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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』
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★エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常』完
★お便りはこちらまで。info@officematroos.com

 
 
■今年のあなたの「ちいさな幸せ」を教えて! (2行程度でどうぞ。長い人はinfo@officematroos.comまで)
■お名前(ペンネームでもいいですヨ)
■メールアドレス(できれば)

『素晴らしき哉、人生!』1100

 今年も観ましたよ。
 毎年クリスマスには恒例の映画を、今回はおばあちゃんと一緒に観ました。
 何回観てもいいね。泣くね。
 字幕なので、大丈夫かと思っていましたが、おばあちゃんも大満足、大感激したみたいで、
「あ〜極楽、極楽!」
 と言って、お休みになりました。
 もし自分がいなかったら、この世界はどんなふうになっていたのか?
 ジョージは、自暴自棄になって自殺しようとした時に、そのことを2級天使のフロレンスに見せられます。
 殺伐として荒んだ町と人を見たジョージは、自分が今までしてきた善行に初めて気がつきます。
 いやあ、本当にいい映画でした。
 素晴らしき哉、人生! 
 そんなふうに言える1年1年、そして一生を過ごしたいものです。

 (2011.12.26)   △このページのトップへ

『ゴモクが頭についている』1099

 ゴモクというのは「五木」のことである。
 五木寛之のことも、五木ひろしのことも、妻はわざとそう呼ぶ。おもしろがって。
 で、今朝、妻は起き抜けにこんなことをボクに言った。
「ゴモクの『ふるさと』が頭について離れないのよ。ずっと寝られなかったわ」
「えっ? 何? 五目焼きそばのことでしょうか?」
「違うわよ。焼きそばが『ふるさと』歌いますか?」
「う〜ん。かけそばなら歌いそうな気も・・・」
「女性のトリは津軽海峡みたいね」
「へえ、そうなんだ。いつの間にチェックしてたの? 男のトリって誰なの?」
「誰だっけ?」
「五木だったらおもしろいね」
「どうして?」
「これがホントの『トリゴモク』・・・な〜んちゃって」
「おもしろい!」

 (2011.12.26)   △このページのトップへ

『星座』1098

 おばあちゃんは蟹座であった。6月30日生まれ。
「私のカニ好きはそういう理由だべよ」
 と言った。
 説得力、あるような、ないような・・・。
 今、サツマイモを食いながら(今日もボクが焼いてあげた)、うんまそうに黄色い口をモグモグさせている。
「私イモ好きなのはどーゆーわげだべ?」
 ボクは密かにこう思ったが、ボクは紳士だから言わなかった。
 それはきっと体型の関係だべよん。ポテッと→ポテトみたいな・・・。
 あっ、面白くなかった? 座布団全部持ってっちゃう?

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『つづめられ大賞』1097

 キムタクはかつて、女子高生などに「キムタク」とつづめて呼ばれるとムカッ! としていたんだそうだ。
 キムタク、シロタク、ヤマタク・・・。
 姓名がつづめられる人は多いが(シロタクはちょっと違うが)、究極のつづめられ方は、何と言っても「や」および「ま」であろう。ボクらのことだ。
 つづめられ大賞を与えたい。いや、もらいたい。
 これ以上の短縮形はない。名誉なことだ。
 ・・・そうかな?
 今、思い出したが、この村には結構そういう具合につづめられた人がいる。
 例えば「ヒロコ」さんとか「ヒロカズ」さんは、マサショーリューに「ヒー」とつづめて呼ばれている。
 「ツギコ」さんは「ツー」である。
 どうも、あまり名誉なことでもないような気がしてきた。

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『口癖』1096

「あんだだづ、明日はゆっくり寝でらいん!」
 おばあちゃんは、寝る前にそういうのが口癖。
 余裕の表れである。
 時々、こっちのほうが早く起きたりすると、自分の不覚を言い訳するように、こういうのも口癖。
「起ぎでだよ。目覚めでだんだげんど、ラジオ聞いで目つむってだんだっちゃ」
 ほぼ絶対そう言う。それを聞いてボクらは陰でクスッと笑う。

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『強がり?』1096

「寒いねえ、おばあちゃん」
 今朝、ボクがおばあちゃんに言うと、こんな答えが返ってきた。
「寒ぐねえよ。寒くはねんだげんど、雪降ってるねえ」
 これを強がりと見るか、皮下脂肪のなせる技とみるか、いろんな取り方があるが、妻はこう見ている。
「いろいろ鈍ってきてるんじゃない?」
 ・・・辛辣な分析やなあ。

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『DOじゃない!』1095

 クリスマスイブだった昨日、鳥取の米屋吾左衛門商店から「蟹鮓」と「鯖鮓」が届いた。
 クリスマスイブとの相性はさておき、おばあちゃんの大好物を、あえて「この日」にぶつけてみたわけだった。
 空の便を経由して、最終的にはヤマトの女性ドライバーによって、それがうちに届けられたのは3時頃だったろうか。
 この雪で無事に届くかどうか、朝からあれだけ心配していたおばあちゃんは、ピンポーンの音に対して意外に冷静な反応を示した。
「おばあちゃん、来たよ、来たよ、来たよ!」
「あ〜」みたいな。
 ボクたちが包みを開けている間も、編み物の手を休めることはなかった。
「うわぁ〜!」
「すげえ〜!」
 その間も、おばあちゃんは終始冷静だった。かわいくない! と思った。
 ボクたちが、それを寒い仏間に移動する段になって、ようやくおばあちゃんは重い口を開いた。
「そいづ、ドザエモンがら来たんだっちゃ?」
 ・・・ドザエモン? やめて!!!
 DOじゃない! GOです!!! 断じてゴザエモンです!!!
 ボクたちはその時、余裕をかましているが、本当はおばあちゃんは気が動転していることに気付いた。
 プッ! と思った。
 これがその証拠です。ねっ、うれしそうでしょ?
「また食べたい人〜!」
「は〜いっ!」 

  

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『衛星放送と雪』1094

 夕べ、BSプレミアムでやってる、朝ドラ『カーネーション1週間まとめてドンッ!』の録画を観ようと3人シアター席についた。
 全員、すっごく楽しみにしていた。小林薫が死んじゃって、これからどうなるんやろって。
 ところが! なんと1話を観たところで画像がいきなり乱れ始め、ややあって画像がプツッ! と消えた。そして「只今受信状態が悪く・・・」という字幕だけになった。
 おいおいおい、何だよ、何だよ、何だよ! 衛星放送ってのはこのくらいの雪でもダメなのかよ! と思った。軟弱なヤツやなあ、ほんまに。
 全員放心的ショックを受けつつも、仕方なくテレビをつけたら『プロフェッショナル〜仕事の流儀』をやっていて、中国で公演したSMAPが出ていた。
 中居くんのこの言葉だけが心に残った。受信料払ってるんやからなあ、それくらいいいことなかったら怒るで!
「成功は保証されていないけど、成長は保証されていると思って頑張ってきました」 
 なるほどね。SMAPの中でエンターテイナーとして彼が一番プロっぽいね。

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『分かりやすいもの』1093

 トーエーから『酒が弱くなった。歳のせい? 年の瀬?』というタイトルでこんなメールが届いた。

 近況報告と、プチ疑問です。
(1)ティエラXmasライブ、無事終了。
 コメント) 新曲『ガンバレ日本!』は、嬉しいほどの異常な盛り上がり。曲が分かりやすかった、とは女房の分析。山平の前振りも奏功。『今年は積善半クラゲだね!』は、昨年も参加してくれた石井さんの弁。
 ヤッシ、来年は賞を穫ってから、参加しましょう。

 ええ、ええ、とにかくスズカク書く書く、書く書く! 書かんことには受からん、受からんことには顔向けできん。
(2)オタクの事務所、年末年始をそんなに休んでどっか行くの?
 ハワイにちょっと・・・。な〜んてうそうそ、いいえ、どこにも行きません。家中(イエナカ)で「くっつり」「まろやか」に過ごす年末年始です。
(3)マランツがいい。アンプの響きがいいね。どんな使用法?
 marantz知ってるの? スゲエっていうか当たり前か? 昔金持ちだった時に買っていたスピーカーにつないで、古いレコードでジャズとかクラシックとか聴いてます。YOU TUBEやインターネットラジオとかもつないで聴いたりね。
(4)『海のある風景』読んだよ。コメントを送っておいたよ。初めて読む人にも、もっと分かりやすいようにしたら、もっと受け入れやすい気がするが…(俺には良い意味で、いろいろな刺激になりました)。
 そうだよね。『ガンバレ日本!』がウケたのは「曲が分かりやすかった」からという。今年の小説は「誰にでも分かりやすいもの」を書こうかな。こねくり回さないで、シンプルでストレートで力強いものをテーマにしてコツコツ書いてみるよ。ありがとう! いろいろ教えてくれて。
(5)2月に遊びに行くよ。日程決まったらお知らせします。
 待ってるよ〜! いっぱいしゃべろうねえ。

 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『愛んしたいん!!』1092

 そういう方からこんなメッセージが。
 夏目椰子の小説『あるいは海の風景』を読んだら、俺ってもしかして幸せなんだな〜と『ちいさな幸せ』を感じました。これを相対性幸福理論と呼ぶことにします。今年、『ちいさな幸せ』を感じない人は読んでみることをおすすめします。
 相対性幸福理論ねえ・・・。
 絶対的幸福と相対的不幸の間に、ボクらは揺れ動いている生き物かもしれないね。
 小さくてもいい、人はいつか「絶対的幸福」をつかみたいのだよ、きっと。
 そういう場所に辿り着きたいのだよ、いつの日か。



 (2011.12.25)   △このページのトップへ

『運送屋さんありがとう! パート2』1091

 福山通運さんの後、さらにヤマト運輸がやってきた。
 甥っ子のよっけくんからだった。
 運送屋さん、ありがとう! と、また思った。
 秋に入籍した2人におばあちゃんはお祝いを渡していたそうで、そのお返しが入っていた。エプロンだった。おばあ大喜びだったよ!
 また、まだお祝いを渡していないボクたちにも、ステキなスイーツが入っていた。これ以上太らせてどうすんの?! でもなかなか美味しそうなもので、ありがっとねえ!
 どうも彼らの来年の目標は「夫婦で秋田に行くこと」らしい。
 う〜ん、1年の目標になるほどの秋田って・・・一体・・・?

 (2011.12.24)   △このページのトップへ

『運送屋さんありがとう!』1091

 この時期、まさに「書き入れ時」とばかりに、様々な運送屋さんは走る。
 秋田の雪の中にも彼らはやってくる。
 運送屋さん、ありがとう! の季節である。
 昨日は『福山通運』さんが、ボクのクリスマスプレゼントを持って、運送屋さんにしては珍しく(礼儀正しく)玄関から入ってきた。
 そのmarantzの中古アンプをセットして、久しぶりにJBLのスピーカーから音を出した。
 インターネットラジオからクリスマスソングが流れた。
「これ、アメリカの放送局から流れてるんだよ」
 ボクが言うと、おばちゃんはアンプをマジマジ見ながら、
「へえ〜! アメリカから秋田さねえ!」と言って目を丸くした。

 (2011.12.24)   △このページのトップへ

『ボクちゃん』1090

 今年編んでもらったモスグリーンのセーターを着た。(やっと妻が出してくれた)
 得意になっておばあちゃんに見せると、
「あらあ、ボンボリ付いてないねえ」と言った。
 同じ時に編んでもらった妻の藤色のセーターには、ビー玉サイズのボンボリが随所に付いている。
「ボクはこっちのほうが大人っぽくって好きだな」
 ボクが気取ったふうに言うと、おばあちゃんはこんな失礼なことを言って笑った。
「ええ〜!! ボクちゃん、今度チョウチョでも付けでやっぺが!」
 ひ・ど・い!

 (2011.12.24)   △このページのトップへ

『載ってない』1089

 しばらく体重計に載ってません。
 もう年内は載れないね。
 いいや!

 (2011.12.24)   △このページのトップへ

『窓まで雪』1088

 今日、待望の米屋吾左衛門お鮓(ここのはこういう字を書きます)が鳥取から空輸で届きます。
 今年は「おせち」を返上して、「特別なご馳走」としてインターネットで購入しました。蟹鮓1732円、鯖鮓(江戸風)1890円。
 以前、おばあちゃんと一緒に秋田のデパ地下で見つけ、試しに買ったら美味しくて「年末年始はこれで!」ということになっていたのです。
 特に、おばあちゃんが好きなのは、カニをフィーチャーした『蟹鮓』。こちら↓です。



 今日はそんな「待ち望んでいた日」だったわけです。
「夕べ除雪車が5回も6回も来たんだよ」
 朝起きてきたら、すでにモップを掛けているおばちゃんが、ボクに真面目な顔で言いました。
「うるさかったでしょう?」
 おばあちゃんの部屋は道路に面しているのです。
「ううん、いつもラジオ聞いてる時間だからそれはいいんだけれども、私、窓まで雪積もったんじゃないかと思ってっさ」
「でも、案外そうでもなかったでしょ?」 
「うん、でも私、とっても心配だったの」
「えっ?」
「あのお寿司届かないんじゃないがど思ってさあ」
 ああ、そーゆーことね・・・。

 (2011.12.24)   △このページのトップへ

『追い討ちのカニ』1087

 あんなにカニで喜んでくれたんだから、え〜い! この際「追い討ち」かけちゃえ!
 そこで登場したのは、ボクたちが以前、おばあちゃんに食べさそうと生協の宅配で買っていた『カニ雑炊のもと』なのである。少しだけど一応本物のカニも入っている。若干「格落ち」の感は否めませんが・・・。
 え〜い、こんちくしょう、持ってけドロボー! 食ってけカニ肉〜!
 こちとら江戸っ子でぇ〜い! けちくせえ「小出し」なんかはでぇっ嫌え(きれえ)だってんだ!
 今からお昼にそれ作ります。
 おばあちゃん、鼻血吹いて腰抜かすな。

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『効率ばあちゃん』1086

 どうやら新しい技を見つけたようだ。おばあちゃんのことである。
「掃除しながら洗濯すればいいんだっちゃ!」
 効率を考えたようだ。
 でもそれってフツー・・・そうだろうよ。

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『ほんまんとこ』1085

 昨日、カニを死ぬほど食べて抵抗力をつけたおばあちゃんだったが、日中は時々「鼻水」が垂れていた。
 風邪の再発を恐れて、夕べはお風呂を休み、薬を飲んで寝た。
「おばあちゃん、風邪大丈夫?」
 今朝、案じて聞いてみると、おばあちゃんはこんなことを言った。
「大丈夫。体がモヤモヤしてくっと、このコタツカバーを1枚はがして、それからストーブの向きをちょっとそっちさ曲げると鼻出なくなんだよ。ほれっ、今、全然出てないっせ?」
 それを聞いていたボクは、こんなふうに突っ込んでみた。
「おばあちゃん、それ、ほんまんとこ昨日の風邪薬が効いてんだよ。薬、薬」 
 おばあちゃんは、首を傾げてこう言った。
「んだいが?」(そうかな? の意味です)

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『なまり』1084

 訛りは隠せない。
 東北だから宮城でも秋田でも同じかというと、みんな微妙に違います。でもまあ、何となく分かってしまうんだけどね。
 義兄のエンちゃんというのがまた、強烈な訛りの持ち主で、友人の「次郎ちゃん」のことを「ズロちゃん」と呼んでいた。抑揚は副詞の「とことん」と同じ。
 おばあちゃんは、自分では訛ってないと思っているのだが、今日、つい油断してしまったみたい。
「アスツムテモノ、アス」
 ・・・・・?
 何のことか分かりますか?
 どうやらコタツに入ってても「体のある部位」が冷たかったようですよ。

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『夕べのオニ!』1083

 たぶん今日はこういう話ばっかりになると思います。それだけアレはインパクトのある行事だったんです。
 よっぽど夕べのご馳走が美味しかったのか、モップをかけながら、おばあちゃんは今朝こんなことを言いました。
「やっぱりああいうのは、1年に1回しか食べられないべよ」
「えっ?」
 寝ぼけた顔で、起きたばかりの妻が聞きました。おばあちゃんは満面の笑顔で言いました。
「夕べのオニ!」
「・・・オニ?」
「あっ、鬼でねがった。カニだった!」
「・・・はぃ〜?」 

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『おばあちゃん大好き的プロパガンダ』1082

 プロパガンダ(propaganda)とは、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その 行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称ですが、ボクのこのブログが、そういうことに一役買っているという指摘が、特に義兄弟姉妹の間でささやかれております。
 でも、ボクの場合は「政治思想的」なものではなく、多分に「おばあちゃん大好き的」愛情から来ているもので、決して他人に害を与えるものではありません。だから安心して!
 今からお話しすることは、おばあちゃんを喜ばせたいと思っている人必見の「究極のツボ」です。これさえ押さえておけば、絶対おばあちゃんを喜ばすことができます。最大級の「至福の笑顔」を見ることもできます。
 それはですねえ。
 でかいカニを1匹丸ごと預けることです。けちくさく「みんなで食べよう!」とか言って、分け合ってはいけません。目の前に「はい、これ、あんたの!」というふうにド〜ンッ! と置いてあげてください。そして、こんなふうに言ってあげてください。
「おばあちゃん、それおばあちゃんのために生まれてきたカニだから、ぜ〜んぶ1人で食べてね! 甲羅の中にむいたカニ身をドバ〜ッと突っ込んでもよし、ミソとグジャグジャ混ぜ混ぜしてもよし、思う存分、心ゆくまでしゃぶり尽くして、堪能して、キモコよくなって、最後は食い倒れて、泡吹いて寝ちまって下さいましね!」 
 あっ! でもこれって、結構財力が必要になりますよね。カニ買うんだからね。今回はカッツのおかげでそれを「他力本願」で完遂できましたが・・・。おばあちゃんを喜ばせたい人は、まず財力付けましょう! あっ! オレたちか・・・。
 本当におばあちゃんうれしそうでしたよ! 見せたかったなあ、あの笑顔。
 しかも、昨日は「カニ」を満喫した後、「キンキの干物」でお夕食。もう、涙そーそー。
 贅沢ついでにシアターでは『安城家の舞踏会』という貴族を描いた映画まで鑑賞いたしました。
 皆さん、カニですよ、カニ! 1匹まずら(まんま)のカニ!
 これだけは、
「あんだだづ食べらいん!」とは、決して申しません。
「ああ、シワワセ!」と言いながら、最後のカスまでぜ〜んぶ食べきります。 

 (2011.12.23)   △このページのトップへ

『冬至』1081

 今日は「冬至」である。
 ボクたちは別に「かぼちゃ」を食うわけでも、「ゆず湯」に入るわけでもないが、石巻の道の駅の温泉にこんなユニークなお風呂が登場したそうだ。
 直径2メートル、重さ160キロの巨大かぼちゃをくりぬいたお風呂と、地元産のゆず200個を浮かべた「ゆず湯」。
 石巻でも、今日の最低気温はマイナス0.3℃、積雪も5センチなんだって。
 冬至にほっこりとぬくたまっているみたいです。
 いいごどねえ。

 

 (2011.12.22)   △このページのトップへ

『年末年始のお休み』1080

 ええ、12月27日〜1月5日の10日間、お休みをいただきます。
 と言っても、このエッセイを読んでくれている皆さんにはあまり関係がないかもしれません。
 事務所的にはそういうことになります。
 エッセイはお休みの間も書けると思います。
 そんなわけで、一応告知でした。

 (2011.12.22)   △このページのトップへ

『小さな恋の・・・』1079

 MONGOL800の『小さな恋のうた』も懐かしいけど、こちらの映画も懐かしい。

 

PS このモンパチの若い頃の顔を見ていて「わっ!」と思った。ダルビッシュと松坂とタブチくんがいる!!!

 (2011.12.22)   △このページのトップへ

『石焼〜きイモ〜、イモッ!』1078

 毎日午後3〜4時になると、ボクはサツマイモを洗う。
 それを『石焼き芋製造機』にセットして、電子レンジのタイマーを10分回す。
 チンッ!
「はい! 1本100円なり〜!」 
 とか言って、香ばしい匂いとともに、ボクが差し出した石焼き芋がおばあちゃんの鼻先に運ばれる。
 その時のおばあちゃんの顔がまたいい。
 この上ない「シアワセ」を絵に描いたような顔だ。 
 ボクはその顔が見たくて、毎日セッセとイモを洗いイモを焼くのだ。
「はいっ、少し食べらいん!」
 そう言って、おばあちゃんはイモを少し割ってくれる。
 このおこぼれを、
「いいよ、いいよ、全部食べな!」
 と言いながら、ちょっとだけ口に入れるのもまた至福。

 (2011.12.21)   △このページのトップへ

『しなやかに夢を見よう』1077

 夢って固定的なもんじゃない。
 どんどん変わってけばいい。
 野球選手になりたかった。
 医者になりたかった。 
 シンガーソングライターになりたかった。
 コピーライターになりたかった。
 ベンチャー起業家になりたかった。 
 億万長者になりたかった。
 物書きになりたい。
 いつも君と一緒にいたい。
 そして、死ぬまで笑って暮らしていきたい。



 (2011.12.21)   △このページのトップへ

『お年玉』1076

 ボクは昨日まで、おばあちゃんに大変親切だった。
 お薬を持ってきたり、お茶をいれたり、石焼き芋を作ったり、いろいろ献身的に尽力した。
 そのことが認められて、昨日おばあちゃんからこんなことを言われた。
「ま〜ず、や、は親切だねえ」 
 それから妻にこう言った。
「お年玉で、や、に何か買ってあげなさい」
 ボクは「いいよ、いいよ、だって別に欲しいものないし〜」とか何とか言って、すましていた。 
 しばらくして、妻がニヤケているので聞いてみると、
「見たよ!」と言う。
「何?」
「オークションでウォッチしてるでしょ?」
「えっ?」
「見たよ!」
 しまった! ボクが密かにチェックしていた「marantz」の中古のプリメインアンプのことだった。
「買っていいよ!」
 ホントですか? いいんですか?

 

 (2011.12.21)   △このページのトップへ

『家政婦、完全復活』1075

 おばあちゃんが完全復活した。
 夕べは「シアタータイム」で「カーネーション」を観て、それから「バブルバス」に入った。
 今朝も早くから「お掃除」をやってくれている。
「ちょっと出張してくる」 
 そう言い残して、今「お洗濯」に出掛けた。
 いやあ、全く働き者である。
 でも、逆に言えば、昨日まではさすがに体調悪かったんだろうね。 
 さあ、そんなおばあちゃんには、ご褒美にお昼「ツボ鯛の干物」を食べさせようねえ!

 (2011.12.21)   △このページのトップへ

『クモの脳』1074

 以前、何回か書いたと思う。
 クモっていう虫は、ひょっとして「聞こえてる」んじゃないか?
 耳があるんじゃないか? って思うことがよくあった。
 妻が忌み嫌うクモ。それは多分に彼らの形状、ルックスからなのだが、それを撃退しようとしてボクがその場へ向かうと、何秒かの間にクモはいなくなっているということがよくあった。まさに「クモ隠れ」。
 そんなわけで、ボクらはクモにはきっと耳がある。それもかなり感度のいい耳が。さらに、人間のしゃべった言葉が理解できるだけの「脳」も併せ持っているのではないか? って思ってました。
 加えて、あれだけの「高度で精密な空間建造物」を作る能力ひとつとったって、そこら辺の大工さんたちよりよっぽどスゴいわけだしね。
 でも、「まさか、なんぼなんでも」とも思っていた。たかが「虫」じゃあないか、「クモ」じゃあないか? って。
 ところがである! 
 この度、そのことを証明する発見があったのだ!
 その発表論文には、おおむねこういうことが書かれていた。
 クモは頭がよくて働き者である。それはクモの脳に秘密があった。彼らの脳は体の80%を占める。中には脚のほうまではみ出しているものもある。
 やっぱり「脳」だったのである。大き過ぎて脚まではみ出しているってスゴイではないか!!!
 ある意味、人間よりも数段賢いわけだよね。
 トーエーならこんなギャグを言うね、きっと。
「クモはクモン(公文)で学んでる」
 いやあ、それにしても恐れ入った。 

 PS キモコ悪い余談だけど、クモを大きくすると「カニ」になりません? 毛ガニに似た「クモ」もいますよね。タランチュラだっけ? ペットにするやつ。
 ボクは毛ガニのミソが大好きなんだけど、毛ガニのミソってたいしたことないよね。脚まであふれるくらい入っていてほしいもんだよね。

 (2011.12.21)   △このページのトップへ

『おりこう!』1073

 今、おばあちゃんにお茶をいれて差し上げたら、こう言われた。
「おりこう!」 
 ・・・・・?
 アッシュと間違ったな。

 (2011.12.20)   △このページのトップへ

『モノホン登場!』1072

 かつて代表が仙台で仕事をしていた頃、「K亭」という料理屋に取材したことがあった。
 そこの板長(板前の長)に聞いたのは『なめたガレイの煮付け』の作り方だった。その記事のタイトルは『ふっくらとシンプルに』だった。ちなみに「鍋と相談して」というのが、この温厚な顔の板長の口癖だったそうだ。
 そのレシピがあったものだから、ボクたちはここに来てからも、結構そのやり方で「煮付け」を作った。
 でも、肝心の食材「なめたガレイ」は高い。宮城県ではお正月に欠かせないので、この時期はウン万円もする。
 秋田ではそういうものを食べる習慣がないので、本物にめぐり逢う機会はほとんどなかった。
 なので、ボクらは一度も「本物のなめたガレイ」を食べることなく生きてきた。「ごくフツーのカレイ」で代用してきたのだ。(でもまあ、それはそれで美味しかったけどね)
 しかし、ついに『モノホン食材』が手に入ったのだ! (カッツありがとう!)
 おばあちゃんにニュルニュルの落とし方や内臓の取り方などを聞いて、初めて椰子シェフが出刃をふるった。そして我が家で最も大きい鍋でクツクツ煮た。鍋と相談しながら・・・。
 普通は捨てるそうだが、ボクのたっての希望で「頭部」も煮た。目玉を食べたかったから。
「どうだ!!!」というものができた。
 昨日の夕飯は「カレー鍋」だったので、出来上がった煮付けの「頭部」のみ3人で試食した。目玉はちっちゃかったが、以前の記事のタイトル通り、身は『ふっくらとシンプル』だった。死ぬほど美味かった!
 おばあちゃんは今まで硬く煮付けていたそうで、
「こんなにふっくらしてるの食べたことない」と、目を丸くして舌を巻いていた。
「頭食べたのも初めてだ」と言っていた。
 この『本物のなめたガレイ』の美しい煮姿は、本日の夕飯に登場することになっている。
 後で写真を載せますが、「ふっくら」とした美味しさまで伝わるかどうか?

 (2011.12.20)   △このページのトップへ

『なめた煮』1071

 なめたを煮ながら、おばあちゃんはこんな話をしてくれた。
「親が子供を寝かしつけているうちに、親のほうが先に寝ちゃって、子供はさっぱり寝ないってことあるっちゃ」
「うんうん、あるある」
「そういうのを『なめた煮』っちゅうんだよ」
「え〜? 何で何で?」
「なめたっていう魚は、子っこが煮えにくいんだよ。だからじっくり煮なきゃないの」
 どゆこと?
 子っこ煮えねえ。→子っこにぃえねえ。→子っこ寝ねえ。
 あ〜、なるほどね!

 (2011.12.20)   △このページのトップへ

『おばあちゃん復活!』1070

 ポパイには「ほうれん草」。
 おばあちゃんには「サツマイモ」だったね。
 いやあ、マジに治ってしまったよ、風邪。
 今朝は、氷点下の超寒い朝だったんだけど、ボクたちがゴミ投げに行こうとして起きた時には、もうすでに起きて掃除機をガサゴソやっていた。
 しかも今、洗濯機を回し始めたようだ。
「風邪、ぶり返すんじゃない?」ボクが妻に聞いた。
「でも、言っても語っても聞かないから、後で『カレーうどん』食べさすわ」
 妻はそう言ってまたトトトトを始めた。
 そーゆーことかあ?!

 (2011.12.20)   △このページのトップへ

『ちいさな幸せ』1069

 今年も終わりますね。
 卯年だった今年の年賀状には「今年はちょっとだけ跳ねてみっかな?」みたいなことを書いたけど、いきなり3月にあんなことがあって、それからそうだな、姪っ子たちが相次いで結婚して、ボクらは軽井沢にも行けました。
 あと、おばあちゃんとはこの1年(後半の半年だけで)、のべ3ヶ月以上も一緒に過ごすことになりそうです。そして年末年始まで一緒です。
 そういう意味では「小さな幸せ」の日々を積み重ねた1年でしたね。
 おかげさまで、事務所も順調に仕事があり(というか、代表は過去最高の頑張りを見せ)、本当にいい1年でした。
 ボクはやっぱり「落選」続き(全部で3つも)の1年でした。ち〜っとも跳ねられませんでした。だけど、だけど、だけど、まだまだ書くもんね〜だ! 来年こそ乞うご期待ですぞ!!!
 今から20年以上も前の曲ですが、このTHE BLUE HEARTS『情熱の薔薇』を聞いていると、シアワセってこーゆーことなんかなあって思えるんですよね。宝くじなんか買わないよ。

 なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
 なるべくいっぱい集めよう そんな気持ち分かるでしょう
 答えはきっと奥のほう 心のずっと奥のほう
 涙はそこからやってくる 心のずっと奥のほう
 情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう
 花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥のほう




 (2011.12.20)   △このページのトップへ

『突然聞かれても・・・』1068

 さっきAMANOの入り口で、出てきたおばさんに突然、
「あいい、かあさんどごさいったべが?」(かあさんはどこへ行ったでしょうか? の意味)
 と、聞かれました。
「えっ!?」
 おばさんの視線の方向からして、おばさんが捜している「かあさん」という人は、どうも駐車場のほうに行ってしまったようでした。
「かあさん、どごさ行ったべがって!」
 おばさんは、明らかにボクに向かって、怒ったようないらだった声でまた言いました。
「あいい、かあさんどごさ・・・」
 突然聞かれても・・・。
 そんなもん・・・。
 ・・・知るか!!!
 オラ、今来ただよ。

 (2011.12.19)   △このページのトップへ

『おあずけ』1067

 おばあちゃんは風邪気味なので、いろんなものが「おあずけ」になってます。
 例えば「お風呂」、そして「お買い物」。
 ボクたちは今日、AMANOに買い物に行ったんですが、その時もおばあちゃんは非常に行きたそうでした。
「今日だけお留守番よ!」
 妻に言われて、浮かしていた腰をモゴモゴしながら下ろしました。
 でもまあ、食欲は非常に旺盛で、今日は例の『石焼き芋製造機』でさつまいもを焼いて食べました。
 これがとっても美味いの!
「まるで買った石焼き芋みたい。今まで食べた中で一番美味しい!」
 おばあちゃん、大満足です。確かに中はふかふか、皮はカリカリです。ホントにおいしい。

 

 それから、編み物は着々と進んでいますが、「家政婦業」は、完全にボクにお株を奪われております。本人はやりたがってるんですがボクが止めています。
「風邪良くなったらやってもらうかんね!」
 執事は何かと忙しいです。
 今晩は、おばあちゃんがあったまるように『特製カレー鍋』にしました。
 これで風邪も治ってくれるでしょう。
 ちなみに、夕べの晩ご飯は『サバの干物』でした。
 おばあちゃんの夢がまずひとつ叶いました。

 (2011.12.19)   △このページのトップへ

『寒修行』1066

 うちに泊まった翌朝、能代で仕事のあったカッツは、洗面所で顔を洗っていたという。
 うちには一応給湯器のボイラーはあるのだが、そのスイッチをカッツは知らないはずだった。
 したがって、カッツは冷たい水で顔を洗っていたと思われる。顔が凍るように冷たかったはずだ。
「う〜〜〜〜〜〜!」
 バシャバシャバシャ。
「うあああ〜〜〜〜〜!」
 バシャバシャバシャ。
「うううううう〜〜〜〜〜〜〜!」
 バシャバシャバシャ。
 まるで修行僧が真冬に滝に打たれる「寒修行」のような壮絶な声が聞こえてきたという。
 こんな感じ。↓



 その様子を一部始終聞き届けていたリエさんが、後でカッツに哀れみを込めて聞いた。
「お父さん、お湯出るの知らなかったでしょ?」
「あっ、いや、お湯で洗ってたんだけれども・・・」
「・・・・・?」

 (2011.12.18)   △このページのトップへ

『チャイコの第4楽章の最後のホルン』1065

 カッツはかつてブラバンでトロンボーンを吹いていた。
 それなんで、とってもクラシックに詳しい。
 ボクたちが3月に「コバケン」を聴きにいくということは、別に話したわけではない。
 話したわけではないが、パンフレットとチケットを目立つところの壁にバ〜ンと貼っていた。(これ見よがしに) 
 それを見つけた(見事に釣られた)カッツは、思わずこう言ったのだ。
「おっ! チャイコだっちゃ! チャイコの第4楽章の最後のホルンはいいよ!」
 彼は「チャイコフスキイ」のことを、まるで彼女(誰?)の名前を呼ぶように「チャイコ」と、確かにそう呼んだのだ! 軽やかな口調で。
 それはどこか、隣のスズちゃんが飼い猫のチャッコを「チャッコ! チャッコ!」と呼ぶ時の優しい声にもよく似ていた。
 チャイコ・・・。
 なんと! すげえ! かっけ〜!

 (2011.12.18)   △このページのトップへ

『干物の食べ方』1064

 カッツが大量に買ってきてくれた「高級干物」のことで悩みがあるんです。
 それはあまりにも大きいので、どうやって分けようか、ということなんです。
 例えば最も大きい「キンキ」とかの場合、1人で全部は無理でしょう。ボクたちも今まで半身ずつ食べてました。
 今度は3人だから、1枚半焼けばちょうどいいんでだけど、1枚半焼くというのはちょっと難しいでしょ? 余っちゃうでしょう? 半身が。(ちょっと待って! そうでもないか、簡単だな。最初にバリって割っちゃえばいいんだ。うん、できるできる)
 ということで、この件あっさり解決してしまいました。 
 ホントはもっと別の話に展開しようと思ってたんだけど、書きながら一件落着してしまったので、これで終わります。さようなら。

 (2011.12.18)   △このページのトップへ

『仕事再開』1063

 今朝、おばあちゃんは手提げ袋を持って事務所に出社してきた。
「これ私の仕事用」そう言って、その袋を開けると、中には毛糸や編み針や型紙などが入っていた。
 MEGUの子っこ用なのだそうだ。外注仕事を持参してきたわけだ。
「ご苦労!」と代表が言う。
 そして、ボクがいれたコーヒーを飲んで、I家の奥様が日赤のパン屋で買ってきて忘れていったパンを食べて、早速「トトトト」と「あみあみ」が始まった。 
 今日は日曜なのに、そういうことは全然関係なく、「ことなひまめ事務所」のフルスタッフによる「お仕事」が再開している。
 ボクはどうも今ひとつ調子がでないので、こうして昨日の写真を整理してホームページに載せたりしているわけです。
 それにしても、この事務所のすごいところは、あんなにおしゃべりな人たちなのに、仕事が始まっちゃうと「無駄口を一切たたかない」ことなんです。もうホントに怖いくらいに真剣モードなんです。
 もっとも代表の耳はヘッドホンだし、おばあちゃんの耳は「ラジオのイヤホン」でふさがっているので、ボクがなんぼしゃべっても、向こうの耳には聞こえないんだけどね。

 (2011.12.18)   △このページのトップへ

『疾風怒濤、年末歓喜の2日間』1062

 この2日間はすごかったなあ。さすがに昨日はこのブログも書けませんでした。
 それは、にわかに本格化した厳冬のさなか、あの御一行様がやって来たからです。
 待望の『厳冬秋田、なんでこんな時期に? いっちゃいっちゃ、こうなったら思い切ってやっちゃうべよ! 第1回兄弟姉妹プラスおばあの大忘年会』(長い!)のためです。
 そして、みんな万障繰り合わせて、吹雪の中難儀して来てはくれたものの、たった1泊でお帰りになってしまった。あっという間だったね。でもそれがまたエラク楽しかったのだよ。
 でも本当に寒かった。どんなにストーブを焚いても、皆、鼻水が「ズビズバア」になっていた。それほどここの環境は過酷だったみたいだ。
 とはいえ、話は大いに盛り上がり、妻の新作料理『クリームチーズとアボカドとスモークサーモンサンド、バルサミコソース』は、特にカッツに絶賛された。
「正直あんなにウケると思わなかったワ。しかもカッツに」と帰ってから妻は言った。
「おかげで私、ひとつも食べられなかったワ」とうれしい嘆息を漏らした。 

 

 ヤシ車夫、じゃなくてヤシシェフ自慢の『ブリ大根』&『ニラレバ炒め』は、奥様連に「ブーブーぶーぶー」鼻を鳴らされた。
 それはブーイングではなく、ただ美味しいから鳴らした鼻音だった。その証拠に、彼女たちは「レシピおせーて! おせーて!」と言ってボクに迫った。ボクは翌日惜しげもなく教えてあげた。さすが! ヤシシェフ! 太っ腹!
 よかった、よかった! みんな喜んでくれて。

 

 カッツ、ヤシは日付が変わる時分に相次いでマットに倒れたが、女性陣4人は相変わらず脅威の持久力を見せ、3時過ぎまで起きて「くっちゃべって」いたらしい。きっと皮下脂肪のなせる技だろう。
 除雪車が来て、薪が燃え尽きる頃まで起きていたんだって!
 さてさて、いやあ、ホントにすいませんなあ。お土産をこんなにいただいたのだよ。もう泣くよね。盆と正月一緒にきちゃったよ。
 一例だけ紹介しますね。皆さん、これどう考えます? 生吉次、活毛ガニ、でかなめた、吉次をはじめ各種干物たち(アジ、サバ、ツボ鯛、さんま、トロホッケ、宗八カレイ)、高級筋子、スワシさんの生ガキ、いちご、富有柿、みかん、はたはた(大型ブリコ入り)1箱、荒巻鮭1本・・・もう何だかわけ分からん! もう年末年始何も買わなくていいじゃん!

  

  

 そうそう、これはボクたちからおばあちゃんへのプレゼントだったんだけど、本人はもちろんみんなにも大ウケでした。
 それはセラミックボールで表面パリパリ、中はふっくらの『石焼き芋製造機』で〜す! 何しろこの形がケッサクだよね。
 ↓ 超喜ぶおばあちゃんです。 

 

「これはどこで買ったの?」と、I家の奥様に聞かれ、
「AMANOというスーパー」と答えると、
「あっ! AMANOならよく知ってる。一度行ってみたかった」とお姉ちゃん(リエさん)に言われました。このブログによく登場するから、どんな所か一度行ってみたかったそうです。 
 I家の奥様も、
「これ、MEGUちゃんにお土産に買っていきたい!」と言いました。
 鼻ズバのおばあちゃんも、AMANOと聞いて俄然燃えてきました。
 そんなわけで、最終的にはカッツが仕事から帰ってくるのを待って、全員でAMANOに行き、リエさんはおばあちゃんに「オーブントースター」を買ってあげ、I家の奥様はアッシュのえさとMEGUへ『石焼き芋製造機』を買って、それぞれが目的を達してからお別れ前にこんなところで記念撮影しました。(後ろはAMANOです)
 そして、おばちゃんひとり残して、彼らは雪の峠を越えて帰っていったわけでございます。



 それにしても楽しかったね! また来年以降も恒例にしようね! お土産はこんなに気を遣うことないですよ〜。
 ちなみに今、我が家の冷凍庫と冷蔵庫には1ミリの隙間もありません。ありがとねえ! 今日から毎日おばあちゃんとせっせと食べますよ〜。

 (2011.12.18)   △このページのトップへ

『ディズニークリスマスソング』1061

  

 いろんなクリスマスソングがあるけど、ボクはこういうのが好きだな。
 来年はディズニーランドに行ってみたいなあ。もう20年は行ってないもんな。
 ついでにジプリのジャズもどうぞ!



 ジブリ映画で一番好きなのが『紅の豚』です。このお登紀さんの曲が大好きです。「時には昔の話を」



 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『ワシが来ました』1060

「ワシが来ました!」
 と言って、手でワシの足の形を作ります。
 それをギコギコ動かしながら、相手の首筋に持ってきます。
 相手はウサギになった気持ちで首をすくめます。
「きゃ〜!」とか言ってもらうと盛り上がります。
「ワシが来ました〜!!!」とか言ってさらに相手を怖がらせます。
 そして、ガブッ! とその手で相手の首筋をかみます。
「捕まえました!」と言います。
 それからその手をグ〜っと持ち上げて、上に引っ張り上げます。
「食べられました、食べられました!!!」とか言って激しく持ち上げます。
「きゃ〜!!!」相手はここで逃げようとして身をよじり絶叫します。
 えっ? 何やってんのって?
 いやあ、ちっちゃい子供がいて、これやってあげたらウケると思ってさ。 
 えっ? 布団で奥さんにやってんじゃないかって?
 ええ、まあ・・・。

 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『絶対勝てるジャンケン』1059

「ジャンケンポン!」
「あいこでショ!」
 この「あいこでショ!」の「あいこで」の「こで」の時に「パー」を出すんです。
 そうすると絶対勝てます。
 でも・・・。
 一生「やなやつ」って言われます。
 それから、最初のジャンケンで「あいこ」にならなければダメです。

 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『髪型』1058

 妻の髪が怒っています。
 ものすごい勢いでグチャグチャです。
「ドラゴンボールの髪だ!」
 鏡を見ながら妻がいいました。
 ボクには性格まで怖い人に見えました。

 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『秋田での移動忘年会当日』1057

 いよいよその日が来た。
 ボクたちはこれから「ブリ大根」を煮て、布団の乾燥の続きなどをすることになっている。
 夕飯のメニューはそれと「ニラレバ炒め」ということになっている。
 サラダなども作る。
 昨日の買い物で「レモン」を買うのを忘れた。スワシさんの生ガキをいただくに必要だった。(もし、これをリエさんとかが見てくれたら買ってきてほしい!)
 夕べおばあちゃんから電話があって、その声が大変弾んでいた。
 あっちもこっちもみんな楽しみにしていたんだねえ。
 さて、ではそろそろ始めるかな。

 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『おばあさんになったトシゾーさん』1056

 昨日、トシゾーさんに面会に行ってきた。
 AMANOで誕生日プレゼントのジャージとウエアとパンツ3枚買って、かわいいリボンを付けてもらった。
 手を消毒してマスクをして(そういう決まりになっている)、靴を脱いでスリッパを履いた。
 そこで妻がクスッと笑った。
 理由は、ボクが「理事長」の、妻が「副理事長」のスリッパを履いていたからだった。
 トシゾーさんは、赤い服を着たサンタクロースの横に座っていた。
 てっきりサンタクロースとお話をしているのかと思ったが、それは人形だった。
 彼はわれわれを認識してこっち側のソファーに歩いてきた。
 顔のつやが良く大変元気そうだったが、ひとつ気になったことがある。
 それは、まず最初に妻が気付いた。そして、ボクにこう耳打ちした。
「ちょっと、お父さんのベスト変じゃない?」
 確かに変だった。それはボクたちが見たこともないものだった。
「あれ、女ものよ。ボタンが逆だし、それに・・・」
「それに?」
「花模様」
「えっ!」
 確かによく見ると花模様の刺繍が施されていた。
 彼はどこでそれを入手したのだろうか?
 ボクたちが買っていったプレゼントを開けた時のトシゾーの顔は、パッとうれしそうに華やいだ。男物も気に入ったみたいだった。
「面白い人よね!」クルマに乗ってから妻がしみじみ言った。
「女物を着てても全く無頓着なんだもんな」 
 そう言えば妻が秋田に着た時分のトシゾーは、女物のネグリジェみたいな服を好んで着ていたこと、しかも内股でソファーに座っていたこと、それから一時「ウチマティ」というあだ名になったことなどを思い出した。  

 (2011.12.16)   △このページのトップへ

『ハラクソわりぃ!』1055

 隣のケーコさんが東京から戻ってきた。
 浅草のお土産を片手に、もう片手には、なぜか大根の漬け物を2本持っていた。
 ことがことだから(義姉の葬式)あんまり気の利いたものは買ってこれなかったと言っていた。それはそうだ。
 スカイツリーを遠くから拝んだという話や、その人が死ぬ前に買っていた氷川きよしのコンサートチケットを、ケーコさんと一緒に行った妹(井川町という隣町に住んでいます)が譲り受け、それを見るために妹はまだ東京に残っていると言っていた。
 ちなみに、この妹さんは「氷川きよしのファンクラブ」にも入っている。「たいした心のきれいな人だ」という話(氷川きよし評)も聞いたことがある。
 その妹さんに勧められて今回「高速夜行バス」で行ったわけだったが、その感想を聞いてみると、
「最悪だった」という答えが返ってきた。やっぱりな。
 でも、妹さんは大変気に入ったみたいで、
「これがらも東京さ行ぐどきは絶対バスにする」と言っていたらしい。
 ケーコさんはそんな妹が憎いらしく、顔をしかめて最後にこう言った。
「あい〜、ハラクソわりぃ!」

 (2011.12.15)   △このページのトップへ

『みんな気をつけて!』1054

 うわっ! 明日からずっと雪マークだよ。
 しかも明日は一日中雪だって。
 気温も一日中マイナスです。
 そんな中、いよいよ明日に迫った「移動忘年会」!
 御一行様、楽しみにお待ちしておりやすよ!
 特にカッツドライバー、運転には十分気をつけてね!

 (2011.12.15)   △このページのトップへ

『下らない男が下っている』1053

 やっぱ飲み過ぎたんだよね。
 ずっと下りっぱなしなんです。
 もうホントに情けない。
 今日は天気が不穏(急にヒョウが降ってきたり)なんだけど、お客様をお迎えする準備を敢行せねばならず、とりあえず以下のようなことがリストアップされているわけです。
1.煙突掃除(&薪の搬入)
2.客人の布団乾燥
3.客人の間のお掃除
4.客人の料理の材料買い出し
5.トシゾーへの面会と利用料支払い
6.12月分のいろんな支払い関係
 なんかそんなような日程になっているわけです。
 ボクは昨日のこともあるので、妻には完全に「平伏猫なで声モード」ですので、特に「煙突掃除」など雨風を伴う作業は、「ボクがやらせていただきます!」という態度で臨もうと思っているわけです。
 それなのに、今朝から下っているわけでして、困ったものです。
「罰が当たったのよ」
 妻には冷たくそう言われました。
 ホントに、オラもう、自分が嫌んなったわ!

 (2011.12.15)   △このページのトップへ

『愚人と偉人』1052

 昨日は残業でした。代表はやっと何やら怪しい仕事を仕上げました。
 いざ、「歩いて4歩の居酒屋」へ直行します。
 外は雷が鳴って激しく雨が降っておりましたが、濡れもせず、傘もささずに暖簾をくぐると・・・。
 あっ! 酒がない!
 酒がない居酒屋はもはや居酒屋ではない。居座屋? あかん。
 馬場目で唯一の酒屋「イトショウ」へ、客人みずから酒を調達に行きました。
 ボクたちが選んでいると、ヘロヘロになった「カトちゃん」みたいな顔をしたイトショウの奥さんが後ろに立っておりました。
 そして、妙に大きな声で「あっ、どんもお〜!」と言いました。完全に出来上がっておりました。
 黒霧島の紙パックがなかったので聞くと、
「さっきまであったんですけどねえ〜」とニヤニヤした顔で言いました。(コノヤロ。自分が飲んだな!)と思いました。
 AMANOのタイガー(酒店)で買うよりも1本200円は高い焼酎を買って家に帰りました。
 ボクはどうしたわけか、ずんずん飲み過ぎていきました。
 そしてやがて意識を失いました。
 妻の話によると、何だか勝手に絡んできて、しまいにはブーたれて寝ちまったそうです。
 サイアクな酔っぱらいだったそうです。そして、「歩いて4歩の居酒屋」には出入り禁止になってしまいました。
 こういうのを「愚人」と言いませんか? 忘年会シーズン、皆さんも気をつけましょうね。一生嫌われますよ。
 で、その後(ボクが寝ちまってから)の妻は立派ですよ。
 なんと、1時過ぎまでまた仕事をしてたってんですから!
 どうも、口なんかきいてやるもんか! という気持ちがその原動力になっていたようです。
 こういう人を「偉人」と言いませんか?
 ホントに、オラもう、自分が嫌になったわ!

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『足が寒い!』1051

 ダクトも通用しないくらい足が寒い!
 起きてから4時間もたつというのに、ちっともぬくたまってくれない。
 今日は天気がいいだけに、放射冷却現象で寒いんだね。
 やっぱ秋田の冬はあなどれないよ。

 (2011.12.14)   △このページのトップへ

■エッセイ『ことなひまめのオッペケペーですっとこどっこいな日常2』(〜1050話はこちら)

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