作風で一世を風靡した新感覚派の騎手といわれた男。
この作家はきっとオシャレな感覚を持った人だったんだろうな。
妻も大学でこの人を研究していたことがあるらしいが、「新感覚派」というのは、明治以来文学の方法として一般化していた「自然主義リアリズム」の克服、打破が目的だった。
文学表現における実験や冒険。横光流に言えば「国語との不逞極まる血戦」である。
旧友の妹、小島キミとの恋愛、そして同棲生活は苦闘の連続であったが、そのキミが亡くなった。その死を弔っての一遍「春は馬車に乗って」は、横光の「新感覚派」時代の記念すべき作品だ。
横光のヒューマンな優しさとナイーブな人柄と新感覚的な表現技法が渾然融合していると思うんですよ。オシャレで優しいチャレンジャー。いいなあ。
思うに、いい作品の世界には必ず「えも言われぬあやしさ」が漂っているものですね。
そのあやしさに導かれるように、吸い込まれるように読者はその世界にどんどん引きずり込まれていく。
そして、読者自身にその謎を解かせてくれる。とまあ、ボクはそんなふうに思うわけです。
さて、ボク自身はどうだろうか? まったくもってダメです。「まだまだ」と「とてもとても」の1億乗。
悲しいかな、そういう小説と比較して、ボクの書いたものなど「習作のための習作」とも言えないものばかりです。
でも、そのうちこういう作家たちの爪のアカくらいの、「何か読むに足るもの」を1作でもいいから書き残したいと思っているのです。
横光利一著「春は馬車に乗って」の最後はこういうものです。
彼と妻とは、もう萎れた一対の茎のように、日々黙って並んでいた。しかし、今は、二人は完全に死の準備をしてしまった。もう何事が起ころうとも怖がるものはなくなった。そうして、彼の暗く落ち着いた家の中では、山から運ばれてくる水瓶の水が、いつも静まった心のように清らかに満ちていた。
彼の妻の眠っている朝は、朝ごとに、彼は海面から頭をもたげる新しい陸地の上を素足で歩いた。前夜満潮に打ち上げられた海藻は冷たく彼の足に絡まりついた。時には、風に吹かれたように、さまよい出てきた海辺の童子が、生々しい緑の海苔に辷りながら岩角をよじのぼっていた。
海面にはだんだん白帆が増していった。海ぎわの白い道が日増しに賑やかになってきた。ある日、彼の所へ、知人から思わぬスイトピーの花束が岬を廻って届けられた。
長らく寒風にさびれ続けた家の中に、初めて早春が匂やかに訪れてきたのである。
彼は花粉にまみれた手で花束を捧げるように持ちながら、妻の部屋へ入っていった。
「とうとう、春がやってきた」
「まア、綺麗だわね」と妻は言うと、微笑みながら痩せ衰えた手を花のほうへ差し出した。
「これは実に綺麗じゃないか」
「どこからきたの」
「この花は馬車に乗って、海の岸を真っ先に春を撒き撒きやってきたのさ」
妻は彼から花束を受け取ると両手で胸いっぱいに抱きしめた。そうして、彼女はその明るい花束の中へ蒼ざめた顔を埋めると、恍惚として目を閉じた。
(2011.06.15) △このページのトップへ
おい、おい、どうしたってえの?
こっちが『夏モード』にした途端に、急激に寒くありませんか?
長袖のシャツを3枚も着てるのに・・・。
もうコタツないよ。
もうストーブしまっちゃったよ。
扇風機しかないよ。
もう6月中旬だよ。
朝5時だよ。
手がかじかむよ。
はな出るよ。
(2011.06.15) △このページのトップへ
代表は特急案件を仕上げるためにAM5時、布団を出ました。
執事はオネムな顔ひとつせず、代表に向かってこう言いました。
「おはようございます! ご苦労様です! 何かやることがあればおっしゃってください!」
それからこうも言いました。
「よろしければ、ワタクシも起きてコーヒーなんぞお入れしましょうか?」
代表はワタクシのほうを見てこう言いました。
「トーゼン!」
・・・。
執事は「心得違い」をしていたようでございます。
(2011.06.15) △このページのトップへ
もうそろそろ『晩酌タイム』の時間なのですが、今日は代表に特急案件がきたので残業になりました。
執事はザンネンな顔ひとつせず、代表に向かってこう言いました。
「ご苦労様です! 何かやることがあればおっしゃってください!」
それからこうも言いました。
「よろしければ、肩でもお揉みいたしましょうか?」
気を遣っていろいろしゃべったのですが・・・。
代表はヘッドホンをしてトトトトトトトトトトトトト・・・・・・・。
全然聞こえていなかったようです。
別の意味でザンネン!
(2011.06.14) △このページのトップへ
プロ野球もサッカーもサッパリ面白くないんじゃありません?
ボクらだけかなあ・・・。
相撲なんか全然ダメだしね。
もうどうでもいい感じです。
唯一興味があるのは、これから始まる『世界陸上』と『夏の高校野球』くらいでしょうか。
やるほうのスポーツは、何たって『卓球』ですよ、卓球。
今年も燃えていますよ!
(2011.06.14) △このページのトップへ
あんまり先々のことを考えすぎて前に進めないのも困るけど・・・。
能天気にズンズン行き当たりばったり、な〜んにも考えないで生きていくやり方ってどうだろう?
しかもその現実の「ツケ」は、いつも周りの人にまき散らされるんだよね。
無計画で、無責任で、刹那的で、享楽的で、自分たちよがりの秩序道徳なき『超楽天』ものたちよ! 「無理が通れば道理が引っ込む」って言うけど、少〜しは考えたらどうなの?
ああ、ボクはどうしてもこういうのダメなんですよね。考え過ぎるとまた「憤死」しちゃうんですよね。
もう一つ、そんな名の球団もあったけど、あっちはあっちで、あの『怒り魔王』のせいですっかりダメになっちゃったね。
(2011.06.14) △このページのトップへ
洗濯ものを干す妻。
草を刈ったあとの畑と庭。
通して20畳になった余裕のリビング。
(2011.06.13) △このページのトップへ
昨日はトミさんの祥月命日だった。
トミさんは必ず「自分の食いたいもの」を暗示させる。
『鶏なべ』が今回の暗示だった。
以前、「マサショーリュー」氏にいただいた「脂のすごい親鳥の肉」が冷凍庫にあったので、それで鍋を作った。
ボクらも、多少ではあるが肉体労働をしたので、そういうコッテリしたものが食べたかった。
さて、作りながら晩酌タイムを楽しんでいた時のこと。
妻が急に「食器棚を整理する」と言い出した。
最初は、食器を置いているタオルを交換するだけの発案だったが、やっているうちにドンドンそれがエスカレートしていった。
最終的に出来上がったのがこの写真である。
なんと2時間以上もかかってしまった。
『鶏なべ』が煮詰まってしまった。トミさんごめんなさい。
(2011.06.13) △このページのトップへ
思えばここに来てから、「見かねて」○○されることだらけだったナァ。
昨日の草刈りなんかいい例だけど、8年前にここに来た時、今は町内会長になった「マサショーリュー」氏からクルマをもらった。
おんぼろ自転車でギコギコ町に買い物に行っていたボクを見かねてのことだった。
そのクルマのメンテのことでは、三温窯さんのHさんにいろいろお世話になった。これも見かねてのことだったのだろう。
お金がないボクたちに様々な「お金をかけない生活の知恵」を授けてくれたのは、その奥さんのMさんだった。
この2人にはそのほかにもたくさんお世話になりました。
畑を始める時、荒れ果てた土地を耕していたボクたちを見かねて、チョロさんは耕運機を出動して耕してくれた。
ガリムさんは、大雪の時、何も言わないのに朝やってきて雪下ろしをしてくれた。
さらに、屋根の庇の修理をしていたボクたちを見かねて、自らそれを手伝ってくれたこともあった。
彼は、薪に使えと自分の小屋の廃材まで持ってきてくれた。
それから、ボクたちの危険極まりない「薪割り」を見ていた隣のアッキーは、自ら割り方の見本を見せ、自分のチェーンソーを貸してくれたこともあった。
そんなわけで、ボクらは誠にもって「見かねられ」やすい。
その度に、ボクらはいろんな人に感謝することを知った。そして、その「ありがたかった思い」は今でも心の中に生き続けています。
くれぐれも、その人たちから「見かぎられ」ることのないようにしなきゃね。
(2011.06.13) △このページのトップへ
スーパーAMANOのパン屋さんは、とっても研究熱心でおいしい。
そして何よりも安い。
つまり「良心的」なのだ。
おばあちゃんと初めて買ってからボクらも大ファンになり、今日も5つ買ってきた。
「どっこいさつま」「セサミベーコンチーズ」「黒いカレードーナツ」「チーズフォンデュ」「ツナパン(正式名は不明)」。
全部で580円。サービス券があったので現金出費はたったの80円。
生地に材料が練り込んであったり、細かいところに凝っていて、とにかくとってもおいしい。
ところでこのパン屋さん、店名はありません。無名のパン屋さん。
製造者「スーパーセンターアマノ井川店」とだけ書いてあります。
そーゆーところも気に入ってるんです。
(2011.06.12) △このページのトップへ
少しでも自分たちでやろうとしたことがよかったのかもしれない。
「それだば埒空かね。どれ、草刈機で刈ってけっから」
その人は、ボクらを見るに見かねてそう言った。
「えっ? いいんですか? ありがとうございます!」
したたる汗を拭いながらボクたちはその人に頭を下げた。
最近、コーゾーさんは体の具合が悪いようで来てくれない。よって、庭や畑いっぱいに雑草が繁茂していた。「これではまずい」と思っていた。
今日は曇り空だったので、朝から意を決して2人で草刈りに飛び出したのだった。
が・・・ボクらは草刈機を持っていない。ボクらの装備は、鎌と剪定ばさみだけの軟弱なもの。
それでも頑張ってかれこれ1時間半くらいやっただろうか。汗が出て、腕がフルフルになって、目がクラクラしてきた。
その時だった。
その人が現れて、ボクらにそう言ってくれたのだ。
ありがたかった。
その人は誰あろう、あの『もんもんコンビ』の相棒『チョロさん』である。
(2011.06.12) △このページのトップへ
妻は「洗濯の天才」だ。
彼女が洗うと洗濯物がうれしそう。
いい香り。
やわらかい肌触り。
そして、ボクが最も感心するのが「干し方」と「たたみ方」だ。
こういう分野では世界一の才能があるような気がする。
そういうことを何だかルンルンやってる姿を見てると、こっちまで幸せになるんですよね。
(2011.06.12) △このページのトップへ
3ヶ月という月日。
それは短いのか長いのか? 軽いのか重いのか?
今まで深く意識したことはなかった。
しかし、あの震災があってから・・・1ヶ月には1ヶ月の痛み、2ヶ月には2ヶ月の憂い、そして3ヶ月には3ヶ月の嘆きがあることを痛感している。
今もまだ見つからぬ「我が子」を捜す親がいる。
この月日は、彼らにとってどれだけの重さだったろうか。「押しつぶされるほどの悲しみの質量」だったに違いない。
今や生きている希望のない子を捜す親の姿を見ていると、痛々しくて胸が潰れそうになる。
「3ヶ月を機にもうここへは来ません」と言う、市役所で働いていた子供を捜す親がいた。
「これからも捜し続けます」と泣きながら話す、小学生だった子供を捜し続ける親もいた。
どちらの言葉も天国の子に届いているはずだ。
「供養」になっているはずだ。
昨日『グリーンマイル』を観ていて思った。
天国には「TSUNAMI CITY』という新しい素敵な街がある。
そこでは、ジョン・コーフィー市長の下、たくさんの被災者が幸せに暮らしている。
こんな濁悪な世の中よりよっぽど幸せに・・・。
(2011.06.12) △このページのトップへ
さっきのエッセイ162「マジスカヤ!」のところで、どういう意味か気になって調べてみたんですが、ロシアでは「○○○スキイ」の女性形が「○○○スカヤ」なんだそうですね。
例えば文豪「ドストエフスキイ」の奥さんは「ドストエフスカヤ」さん。
同様に、ボク「イトウヤススキイ」のワイフは「イトウヤススカヤ」ということになります。
「イトウヤスシのかあちゃん」という意味。
という理屈で言うと、「マジスカヤ」というのは「マジスキイ」の奥方のことだったわけですね。
それがどうしてこういう使われ方をするようになったか? これも調べてみました。どうもこーゆーことのようですよ。
マジスキイさんが出張中に、奥さんのマジスカヤさんが家で若い男と不倫をしていました。そこへ、マジスキイさんがたまたま帰ってきてそれを目撃してしまった。さあ大変!
彼は驚いて絶叫した!
「マジスカヤ!!」
ねっ! よく分かったでしょ?
???
いいの、いいの、気にしないの。
*ちなみに「マジスカヤ?」は「マジスカ?」の秋田弁もしくは石巻弁ではないかという疑義が唱えられておりますが、この際気にしないでください。同じ意味ですから。
(2011.06.11) △このページのトップへ
石巻のおばあちゃんも元気だが、その上を行く人がいた!
『トシゾー』こと我が親父である。
今日届いた『苑通信』にこんなことが書いてある。
毎朝、「自転車こぎ」や「腕立て伏せ」を行い体を動かしています。
他入所者の車いすを押してくれたり、何かと私たち職員を手伝ってくれとても助かっております。
マジスカヤ!
いつものことだが写真にもご満悦の顔で写っている。どうやらバイキング食を食ったらしい。
お刺身、エビの天ぷら、焼き鳥、ポテトサラダ、こごみの胡麻和えに加え、今回はアルコールフリーのビールもいただき「うまいな〜!」との声が聞かれました。
マジスカヤ! オラも食いてえ!
今度行ってとっちめてやんねばね!
(2011.06.11) △このページのトップへ
この季節、何気なく過ごす毎日がとても大切に感じられます。
こんな歌が聴きたくなりました。
(2011.06.11) △このページのトップへ
夕べのシアターで『グリーンマイル』を観た。スティーヴン・キングの同名小説の映画。
これも何度観ても面白いね。
妻はこういう映画の途中で時々いなくなる。
殺戮シーンがダメなのね、この方。
トイレに潜んでジッとそこが終わるのを待っている。
「終わったよ〜!」の声で戻ってくる。
トイレに潜んで待ってるほうがよっぽど怖いと思うんだけどな、ボクは。
この次は『ショーシャンクの空に』を観ることにしている。これも何度も観た映画。
「刑務所」つながりであると同時に「スティーヴン・キング」つながりでもある。
怖いシーンのところで、妻はまた中座を繰り返すことになるだろう。
お気の毒さま〜!
(2011.06.11) △このページのトップへ
体重計に載るたび、妻はそう言う。
おばあちゃんが帰ったのに・・・。
卓球やってんのに・・・。
おやつの量も、ご飯の量も減らし始めてるのに・・・。
それだけに釈然としないようなのだ。これボクも同じ。
う〜ん、これ、どう考えればいい?
そういう問題じゃないのかな?
「まっ、いいか!」
(2011.06.11) △このページのトップへ
いやあ、サイコーに面白かった。
2人ともず〜っと観たかった映画だった。
BSさん、ありがとう!
音楽もいいし、ダスティン・ホフマンとスティーヴ・マックイーンの演技はもう言葉が出ません。
ついでに、パピが漂着した島の原住民の女性たちの半裸もいい! (あっ、これはボクだけの感想)
そんなわけで大満足のシアタータイムだったんだけど、今日「映画友だち」のモモコちゃんから妻にメールがあって、「パピヨンは30年前に観てず〜っと探してたんだけど・・・」ということだった。
何だそっか! やっぱし映画好き同士こういう所でつながってるんだねと思った。
今、それをダビングしてるところで〜す。
もうちょっと待っててねえ。
(2011.06.10) △このページのトップへ
優勝は『朝恵比寿、夜大黒』!
朝、ニコニコ恵比寿顔で起きると、夜までニコニコ大黒様でいられますよ〜という意味。代表の『雑感19』にも書いてます。
準優勝『時代遅れ』!
これも『雑感12』に書いてます。
3位『クマさんの教え』!
これはね。建築家のクマさんが教えてくれた「制約があるからこそいいものが生まれる」というような意味のことで、ボクらが勝手にそう呼んで座右の銘にしているもの。
さて、これ一体何でしょうか?
実はね、ボクらが選りすぐった格言16個の中から選ばれた栄誉ある『格言ベスト3』なんです。
どうやって順位を付けたかって?
あれ、あれ。
卓球ですよ、卓球!
(2011.06.10) △このページのトップへ
いろんな節電対策が紹介されている。
『エアコンの設定温度を2℃下げましょう!』
『ながらTVは見ないようにしましょう!』
『冷蔵庫の設定温度を下げましょう!』etc・・・。
でもね、うちね。
こーゆーの、ぜ〜んぶもうやってんのね。
エアコンなんかもともとないし・・・。
保冷剤まで背負ってることは皆さん知ってますよね。
これ以上、どうしろって言うのよねっ!
(2011.06.10) △このページのトップへ
幸せを呼ぶ『4つ葉のクローバー』をセッセと集めては『押し葉』にし、それを被災地に送っている人がいる。
秋田県のタクシードライバーのオジサンである。
ボクも昔やったことがあるが、あれってなかなかないんですよね。
でも、その方は600もの『4つ葉のクローバー』を集めて、大槌町に贈ったそうだ。
今までも、タクシーのお客にプレゼントしていたのだという。
何だか可愛くて、心があったまる話だった。
「これからも贈り続けたい!」
オジサンはそう言っていた。
あったかい気持ちで、自分のできることを、ひとつひとつ心を込めてやり続けること。
それが本当の意味での『シエン』なのかもしれないね。
(2011.06.10) △このページのトップへ
ミセスホウレンばあさんは、隣の敷地内にゴミを投げるクセがあります。
ゴミといっても、畑の雑草とか古くなったビニールシートとか。
これはクセなので、もう何十年となくそうやって当たり前のように捨ててきたようです。
その結果、隣の敷地の隅っこに小高い山が出来上がっているわけですね。
ボクらも昔、まだ畑をやってた頃、彼女はこう言われたものです。
「こごさ投げれ!」(もちろんボクらは投げてませんよ。あっ、初めの頃ちょこっと投げたかな?)
さて、問題の『敷地』なんですが、ここはボクんちの本家の庭なんです。ミセスホウレンの本家でもあります。
だだっ広い庭のある茅葺き屋根の古民家には、現在誰も住んでおりません。
今ぐらいの気候のいい時期だけ、主たちが『老後の風流な楽しみ』にやってくるだけなんです。
ミセスホウレンに言わせると、『変わった趣味だ』『もったいない』『どうせなら村の公園にでもすればいい』ということになるのです。
まあ、その考えも一理あると言えばあると思うのですが、だからといって『ゴミを勝手に捨ててもいい』ということにはなりません。
主たちから見れば、『本家を何と心得ておる』『不届き千万なババアだ』『断じてけしからん! 訴えてやる!』とまあ、そういうことになるようなんです。
ボクはおととい、このゴミ山を前に、忌々しげにビニールシートなどを掘り起こす『主の奥さん』を目撃してしまいました。
普段はお上品な方だけに、あの怒りに満ちた後ろ姿は結構怖かったんです。
そして昨日、ついに主が登場。ゴミ山の前にこんな表札を打ち立てました。
『ここにゴミを捨てるな! ○○○』
字が怒ってました。しかも、表札はモロ、ミセスホウレンの畑を向いていました。
その話を妻にすると、妻はブルブル身を震わせてこう言いました。
「コワ〜イ!!」
ああ・・・相隣トラブルにならなければいいのですが・・・。
ボクたちはそうならないように、ミセスホウレンばあさんに、これからはうちの敷地の方に投げるよう言ってみようと思っているのです。
(2011.06.10) △このページのトップへ
今日も誠にもって爽やかだ。
気持ちがいい。
コタツ掛けを外し、御座を敷いて、オフィスを『夏バージョン』にした。
おばあちゃんの部屋から入ってくる風に、半袖の腕の産毛がそよいでいる。
気持ちがいいなあ。
今晩は、おばあちゃんが買ってくれた『うなぎ』を食べるのだ!
そして、昨日半分観た『パピヨン』の続きを観て寝るのだ。
気持ちがいいなあ。
シアワセだなあ。
『つづれ織り』という小説を書き始めました。
(2011.06.09) △このページのトップへ
ミズと『鯨の大和煮』の缶詰を煮てみた。これ「愛妻」の発案。
この缶詰は、義兄のエンちゃんが泥の中から掘ったもの。
彼は石巻の水産加工会社に勤めていたのだが、製造した缶詰は津波で社屋ごと流されてしまったのだ。
汚泥の中に埋まった缶詰を、彼はセッセと掘っている。
この間おばあちゃんを送って帰った時、それを何缶かもらった。
ラベルも何もない缶詰だったし、缶には細かい傷もあったが、何だか特別なもののような気がして感慨深かった。
秋田の旬の山菜と、震災の象徴のような缶詰で煮込んだ『新作ミズ料理』は、何だか絶妙においしかったのですよ。
ちなみに、現在この会社では「缶詰掘りのボランティア」を募集しています。ボクに連絡いただければ紹介できます。
(2011.06.09) △このページのトップへ
さわやかな1日。
気温25℃、湿度50%、微風・・・。
布団を干しております。
こういう日がせめて1ヶ月くらい続くんだったらいいのにな。
すぐにまた梅雨になって、死ぬほど暑い夏がくるんだろうな。
せめて「今だけ」さわやかな風に吹かれながら、こうしてまどろんでいたいな。
(2011.06.08) △このページのトップへ
■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』パート2(〜150はこちら)