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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■不景気のいいところは?(2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
■お名前(ペンネームでもいいですヨ)
■メールアドレス(できれば)

『バジル』1450

 天国への切符。
 バジルのことをインドではそう言うのだそうだ。死者の手に握らせるのだそうだ。
 その切符を育てていた時期があった。
 トマトの畝の隣に種をまいて。
 園芸の本に、そうするとトマトがおいしくなるのだと書いてあった。
 バジルは強いので多少のことではへこたれなかった。たくさんできた。
 それをミキサーで砕いて、松の実を入れて『バジルソース』を作った。
 天国への切符。
 それを育てていたのはもう4年も前のことだ。
 時は流れ、ボクたちも年をとった。
 もうまともに農業をやることもないだろうから、ボクたちが再び「天国への切符」を植えたり育てたりすることもないだろう。
 でも、時々思い出すのは、あの頃かいだバジルの匂いの「野趣」と、夢中で食べた「バジルソースパスタ」の味の「野趣」と、汗をかいた日に焼けた妻の笑顔の「野趣」だ。
 天国というところはどういう場所だろう?
 「野趣」に満ちた地なのだろうか?
 切符に土塊(つちくれ)が付いていたりするのだろうか?
 だとすれば、今のボクたちは少し遠くなったかもしれないな。

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『擬態』1449



 ビハインドから始まった
 今日も同じスコアに終わった
 ディスカウントして山のように
 積まれてく夢の遺灰だ

 あたかもすぐ打ち解けそうに親しげな笑顔を見せて
 幽霊船の彼方に明日が霞んでく

 アスファルトを飛び跳ねる
 トビウオに擬態して
 血を流し それでも遠く伸びて
 必然を 偶然を
 すべて自分のもんにできたなら
 現在を越えていけるのに・・・

 相棒は真逆のセンスと真逆の趣味を持って
 アリキタリなことを嫌った
 なんかそれがうらやましかった

 ムキになって洗った手に
 こびりついてる真っ赤な血
 いつか殺めた自分にうなされ目覚める

 ”効きます”と謳われたあらゆるサプリメントは
 胃の中では泡(あぶく)になって消えた
 デマカセを真実を
 すべて自分のもんにできたなら
 もっと綺麗でいれるのに・・・

 富を得た者はそうでない者より
 満たされてるって思ってるの!?
 障害を持つ者はそう出ない者より
 不自由だって誰が決めんの!?
 目じゃないとこ
 耳じゃないどこかを使って見聞きをしなければ
 見落としてしまう
 何かに擬態したものばかり

 今にも手を差し出しそうに優しげな笑顔を見せて
 水平線の彼方に希望は浮かんでる

 アスファルトを飛び跳ねる
 トビウオに擬態して
 血を流し それでも遠く伸びて
 デタラメを 誠実を
 すべて自分のもんにできたなら
 もっと強くなれるのに・・・
 現在を越えていけるのに・・・
 (桜井和寿)

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『少しだけ春の風が・・・』1448

 おばあちゃんの部屋のレースのカーテンを揺らしている。
 窓辺に置いた2つの「テーブルヤシ」の鉢に、久しぶりにガラスを通さない陽光が注いでいる。
 長かった冬、寒かった冬に、葉っぱにはすっかり白い斑点までできてしまい、
「あらあ、かわいそうに」
 と言って妻は、鉢に水をやり、土くれをほじって根に空気を入れてあげている。
 観葉植物たちも強ばった肩をほぐして、カラカラ笑っているようだ。
 素の外気や光にまさるサプリメントはないから、それを全身に受けている彼らは今、さぞ気持ちいいことだろう。
 でも、長く開けておくこともできない。
 人間さまのほうが凍えてしまうからだ。春の外気は見た目より冷たい。
 ほらっ、今また春の風が、鼻孔の襞を刺激して、きりっと細く切るように入ってくる。
「くしょん!」
「はっくしょ〜ん!」
 2人ともほぼ同時にくしゃみが出た。
 目配せして、ボクたちは窓をしめる。
 すると春の風は、彼岸の上空目指し、ヒュ〜ッとつむじを描いて登っていきました。

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『78歳を筆頭に』1447

 五城目町の町議選挙がたけなわである。
 16人の定員に18人が立候補している。
 そんなに必要なのか?
 そんな素朴な疑問がまず浮かぶ。せいぜい10人もいればいいんじゃないの?
 今度は貼ってある選挙ポスターを見て驚いた。
 写真ではなく己の顔を影絵のようにデフォルメした、超キモコ悪い顔のジジイがいるではないか! 
 年齢を見てさらにさらにおったまげた!
 78歳の現職がいる。76歳の現職もいる。その他70代がたくさんいる。後先考えて出馬してんのかなあ?
 これはもう大変な騒ぎだぜ、おい。議員まで高齢化かよ! ダメだこりゃ!
 ボクより若いのはたった1人だ。31歳の青年。
 せめて落ちる2人が、70代後半の「厚顔無恥丸出しの身の程知らずジジイ」であってほしいと願うばかりだ。

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『新しい知、新しい教養』1446

 東京大学の濱田総長がこんなことを言っている。

 知識の有無の問題ではない。大事なのは「知識と知識をつなげ立ち向かう力」なのだ。

 現代人は知識はあってもそれを結びつけることができなくなっている。
 俯瞰できない。体系化できない。それは「考える」時間がないからだ。考える時間があってこそ、試行錯誤をしながらも、ひとつの知識と別の知識を結びつけることによって解決策や新しい発想を見つけることができるのだ。
 濱田さんはこんなことも言っている。

 いまの時代は、知識に対する信頼感とか、砕けた表現で言えば「カッコ良さ」が薄れてきているという気がします。

 ただ知っているのではなく、何か積極的に考えることができる力が知識の本質である。知識に対する尊敬感がなくなってくると「行動するための知識をもっと付けよう」「考える力を強くしたい」という意欲も低下してしまう。
 知への信頼や知のカッコ良さが、かつては社会の活力や意欲につながっていた。
 60年代以前の知識は持っていること自体が価値だった。今は持っている知識を動員して「いろいろな局面に対応できる力」が価値であり、それが「新しい時代の教養の姿」だ。
 グローバル化した社会は多様な価値や考え方や発想の時代であって、思いがけない方向から課題が飛んでくる。そういう局面で対応できるのが教養の力なのだ。
 「教養豊かな」というと知識を持っているだけという感じで受け止められてきたが、それだけでなく「実践的に立ち向かえる力」が教養の本質だ。
 その通りだね。もっと教養磨かなきゃね。そう思いました。

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『過ぎたるは及ばざるがごとし』1445

 え〜い! 寝過ぎてしまいたい。
 そう思うことありませんか?
 特に今日のような朝方にモヤモヤした雨が降っているような日はね。
 で、9時近くまで寝てました。
 え〜い、ママよ! と思って。
 代表はむしろ今日は偉くて、灯油屋とくみとり屋が来るってんで、ボクよりも早く起きたんです。
 ボクは「寝過ぎてやる!」と思って寝過ぎたわけですが、今起きてきてどうも左腕が麻痺しているんです。
 疲れを取ったつもりが、かえって筋肉疲労してるんです。
 代表はそんなボクの訴えを聞いてこう言いました。非常に冷淡なトーンで。
「10時間は寝過ぎだ」

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『ちょっと、皆さん、どうですか? いらっしゃいませんか?』1444

 どうしよう、この美味しさ。
 いらっしゃいませんか? 『歩いて4歩のイタリアンレストラン』に。



 この上に秘伝の『アンチョビレモンクリームソース』をかけて食べます。(あっ! 名前で材料がみんなバレちゃいました。これがホントのネタバレ)
 AMANOのパン屋で買ってきた「ホテルブレッド」に、ブルーチーズを載せて焼きます。そしてこのソースをかけて食べます。(あのね、コレ半端じゃなく最高よ!)



 メインディッシュはまずはコレです。



 薄く切った牛タンを湯がいて、その上に『特製グリーンソース』をかけていただきます。グリーンソースはタマネギやアンチョビやオリーブオイルやバルサミコソースやパセリなどを混ぜ合わせたものです。ラムチョッパーにもよく合うそうですが、売ってなかったので「スペアリブ」でやってみましたが、これまたサイコーのお味。うっとり!

  

 もう毎日毎日すいません。あっ、ちなみに写真は全部2人前ですので。あしからず。
 それにしても最近「肉」が多いんで、今日からは「魚」の日々になりますよ。

 (2012.03.22)   △このページのトップへ

『お墓参りに行ってきました』1443

 ここら辺の人たちはお彼岸の最後の日に行くので、今日行ったボクたちはお墓参り一番乗りだった。
 お墓へ行く道はまだ雪に覆われ、うちのお墓の前なんぞはズボッと雪に足が取られてしまう有様だった。
 こんな経験一度もないから、今年は本当に雪が多かったんだね。
 そう思った。
 お墓参りに行って、気持ちよくなったので、明日の汲み取りの人たちのために、汲み取り口の前の雪をどけたり、薪を新たに運んだりして、今やっと落ち着いて「あじまん」なんかを食べている。
 これから甲子園の第3試合を見るのだ。東西ダルビッシュ対決。わくわくするぜ!

 (2012.03.21)   △このページのトップへ

『もうすぐ春ですね〜、ちょっと気取ってみます!!』1442

 そういう書き出しで始まる今回の『一生懸命』。
 生協の配達員イッセイ君の3号車ニュース50号です。
 卒業・入学シーズンの今、彼は期待で「胸熱」になっている模様です。「胸熱」という言葉があるんだ。そう思ってボクは驚いていたら、もう1つスペシャルな言葉に出会った。
 それは、一番下の「イッセイのオススメ」コーナーに書かれている。『冷凍大阪大将業務用肉餃子・・・798円』。50個+5個しかも底値。家族みんなで食べれる「胸爆」な一品!! +5とは、あじなマネをしてくれたっ!! そう書いてある。
 「胸爆」だって、胸爆。
 オラ知らなかったけど、感じ出てるねえ。
 今回もいろいろ勉強になりました。
 ちなみに、うちは2週連続「今週ありませ〜ん」にもかかわらず、彼はニコニコ帰っていったそうです。

 (2012.03.21)   △このページのトップへ

『選挙戦が始まったゼ』1441

 ひっきりなしに選挙カーが来て、ウグイス嬢なるものがさえずっております。
 聞いてるとおかしいよ。
「あっ、どんもどんも〜。何回もしみましぇ〜ん!」
 これがウグイス嬢かよ。
「どんも! あっ! おぐ(奥)のほうのだんなさま〜!」
 おいおい、お前ら客引きかよ。
 いろんなバージョンが楽しめますが、例の当村のゴッドさんはといいますと、
「地元の○○です。どうかよろしくお願いいたします」と、いたって真面目で謙虚なウグイスになってさえずっておるんです。
 それを聞いて、妻はこんなふうに分析しております。
「案外、ああ見えて気がちっちゃいんだよ」 
 外では、気の小さいウグイスから超田舎者のウグイスまでいろいろさえずっておりますが、本物のウグイスは「彼岸冷え」の寒い日が続くので、しばらく現れそうにありません。

 (2012.03.21)   △このページのトップへ

『おいしくってどうもすいません』1440

 まいったな、こりゃ。
 泣いたぜ、もう。
 イタリアンの新メニューに挑戦し、ボクたちは完全にノックアウトです。
 まったく美味しかったねえ。
 1つ目は『アンチョビレモンソースをかけたセロリのサラダ』です。



 爽やかな風味で美味かったなあ。このソースはいろいろ応用できそう。
 次はこれ、『鶏のレバーとエリンギの白ワイン煮』です。
 こんなふうに作ります。まず、オリーブオイルを熱してタマネギを炒めます。それに鶏のレバーを入れ、表面が白くなったら白ワインを投入し、クツクツ汁が4分の1くらいになるまで煮ます。オリジナルで今回はエリンギも入れました。

  

 煮ている間は、こんなものを、こんな感じで飲んだりしてますよ。お鍋同様、煮詰まって赤くなっております。

  

 最後にアンチョビとパセリを加えて、塩こしょうで味を整え、皿に盛りつければ出来上がり。

 

 いつものことだけど、申し訳ないけど、サイコーのお味でございました!

 (2012.03.21)   △このページのトップへ

『すき焼きから牛鍋に至る一連の至福体験』1439

 こういうタイトルで、昨日から続く豪華ごちそうの自慢をしようと考えていた。
 が、しかしそれどころではない事態になってしまった。
 元宮城県知事の浅野史郎氏が、成人性白血病で2年前から闘病しているというのだ。
 その写真をウェブで発見した妻が、ボクにそう言って教えてくれた。
 別に浅野史郎が好きだとか嫌いだとかではないが、以前、ボクが宮城県にいた頃にベンチャーの祭典に呼ばせてもらったこともあって、少しは懇意にしていたのだ。
 全然話は違うんだけど、ボクは今の村井知事がまだ県議だった時代に、県庁でIT講座をやって、彼にも教えたことがあるんですよ! これ自慢。
 いやあ、それにしても浅野史郎さん。どうしちゃったんだい。
 写真の彼は、もう本当におじいちゃんみたくなっていました。
 そんな彼の闘病生活のチャレンジぶりがNHK教育TV「2人のチャレンジド」という番組で5月1日に放映されるそうだ。
 見なきゃダメだな。

 (2012.03.20)   △このページのトップへ

『この男強引につき』1438

 勝手なのだ。唐突なのだ。
 「強引グ マイ ウェイ」なのだ。
 こんなメールが舞い込んだのだ。

 総会終わった? 壮快? 次なる課題はサイモン&ガーファンクルの『ボクサー』だぜ。
 ヤッシはメロデーラインの歌と、ギターをマスターせよ。俺はハモリとBギターをやる。不景気のいいところは、こんな話ができるところだね!!
 『積善くらげ』今年はやります!


 あのさあ。お前はリーダーだけどさ。
 だからってさあ。そんなこと、勝手に決められてもなあ・・・。
 それにさあ。
 メロデーって何よ、メロデーって。
 それをいうなら「メロディ」だろ。共同通信社の『記者ハンドブック』新聞用字用語集によれば「メロディー」だぜ。
 ハハッ。
 まあいっさ。
 とにかくスズカク考えておきますがね。
 おい、相棒! しばらく会ってねえのう。
 ちなみに彼がマスターしろと言っている歌は、こういうヒジョーに難しい歌です。こんなんハモれるわけないだろ!?
 あらゆる面で不可能だとボクは思うよ。



 (2012.03.20)   △このページのトップへ

『総会が終わったら(4)』1437

 プライベートな打ち上げなのだ。
 何って?
 あのね。
 ククッ。
 言う?
 あのね。
 教える?
 どうすっかなあ。
 やっぱ教えない。
 ハハッ。
 意地悪?
 じゃあ教える。
 あのね。
 す付く、す。
 酢の物?
 ブッブ〜!
 えっ?
 酢豚?
 あっ、近い。近づいてきた、近づいてきた。
 そうそう、肉関係。肉関係がヒント。
 そう! その通り! 当ったり〜!
 そうで〜す。
 すっきやっきどぇ〜す!

 (2012.03.19)   △このページのトップへ

『総会が終わったら(3)』1436

 それはそれで忙しいのだ。
 まずボクには「議事録作成」がある。
 ボクは総会で書記と議事録作成まで任されていたのだ。
 本当はその職務を任されたのはもう1人いて、それはチョロさんなのだけれど、彼は横目でボクに「おめ、頼むで」サインを送ってきた。
 その上、彼は公然とこう言い放った。
「おれ、年で、目も、見えねえがら、おめ、書いでけれ」
 そんなわけで、ボクは今からそれもやらねばなりません。
 それができると、今度は議事録署名員の2人(ガリムさんとノリユキくん)にハンコをもらいにいかなければなりません。
 いろいろ大変です。

 (2012.03.19)   △このページのトップへ

『総会が終わったら(2)』1435

 妻は哲学者になっていた。
 それはどういうことかというと、まあ聞いてください。
 ボクが今朝、布団の中で聞いた話です。
 何かの関係で、料理の折りをボクは17個もあまらせてしまったんだそうです。
 何かの手違いで。
 で、それをどうやって処理するかを、妻はズ〜〜〜〜〜〜ッと考えているうちに「哲学者」になってしまったようなんです。
 2人で食べられる限度は6つなんだそうです。2日かけて3個ずつ。
 残りの11個の処理が難しかったんだそうです。
 男やもめのチョロさんとかガリムリータさんとかにはあげたけど、女やもめは口うるさくて、このミスをばらされそうだったのでミセスホウレンなどにはあげなかったんだそうです。
 でも、隣のケーコさんは口が硬いし、いつもお世話になっているからあげたんだそうです。
「それでもどーしても4つ余るのよね」
 哲学者の結論はそーゆーものでした。
 あっ、これ夢ですよ、夢。

 (2012.03.19)   △このページのトップへ

『総会が終わったら(1)』1434

 歯が疼かなくなっていた。
 やっぱりな。
 小心者のボクは、どこかにストレスを抱えていたのだろうな。
 それにしても、昨日の総会は首尾よくうまくいきました。
 役員以外の出席者は6人ぐらいで、それもおしなべて大人しい人たちで、何というか穏便に執行部案はすべて承認されたわけであります。
 その後で、賄い会みたいな形になったのですが、マサショーリュー会長はじめガッツ春松副会長などは、緊張の縛りがほどけて一気に緩んでおりました。
 昨日のボクは、前例があるので、あまり呑まず(それでも幾度も注がれたけど)あまり食わず(もっぱらイチゴと枝豆ばっか食べてた)、折りを2つもらって帰ってきました。
 そして、妻とささやかな乾杯をして、それをおかずにご飯を食べました。
 1週間前のボクの醜態を聞いたおばあちゃんは、こんなふうにボクに忠告してくれていました。
「あんだ、ただ酒だどってあんまり飲むど、いやしい男だって思われんだがらね。みんな見でんだがら、ちょ〜っとだげにすらいん!」
 おばあちゃん、安心して。今回は大丈夫だったよ。
 それから、ついでに、あのセーター(クルクル襟の混じり毛のセーター)着ていったらね。役員の奥様連にエラク褒められたよ!
 ちょっとした自慢だったよ。

 (2012.03.19)   △このページのトップへ

『1時11分前』1433

 さっき『椰子風うどん』を食べていると、会長のマサショリューから電話があった。
 声が震えていた。
「オレは1時には入ってる」と、彼は言った。
 会長としての総会は、彼にとってはじめての出来事なのでやはり緊張しているようだ。
 その声を聞いてボクもにわかに緊張してきた。
 それで、うどんを食べてから今、「はじめての出来事」を聞いている。心を落ち着けるためだ。



 このレコードは、ボクが生まれて初めて買ったアイドルのレコードなので、このジャケットもよく覚えている。
 ああ、和む。
 ついでにこんなもの聞いてみた。デビュー曲「天使も夢みる」である。あっ、そろそろ時間か。こんなことをしてる場合じゃなかった。行ってきま〜す!



 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『歯医者には苦労したが』1432

 歯の弱いボクは、今までいろんな歯医者に通った。
 一度だっていい思い出はない。
 歯医者もかわいそうなんだけどね。
 そもそも痛くていくんだから。
 長いこといろんな歯医者を見てくると、それなりに専門的なことに精通するものです。
 それは、並んでいるグリグリ工具類は何のためのものであるかとか、白とか緑とか藍色の小瓶の中身が何であるかとか、そういう専門的なこともあるが、別の意味でも非常に詳しくなったのです。 
 口を開けて、歯医者が歯にピンセットのようなものを入れた瞬間にボクは分かりますよ。こいつはまあまあとか、こいつはヤブだとか。そればかりではない。 
 ボクは歯医者そのものの人物の観察を通して、その人間の性格はもちろん歯科医院内での歯科衛生士などとの人間関係やら、家庭に帰った時の夫婦関係まで詳細に分かってしまうんですよ。本当ですよ。怖いですよ。
 そしてそのことを総合的に考察して、最終的にその歯科医院が伸びるのか、はたまた潰れてしまうのかまで分かってしまいますよ。本当ですよ。何度も当たってますよ。怖いですよ。
 実は、口を開けてバカ面こいてる時って、相当ヒマな割に神経が研ぎすまされてるんで、そういうことが考えやすいんですね。感覚が鋭くなってるんです。
 そんなわけで、ボクは立派な『歯科医評論家』であり『歯科医院コンサルタント』なんです。
 しかし、そんな権威ではあったボクも、自分のこととなると、なかなかいい歯医者および歯科医院に巡り会えませんでした。今までかなりの長い期間不遇な時代が続いておりました。
 ところが皆さん、この度ボクはネットで見つけてしまったのですよ! 求めよ、さらば与えられん!
 それは、ボクたちのスイート&パワースポットであるところの『秋田市のある場所』にあります。そこはボクたちが「秋田で住みたいナンバー1」の場所です。やっぱりな。
 ここはピンときましたよ。 鼻がピクッと動きましたよ。
 さっそく明日電話をしてみるつもりです。
 ここならきっと積年の恨みを晴らしてくれますよ。

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『朝の会話2』1431

 少し遅れて起きてきた妻。
「かっこいい!」
「えっ?」
 驚いた顔の夫。
「かっこいいわ!」
 もう一度妻。夫の全身をなめ回しながら。  
「えっ? 何?」
 分からない夫。
「ズボン寒くない?」
 聞く妻。
「ああ、これね」
 やっと分かった夫。春物のズボンになった。
「さわさわしてない? 股引やる?」
 親切な妻。
「いい、いい、大丈夫、大丈夫」
 気を良くしている単純な夫。

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『朝の会話』1430

 少し遅れて起きてきた妻。
「くい〜ん!」(鼻をかむ音)
 中を見た。
「あっ!」
 驚いた顔の妻。
「何!?」
 同じく驚いた顔の夫。  
「あっ!」
 鼻ではなく洟(はな)を見つめる妻。
「何、何、何!?」
 そのシリアスな顔を見てもっと驚く夫。
「鼻血出た!」
 妻。
「げっ!」
 夫。
「何コーフンしてんだよ!」
 自分に言い聞かせるアホな妻。

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『不景気のいいところを探そう』1429

 なあんだ、不景気にもいいところがあるじゃん! そう昨日思った。
 それは、「暴力団」や「暴走族」といった丸暴関係者の激減だ。
 その一方で、「暴風雪」はこの冬猛威を振るっていたが。
 また、ボクらの間での「暴飲暴食」も収まる気配がない。
 話を戻して「暴力団」「暴走族」がなぜ減ったか?
 ボクはこう見ている。
 恐喝したくても相手も金持ってない。  
 おどし甲斐、ゆすり甲斐、たかり甲斐がない。
 したがって商売成立しない。
 つまり彼らの商売はいかにもバブリーな商売だったってことになるね。
 不動産屋や地上げ屋なんかもその典型ですね。
 ともあれ不景気になって、怖い人たちが減っているのはいいことだ。
 彼ら今何やってんだろ?
 粗大ゴミ回収とか? 傘張りの内職とか?

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『今日が終われば』1428

 今日が終われば総会が終わる。
 そうかい、そうかい、そうだったのかい。
 いよいよ今日の1時半に総会が始まる。それが終わればボクの役目はひとまず終了となる。
 いやあ、長かった。
 誰も来ない総会なのに、ボクは何回悪夢を見たことだろう。
 心身ともにボクは疲れ果ててしまったようだ。
 10才歳をとってしまった。  
 深いしわが17本刻まれ、白髪は180%増え、腰は前傾12度曲がった。
 今日が終われば。
 今日さえ終われば。
 ・・・。
 今日が終われば。
 今日さえ終われば。
 ・・・。
 今日が終われば。
 今日が終わっても。
 平成24年度が待っている。

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『アノ男はまだ読んでくれているようだな』1427

 ボクのエッセイを読んでくれているはずの男トーエー。
 最近反応がないので心配し、かつ「なあんだ」とふてくされていた。そんな彼がちょっと前に書いた『正作』に反応してこんなコメントをくれた。

 『正作』なつかしいな〜。歌が上手かったよな。二枚目だったよな。会いたいな〜。神田川を歌いたいな〜。(復活!金農ライブ)

 ちなみに、正作とは中学時代にバンドを組んでいた。確か『バッケ』という名前じゃなかったっけ? もう1人『信孝』というのがいた。正作はボーカルで、信孝はギターが上手かった。正作は金農(金足農業高校)に入って、そこの文化祭にボクたちは出演した。トーエーはその時、ボクたちの写真を撮っていたような気がする。専属カメラマン。
 とにかくスズカクよかった。トーエーは読んでくれていたのだ。
 このような一方通行の形で勝手な思いを伝えているのは、自由気ままでどこ吹く風で何とも開放的な時もあるが、とはいえ誠に頼りないものでもある。
 殊に「かんかんかん」の日なぞは、いじけ虫が「いいもんね〜だ。どうせだ〜れも見てなんかいないんだろうよ」なぞと疼くことしばしばなのだ。
 ホームページにカウンターを付ければいいのだろうが、それはそれで「な〜んだ。こんだけしか見てないんじゃん」とガッカリすることを、自意識過剰のボクの性格をボク自身が十分知悉しているからだ。
 そのくせ反応がない日が続くとボクは内心「かんかんかん」となってうちひしがれているのです。
 ヒグラシかんかんかん。
 さて、そんな精神状態の時、ボクはこんなふうに考えていました。
(1)ひょっとしたら本当に誰も読んでないのかもしれない。
(2)読んでいるんだがおもしろくないからコメントしない。
(3)コメントするとネタにされ書かれるのが嫌いなのでコメントしない。  
 この(3)の場合は、書くなと言ってくれれば書きませんからコメントください。
 (2)の場合は、かなり落ち込む原因になるので黙っていてください。
 (1)の場合。誰も読んでいない場合。これはどうでしょう?
 暖簾に腕押し、ぬかに釘、壁に耳あり障子に目あり(略して「壁に障子あり」)ですね。こんなこと書いても。
 おっと、こんな声も聞こえてきましたよ。
「3月の年度末ってのはなあ、お前ばかりじゃなくてみんな忙しいんだよ! かまってられるかよ!」
 なるほど、そうであったか! これで分かったよ。な〜んだ、そうだったのか。なら頑張って書き続けますよ、ええ。

 (2012.03.18)   △このページのトップへ

『・・・』1426





 ・・・。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『夫婦円満の秘訣』1425

 夫婦円満の秘訣は、リクルートの調査によると「同じ部屋で一緒に寝る」「仕事の後や休日に一緒に遊んだり趣味を楽しむ」「一緒に買い物に出掛ける」ことだそうだ。
 まさに「寝食をともにする機会が多く、さらには休日を一緒に過ごす夫婦がよりより夫婦関係を築けているようだ」と書いてある。
 うち皆そうじゃん。と思う。
 どうりで夫婦円満なわけだ。と納得する。
 その他には「結婚記念日を夫婦で祝う」「結婚指輪をつけている」がある。
 後者については、うちら「結婚指輪」そのものがないからダメだなあ。
 気になる(そう書いてある)性生活については、夫婦生活に「とても満足している」と答えた夫婦の25.2%が「週1回以上行っている」と回答している。
 ちなみにうちは週6回だから難なくクリアしている。(えっ?)
 当たり前の結果が出たもんだ。とほくそ笑む。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『秋田の桜』1424

 開花予想では4月21日になっている。
 満開は25日で、見頃は30日ぐらいまで。
 これが当たれば、まあ例年と同じくらいだろうか。
 その頃にはきっと、おばあちゃんがいて、一緒にグランドゴルフをやりながらお花見をしていることだろう。
 もちろん「花より団子」で、おばあちゃんの鼻の先には、「まめ大福」やら「桜餅」やら「石焼き芋」やらがぶら下がっていることだろう。
 そうだそうだ。
 うちの老いた桜はどうだろうか。
 今年こそ頑張って花っこ付けてほしいものだ。
 まだまだ1ヶ月以上も先だけどね。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『なかなか死なないもんだよ』1423

 佐吉さんという人がいる。
 小中とボクの同級生だった「正作」くんのお父さんだ。
 歳は80過ぎくらいだろうか。
 年明けに倒れて、医者にも「1週間ぐらいだろう」と言われ、親類や家族が全員呼び出されたにもかかわらず、まだ生きている。
 どころか完全に復活したようだ。
 おととい、奥さんのサダエコさんが言っていた。
「骨と皮だけど元気になって生きている。おかげさまで」
 そう言っていた。よかったよかったである。
 人間、そう簡単に死ぬものではない。
 死ぬ死ぬ言ってる人ほど、なかなか死なないもんだの原則。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『お刺身定食まいどありぃ〜』1422

 洋食が続いていたので、昨日の「お刺身定食」は美味しかった!
 考えてみれば、ボクたち日本人はシアワセだ。
 イタリアンでもフレンチでも中華料理でも何でも食べられて、さらにボクたちのルーツであるところの「日本食」にいつでも帰っていける。
 猿真似といわれる日本人の根性。
 こと食べることと、イベントにおいては、猿真似根性でよかったと思うよ。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『な〜にも変わりゃあせん』1421

 ボクが町内会の役員になってみたって。
 この村の何かが変わるわけでもない。
 そんな拙速に何かを変えようってほうがアホなんじゃ。
 おんなじようにこの町も、この県も、この国も。
 な〜にも変わりゃあせん。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『今年もやっぱりキジは鳴く』1420

 ギゴギゴギゴキジは鳴く。
 朝もはよからキジは鳴く。
 忘れていたよ、お前らのこと。
 雪が融けて日が長くなれば、お前らはお前らでやることあって鳴くんだろ。
 それにしてもヒデエ声だな。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『身辺整理』1419

 妻も同じだけど、ボクたちにはビョーキがあって、それは、ある日突然ムショーに何かを片付けたくなってしまうヤマイです。
 冬の間は心身共々にオックーになってしまっていたので(そうでもしなきゃストレスがふくれあがるだけなんだけど)、その分のハンデキャップも手伝って、この時期は「あれを捨てよう、これを積み上げよう」といった「ダンシャリ熱」が出てまいっております。
 その前に、今回のメインターゲットとなっている「寝室」の掃除を本格的にしなきゃならんのですけれども、なかなかまだ「バア〜ッ!」と窓を開け放てるほどの気候でもなく、思い切った「ダンシャリ」に着工できずにおります。これはこれでストレスです。
 3かん4おんとはよく言ったもので、「かんかんかん」と「おんおんおんおん」の連続技の毎日です。
 そんな中、一心不乱に「トトトトトトトトトトトトト」を繰り返している立派な人もいます。
 ボクはどうしても「おんおんおんおん」の日には心が浮つき、「かんかんかん」の日には心がふさぎ込みます。
 まだまだ人間ができていないんでしょう。
 早く窓を開けて、身辺整理を始めたいな。

 (2012.03.17)   △このページのトップへ

『それでも百姓はまた種をまき始めるのだ』1418

 畑にはまだまだ雪がたくさん残っている。
 それでも、もうほとんど習性で「種」を買い始めるのが百姓だ。
 こないだスーパーで「じゃがいもの種いも」も売られていた。
 それから、そろそろ稲の種である「もみ」の消毒とか、ハウスの組み立てとかを企てている百姓も多いことだろう。
 そんな季節になっている。
 ただいつもの春と違うのは、残っている雪の量である。
 半端じゃない量の雪が、畑や田んぼの上を覆っている。
 それを融かすのは春の陽光だけども、「お百姓さんの意気込み」もまた一役買っているとボクは思うのだ。
 早く体を動かしたい。
 早く野菜が食べたい。
 そんな気持ちになるのが北国のこの時期なのだ。
 百姓を5〜6年ばかりやったことがある経験で、ボクたちはそのことがよく分かる。

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『町会議員だがってもの』1417

 かつてボクにこんなことを言った人がいた。秋頃だった。妻とジョギング中だった。
「春の町会議員選挙に出ないか?」
 それを聞いて、ボクたちは「GOJODAN」と思ったが、言っている方はいたって真面目だった。
「春まで考えておいてくれ」とまで言われ懇願された気がする。
「君みたいないい若者がもったいない」みたいなことまで言われていた。
 その選挙があさって告示される。
 1週間後投票だ。
 ところが・・・。
 アレ以来、その人は一度もボクのところに来ない。
 どうせ出る気はないとはいえ、「な〜んだ」でもある。
 もうワンプッシュくらいあってもいいだろう。
 な〜んだ。
 ところで、かつてこんなことを言って選挙を占っていった現職議員がいた。そう、アノ「肩書きぎょうさんオヤジ」だ。
「2人辞めて2人出るようだから無競争だ」
 ところがキッチョンチョン。
 目下のところ2人やめて5人も出るような情勢なのだ。
 さらにあと1人、虎視眈々と議席を狙う者がいる。
 それは「もったいない若者」であるところのボクで・・・あるわけねえだろ!

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『アラビヤン焼そば』1416



 知ってますか?
 好きですか?
 この焼そばは不思議です。
 不思議の1つは、なかなか手に入らないことです。
 ちなみにAMANOにすらありません。秋田では見たことありません。
 たま〜に「生協のチラシ」に出ています。
 「千葉県で大人気!」とかって書いてます。
 それ自体が摩訶不思議!
 ボクはこの焼そばを子どもの頃初めて食べた時、もうすっかりアラビヤ〜ンになってしまいました。「アラビアン」ではなく「アラビヤン」というところがいいでしょう?
 それからこのキャラクターの顔いいでしょう?
 サンヨー食品ってのもいいでしょう? サッポロ一番。
 青のり付きもいいでしょう?
 不思議なくらい美味しくできるところもいいでしょう?
 大好きだなあ、アラビヤン焼そば。

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『久々に映画を観ないで早くクッツリ寝ました』1415

 ニンニクは好きだけど、ニンニク臭い人は嫌い。ニンニク臭い人って言われるのも嫌い。
 でも、そんなあなたでも、相手もニンニクを食ってくれれば大丈夫。
 ボクたちは昨日、そうなったので、相手の息の臭さも気にせずに寝ることができました。
 夜中に起きて台所を通る時、「何だこりゃ!」というような「いい匂い」がしてました。

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『総会さえ終わればカラ兄さ』1414

 総会は18日(日)。
 村人はほとんど誰も出席しないとはいえ、3役の中でも事務経理面の責任者であるボクは、抜かりなく準備を整えなければならない。
 こういう仕事はもう、役員7人の中でボク1人の独壇場である。
 何しろ誰一人パソコンもいじれないのだから。
 小さな自治会とはいえ、総会資料は14枚にも及ぶ。
 それをいちいち打って、自分とこのプリンターで印刷して製本までした。大難儀。ご苦労チャン。
 だが、それももうちょっとだ。ふう〜。
 そうそう、カラ兄ってのはね、ご存じドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(原卓也 訳)のことです。
 上中下と分厚い3冊が目の前にある。帯にこんなことが書いてある。ああ、早く読みたい、早く読みたい、死ぬほど早く読みたい!!!

 流石というかやっぱりというか、「カラ兄」がイチバン東大新入生にオススメされている小説。ハイ、もちろん1冊だけ選べというならば、わたしも「最高の小説」と強く推す。(中略)特に「大審問官」はスゴい。生を生きなおすようなすごい経験を請けあおう。このblogで「すごい本」を探している方へ→スゴい本は沢山あるけれど、頂点はこれ。徹夜小説、劇薬小説、夢中小説、最高小説、キング・オブ・スゴ本、あらゆる称号のトップはダントツこれ。未読の方は四の五の言わずに読め(命令形)。最強の読書体験を約束する。ただし、非常に強い酒のような小説なので読んでクラクラしないように気をつけて。(ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」より)

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『なぜかどこか風邪が抜けないような』1413

 虚弱児なんですな。
 朝方、鼻がグズグズになってしまう。
 まだまだ寒いので、寒暖の差による鼻炎だと思うんだけど。
 それとも根本的なところで風邪をひいているのかなあ。
 あと、歯の調子もおかしい。モヤッとして痛いような。
 季節の変わり目だから免疫力が落ちてるのかなあ。
 虚弱児ですなあ。

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『哀しいかな、やっぱうちが一番美味いんだ』1412



 モッツァレラチーズをトマトの上に載せてティファールのフライパンで焼きます。隣に菜花を添えて。このまま出してハフハフいただきます。



 悪いけどアーティチョークさん、君、まだまだ幼いよ。話にならんね。こっちは馬過ぎ(ちゃうちゃう)美味過ぎダ! 
 次はこんなものを作ってみあしょうね! 『牛肉のにんにくチーズ巻きのトマトソース煮』どえ〜す!!!

  

 次は本邦初公開! 『きのこのリゾット』で〜す! うちでリゾットやんのは初めてなんです。
 生米から作る本格的リゾット。野菜ブイヨンを少しずつ少しずつ加えながら(厳密18分!)煮込んで煮込んで・・・。何だか2人ともうれしそう。

  

 哀しいかな、やっぱうちが一番美味いんだ。

 

 (2012.03.16)   △このページのトップへ

『うつろな愛』1411



 ご存じカーリー・サイモンの1973年のヒット曲。
 ギターソロはエリッククラプトン、コーラスはミックジャガーとジェームステイラーの奥さんと聞いて「なるほど」だった。ただただ懐かしいネ。
 この年にビルボードをにぎわせていた曲たちです。「やさしく歌って」(Anne Murray)「幸せの黄色いリボン」(ドーン)、「トップオブザワールド」(カーペンターズ)。みんないいね!  

  

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『ジェラ男』1410

 映画を観ている。
 その主人公がいい男だったりすると気になる。
 妻がそのことに言及したりすると不機嫌になる。
 『海辺の家』の主人公はケヴィン・クラインという。別にいい男でもなんでもない。
 映画を観終わった妻が、ケヴィンのことというよりも、映画全体の感想をボクに話した。
 ボクは不機嫌になった。
「ケヴィンとオレとどっちが大切なんだ!」
 今考えるとアホらしいが、そんなことを言ってしまった。 
「そんなんでいちいちムツケられたら、何もしゃべれないじゃん!」
 妻はそう言って怒ったので、ボクたちはたちまち険悪になった。
 妻が好きな作家や画家や指揮者などにも嫉妬心を抱いたこともある。灯油を持ってきてくれるオヤジとか汲み取り屋の青年とか生協のイッセイ君にだってある。
 何でだか分かんないけど、ボクにはそういうところがある。

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『こういう都会の街に降る雨は・・・』1409

 絵になるし歌になるなあ。
 皆さんお元気ですか?
 ボクは何だかこの村が嫌いになってきました。



 だってさ、あんだけ頑張ってきた総会の準備だったのに、結果的にほとんど誰も来ないことが分かってきたんだもん。
 まあいいさ。やるだけやれば悔いはないってことさ。



 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『酒は憂いの玉ほうき』1408

 そんな古来の名句がある。
 焼酎は人類の作り出した酒の中でも、最も文化度の高いものである。
 蒸留によって精粋を取り出すという発想は、手から口への原始的頭脳からは、最も遠い高度のもので、それが、いつどこで生まれたかは非常に興味深い謎である。
 人類が「憂い」の存在を自覚し、それを吹き払う物質としての「酒」を知り、悪酔い、二日酔いに悩まされたあげく、それが酒の中の夾雑物にせいだと気付くまでに、どれだけの年月が経過したことか。
 やがて蒸留は香水作りや製薬の基本技術になった。焼酎は現代化学の扉を開いたのである。しかもそれは、まさに「薬中の薬」であった。最も癒しがたい心の病を癒す「玉」のごとき薬であったのである。「漢書」が「酒は百薬の長」と書き残したのは決して過大評価ではない。
 しかし古来、「酒に呑まれ」「酒に殺され」た者は数え切れない。ことに強烈な酒の中の酒「焼酎」は「百毒の長」にもなる。


 この一節を書き残しておくのは、ボク自身の深い自戒のためである。
 ちなみにこのことは、マドロスさんの蔵書で昭和57年に出版された加治木義博著『焼酎入門』に書いてある。
 くわばらくわばら。総会では気をつけよう!

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『鳴りもの入り』1407

 何とも恐ろしい夜だった。
 夜中に地震があったことは知らなかった。(後で妻に聞いた。9時頃は千葉、茨城で震度5強の地震があったそうだがそれも知らなかった)
 その直後にピカッ! ドン!
 ものすごい雷が続いた。それで目が覚めた。
 屋根が振動で大きく揺れた。
 窓の外を見ると、「大晦日の紅白の大トリ」の紙吹雪よろしく、大雪が舞っていた。
 津軽じょんがらの細川たかしと風雪流れ旅のサブちゃんと、津軽海峡冬景色の石川さゆりが競演したようだった。
 除夜の鐘まで鳴り出しかねない夜だった。
 あっという間に屋根に20センチも雪が積もった。
 トントントントントントン・・・。
 仏間の天井から小鼓を打つような音がする。
 その音はいつまでも続く。
 ミズ(山菜、ウワバミソウのこと)を叩く音にも似ている。
 まさか隣の鈴ちゃんか? まさかまさか。
 それに合わせるように、今度は大鼓の音が加わった。
 トン・・・トトトン・・・トントン・・・。
 雪が降っているのに雨漏りというのはおかしい。
 一体、何が何となって何なのよ!
 鼓に合わせて、ここで謡のひとつでもやってしまえば、この嫌なムードも断ち切れるかもしれないと思う。
 でも謡えないボクは、黙って布団をかぶるしかない。
 何だよ何だよ何だよ、あ〜あ、一体全体どうしたってんだよ。と、ほぞを噛む。
 早くお帰りくださいましな。ねえ、冬将軍さんよう。
 それから地震さんもさあ、もう、そろそろ怖がらせないでくださいよう。
 いい子にしてるからよう。

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『21日から選抜が始まるよ!』1406

 なんと!
 石巻工業のキャプテンが選手宣誓をやるらしいよ。
 出来過ぎてる。
 でもうれしいね。
 まあ、参加することに意義があるとボクたちは思っているんだけど、頑張ってほしいものだ。
 応援してまっせ! 石巻工業。

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『マフィーの洗濯』1405

「怖いらしいよ。私観ないかも」
 妻はネットで「ネタバレ記事」を読んでそう言う。
 この間届いたメリル・ストリープの『ソフィーの選択』である。
 この映画がDVDになっていないワケは、どうも政治的な問題も絡んでいるようなのだ。
 怖い映画。
 どうしよう。
「気にしないで、勝手に1人で観てもいいんだよ」
 そう言って、うちのマフィーは洗濯に行った。
 そう言われてもなあ。
 1人で観れるわけないよなあ。悪いもん。
 えっ? ホントは怖いんだろって?
 うん。

 (2012.03.15)   △このページのトップへ

『映画らしい映画が好きなんだって』1404

 最近『映画コーナー』 にもチョコチョコ書いてんだけど、DVDを買ってまで観たかった映画を観ております。
 コイケヤポップコーンを食べながらね。
 例えば昨日は『いつか晴れた日に』というのを観ました。
 19世紀英国を舞台にした美しいラヴストーリーです。
 いやあ、美しくってロマンチックでメルヘンで・・・。
「わたしはこういう映画らしい映画が好き!」
 そう言って、妻は目を輝かせました。
 こんな『眺めのいい部屋』的な映画に、妻の評点はグ〜ンと高くなります。この映画も★★★★(星4つ)。
 確かに「別世界」に入っていける感じがあります。
 今、続々この種のDVDが届いてて、『日の名残り』『秘密の花園』なんかも早く観たい映画です。
 そうそう、メリル・ストリープのまぼろしの映画『ソフィーの選択』ですけど・・・。
 ついに、中古のビデオをゲットしましたよ! Amazonの定価の半分以下で。
 早く届かないかな。

 (2012.03.14)   △このページのトップへ

『治りゃあこっちのもんさ』1403

 おそらく最も病名を明らかにしたくない病気は『二日酔い』であろう。
 そもそも病気としてなんか扱われていないのだけどね。
 でも、ボクたち酒飲みだけが分かる、あの忌まわしい悪寒と動けない頭痛、激しい嘔吐感は筆舌に尽くしがたい悪魔の病状だ。
 でも哀しいかな、誰にも公明正大にその苦しみが言えない。
 言うことに、激しい罪悪感がある。経験則が語っている。
「なあに、ただの飲み過ぎだっちゃ!」と、百人中百人に間違いなく言われる。
 そして、言った後みんな、必ず蔑んだ目を向ける。軽蔑のまなざしが痛いこと痛いこと。
「ば〜か!」
 それに、だからジッと耐えるしかない。
 でも、治りゃあこっちのもんさ。
 へへっ、また飲むもんね〜だ。

 (2012.03.14)   △このページのトップへ

『思わぬお返しができましたよ』1402

 何だこの天気は!
 そんな吹雪の中を隣のケーコさんがやってきた。
「このバケツさ、お茶っこ飲む水ちょうだい」
 停電になったりすると、いつもボクたちがいただく番ばっかだったので、思わぬお返しができてうれしい。
 彼女は仙台のお土産とか言って、笹かまぼこまでくれた。
 何だか今までの逆パターンだ。
「やっぱり町の水道は臭う」 
 と言っていた。
 井戸水が美味いそうだ。
 そう言われると、今日の焼酎のお湯割りが俄然楽しみになってきた。

 (2012.03.13)   △このページのトップへ

『おばあちゃんはとっくに治っていたようだ』1401

 ボクが記憶をなくし死んでいた時、妻は石巻と電話をしていたらしい。
 おばあちゃんはすっかりインフルエンザも治って、元気ハツラツオロナミンCだったそうだ。
 I家の奥様とアッシュのお散歩に行ってたんだって。
 その一方で、チャイコに詳しいカッツは、密かに入院していたという話も聞いた。
 今はもうすっかり良くなって、全開バリバリらしいけど・・・驚いたなあ。
 どうりで会場で会えなかったわけだよね。カッツのことだから、
「ああ、チャイコ聞きたくてお母さんと来てたよ!」
 なんて後ろから声を掛けられそうな気がしてたんだけどね。
 みんな知らないところでいろいろあったんだね。
 何はともあれ治ってよかったよ。

 (2012.03.13)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1400話はこちら)