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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
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『照れるんですよ』1350

 最近、とみに日が長くなりましたね。
 そうなると、ちょっと困ることがあります。
 晩酌タイムです。
 5時が暗かった頃は、
「やるべし、やるべし、しかるべきモノをやるべし!」
 とか言っちゃって、タンタカタンタカやっちゃってたのが、そうもいかなくなってきました。
「カーテン閉めますか?」
 とか、何やらヒソヒソめいた声で言い、ツッツッツッツと後ろめたくカーテンを引いたりして。
 照れるんですよ。

 (2012.03.01)   △このページのトップへ

『あのことはどうなっていますか?』1349

 賢明なる聡明なる執念深くって記憶力の鋭い読者諸氏!
 皆さんから、激しく突っ込まれそうないくつかの疑問にそろそろ答えねばなるまいな。まずこの質問から。
「卓球はどうなってますか?」
 お答えします。やってません。寒いからです。
「ジョギングはどうなってますか?」
 お答えします。やってません。雪に埋まるからです。
「帆船模型はどうなってますか?」
 お答えします。やってません。仏間では凍えるからです。
「ダイエットはどうなってますか?」
 お答えしません。

 (2012.03.01)   △このページのトップへ

『分かってくると面白いね』1348

 歌舞伎鑑賞にひどくはまっている。
 昨日は『仮名手本忠臣蔵〜祇園一力茶屋の場』を観た。
 しかもただの仮名手本ではない。今は絶対観ることはできない貴重な映像だ。
 1981年(昭和56年)10月、「松本幸四郎」の名跡を長男の6代目市川染五郎に譲り、自らは「松本白鸚」を襲名した時の襲名披露歌舞伎座公演である。ちなみに、この襲名披露では孫の3代目松本金太郎も7代目市川染五郎を襲名し、高麗屋三代の襲名となった。
 この襲名披露が、白鸚としては唯一、そして彼生涯最後の舞台となった。晩年に発症したベーチェット病が進行して、この頃には全身に痛みが走って思うように動けず、襲名披露の平伏の挨拶も苦痛に堪えながらのものであった。翌月初めには文化勲章を受章、病身を押して皇居での親授式に臨んでいる。その2か月後の1982年1月11日、ベーチェット病悪化に伴う心不全のため死去。71歳没。
 こういうビデオを持っていてくれたマドロスさんに感謝しながら、歌舞伎三昧の日々が続く。
 尊敬する建築家「隈研吾」さんが今作っている新しい歌舞伎座は、来年(2013年)春の完成予定だ。



 ボクたちは今からいっぱい知識を溜め込んでおいて、来年のオープンの時の記念公演には、石巻のおばあちゃんを連れて見にいく計画を立てている。
 おばあちゃんは、かつてマドロスさんに連れられて妻と何度か行ったことがあるのだが、新しい歌舞伎座にはボクたちがご招待するのだ。弁当とかも買ってあげるのだ。
 そんなわけで、こういうものはいろいろ分かってくると楽しいもんですね。

 (2012.03.01)   △このページのトップへ

『迂闊(うかつ)だった!』1347

 非常用の水でコーヒーを沸かした。それを飲んだ妻が言った。
「ヒジョーにおいしい!」
 そんなダジャレはどうでもよろし。
 非常事態なのである。
 ボクが悪い。
 3月になるってんで、気を許したからである。
 天気予報も悪い。
 秋田県の朝の最低気温はマイナス1℃だっていうからさ。
 でも、同じ秋田県でも五城目はさらにマイナス5℃、ここ馬場目はさらにさらにマイナス3℃は低いということを失念していた。
 つまり今朝の気温はマイナス9℃だったことになる。
 水抜きしなかったから水道凍りました。
 3月なんていう、甘い言葉の響きに惑わされてはいけない。

 (2012.03.01)   △このページのトップへ

『春遠からじ・・・と思いたい』1346

 東京や仙台のほうでは雪らしいですね。
 こっち晴れてま〜す。
 雪も降ってませ〜ん。
 つかの間の優越感。
 ほどほどの安堵感。
 冬将軍に怯え暮らした「うるう年の如月」も終わります。
 弥生さん、頼むよ。オラもうやんだよ。

 (2012.02.29)   △このページのトップへ

『勧進帳だけを1日に4本も観た人は少ないと思う』1345

 『勧進帳』といえば、言わずと知れた歌舞伎の一番人気の演目である。1本大体80分。それをボクたちは別々の配役で1日に4本も観た。6時間。
 勧進帳(かんじんちょう)は、如意の渡しでの出来事を基軸にした能の演目『安宅』をもとにした歌舞伎の演目。歌舞伎十八番の一つで、松羽目物の先駆けとなった作品である。
 松羽目物(まつばめもの)とは、歌舞伎・日本舞踊において能・狂言の曲目を原作とし、それらに近い様式で上演する所作事のことをいう。能取り物とも呼ばれるそうである。

 松羽目とは能舞台の後部にある大きく松の画かれた羽目板すなわち鏡板のことで、歌舞伎の舞台正面にこの鏡板と、また左右に竹の絵を画いた羽目板を模した張り物(大きな木枠に布を張りそれに背景を描いた大道具)を置くことにより松羽目物と呼ばれる。能舞台と歌舞伎の舞台とでは造りが違うので、これらの大道具でもって能舞台を現わしている。そして多くは長唄と出囃子によって能や狂言から内容を取った演目を、それらとほぼ同じ装束を着用して演じる。
 原形は初代市川團十郎が元禄15年(1702年)2月初演の『星合十二段』に取り入れたのが最初。作詞は三代目並木五瓶、作曲は四代目杵屋六三郎。
 現在の型が完成したのは天保11年(1840年)3月に江戸の河原崎座で初演された『勧進帳』。初演時の配役は五代目市川海老蔵の弁慶、八代目市川團十郎の義経、二代目市川九蔵の富樫左衛門。
 以後『勧進帳』の三役は歴代の看板役者が生涯に一度は演じる歌舞伎の代表作のひとつとなった。特に昭和初期の七代目松本幸四郎の弁慶・六代目尾上菊五郎の義経・十五代目市村羽左衛門の富樫による『勧進帳』は絶品で、映画にも記録された。(ウィキより)
 

 昨日ボクたちが観た4本は、NHKでかつて放映したものをマドロスさんがビデオに撮ってくれていた貴重なもので、今から30年以上前のものもある。
 それはもうほとんどテープがダメになりそうなものだった。かろうじてDVD化に間に合った。
 暴行事件を起こした海老蔵が、まだ新之助という名前だった10年前に弁慶を演じたのもあったが、あれはダメだね。演技ばかりでなくインタビューに応える態度が悪過ぎ。ナマイキ! やっぱああなる素質がもともとあったんだね。
 松本幸四郎の弁慶は迫力があってよかった。やっぱりこの人は上手いね。
 でも、一番好きな配役は平成4年に演じられた、中村吉右衛門(弁慶)、中村富十郎(富樫)、中村雀右衛門(義経)の『勧進帳』でした。
 のべ6時間もビデオの『勧進帳』を観ていたボクら。はっきり言ってハマってしまった! ああ、早く本物が観たいよう!
 ちなみに、みん知ってるかもしれないけど、またまたウィキからの引用で簡単な「あらすじ」と「みどころ」を書いておきます。 

 源頼朝の怒りを買った源義経一行が、北陸を通って奥州へ逃げる際の加賀国の、安宅の関(石川県小松市)での物語。義経一行は武蔵坊弁慶を先頭に山伏の姿で通り抜けようとする。しかし関守の富樫左衛門の元には既に義経一行が山伏姿であるという情報が届いていた。焼失した東大寺再建のための勧進を行っていると弁慶が言うと、富樫は勧進帳を読んでみるよう命じる。弁慶はたまたま持っていた巻物を勧進帳であるかのように装い、朗々と読み上げる(勧進帳読上げ)。
 なおも疑う富樫は山伏の心得や秘密の呪文について問い質(ただ)すが、弁慶は淀みなく答える(山伏問答)。富樫は通行を許すが、部下のひとりが義経に疑いをかけた。弁慶は主君の義経を金剛杖で叩き、疑いを晴らす。危機を脱出した一行に、富樫は失礼なことをした、と酒を勧め、弁慶は舞を披露する(延年の舞)。踊りながら義経らを逃がし、弁慶は富樫に目礼し後を急ぎ追いかける(飛び六方)。
 初期の演出では、富樫は見事に欺かれた凡庸な男として描かれていたという。後にはこれが、弁慶の嘘を見破りながら、その心情を思い騙された振りをする好漢として演じられるようになった。
 「読み上げ」と「山伏問答」における雄弁術。義経の正体が見破られそうになる戦慄感。義経と弁慶主従の絆の深さの感動。「延年の舞」の巧緻さと「飛び六方」の豪快さ。『勧進帳』は見どころが多く、観客を飽きさせない。それが常に最も人気が高い(=上演回数が多い)演目の一つとなっている所以である。
 弁慶・富樫・義経の「天地人の見得」、弁慶の「不動の見得」や「石投げの見得」など、美しい見得が次々と切られるのも見どころである。また役者が見得を切る時には必ずツケ打ちの効果音が入るが、初演に際して七代目團十郎は能を意識してツケを一切打たせなかった。この演出が定着して現在にいたっている。『勧進帳』では現在でもその演出が受け継がれており、弁慶が石を投げたような型で決まる「石投げの見得」と、幕切れ引っ込みの「飛び六方」に入る直前にする見得の二つを例外として、それ以外の見得はすべて無音でこれを行っている。
 義経と知りつつ弁慶の胸中を察した富樫は、涙を隠す思い入れで目をつぶり顔をあげていったん退場する。この演出は、八代目市川團十郎が弁慶をつとめた際、富樫で舞台を共にした四代目市川小團次が編み出したといわれている。




 (2012.02.29)   △このページのトップへ

『とんと聞かなくなったし見なくなったね』1344

 例えば「粋(いき)」。
「粋だねえ」とも言わなくなったし、そもそもそーゆー人も見なくなった。
 同じような意味で「いなせ」。
「いよっ! いなせだね!」
 も、言わないしそんな人見ない。
 今、妻のビデオを見ながら端唄(はうた)などを聞いていると、すごくいい気分になってくる。
 芸者遊びのひとつもしたくなりんすでありんす。
 優雅やねえ。歌舞音曲の華やいだ世界ってのはね。
 でも、もうあーゆー時代は永久にこないんだろうねえ。哀しいね。
 一番哀しいのは、「粋」とか「いなせ」とか、そういう華やいだ時代のイメージさえ持てないで育った今の若い人たちだろう。
 あの時代は浮かれ過ぎではあったけれども、「バブル期」の派手で瀟洒な暮らしや、もっと前の「高度経済成長期」の右肩上がりの高揚感もなく、ただただ「失われた20年」だとか「リーマンショック」だとか「デフレ」だとか「じみ婚」だとか「事業仕分け」だとか「中食」だとか・・・そういったチ〜ンマリとした緊縮ムードの中で歩んできた現代の若者たちを、何だかボクはとってもかわいそうだと思います。
 まあ、そうだね。「知らぬが仏」ってこともあるけどね。

 (2012.02.27)   △このページのトップへ

『道を間違えたかしら?』1343

 踊りのビデオを左目でチラッと見ながら、ボソッと言ったのは妻である。
「道を間違えたかしら?」
 それはすなわち「トトトト」ではなく、踊りを続けていればよかったかな? という意味である。
「でもこんな時代、習いにくる人もいないわね」
 う〜ん。「藤間流名取」とはいえ経営的にはどうだろうか? ましてやこんな田舎では。
「とりあえずボクに教えるってのはどうだい?」
 そう言ったけど、彼女はまったく見向きもしなかった。 

 (2012.02.27)   △このページのトップへ

『妻の足は子持ちししゃものように筋肉が素晴らしいのだ』1342

 今ボクはマルチで仕事をしています。
 「千と千尋」のカマジイのようです。
 左手では総会資料作成、中の手ではこうしてエッセイを書いております。右の手では、時々ビデオを回しながら、それをDVDに落とすいつもの作業をしています。
 何を落としているかというと、例の『妻の踊りのビデオ』です。今日は、ついこの間「子持ち」になった姪っ子MEGUの5才くらいの時のものをダビングしているのですが、その中で妻は、「雨降りお月さん」とか「花笠音頭」MEGUにを特訓にています。
 MEGUが踊りを習い始めたばかりの頃ですね。可愛い盛り。面白いのは練習用の小道具です。この辺はおそらくおばあちゃんが1枚絡んでると思うんだけど、例えば「藤の花」における「藤の花」は「布団たたき」です。「花笠音頭」における「花笠」は当然「お盆」です。
 で、真剣に教えている妻(お師匠さん)は若くてとても美しい。MEGUちゃんは可愛い。そして、このビデオを回しているマドロスさん(亡き義父)の相好を崩した顔も容易に想像できる。
 もう1つボクが注目したのが「妻の足」です。
 今のMEGUと同じ「子持ちししゃも」になっている。鍛えられた筋肉が2層の帯になっている! 美しい! たくましい! おいしそう!
 この足腰こそ、雪国で暮らすために生まれてきたものだ!
 雪国で「いい母ちゃん」と呼ばれるには、足腰の強いことが筆頭要件である。
 いいワイフをもらったものだ。

 PS「子持ちのMEGUちゃん」と書いたので、彼女から届いたメールに添付されていた写真を1枚紹介しよう。「へえ、こんなんだったこの子が、この子を生んだんだねえ」と感慨ひとしおです。おじさんは。
 それにしてもほんの1ヶ月で「まともな顔」(失礼!)になってきたねえ。寧音と書いて「ネオン」くんといいますが、名前負けしない不敵(ふてき)な面構えだねえ。「夜の帝王」の素質十分ダゼ!



 もう1枚。かしずくジイジと挟まるアッシュの図。「かしずく」とは「大切に養い育てる」という意味ですね。「挟まる」とはこのようになることですね。



 (2012.02.27)   △このページのトップへ

『五城目ジャスコにチョコを買いにいって、こんなネーミング商品に出会った』1341

 奥様たちへの感謝チョコを買った。1000円のが3個しかなかったので1500円になった。奮発しました。
 ホワイトデーも近い。
 彼女たちを喜ばせるお膳立てが揃ったね。
 こういう細やかな配慮がモテる男の条件さ。(なんちゃって!)
 それはそうと、久しぶりにジャスコ(というか正式には『スーパーセンターイオン五城目店』というらしいが)に行って、発見したものがある。
 まずはドレッシングの名前。驚いたね。『マサハル』だって。そういう名前のドレッシング。「わっ! マサショーリューの本名やんけ!」と思いながらも「えーい、こんちくしょう、ならばぶっかけて食ってやれ!」とばかりにやけっぱちに購入。(なんやそれ!)
 もう1つは解熱鎮痛剤の名前である。
 ボクの腰痛は今一歩のところでくすぶっていて、痛みが完全にひいていない。しかし、歯医者の頓服はもうなくなってしまった。
 かといって、いきなり座薬を挿入するほどの「大げさ感」もない。そんなことしたら、胸焼けで救急車を呼ぶようなものだ。
 それでまあ、仕方ないからごく一般的な市販の鎮痛剤を買いにいったわけです。
 たくさんの同種の薬(たとえば有名な「バファリン」とか)があったが、ボクたちが選んだ解熱鎮痛剤の名前は、なんと! 『クニヒロ』であった。
 人名だろ、それ! 人名ネーミング流行ってる?
 名前もステキだったが、買った本当の理由は「値段の安さ」だったことを打ち明けよう。バファリンの半額だったのね。

 (2012.02.27)   △このページのトップへ

『ゆったりと真にカルチベートされた人間になる、今年はそんな1年になりそうです』1340

 前にも書いたことがあるけど、太宰治の『正義と微笑』に出てくる金子先生の退職する時の言葉。

「もう君たちとは逢えねえかも知れないけど、お互いに、これから、うんと勉強しよう。勉強というものはいいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないと思っている人もいるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強はカルチベートされるということなんだ。カルチャアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事ではなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するということを知る事だ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまっていいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に直接役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ! これだけだ、俺の言いたいのは」

 culture(カルチャー)はラテン語のcultura(耕作)からきている。キケロのcultura animi「心の耕作」とは、人間の精神を耕すことすなわち「教養」なのだ。
 太宰のいうcultivated(カルチベート)もすなわち「教養のある」という意味になっている。
 ボクたちは3月の『コバケンのクラシック』から始まって、同じく3月に『ベニスに死す』、6月の『ひまわり』と『いちご白書』の劇場鑑賞と、カルチベートな計画が目白押しだったが、ここにきてまた1つ、7月に「ものすごいお誘い」を受けてしまった!
 詳しいことはもう少し内緒だけど、2人とも人生でこんな経験は初めてなのだ。
 こいつあ、春から縁起がいいのだよ、うん。

 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『クネクネチャラチャラくらげのように踊っている』1339

 腰をかばってロボコップのような動きになっているボクを尻目に、妻はクネクネチャラチャラくらげのように踊っている。
 くそっ!
 こいつヤナやつだな。
 くそっ! 近づいてきた。何か言うぞ。
「うっ! ジジくさっ!」
 くそ〜〜〜〜〜〜〜〜つ!!!!! 

 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『すっかり使うのがナーバスになってしまった言葉〜頑張る〜』1338

 みんな「頑張る」とか「頑張れ」とか最近言わなくなったね。
 その言葉を使うのはなぜか勇気が要ります。
 大震災の時も「頑張れ」は禁句のようになり、「頑張らなくてもいいんだよ」とか「寄り添う」とかがもてはやされました。
 それはそれで分かるんだけどね。
 でもボクは、頑張って生きている人、真剣に生きている人の顔が大好きだし、ひとつ前のエッセイで紹介した歌『重き荷を負いて』のように「頑張ってから死にたい」と思いますね。やりたいことぜ〜んぶやってさ。
 それはつまり「楽しんでから死にたい」ことと同義語でもありますけどね。

 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『同じ時代に生まれてくれてありがとう』1337



 まだ空は見えないか まだ星は見えないか
 振り仰ぎ 振り仰ぎ その都度コケながら
 重き荷を負いて坂道を上り行くものひとつ
 重き荷は重く坂道は果てもなく続くようだ
 頑張ってから死にたいな 頑張ってから死にたいな
 這い上がれ 這い上がれと自分を呼びながら 呼びながら


 今、そうやって生きている人たちのことをかみしめると、ボクもまだまだ頑張れそうな気がしてくる。
 何か書きたくなっている。

 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『妻たちの内助の功に対してコージーコーナーの箱チョコを贈るのだ』1336

 今、ちょっと何気なく気付いてしまったんですけどね。
 コージーコーナーって打ってみてください。コージーコーナー。
 分かったでしょ? 何となく気持ちいいでしょ? ボクの場合は「ー」と伸ばす時は人差し指を使うクセがあるんですが、このタッチが連続する感覚が何だか伸びやかで非常に気持ちいいんです。
 まあ、そんなこたーどうでもいいんですが・・・。
 ボクは昨日の「第9回役員会」で表題のごとき提案を行いました。
 そして、それは満場一致で可決承認されたのだ。
 役員は全部で7人だが、2人はヤモメ(チョロ&ハルマツ)ですから妻は全部で5人。なので、ボクは近々ジャスコのコージーコーナー(ああ、キモコいい!)へ行って、1000円か1500円のチョコレートの箱を5個買うのだ。
 そのうちの1個は、この1年、伝票整理や領収書貼りに協力してくれた妻に、こんなメッセージを付けて贈るのだ。

 1年間ありがとう! あと1年だけヨロピクね。
 「飲み会反対、チョコ賛成!」という君の主張が通った形だ。来年は一番大きい2000円の箱を目指そうね!


 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『すべてがオジャンだべ!』1335

 卵1個のありがたさを、これほど感じたこた〜なかったね。
 たった1個でいいのだ。たった1個、冷蔵庫の扉の裏側の、6つの湾曲したプラスチックのくぼみの中に収まっていてくれれば。
 オトツイだったっけ? カツやエビフライを揚げるのに、衣をまぶす卵がなくてオジャンになったってことを書きました。
 それが第1のオジャンだった。(あっ、それにしても「オジャン」って言葉も古くてイカスね。あっ、「イカス」って言葉もかなりグ〜だね。あっ、「グ〜」って言葉も・・・。そろそろ突っ込んでよ!)
 さらに「オジャン」は続いた。昨日のお昼、文字通りというかストレートに「目玉焼き」を食べたくなった妻は、ボクに「ば〜か!」と言われる憂き目を味わう。これ「オジャン2」です。
 さらにさらに、妻に「ば〜か!」と言っておきながら、密かに「腰が痛い時はカニ雑炊だろっ!」と意気込んでいたボクは、妻に逆「ば〜か!」と言われてしまう。はい、「オジャン3」。
 もういい加減、卵のことなんか忘れようぜ! ないものはないんだから! と思っていた今朝、寝ぼけた夫婦の会話がこれ。
「私、ず〜っとタルタルソース買わなきゃと思ってる夢見たの」
「そっか、今日タラフライだもんね。・・・あっ!」
「(人差し指を横に動かしながら)ツッツッツッツッ、大丈夫だよ〜。もうできてんだよ〜。冷凍してあんだよ〜。あと揚げるだけなんだよ〜だ!」
「おう! そっか、そっか、じゃあタルタルソースだけが問題なんだね。だったらタマネギ刻んで作ればいいじゃんか。卵黄とサラダオイル混ぜてさあ」
「・・・だ・か・ら、だから、だから、だから!!!」

 (2012.02.26)   △このページのトップへ

『ボクが起きてこられた理由』1334

 ありがとう!
 起きられましたよ!
 ご心配をおかけいたしましたが、ボクはこんな方法で「ぎっくり腰」を克服しました。
 そのことをお話ししましょう。
 ええ、ボクの弱点から始めます。
 ボクには肉体的な弱点が幾つかあります。そうです。腰、そして歯、そして目、そして尿管ですね。えっ? 頭? (失礼な!)
 目を除けば、どれも「痛み」に関係する弱点なんです。これらの病気は痛いのよ。分かる?
 で、その関係で、ボクは「鎮痛剤」関係のヤクを大量に持っているんですね。使わないで残ったヤツ。
 『座薬』・・・有効成分をロウのような体温で融解する基剤の中に分散させ、肛門や膣に挿入して用いる医薬品の製剤。
 これがなんと7本! ジャン! ジャン! ジャン! ジャン! ジャン! ジャン! ジャン!
 それを次々に肛門に挿した! ブチュ! ブチュ! ブチュ! ブチュ! ブチュ! ブチュ! ブチュ!
 うそ、うそ、うそ。それをド〜ンッ! とテーブルの上に置いた! 「どうだ! どっからでもかかってこい!」ってなもんで。その上で、歯医者でもらった『頓服』を1錠飲んだ。
 『頓服』(とんぷく)・・・服薬する時間が決められておらず、必要なときに使用する内服剤です。必ずしも「解熱鎮痛剤」のことではありません。  
 その上で、妻の手を借りて患部に『経皮吸収型鎮痛消炎プラスター剤』を合計5枚貼ってもらった。バリッ! バリッ! バリッ! バリッ! バリッ!
 最後に、体全体を暖める目的で、焼酎を5〜6杯飲んだ。グビッ! グビッ! グビッ! グビッ! グビッ! (グビッ?)
 ただまあ、今日、起きられることは起きられましたが、これらは全部『対症療法』であって『根治療法』ではない。
 何よりも本当は安静が一番なのだ。
 安静が一番なのだが、今日は役員会があり、今からボクはその資料作りをしなければならんのだ。
 本当は昨日だって屋根になんか上がりたくなかったんだ。もじもじ・・・。
 ああ、人生はいろいろ大変だな。

 (2012.02.25)   △このページのトップへ

『非常に悪い予感がするんです』1333

 もしかしたら、ボクは今、ぎっくり腰になったかも。
 いや〜な予感。
 つくずく腰を酷使してしまいました。
 でも、座薬は取っておいてあります。
 そんなわけで、これからしばらくコレ書けなくなるかもしれません。

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『AMANOに行く気力も失せたので、今日はカレーライスです』1332

 古い順に読んでくれれば分かるんだけど、いろいろあって結局ボクたちは失意の中、AMANOに行く気力もなくしました。
 それで、カレーライスを食べると決めました。
「ただのカレーじゃあ面白くない!」
 敢然とボクは言い放ちました。
「そうだ、そうだ!!! カツでも揚げてカツカレーはどうでしょう?」
 妻もコブシを振り上げました。
「おう! 望むところよ! この際エビも揚げましょうか?」
「いいね、いいね! ステキだね!」
「あっ!」
「えっ?」
「ない!」
「何?」
「すき焼きん時、全部使っちゃった!」
「えっ! 1個も?」 
「1個も・・・」 
 それはフライを揚げる時に必須なものです。1個あれば十分なんですが、その1個もありません。
 仕方なく、フツーのカレーになりました。

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『一難さってまた一難、その一難も去ったのにまたまた一難』1331

 このブログというかエッセイというかをずっと読んでくれている方であればお分かりかと思いますが。
 かつて仏間の雨漏りのことを書きましたね。
 さらに、その雨漏りを補修すべく屋根に上り、2人でシートを張って、その上に古タイヤをロープで結んで固定したことも。
 お陰でそっちの雨漏りはかなり完璧に防ぐことができました。
 しかし、一難さって、今度は洗面所の雨漏りが深刻化してきました。これも書きました。
 でも今日、妻と3時間頑張って、そっちの雨漏りをかなり減らすことができました。氷と雪を少し剥がすことに成功したので。漏るには漏ってますけど発泡スチロール3個もあれば受けられます。
 そんなわけで、すごく気を良くしていたんですが・・・。
 さっき掃除機をかけに仏間に入ると、なんと! ポタッ! ポタッ! と音がするではありませんか!
 そうです。また漏っておりました。あああああああああああああ。

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『美味しいもんを食う権利は十分ある』1330

 たった今、今年7回目くらいの「雪下ろし」から戻ったとこ。
 午前11時くらいから午後2時まで3時間ノンストップ。
 もう本当に死ぬほど働いた気がする。
 ボクは腰に若干の違和感があり、ジャンジャンバリバリとはいかなかったが、踊りで鍛えた『強い腰』を持つ妻は、湿って重い雪の固まりを切っては投げ、切っては投げしていた。かっこいい!!
 今まででおそらく一番の肉体労働だったろう。腕も腰も体中あらゆるところが痛い。
 今からAMANOへ行って、何か美味しいもんでも買ってこよう。
 その権利は十分あると、妻も言っている。
 それにしても、あ〜しんど!

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『総会資料作成の仕事に入ります』1329

 明日は役員会である。
 こっから3月18日の総会まで、怒濤のボランティアワークが続くのだ。
 とにかく、とにかく、もう1年。
 ボクは村の自治のお役に立つべくがんばるのだ。
 地域社会の一員として。
 なんて立派な心がけなんだろう。
 ヒュ〜ヒュ〜!

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『将軍のプライド』1328

 昨日は不意の「水攻め」に遭った将軍だった。
 1日中雨が降り、洗面所の床はどうしょうもないくらいビショビショになったものの、あんなに難攻不落を誇っていた「氷の城壁」に囲まれた本丸でさえ、あと一歩で落とせるところまできていた。
 2階の屋根からも雨で軟弱化した薄い氷が、ガラン、ガランと落下しているのが、布団から出した耳の鼓膜に響いていた。シメシメ。
「明日、見るのが楽しみだね」
「将軍もたいしたことないね」
 そんな軽口をたたいていた。
 そう、あと一歩だったんだ。
 が、しかし・・・。
 ね、分かるでしょ?
 今朝起きたらね。また猛烈に降ってやんの! なんだい!

 (2012.02.24)   △このページのトップへ

『むきむきヘチ』1327

 我が家には「むきむきマン」がおりまして。
 いろんなものをむきます。しかも嬉々としてむきます。あるいは黙々としてむきます。
 めったにないことだけど、「カニといえばカッツ」からカニが送られてきて、そのカニをむく時はすごくうれしそうです。
 時節になり、経済事情が良ければ「蝦蛄(しゃこ)エビ」などをむくこともあります。
 ボクは、そういうものをむくのが苦手です。殻が手に刺さったりするし、指先が魚臭くなるし、何より面倒くさい。だからできれば誰かにやってもらいたい! そう基本的に思う「横着タイプ」なので、実は妻のこの「むきむきヘチ」は大変助かっているのです。
 この時期、「カキの殻むき」みたいな仕事を内職させたら、きっと本職の「スワシさん」より上手かもしれません。
 昨日は、カニもエビもカキもなかったので、ダイサンで買った「デコポン」と生協で買った「いよかん」をむいてくれました。

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『体中がスキヤキだ!』1326

 そう言ったのは誰あろう妻である。
 そうだ。ボクは昨日、息子を送ってから「わかば」に寄って、すき焼きのお肉を買ってきたのである。
「330グラムくらいください」と微妙に厳密に言うと、量りにかけた店員さんは「321グラムですけどいいですか?」と言ってボクの顔色をうかがった。
 良心的だなあと思う反面、何だか損したような気もしたが「はい、いいです」と言ってうなずいた。
 321グラムで確か1988円ぐらいだった。先月もらっていたサービス券を出したので500円引きになった。そこで初めてボクは、やっぱり得したんだと分かって胸を撫で下ろした。
 実はこの作戦は、妻との間でもともと計画されていた。割引券の期限の関係もあった。
 肉ばかりではない。ボクが息子にお土産に持たせた「ワッフル」も、同じものを妻に頼まれていた。
 そういう一連のサービスが、おりこうさんにして待っていてくれた妻への「ご褒美」だったのだ。
 そうして、昨日今日と、心ゆくまでそれを満喫し満ち足りた妻は、冒頭のセリフを吐いたのだった。

 (2012.02.23)   △このページのトップへ

『雪の庇(ひさし)をセッピと言います』1325

 雨が降って緩んだので、セッピはこんなに侵出してきました。



 重力に逆らってなかなか落ちません。こうやって庇(ひさし)がやられるのです。
 この人の出番です。



 こういう時の顔、うれしそう。そんなに〜? なんで〜?

 

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『ホームにて』1324



 そして「誕生」。



 「5才のころ」。



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『うれしいメッセージ、ありがとう!』1323

 こんなメッセージが届きました。1人はトーエー。ペンネーム、親子研究家『血は一生』さん。

 1322はいい話だ。俺自身、子を持つ親としていろいろ考えさせられた。真理ちゃんの一言もいい。親子の関係はいろいろあっていいのです。これ以上は書けん。お前と直接語れる日まで、とっておく。

 そして「ももだぬき」さん。

 息子さんと良かったですね。子にとって親は自分の根っこ。自己存在の肯定に必要不可欠です。それが本当の意味でのスピリチュアルということです。親の愛って有難い。

 自己存在の肯定に必要不可欠。その通りですね。さすが「ももだぬき」さん。ありがとう。彼はそのためにやってきたんですね。
 今どうしたわけかボクは、周りのいろんな人がとっても身近に感じます。
 何かちょっと気まずかったような人でさえ、好きになれそうな、許せそうな気がしています。
 いろんな人が、いろんなところで、その人なりの考え、その人なりのやり方で精一杯生きているって思えます。
 そんなみんながいとおしく、可愛く、何だか泣けてきます。
 その最たる者は、もちろん目の前にいる最愛の人なんです。
 最愛の人の最愛の母親(石巻のおばあちゃん)からも、少し遅れてこんなメッセージが届きました。みんな、ありがとう! うれしかったよ!

 社会人になった息子さんとのご対面ほんとうによかったね。息子さんがこれからの人生に出会うであろう色んな場面に、真理とともに、たっぷりの愛を注いであげてね。乾杯!

 (2012.02.23)   △このページのトップへ

『息子は立派に成長しておりました』1322

 実はボクは昨日、息子に会っておりました。一番下の子どもです。
 実に3年半ぶりの再会です。でもその時は1時間ほどしか会えませんでした。その前に会ったのは8年も前ですから、ボクは会う前にかなりドキドキしておりました。
 八郎潟の駅に降り立った彼は、もう立派な社会人になっており、ボクは彼の話すことにいちいち感心して聞き入っておりました。
 「お父さんに会いたい」というメールが届いたのは先月です。
 それを聞いて、妻とボクは非常に喜び合いました。彼は家に来る様子でもありましたが、今回は2人水入らずでゆっくり話したほうがいいと、優しい妻がそう言ってくれました。
 会う日は、彼のシフトの関係で昨日と決まりました。
 八郎潟の駅で会ったボクたちは、トシゾーさんの施設にまず行きました。施設は本当はインフルエンザを恐れて「入室禁止」になっていましたが、遠方から孫が来たことを告げて特別に許可してもらいました。
 親父はビックリして、大変喜んで目尻を下げておりました。お土産の「萩の月」にも。
 別れる時、ボクと妻が一生の恩人と思っている、施設の「鈴木歌子」さんにも会いました。彼女もとてもうれしそうに笑っていました。
 そうして別れてからクルマで秋田へ向かいました。クルマの中でもいろんな話をしました。
 川反の「一の酉」〜「イタリア酒場アーティチョーク」〜「ティエラ」と5時間ハシゴして、ホテルに戻って無料の「夜鳴きそば」を食べ、11階の天然温泉に入り、それからまた朝の3時半まで部屋でしゃべりました。
 仕事の話、彼女の話、人生の話・・・。
 今日は8時に起きてモーニングバイキングを食べ、ツルツル滑る道を「千秋公園」の途中まで行き写真を撮り、それから駅のトピコでお土産を買い、1階のパン屋さんでお茶を飲んでまた2時間しゃべり、12:01の「こまち」に乗って彼は帰っていきました。
 雪が融けたらまた来るね。今度はお父さんの奥さんにも会いたいと言って。
 ボクは父親らしくお昼の「カツサンド」とお土産の「ワッフル」とお茶を買ってもたせました。
 新幹線のホームまで行ったものの、つらかったので発車少し前に手を振ってボクは帰ってきてしまいました。
 階段を上る時、ちょっとウルウルになりそうになりました。
 息子は立派に成長しておりました。切なくなるほどに頑張っておりました。
 遠ざかる列車の音を聞きながら、心の中で「またおいで」と、ボクは何度も言いました。ありがとう。楽しかったよ。

 

 (2012.02.22)   △このページのトップへ

『外は白い雪の夜』1321

  

 光市の本村さんは「時間は最良の相談相手だった」と語っていた。
 時間とともに人は忘却すべきことを忘却したり、冷静に過去を振り返ることができるのかもしれない。
 罪は罪として、罰は罰として、しっかりと決着をつけた今、本村さんは肩の荷を下ろしてこれからの人生を歩いていってほしいと願う。
 彼が「相談相手」と呼んだ「時間」。13年もの時間。
 時間はいつか必ず人を優しくしてくれる。
 いい加減に忘れさせ、いい加減に思い出させてくれる。
 その時は許せなかったことも、やがて時間の力を借りて許せるようになるのだろう。そのほうが幸せなんだ。

 (2012.02.21)   △このページのトップへ

『ガンプのママの名言』1320

 『人生はチョコレートの箱を開けるまで分からない』 
 ってあったでしょう。
 妻は「コージーコーナーの箱に入ったチョコレート」が大好きです。
 1000円、1500円、2000円、3000円と確かあったはずです。
 昨日は2000円のを買っちゃいました。
 思い切って、ド〜ン!
 で、それをまた大事そうに大事そうに開けてね。
 大事そうに大事そうにケチケチ食べるんですね。
 そういうの見てるとね。
 ガンプのママが言った名言に、こんな名言を付け加えたくなるんですよね。
 『その人の性格はチョコレートの箱の開け方で分かります』
 そんな妻がボクは大好きなんだよね。ボクにも1個ちょうだい!

 (2012.02.21)   △このページのトップへ

『アワビの気持ちがよく分かる今日この頃です』1319

 アワビが大好きです。
 でも。
 アワビになりたいと思ったことはなかった。
 アワビを食う側になりたいと思ったことはよくある。
 なかなかそれが実現しないままにボクは52になってしまった。
 もちろん、生まれてこのかた一度も食べたことがないわけではない。
 そうだなあ。兄貴時代の飽食時代には何度か食べたなあ。パーティーとかで。
 でも、秋田に来て8年経つが、その間は一度も食べてない。
 なのに、なぜボクがアワビの気持ちが分かるかというとですね。
 ここんとこ毎日のように「茎付き生ワカメ」を食べているからです。
 それも大量に。こっれがまた美味いのよ!
 2人して腹ん中、真緑よ。まるでアワビのキモみたいにね。
 これは決して「負け惜しみ」でも「強がり」でもなく言わせてもらえればね。
 ボクはアワビよりも生ワカメのほうが好きなんです。本当です。
 本当です、と付け加えたところに気持ちの無理を感じる。ざんねん!

 (2012.02.21)   △このページのトップへ

『今日はボクの人生にとって実に画期的な日になるかもしれない』1318

 などど書いておいて、何も教えない。
 意地悪なのだ。
 後で教えるかも知れないけど。

 (2012.02.21)   △このページのトップへ

『今日、驚いたこと3つ』1317

 今、帰ったとこ。
 天気が良くなったので、いろんな所用を兼ねて町に行ってきたのだ。
 驚いたことの1つ目は、いつもの北都銀行のヨシコちゃ〜んがいなくて、代わりに別の人がいたことだ。
 この人の顔を見て、ボクはまず「ア〜ア〜ア〜!」と叫びたくなった。
 MICHIKO LONDONにも似ていたが、一番似ている人のあだ名が付いた。
 『長州力子』!(分かるでしょ? 何となく)
 次に因縁の五城目郵便局へ。
 そこで驚いたのは、アノ超感じ悪おばはんが、超感じいいおねえさんに変身していたことだ。
 ニコニコ笑って妻に応対してやんの。しかも、カタログで申し込んだ妻に『金運』と書かれたトイレットペーパーまでくれた。
 びっくりしたなあ、もう! どしたの一体。
 最後は、いつものAMANOのレジでのこと。
 知ってたけど、何の取り柄もないと思っていたレジの人に、今日とうとうあだ名が付いた。何の取り柄もないと思っていたので少し驚いたわけです。
 その名も『っしゃみ〜』さん。これは妻が命名した。
 なぜそーゆーあだ名が付いたかと言うと、その方は何の取り柄もないものの「超早口」さんなのである。(出るところに出れば立派な取り柄かもしれないが)
 フツーの人が「いらっしゃいませ〜」というところを、彼女はそう発音する。分かるかなあ?

 (2012.02.20)   △このページのトップへ

『髪とひげを切って明日はお出かけです』1316

 これはまだちょっと内緒なんだけど。
 実は明日、ちょっとうれしい外出なんです。
 とにかく、ええ、そういうことで、まあ、行ってきます。
 あんまりうれしいので予告です。

 (2012.02.20)   △このページのトップへ

『小分けでやるしかないな』1315

 ここんとこ2人でズーッと考えていることがありましてね。
 それはですね。2階の屋根に激しく積もった雪と氷の除去なんですね。
 2階はまだ今まで一度も雪を降ろしてないので、ものすごい氷と雪が堆積しておりまして、特に庇(ひさし)の部分は、不二屋の「ソフトエクレア」みたいに何層にもなっているんですね。
 目下の心配というのは、このドデカイ氷の固まりが、一気にドガ〜ンッ! と落ちてきた場合、1階の屋根を突き抜けて我等の頭の上に落ちてくるのではないか!? という懸念なんですね。
 それでですね。今度いつか近いうちにですね。この巨大な氷の固まりをですね。落とそうと思っているわけです。
 方法として今あがっているのは、ボイラーのお湯が出る蛇口に、かつて畑で使っていた長いホースをつないで、そのホースを持って屋根に上がるわけです。
 そして、そのお湯でもって氷の固まりを小分けに切っていくわけです。小さなブロックに。
 そうして少しずつコツコツ切っていくわけです。切っては落とし、切っては落とししていくわけですね。氷屋さんみたいな感じで。
 そういうことを今考えているわけです。

 (2012.02.20)   △このページのトップへ

『どんだけ観たかといいますと』1314

 BSで録った映画は、DVDに落としています。
 1枚のDVDには大体2本の映画が録画できます。
 この度、貯まりに貯まったDVDを入れるファイルを2冊買いました。Amazonで1冊500円ちょっとだったかな。それにはDVDが200枚も入ります。
 洋画のほうはたちまちいっぱいになりました。合計400作品の映画コレクション。
 邦画のほうは3分の1くらいです。で、洋画の入り切らないDVDも入れたら、少なくとも500作品は観たようです。
 中には、DVDにしてないのもあるし、レンタルで観たのもあるし、友達から送っていただいたビデオとかもあるし、有料で買ったものも50本はあるし・・・。
 そんなこんなで、ここに来てから観た映画だけでも600作品以上はあるようです。
 大学時代「映画部」だった妻などはケタ違いですが、それまでにお互いが観た映画を合算すると、今までに、もしかしたら軽く1000本は観てるんじゃないでしょうか?
 それって、ある意味スゴいことだね。

 (2012.02.20)   △このページのトップへ

『雪と氷に脅かされる人々の呪われた寒い1日を切り取ってみた』1313

 まずはこの「我が家の玄関から外を見た、手ぶれ付き手動ライブカメラ映像」をご覧下さい。題名は『雪の音』といいます。



 思わぬオチだったでしょう?
 今度は「真剣に雪かきをしている人」をご覧下さい。



 車庫前の雪かきです。逃げていった野良猫は、つけっぱなしにしているボクの家のボイラーに、毎日温たまりにきているのです。
 このような日々が毎日繰り返されているわけです。
 写真コーナー『雪と氷に泣いてます。』もご覧下さい。そしてかわいそうがって下さい。

 (2012.02.20)   △このページのトップへ

『ヤケのヤン八はソンのソン吉よ!』1312

 この名台詞は、昨日の晩酌時に妻が言ったものだ。
 細かいことは忘れた。
 きっと、ボクが何かヤケになったところをたしなめたのだろう。
「誰? ソン吉って」
 その台詞に酔っている妻に、チクッとボクが突っ込んだ。
 すると妻は、非常に冷静な顔と声で、唇を少しだけ動かしながらこう言った。
「特に根拠はない」

 (2012.02.19)   △このページのトップへ

『青物不足の折〜つまみ編』1311

 冬はどうしても野菜不足になりますね。
 早く茄子食べたいなあ! トマト、キュウリ、ビーマン・・・。
「あれば食いたぐねえ。なげれば食いたぐなる」と言った「ミセスホウレン」のけだし名言を思い出す。
 野菜大好き夫婦のボクたちが考えた「冬の青物摂取大作戦」はですね。
 海藻を食うこと!
 それも塩蔵じゃあないよ。生よ生!
 生海苔、生ワカメ、生茎ワカメなど、今つくずくハマっています。
 新鮮じゃないとダメなんで、鮮度管理には気を使うけど、とにかく美味いね。
 お湯にサッとくぐらすと、一瞬でパアッときれいな黄緑色になるのね。
 鰹節かけてポン酢で食べると死ぬほど美味いよ。
 感動の海藻しゃぶしゃぶ!
 つまみはこれがあれば何も要りません。

 (2012.02.19)   △このページのトップへ

『青物不足の折〜メインディッシュ編』1310

 メインディッシュはこんなんでした。
 たらのクリームソースがけ!
 見よ! この付け合わせの青っぽさ。
 さらに「生わかめのコンソメスープ 」の上に乗っけた「わけぎ」の量!



 (2012.02.19)   △このページのトップへ

『休業宣言』1309

 代表が起きてきて、今、休業宣言をした。
「今日は全面的に休みにする!」
 やっほ〜!
「望むところよ!」 

 (2012.02.19)   △このページのトップへ

『夏祭り』1308

 長渕剛いいな。



 身の程知らずは承知の上で、あえてこの唄をぶつけてみた。『夏祭りのあとさき』(積善くらげ)作詞作曲歌みんなボク。
 う〜ん、これがプロとアマの差ってもんだなあ。ひどいなあ。ぶつけなきゃよかったなあ。
「スズキ、リードだってば!」



 いつか春になって・・・そしてきっと夏もくるよね。 
 そうでも思わなきゃなあ、お前!

 (2012.02.18)   △このページのトップへ

『どっちが冷凍庫か分からない』1307

 今、2人で雪かきをして戻ってきたとこ。あ〜しんど!
 朝方、除雪車が来たと妻が言っていたのに、すでに50センチ以上も積もっている。たった数時間で。
 どういうことか!? 除雪車も追いつかないほどの豪雪だということだ。
 冷蔵庫を開けて、凍っていない「明治ブルガリアのむヨーグルトブルーベリー」を飲んだ。
 凍っていない? 当たり前だと思うでしょ? 
 でもね、冷蔵庫に入れておかないと凍るんですよ。
 ストーブがあるから比較的暖かいと思われていた「台所」の洗い物でさえ、今朝は表面に薄氷が張っていた。
 そのくらい恐ろしい寒さなんです。
 家の中が冷蔵庫より寒いのよ。まるで冷凍庫なのよ。分かる? 信じられる?
 よく生きてると思いません? ねえ、あーた。

 (2012.02.18)   △このページのトップへ

『カーネーション・デザイナーズ物語』1306



 この人が元祖、大正生まれのデザイナー小篠綾子さん。ドラマの中では「小原糸子」さん。もうお亡くなりになりました。トミばあちゃんと同じ大正2年生まれ、トミさんよりひとつ生きて93歳でした。
 その人が生んだコシノ3姉妹。弘子、順子、美智子。
 次女はお化け化し、3女は野生化していきましたね。

  

 でも、いいねえ。JUNKOいいねえ、JUNKO、圧倒的だね。紅白も出てたね。いかすねえ、この人。圧巻!
 今テレビで、ちょうどJUNKOのとこやってるけど(あっ、カーネーションでね)、この人の文化服装学院の同期の人ってすごいのね。『花の9期』っていうらしい。
 まずは世界の『KENZO』の高田賢三でしょ。
 それから『ニコル』の松田光弘でしょ。がんでお亡くなりになりました。
 さらにさらに『ピンクハウス』『インゲボルグ』『カールヘルム』の金子功でしょ。

  

 そういえば明石家さんまは「カールヘルム」のファンでよく着てたよね。ボクも持ってたけど。
 余談だけど、明石家さんまといえば、あの『アミダばああ』の衣装はJUNKOさんがお作りになったんだってね。唄は桑田圭祐だ。
 そんなわけで、朝ドラ「カーネーション」も面白くなってるね。
 今日またまとめて「1週間分」録れたはずだよ。

 これ、おまけ。



 (2012.02.18)   △このページのトップへ

『タニタの体重計が壊れた』1305

 だってさあ。
 ちょっと考えられないよ、この体重。それと体脂肪。さらに内蔵脂肪。
 壊れたよ、絶対。タニタの体重計。
 本当の理由はアレなんだけどね。
 TARANABE。
 やあやあやあやあやあやあやあや。
 まっ、いずれにしてもよかった、よかった。
 うめがったなあ。
 昨日もたらなべ、今日のお昼もたらなべ。夜はたらのクリームソース。
 明日の夜もたらなべ。あさってのお昼もたらなべ。
 あさっての夜はたらフライ。
 箸休めは「生たらこ」と「たらの子炒り」。
 1匹まずらのたらボタ。お陰で全身たらまみれ。
 やあやあやあやあやあやあやあや。
 これ以上のシワワセはあろうか?

 (2012.02.18)   △このページのトップへ

『おいおい、止まったよ!』1304

 止まったよ、止まったよ、止まってるよ。
 シ〜〜〜〜ッ。
 1滴も垂れてないよ。
 昨日、やった甲斐あったね。
 もっともそのせいかどうかは分からないんだけどね。
 だって今の気温マイナス8℃なんだもん。さすがに凍るわなって気温なんだもん。
 まっ、いずれにしてもよかった、よかった。
 そうそう、今日は秋田県に暴風雪警報が出ております。雪も相当積もったようです。
 ホントにねえ、もうねえ、何だろうねえ。

 (2012.02.18)   △このページのトップへ

『ボクが15歳だった頃の日本は平和で豊かだった。そして小野田さんは気骨があったね』1303

 1974年。昭和49年。
 秋田出身のマイペースが歌う『東京』が大ヒット。こんな年でした。



 (2012.02.17)   △このページのトップへ

『閉校閉口』1302

 五城目町立馬場目小学校。
 ボクの母校です。
 明治8年創立以来、138年目をもって来年3月に閉校になることが決まった。
 以前、ボクはこんな『フォトエッセイ』を書いていたなあ。
 閉校記念事業の寄付金3000円のチラシが入っていた。
 3000円かあ。
 閉校閉口。

 (2012.02.17)   △このページのトップへ

『本日バタンQ!』1301

 ついにこんなザマに。



 あらゆるところから垂れてくる。
 仕方ない。屋根に上った。この冬6回目かな?
 2人の腰にロープをつないで、この洗面所の上の屋根の雪を下ろす。(そーゆー写真はない。それどころじゃない)
 ここの雪は初めて下ろすので、ものすごく重い。湿って下のほうは凍っている。
 その凍ってせり出した庇の部分が防水堤になって、融けた雪水が溜まってしまうようだ。溜まった水は腐りかかった屋根にジワジワ沁み出し、それが天井に落ちてくることが判明した。
 判明したには判明したが、庇のところの氷はものすごく硬くて分厚いので(10センチ以上ある)剥がすことはできない。いわんや腐りかかった屋根を今更直すことなど不可能だ。なすすべがない。
 そんなわけで、お茶を濁すくらいかもしれないと割り切って、氷になっている上の重い雪(1メートルくらい)を下ろすことにした。
 幸いなことに、この作業中は陽も射してくれ、汗だくになりながらも2時間半後に何とか作業終了。道路に落下した雪も片付けて、たった今上がってきたところ。
「いやいや、しかし」
「ちょっとよかったね、でも」
 ふらふらになりながら、生協の黒酢ドリンクを飲む。
「あ〜味わう間もなく飲んじまったわ」
「本日バタンQ!」

 (2012.02.17)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1300話はこちら)

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